神経痛によるぎっくり腰の特徴

結論:じっとしていて動き出したときに痛くなる。

ぎっくり腰と一口に言っても、原因にはいくつものものがあります。
神経痛の腰の痛み

今日は数ある中でも神経痛について考察しましょう。

神経痛とは

神経痛とは、腰の筋肉や関節ではなく、神経組織そのものが傷ついてしまうものをいいます。坐骨神経痛とか、肋間神経痛とか、たびたび耳にすることがあります。神経は痛みを伝達する経路です。

神経を機械製品に例えると、配線やコードの類に置き換えることができます。機械部品ではコード部分が傷つくとそこから漏電をしたり、断線をして電気の伝わりを悪くしたり、意図した操作ができなくなります。

人の場合もこの神経が傷ついて壊れる疾患が稀に起こります。多くの場合は中高年の男性や女性に見られますが、若い男性にも起こることがあります。

では、ヤフー知恵袋でも似たような質問案件がありましたので最初に、内容の概略を抜粋します。この実例に基づいて考察をしていきたいと思います。

~概略~

(事例番号001、当院で管理して行く番号)

◆患者:

20代男性、職業不明

◆腰を痛めるきっかけ

とくにない

◆症状:


①腰痛がひどく動かすと痛い
②症状は朝が痛みが増す
③痛くてしゃがめない、
④靴下を履けない。
⑤立位で腰を反らし、戻すときに痛い。
⑥背筋を伸ばすのに時間が掛かる
⑦どこかにつかまらないと立位が保てない、
お風呂に入った後に少しだけ体を動かしやすい
⑨寝起きは体がガチガチで痛い、
⑩動作に移るときに痛みが不安でひるんでしまう。
⑪上記の腰の痛みは突然起ったものではない

きっかけがとくにない

ぎっくり腰発生時のきっかけから、神経痛を判定することができます。大きな判断の手がかりとなるのは、今回の事例のようにとくにこれといったきっかけがないことです。
原因が分からず悩む男性
きっかけを振り返っても、とくに思い当たるものがないのは神経痛の典型的な特徴です。

中には直接的なはっきりしたきっかけはなくても、ここ数日間ずっと仕事で残業が続いていたり、重たい荷物の運搬を続けていたり、無理を続けた自覚のある方もいるはずです。そういった蓄積性のきっかけもなく起こります

今回の症例では、職業や仕事内容が不明です。しかし、これといったきっかけはありませんから、蓄積性のダメージによるものか、神経痛の可能性を疑えます。

じっとしていると痛みが強くなる

筋肉性の痛みの多くは、じっとしていたり、寝ていたりと筋肉を休ませることで痛みが軽減し、症状が回復します。その反面で、仕事で筋肉が疲れてくると、痛みが再現します。一日の中では夕方になると腰が痛くなる傾向をみます。
朝方は元気に動けます。デスクワークをする中年世代の方は夕方になると腰が疲れて立ちあがるのもつらいです。これは腰の筋肉が疲れて悲鳴を上げて痛くなるわけです。

神経痛の場合は、逆です。じっとして休んでいると、動き出すときに痛くて動けなくなります。例えば一日の中では朝方に痛みが強くなります。就寝中はずっと動かないからです。しかし、最初の動き出しは痛くても、動いているうちにだんだんと痛みが軽減し、夕方になると痛みがなくなっていることもあります。夕方には元気になって、夜間に布団でじっとしていたり、朝型になると痛みが起こります。また、神経のダメージが強いときにはじっとしていて「ジンジン」と痛みが出ることもありますし、「キーン」と寝ていて痛くなることがあります。しかし、神経の興奮が治まると、完全に何事もなく生活ができます

つまり、じっとしていた後の動き出しの痛みと、神経の異常興奮の2つの痛みの出方があるのが神経痛の痛み方です。

全般的な動きで痛い

症例の患者男性は、しゃがむ動作、立って腰を反らして戻すときに痛いことから、腰を曲げる動作に痛みがあります

ところが、立ちあがるのに時間が掛かることから、腰を反らす動作にも痛みがあります。本人は朝に体がガチガチだということからも、体全体が鉛の棒のように固まっており、腰を曲げても反らしても、強く急に動かすとどの動作をしても痛いのだろうと推察できます。動く方向には特徴がなく、動く速度に痛みの兆候をみます。

例えば腰の関節組織が壊れたときには、全般的な動きでの痛みは起こりません。例えば腰骨の後方にある椎間関節で炎症が起こったとします。

下図は腰骨の腰椎を横から見ています。
腰の椎間関節の炎症
赤く腫れているところが腰骨の椎間関節です。椎間関節を痛めれば、椎間関節を刺激する反らす動作や、捻る動作をすればほぼ痛みが起こります。しかし、曲げる動作はどれほど行っても痛くありません。全方向に痛みが起こるならば、関節損傷を否定する根拠となります。

ただし、筋肉を損傷していても同じような腰の全方向への動作で痛みが起こります。つまり全方向的な動作での痛みは関節損傷を否定する根拠でしかないわけです。神経痛固有の症状ではありません

温熱反応

神経痛と筋肉損傷に見られる痛み方の傾向として、温めると腰の痛みが緩和する傾向があります。温めると血流が良くなります。すると、筋肉や神経にめぐる血流が増えます。筋肉や神経の活動が活発になるわけです。

神経痛は、神経細胞に備わるミトコンドリアの働きが鈍くなると痛みが起こります。温めるとミトコンドリアの活性が高まるため神経の異常興奮が静まります。

筋肉の痛みは、筋肉線維の炎症箇所の周囲の筋肉jが冷えて固くこわばったときに炎症箇所が刺激されて痛みが強まります。温めると筋肉のこわばりが軽減し、炎症箇所の刺激が軽減され痛みが減ります。

神経を傷つけるものとは

多くの場合は痛みの発端となるきっかけがありません。にもかかわらずどうして神経痛が起こるのか?それは寒さです。
寒さ

あまりにも寒くなると冷えた神経細胞の活動が停滞します。このときに神経細胞が寒さによって傷つきます。なので、寒さは単に寒くてつらいだけでなく、体にとって有害な刺激であると認識するべきです。

人の体はそもそも寒いと不調を起こし、あたたかくなると調子が良くなる傾向がります。

複数合併

体を痛めたときには必ず複数個所を合併して損傷します。ぎっくり腰では主に「筋肉」、「関節」、「神経」の3つを損傷します。損傷形態によって、神経が壊れたり、筋肉が壊れたり、関節を壊すことがあります。単一で神経だけを壊すことも珍しいですし、筋肉だけが壊れることも珍しいです。関節だけを壊すことも少ないです。

傷める箇所は複数を合併します。痛みの傾向から、どの組織の損傷の程度が大きいのかを判断するわけです。

まとめ

神経痛の痛みの特徴は以下のものです。

  • きっかけがない。よくよく思い出しても見つからない
  • 痛み方
    • 異常興奮による痛み
    • しばらくじっとして、動き出すときの痛み
    • 腰の全方向への動きで痛い
  • 痛みの緩和
    • 動いていると和らぐ
    • 夕方に緩和する
    • 温めると和らぐ

筋肉痛との違い:筋肉痛は休めば痛みが減る。神経痛は休むと痛い

関節痛との違い:関節痛は腰の一方向への痛み、神経痛は全方向への痛み、

※おまけコラム

文京区へと出張整体しました。

平和の天使

(文京区の教育の森公園の、平和の天使の図)

先日は文京区へと
出張整体をしました。

出張整体の帰り道に
時間があったので
教育の森公園へと
立ち寄ったのです。

公園は一部工事中でした。
目の前にある
カイザースラウテルン広場
に立ち寄りました。
カイザースラウテルン広場

公園でパンとコーヒーを楽しむぐらいの
短時間の滞在でしたけど、興味深い
オブジェがありました。

ユニコーンや魚、
魚
(楽園の象徴である魚)
アンモナイト、
アンモナイト
(アンモナイト:太古と日本文化の図)
かたつむり、
巻貝
左右のかたつむりは、進化を
意味しているそうです。巻貝
進化の巻貝

こうして芸術作品を
目にすることが
できました。

文化的な時間を
文京区で楽しむことが
できましたよ。