ぎっくり腰と勘違いしやすいもの

結論:フルパワーの動作、肉離れを起こしている


肉離れによるもの。
無負荷な状態でフルパワーを発揮することで起こる。
特徴なのが肉離れによるもの

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ぎっくり腰と勘違いしやすい肉離れによる症例について

「すいません、主人(Oさん)がぎっくり腰になりました。
痛くて整形外科に行けません。
通院前に整体を受けさせたいです。
なんとか歩いて行ければと思ったのですが。」

このように仰られる奥様からのご連絡です。

今回のご依頼は過去の様々な依頼と少し内容が異なります。
これまでならば最初から
「整体によって完治させたい」
という治療をお求めになられていらっしゃるケースが圧倒的多数なのです。

余りの痛みのため最初から緩和を目的になられている。

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しかし、それとはどうやら異なる。
患者があまりの激痛を訴える。
そのため麻酔治療でなくては効果が望めないだろう。
こうお考えになられた。
最初から治療ではなく緩和をお求めになられているということです。

起立・自律歩行が不能なケースであるため整体をご希望される

本来ならばこのケースは整体で治療をすることも必要だけど、
最初から、専門病院をご案内することが望ましいケースでした。
ですが、起立・歩行がまったく不可能な状態。
ですので救急車で搬送しなくてはなりません。
さすがにそこまではしたくない。
恥ずかしいし、
安静にしていればやり過ごすことができる。
ですからそれならばまずは整体を受けてみよう。
こうお思いになられたのがSさんのご意向だったのです。

仮に改善できぬものでもきちんと事前に合意をいただいてお受けすることもあります。

今回のケースは患者様との間できちんと施術結果について合意をいただいている。
施術内容、施術結果に納得していただく。
その上で対処させていただきました。

睡眠中に怖い夢を見て地面を思い切り蹴ったら右腰部を痛めてしまう。

Oさんから直接にお話を伺うことにしました。
すると、ぎっくり腰が発症したのは三日前のこと。
睡眠中に恐ろしい夢を見たということでした。
あまりの怖さに夢の中で地面を思いっきり蹴り出した。
その場から逃げ出そうとした。
そうしたところ、本当にその動作を行ってしまった。
その直後に右の腰が痛くなって身動きがとれなくなった。
こういう珍しいケースです。

無負荷の状態でフルパワーを発揮すると障害を力が制御できずに障害が発する

つまり、全く負荷のかかっていない状態だった。
無抵抗でフルパワーを出した。
このことで何らかの障害を発してしまった。
こう疑われます。
何も負荷がかかっていない状態で起こるぎっくり腰は多いです。
自分の力のみで受傷してしまう。
こういったことは臨床的には多いのです。
F1のタイヤも地面に接地しているから安全に回転できる。
もし空中に浮かせた状態でフルアクセルをするとどうなるか?
タイヤを回転させると、無負荷なので遠心力によって内部から爆裂します。
引き裂かれてしまいます。
それと同様なことがOさんの体でも起こっている。
こう考えていただけると分かりやすいでしょう。

ふくらはぎのこむら返りによる激痛、地面を思い切り蹴っても腰を痛めることは少ないため。

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この時点でOさんの場合は、普通のぎっくり腰ではない。
腰から発生する痛みではない。
おそらくはふくらはぎのこむら返りから発生したもの。
患部とは遠く離れた部位に痛みを発するタイプのぎっくり腰なのでは?
と予測しました。
なぜこのように疑うのか?
地面を思いっきり蹴り出したという動作と、腰の痛みは因果関係は薄いから。
どちらかと言えば下半身を起因としたものの可能性の方が高いからです。
そのなかでも最も動作によって攣縮する好発部がある。
それがアキレス腱反射としてこむら返りを呈しやすいことで有名なふくらはぎなのです。

3日以上経過している場合は、肉離れや筋の部分断裂の可能性が高い。

しかし、ただのこむら返りならば痛みが強くても3日もあれば治る。
攣縮が除去されて普通の状態へと改善して行くのです。
それが3日以上経っても継続している。
ということはこれは、肉離れなどの部分筋断裂によるもの。
炎症性の疼痛、
靭帯軟部組織損傷を合併している可能性が高いことを疑いました。

SLRテストにてわずかな動作で陽性の所見を呈したため局所筋の攣縮が疑われる。

お電話口でOさんに筋断裂の可能性からくるぎっくり腰の可能性をお伝えしました。
症状の緩和が目的の施術となることを改めてご承知をしていただきます。
そして、ご家庭に訪問しました。
Oさんは仰向けにベッドに寝転んでいました。
問診・視診・触診・理学検査と順番に実施してゆきます。

いくつかの検査を実施します。、
片足を持ち上げて動く範囲を見るSLRで明らかな陽性の所見を呈しておりました。
ですので、坐骨神経の支配領域のどこかにその原因があるだろうと思います。
ですが、挙上角度がほんの数センチで疼痛を訴えたことから、
腰部の神経根を起因とするものではない。
局部の筋肉の痙攣から引き起こされているのだろう。
こう確証したのです。

各関節の疼痛誘発検査にてふくらはぎの受傷であることが明らかになる。

次に下肢のどの部位で痛みを強く誘発するかを確認して行きます。股関節を曲げ伸ばしします。膝関節を曲げ伸ばしします。足首の関節(以下足関節)も同様に行います。全ての中でもっとも疼痛を強く訴えたのは、足首でした。これによってふくらはぎの受傷であることを立証したのです。

トンプソンテストにて筋損傷と腱断裂を判別する。

最後にトンプソンテスト(Thompson test)をしました。
このテストで腱断裂か筋の損傷によるものかを確認します。
このテストの内容についてです。
うつ伏せ状態から患者のふくらはぎの手で握る。
そして筋肉を術者の手で動作させてみる。
そうすることで動きの度合いを確かめます。
痛みのない側の健側と比較します。
明らかに動きが少なければ陽性となる。
筋肉ではなく腱の断裂であることが立証できるのです。

本当にアキレス腱が断裂している場合は痛みはでない。
痛みがでるのは部分損傷まで

しかし、この検査はあくまで除外のための検査です。
なぜならば、本当にアキレス腱が完全断裂したとしましょう。
この場合は痛みはむしろ誘発されないからです。
部分的な損傷だからこそ強度な痛みを呈する
のです。

関連部位の可動域向上のストレッチと点穴療法を実施

このタイプのぎっくり腰では、ふくらはぎの急性外傷を主な原因としている。
そのため、患部そのものを改善することはとても難しいです。
この場合は足関節以外の可動域を大きくする。
そして他の部分で動きを補う。
こうすることで少しでも日常生活動作を改善して行く。
こういった必要があるのです。
様々なストレッチと、
点穴療法によって可動域を取り戻して行きました。

装具固定による患部の安静化と杖による免荷を実施

また、局所的なアプローチについてです。
装具による固定が重要です。
つまりはこれ以上動き回って痛みを誘発させないこと。
患部を刺激しないようにしなくてはなりません。
ここでは、クラーメルシーネ(針金副枝)で患部を底屈位に保持します。
さらに包帯でその部位を8の字状に固定しました。
麦穂帯(ばくすいたい)を実施し、
松葉杖で免荷をしていただく。
これを応急処置とさせていただきました。

術後には念の為整形外科への紹介状を発行します。
専門機関へと治療を委ねさせていただきました。

ふくらはぎのこむら返りは、筋トーヌスの低下するオフィスワーカーや中高年に好発する。

今回の受傷の背景についてです。
Oさんは、オフィスワーカーです。
日常的に椅子に腰掛けていた。
1日で10時間以上座り続ける生活をすごしている。
このことが引き金となりました。
歩く機会は通勤の数十分だけです。
慢性的な運動不足を実感している。
触診の際にも彼のふくらはぎの触感からそれが分かった。
筋肉を触ったときのテンションである筋トーヌスが普通の人よりも幾分か劣っていた。
筋肉が緩々となっていました。
このような急激な動作をしたときに過剰な腱反射が起こります。
これによってふくらはぎが痙攣する。
攣縮が生じやすい。
筋がその収縮力によって断裂しやすくなっていた。
このことがこれらの背景であったと推察されるのでした。
Oさん、今回は応急処置で対処させていただきました。

間違った対処

結論:軽い痛みを放置して悪化している

  1. 陥ったときによるある間違い典型的に間違えやすいのが救急車を無料タクシーと勘違いしていること。命に関わる急患が利用するものである。
  2. 鉄棒にぶらさがって伸ばすのは?ぎっくり腰中では症状を悪化させてしまう。
  3. 寒さは筋肉を緊張させる寒いと体が丸くなって安定を損ねてしまい不必要な力みが腰の動きをさまたげます。
  4. 仰向けに寝て膝を立てるとぎっくり腰は悪化する医学書のイラストでは膝を立てて仰向けになると腰痛が和らぐと言う。しかし、実際にやってみると確実にぎっくり腰が悪化する。ある一つの条件が脱落しているから。
  5. 我慢はぎっくり腰を長引かせる腰に力を込めて痛みを我慢しようとするほど腰にコリが出来て長期化する。
  6. ぎっくり腰、買い物は平気?ぎっくり腰中には自分が不安を感じることや自信の無いことは出来るだけ止めた方が良い。
  7. 月曜日まで放置することの危険性多くはすでに金曜日に患っており、土日に通院することができるが安静にして治ればという淡い期待によって月曜日まで放置し、いざ月曜になると高齢者に病院が占領されてしまい利用が困難なことが多い
  8. セルフケアはなぜいけないの?セルフケアをオススメすることができないことは、間違った対処に陥りやすいから。情報が氾濫しており、正しい情報なのかを判断する必要があり、判断には基礎医学の知識が必要
  9. ぎっくり腰で気をつける偽りの緩和多くの人が痛みに少しでも痛みを緩和しようと思って力を込めたがります。すると治癒を妨げてしまいます。
  10. 腰をかばって動かない弊害動かないと腰の関節が固まったり、血流が悪くなって腰を痛めやすくなる。
  11. 放置した場合は?安静にして寝て何もしないケースでは腰の筋肉が弛みすぎて血流を障害することもある。
  12. 腰の治療を受けているつもりがほとんど腰に治療をしてもらっていないもの「腰を念入りにマッサージしてください」などと先生にお願いし、マッサージをしてもらうのですが本当は腰の僅かな部分しか治療がなされていないことが余りにも多い
  13. 放置すると(無理すると)どうなる?ぎっくり腰では初期の軽い痛みを無視して無理に働き続けることで痛みが確実に悪化して本格的な身動きが取れないほどの重度のぎっくり腰を引き起こすことがある。初期のうちにしっかりと治療を受けることが大切。また仕事のピーク期には時間が取れないため忙しくなる前にメンテナンス期を設けることが必要。無理を続けると慢性化してすぐにぎっくり腰を頻発するようになり、慢性化しても更に放置を続けると腰椎椎間板ヘルニアなどの病気を起こすことになる。
  14. 選んではいけない療法選んではいけない療法の一つが鍼治療
  15. 患者の病気の見立ては間違っている結果論になるが見立てが正しければ勝手に病気は治って行くもの。
  16. ぎっくり腰のときの患者の判断力冷静な判断力を欠いてしまうことが多く、短絡的な質問をしたり、間違った考えを抱き安い。
  17. 痛みの出ている場所と間違った対処について痛みの出る場所は主に筋膜や靭帯、関節包である。これらの部分には痛みの受容器が沢山存在するので実際に負傷しておらなくても過敏に痛みを訴えやすい。運動神経の興奮を抑え、筋肉の緊張を緩和させると痛みは劇的に和らぐ。
  18. 勘違いしやすい症例痛くて動けないときに周囲の方が勝手に早とちりしてギックリ腰だと連絡することがあるため、必ず痛みの出ている部位を確認しよう。もしくは患者本人に連絡させること。
  19. ぎっくり腰は動かした方がいい?動かす度合いにもよる。痛みが伴わない範囲で手足を曲げ伸ばしするぐらいにとどめること。たくさん運動すればよいというわけではない。
  20. ぎっくり腰を放置するとどうなるの?再発や、痛みの悪循環を招く
  21. ぎっくり腰は患部をゴリゴリしない。一旦は楽になったように思いますがすぐに痛みが戻ります。
  22. 牽引療法は?腰椎の狭まった隙間を拡張することで、①神経
  23. ぎっくり腰と間違い易いもの類似する坐骨神経痛または神経症との間違いが多い
  24. 根本療法という意味合い根こそぎ改善するという意味ではなくて、病気の背景となる原因を処置すること
  25. ぎっくり腰の一般的認識の大きな間違い背骨がズレしまうぎっくり腰はない

急性期の腰痛対処

結論:ぎっくり腰中は安静にする。動くと悪化する。

「まとめ」ページを、「リスト」にしました。

ぎっくり腰の前兆

初期の経過観察

緊急判断

急性期症状

急性期経過

対処

問診

応急処置

緩和処置急性期

患者の周囲の人の対応

ぎっくり腰の動き方

間違った対処

どうしても動きたいときには?

安静

トイレ・排泄(受傷早期・受傷原因)

対応対処

「対応・対処」カテゴリーを11個に区分しました。

急性期の腰痛判断

急性期の腰痛対処

慢性期判断、検査

医療機関の対処

一般的対処A早期ケア・間違ったケア

一般的対処B慢性期

食事・栄養

手技対処

腰痛対策

道具での対処A(固定法)

道具での対処B(生活補助)

最新情報

腰の病気は多くが同じ

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腰痛にジグリング治療は?

上を向いて寝るとお尻の真ん中が痛い

力仕事の腰痛対策の限界

ぎっくり腰で足が麻痺した

胸腰筋膜がパンパンで凝る

ぎっくり腰になって3週間後、ゴルフは大丈夫か?

ほとんど治りかけた腰、仕事でまた痛くなった

腰痛持ちに軽作業は?

腰の負担が少ない仕事って何?

ヘルニアで働けない。生活保護は?

膝裏を伸ばす方法は?

ぎっくり腰の看病は?

モーラステープで腰の痛みが悪化する原因

ぎっくり腰のあと、抱っこはいつからいいの?

腰痛持ちは立ち仕事は止めるべきか?

足のすね鈍器で殴られたような痛み

まっすぐ寝ると足がしびれた感じがする

間違った対処

結論:軽い痛みを放置して悪化している

陥ったときによるある間違い

鉄棒にぶらさがって伸ばすのは?

寒さは筋肉を緊張させる

仰向けに寝て膝を立てるとぎっくり腰は悪化する

我慢はぎっくり腰を長引かせる

ぎっくり腰、買い物は平気?

月曜日まで放置することの危険性

セルフケアはなぜいけないの?

ぎっくり腰で気をつける偽りの緩和

力むと楽になるのは治癒にあらず

腰をかばって動かない弊害

放置した場合は?

腰の治療を受けているつもりがほとんど腰に治療をしてもらっていないもの

放置すると(無理すると)どうなる?

選んではいけない療法

患者の病気の見立ては間違っている

ぎっくり腰のときの患者の判断力

痛みの出ている場所と間違った対処について

勘違いしやすい症例

ぎっくり腰は動かした方がいい?

ぎっくり腰を放置するとどうなるの?

ぎっくり腰は患部をゴリゴリしない。

牽引療法は?

ぎっくり腰と間違い易いもの

根本療法という意味合い

ぎっくり腰の一般的認識の大きな間違い

急性期の腰痛対処

「まとめ」ページを、「リスト」にしました。

ぎっくり腰の前兆

初期の経過観察

緊急判断

急性期症状

急性期経過

対処

問診

応急処置

緩和処置急性期

患者の周囲の人の対応

ぎっくり腰の動き方

間違った対処

どうしても動きたいときには?

安静

トイレ・排泄(受傷早期・受傷原因)

対応対処

「対応・対処」カテゴリーを11個に区分しました。

急性期の腰痛判断

急性期の腰痛対処

慢性期判断、検査

医療機関の対処

一般的対処A早期ケア・間違ったケア

一般的対処B慢性期

食事・栄養

手技対処

腰痛対策

道具での対処A(固定法)

道具での対処B(生活補助)