ぎっくり腰のときのデスクワークの乗り切り方

デスクワークで腰がつらい女性

結論:椅子の背もたれと腰の密着を高めると背中の緊張が抜ける

不意にぎっくり腰になったとします。本当なら寝て休みたいところです。ところが、どうしても仕事が休めないときもあるでしょう。忙しいシーズンだと1日欠勤するだけで大切な取引のチャンスを逃します。
デスクワークで忙しい女性
こんなときには少々腰がつらくとも何とか我慢して仕事をしないといけません。

また、ぎっくり腰で仕事を休んで自宅で過ごしたとしても、寝ている以外に出来ることがありません
ぎっくり腰で寝て休む男性

僕自身も、病気や怪我をしたときでも、何らかの形で仕事をしています。別に寝ていても意味がありませんし、時間が勿体ないです。精神力で乗り切ってしまうことがあります。寝ている以外に他にどうしようもないとき以外は極力寝て過ごしません。僕は整体師ですから、仮にでも風邪を引いたら、患者さんの施術はお受けしないようにしています。しかし、風邪を引こうとも熱が出ようとも、治療院でデスクワークぐらいはするでしょう。

じゃあ、仮に仕事に出るとして簡単なデスクワークでしたら、どうやって過ごすべきかについて考えてみましょう。

座る負担を軽減する

このときに簡単に思いつく方法は、座っているときの腰の負担を軽減することです。コルセットを装着したり、湿布を貼ることも良いでしょうけど、より楽に座る工夫が必要です。

ぎっくり腰中に腰の痛みを緩和する方法として、今回は2つの方法をご紹介しましょう。

フットレスト

1つ目の腰の負担の緩和方法としては、フットレストを使っていただくことをお勧めします。図のように台の上に足を乗せます。
フットレスト

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実感には個人差がありますが、よほど神経質な人でないかぎり、概ねの方は腰の痛みが緩和されます。足をフットレストの上に乗せると、背もたれに背中が密着します。これによって背中の筋肉から余計な緊張が抜けるからです。つまり少ない力で姿勢を保てて腰が楽になります。

試しに足元に積み重ねた雑誌や、重ねた古新聞を置いて、フットレストの代わりにしてみてください。
古い新聞
こういった上に足を置いていただき、腰の痛みが幾分かまぎれるならフットレストの適応となるぎっくり腰です。仮に古新聞の上に足を乗せたときに痛みが助長されるケースでは残念ながら今回の適応とならない例外に該当します。フットレストが適応のタイプの患者さんの場合は、日ごろからフットレストを用いて腰の負担を緩和することでぎっくり腰の再発防止ともなるでしょう。

丸めたタオルでの「ランバーロール」

ぎっくり腰中のデスクワークの乗り切り方として二つ目に推奨するのは「ランバーロール」です。バスタオルぐらいの大判のタオルを用意してください。それを下図のようにして「ロール状」にします。
ランバーロールの作り方
◆ランバーロールの作成手順

  • 大判タオルの中央を二つに折る。長方形にします。
  • 長方形にしたものを丸めてロール状にします。ロールの大きさは後で調整しますので、とりあえずリレーのバトンぐらいの太さにしましょう。
  • ロールが崩れないように輪ゴムで固定します。
    ランバーロール
    ランバーロールの完成図です。

完成したランバーロールを腰の隙間に挟みます。
ランバーロールを腰の隙間に入れる
体は通常ならデコボコがあります。お尻や背中が後ろに出っ張っており、腰のところがへこんでいるのが通常です。椅子に座ると腰のくぼみが浮いてしまうでしょう。腰が背もたれから浮くほど、背中の筋肉が緊張します。背中の緊張を抜くために、ランバーロールを図のように隙間に挟みます。すると背もたれと腰が密着して、よりリラックスを図れることが通常です。長距離バスで移動するときや、長時間の座っているときにランバーロールを用いると腰の負担がいくぶんかまぎれるはずです。ロールの太さはこの時点で調整してみてください。皆さんが「心地よい」と思える太さにしていただければ問題ありません。

ただし、先ほどのフットレストと同じで、個人差はあります。腰にランバーロールが当たったときに不愉快に思える方では、実施を止めた方がよいです。何事も例外が伴うのは仕方がないことです。

それでは、デスクワークでぎっくり腰になってしまい、どうしても仕事が休めない方は、ぜひともアークス整体院へと緊急の連絡をください。多くの方が整体で腰の痛みを緩和しております。
整体治療

アークス整体院でした。

医学的には

ちなみに医学的にはぎっくり腰中に座って過ごすことはどうなのか?良いのか悪いのか?これに関しては、腰痛診療ガイドラインでは、「急性の腰の痛みが起こったときでも、痛みに応じた活動を保つ」という旨を指導しています。

つまり、
「少々痛いぐらいなら別に動いても良いです。」
と言っているわけです。
この少々の範囲が微妙なところです。無理に動き回れば痛みは悪化します。痛みに比例しないほど過度に動き回れば、腰痛の悪化は避けられないです。だからと言って完全に動かずに寝ていると、体温が下がってしまい体が硬直します
寝ていて体の冷える人
硬直するほど、痛みが助長されます。腰の痛みを助長しないぐらいの、ある程度の活動はしていた方が治りもよいわけです。

世間ではぎっくり腰のときにとかく寝ていることを重視しがちです。例えば、
「とにかく寝ていろ!」
「いいから治るまで寝ていればいい」
「腰痛なんて寝ているのが一番だ!」
などと言います。

しかし、生理学的に見たときには、寝ていて良いことは一つもありません。まず寝る必要がありません。人には睡眠のために1日8時間までは寝ることが必要です
睡眠を摂る子供

著作者:
Jeffrey


つまり、眠りに落ちている8時間までは、体にとって必要ではあります。しかし、これ以上過剰に寝ることはメリットにはつながりません。治癒速度が速まることもありません。したがって安易に寝る選択は選ばない方が良いです。可能ならば、普段と同じように過ごすべきです。なので、僕の場合は仮に腰が少々つらいぐらいなら、何らかの形で仕事はしています。