腰痛健康診断|クラウスウェーバーテスト

腰痛健康診断は重量物を扱う一定の職種にて行われるものであり、配置前検査と半年に1回の定期検査がある。クラウスウェーバーテストなど多岐に渡る検査項目があるがあくまでも危険性を知るためのものであり、これで採用や就業の可否を決めるものではあらず。

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「先生、こんな深夜にぎっくり腰を治してくださってありがとうございました。これで明日から仕事の面接を受けに行くことができます。」

「そうですか良かったですね。」
「先生、ちょっと心配事があるのですが・・・」
「どうされたのですか?」

慢性腰痛を会社の面接でばれずに採用されるには?

「その・・・介護の仕事を中心に幾つかの会社の面接を受けているのですが、どうにか慢性腰痛があることをばれずに採用にこぎつけられないかと思いまして。」
「なるほど・・・」

重量物を日常的に扱う仕事では採用時に腰痛健康診断を受ける義務がある。

ということで今回はA様のように慢性腰痛を持っている方がこういった仕事につくときの注意点について述べさせていただきますと、重量物を日常的に取り扱う職場や職種によっては採用時に腰痛健康診断というものを受ける義務がある職種がございます。また、こういった健康診断の受診が義務付けられている職種もいくつかあります。

工事現場などでは健康診断を受けることが義務付けられている。

私も学生時代に工事現場でアルバイトをした経験がありましたがそのときには採用時の書類に健康診断の結果を書き入れる項目があり、血圧値などを記入した覚えがあります。万が一このときに受けておりません。と答えれば仕事に就かせてもらえずトンボ帰りの結果になってしまいますので現場監督から、元受会社の書類に書き込むときに注意を受けたことがあります。

重量物業務では腰痛だけを専門的に扱う健康診断を受診する。

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これと同様に各職場でそういった健康診断を義務付けているのです。とくに重量物を頻繁に持ち上げる職場になりますと腰痛だけを専門的に扱う健康診断を受診する必要があり、そのときには細かい部分まで検査をするようです。またこういった検査を半年に1回の頻度で定期的に検査を受けるようです。

例えば以下のようなことを見ます。(一般財団法人日本健康倶楽部ホームページより抜粋)

配置前の健康診断

  1. .既往歴(腰痛に関する病歴およびその経過)および業務歴の調査
  2. 自覚症状(腰痛、下肢痛、下肢筋力減退、知覚障害など)の有無の検査
  3. 脊柱の検査:姿勢異常、脊柱の変形、脊柱の可動性および疼痛、腰背筋の緊張および圧痛、脊椎棘突起の圧痛などの検査
  4. 神経学的検査:神経伸展試験、深部腱反射、知覚検査、筋萎縮などの検査
  5. 脊柱機能検査:クラウス・ウェーバーテストまたはその変法(腹筋力、背筋力などの機能のテスト)
  6. .腰椎のX線検査:原則として立位で、2方向撮影(医師が必要と認める者についてのみ)

定期健康診断

  1. 既往歴(腰痛に関する病歴およびその経過)および業務歴の調査
  2. 自覚症状(腰痛、下肢痛、下肢筋力減退、知覚障害など)の有無の検査

  ※  定期健康診断の結果医師が必要と認める者については、次の検査を実施しなければなりません。

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  1. 脊柱の検査:姿勢異常、脊柱の変形、脊柱の可動性および疼痛、腰背筋の緊張および圧痛、脊椎棘突起の圧痛などの検査
  2. 神経学的検査:神経伸展試験、深部腱反射、知覚検査、徒手筋テスト、筋萎縮などの検査(必要に応じ、心因性要素に関わる検査を加える)
  3. 腰椎のX線検査 4.運動機能テスト

採用の時点で一定の腰痛健康診断を受ける、個人単位での受診のため確認を受けぬこともある。

ということで、上記を総括しますと重量物を取り扱う仕事では採用の時点で一定の腰痛健康診断を受けることになるということになります。ただし、個人単位で医療機関を受診することになりますので、本当に受診したのかを職場が確認しない可能性もありますし、労働者側がウソの申し出をする可能性もあるかもしれません。私の知人ではそういった検査など受けたことがないという介護関係者もいるぐらいです。

定期腰痛健康診断は自覚症状の申告を持って検査が行われる。

また、定期腰痛健康診断に関しましては自覚症状の申告をもって検査が実施されますので、要するには本当に検査を実施しているのかは医療機関によって温度差があるでしょうし、受診する本人や職場の捉え方によっては完全にスルーされてしまう危険性があるといえるでしょう。

採用を断る性質のものではなく注意を促すことが目的

したがいまして、今回のA様のように採用を断られないためのものではありませんし、これに引っかかったから会社を首になったり採用を断られるというものでもなく、ただ注意を促すことが目的であるとお考えになっていただければ良いでしょう。

  ※  クラウスウェーバーテストとは?(全国柔整鍼灸協同組合 東京鍼灸マッサージ協同組合

ホームページより一部抜粋)

A)動作1:膝伸展位にて実施する仰向けから体を起すテスト

  • 1点→頸(首)より上が床から離れる
  • 2点→肩甲骨から上が床から離れる
  • 3-→腰椎が完全に床から離れるが45度以下45
  • 3+→腰椎が完全に床から離れ45度以上持ち上げられる。
  • 4→支持があれば完全に起き上がる(立ち上がる)ことができる。
  • 5→支持なしで立ち上がれる。

動作2:膝屈曲位にて実施する仰向けから体を起すテスト(動作1との違いは膝を曲げているか伸ばしているかの違いだけ。)

B)筋持久力テスト

  • 腹筋:①足を伸ばした状態での上半身25度での保持、②:足を25度持ち上げた状態での下半身保持、③膝を曲げた状態での上体起こし25度での上半身保持
  • 背筋:①うつ伏せで下半身を固定しての上半身25度保持、②うつ伏せにて下半身を台からぶら下げた上体から行う下半身25度保持

配点

  • 1点10~19秒
  • 2点20~29秒
  • 3点30~39秒
  • 4点40~49秒
  • 5点50~59秒
  • 6点60秒以上

立位体前屈

  1. 台の上に立つ
  2. 膝を伸ばしたまま前屈する。
  3. 背中のカーブから脊柱の様子を観察する。
  4. 前屈する。
  5. 最大屈曲位置で一時停止
  • 1点下4センチ
  • 2点5~11センチ
  • 3点12~18センチ
  • 4点19~24センチ
  • 5点25センチ以上

合計得点

  • 0→30点以下
  • 1→31~33点
  • 2→34・35点
  • 3→36・37点
  • 4→38・39点
  • 5→40点

レベル3を覚えよう①腰椎が持ち上がる、②25度を30秒保持、③立位体前屈で親指の第一関節が下に行く

クラウスウェーバーテストに関しましては上記の評価になる訳です。難しいのチェック表がなければ絶対にこれほどの量を正確に覚えることは難しいことだと思いますので私なりの認識をさせていただきますと、

  • 腹筋では腰椎が持ち上がるかどうか?
  • 腹筋背筋持久力では25度持ち上げた状態を30秒
  • 立位体前屈では親指の第一関節ぐらいが下に行くこと

レベル3を下回っている場合は腰痛予備軍

ということでレベル3がどうなのかを覚えていただき、これを下回っているものを腰痛予備軍として考えていただくのが簡単な覚え方だと言ってしまえば良いでしょう。

そして、大切なことですが、主婦でも30秒、腰を使わぬ仕事でも60秒、腰を使う仕事ならば体重の5%の負荷を掛けた状態で60秒耐えられなければ腰を痛め易いということなのです。

検査法について

結論:先生に任せれば良い

  1. 中腰で起こった腰痛の評価法背中を丸めて痛みが出るか?腰を屈めて痛みが出るかで痛めたところを判断する。
  2. 臥位の徒手検査には異常がないが、立ち上がると腰に痛みがある。回旋筋・棘間筋・横突間筋などの小筋群が原因となる
  3. タイトネスチェック法立位体前屈で背中が丸くなるか、ならないかを見る。
  4. 打診器の見方反射が亢進しているときには脳の病変が疑われ、減弱しているときには末梢神経の障害が疑われる。
  5. 打診器を用いた腱反射テストについて 脊髄性の疾患や脳から由来する病巣を早期に見つける不可欠な検査であり、過剰な反射を見つけだすことで疼痛が感作されている状態を見抜く。
  6. SLRテストの痛みの出るタイミングとその原因片足を持上げる検査ではあるが持上げた足を下ろすときに痛みが顕著であれば腰部椎間板の痛み
  7. クラウスウェーバーテスト腰痛健康診断は重量物を扱う一定の職種にて行われるものであり、配置前検査と半年に1回の定期検査がある。
  8. ぎっくり腰の2つのタイプ、①曲げて痛い・②反らして痛い主に腰を曲げて痛みが強くなるものと、反らして痛みが強くなるものがあり、大抵どちらかの動作に優位に痛みが出る。逆側に動かすことで痛みが緩和されることが多い。
  9. 慢性腰痛患者が必ず受けるべき検査自称うん十年の患者の多くは無知によって腰痛を諦めている。
  10. 疼痛誘発検査慢性腰痛をお持ちになられており原因が分からなくてお困りになられている方にとって最も有力な検査方法の一つ
  11. a共同筋を用いた原因推測深層筋に異常のある腰痛では共同筋から原因推測が可能となる
  12. a治療上ストレッチが有効か無効かの判別FNS・SLRテストで完全に脱力した状態にも関わらず可動域を全て動かせるときにはまずストレッチは無効となる。
  13. a腰痛の診断で最も確実性が高いもの重大な手術に踏み切るときには必ず決定的な根拠が必要です。もっとも確実性の高い根拠となるのが神経根ブロックによって痛みの出ている神経を実際に麻酔で眠らせて痛みが消えるかどうかを見る検査
  14. 腰痛の原因追求腰痛治療では問診→視診→触診→理学検査→画像検査という順で最後に確認の意味を兼ねて画像検査をするべきだが、病院ではこの手順が全て省略されており最後の画像検査だけしか行っていないことが多い。
  15. 叩打痛との関係腰部の構造体には様々な役割があります。その役割が果たさなくなると叩打痛にも影響が見られます。
  16. 病院の検査では異常がないのに腰痛になった腰痛の多くに心理面(恐怖心からの防御反射)が関係している。
  17. 腰部の高位診断と神経障害の実際どの筋力が落ちたら腰椎の何番目が障害されている、どの反射が減弱したら腰椎の何番目が障害されているという責任高位を診断することは実は無駄なものが多かった・・・・
  18. aaa腰痛のタイプを評価判定するには後屈→前屈→側屈と10回ほど反復して腰痛のタイプを見る
  19. a腰痛の痛みの追求方法原因を特定せずに治療をしても、結果につながらない。にもかかわらず、原因が分からないのに、治療をしている医者は多い。
  20. 診断に用いられるもので、最も有効なもの徒手検査
  21. aaa三角筋テストでは腰痛の心理的な影響を見る三角筋テストは腕を保持するポジションから心理面を見るテスト法
  22. トーマステストの注意点ぎっくり腰の治療ではトーマステストで腸腰筋を検査するが、健側の膝を他動的に持上げると患側の膝が持ち上がるのはあくまでも痛みから逃れるための逃避であり、逃避をせず痛みを訴えると膝は持ち上がらない。
  23. 腰椎の側屈評価法胴体を側屈したときに腰椎がキチンと弧を描いて丸くなるかを評価する。固いと歩行時の体重移動が困難になる。
  24. ぎっくり腰の触診法圧痛点を評価する静的触診と、痛みの出る関節や可動域を評価する動的触診がある。
  25. aaaぎっくり腰の検査では痛みがある方向に体を動かす動きの抵抗感から原因をみる動体検査法がある。
  26. ぎっくり腰に陥り易い方の評価法立位や座位で腰や背中の状態を観察することが良い
腰痛の検査・慢性期判断

腰痛の検査・慢性期判断

「まとめ」ページを、「リスト」にしました。

中期的な経過判断

長期的な経過判断

セルフチェック

腰痛の検査データ

検査法について

検査の流れ

対応対処

「対応・対処」カテゴリーを11個に区分しました。

急性期の腰痛判断

急性期の腰痛対処

慢性期判断、検査

医療機関の対処

一般的対処A早期ケア・間違ったケア

一般的対処B慢性期

食事・栄養

手技対処

腰痛対策

道具での対処A(固定法)

道具での対処B(生活補助)

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検査法について

結論:先生に任せれば良い

中腰で起こった腰痛の評価法

臥位の徒手検査には異常がないが、立ち上がると腰に痛みがある。

タイトネスチェック法

打診器の見方

打診器を用いた腱反射テストについて

SLRテストの痛みの出るタイミングとその原因

クラウスウェーバーテスト

ぎっくり腰の2つのタイプ、①曲げて痛い・②反らして痛い

慢性腰痛患者が必ず受けるべき検査

疼痛誘発検査

共同筋を用いた原因推測

治療上ストレッチが有効か無効かの判別

腰痛の診断で最も確実性が高いもの

腰痛の原因追求

叩打痛との関係

病院の検査では異常がないのに腰痛になった

腰部の高位診断と神経障害の実際

腰痛のタイプを評価判定するには

腰痛の痛みの追求方法

診断に用いられるもので、最も有効なもの

三角筋テストでは腰痛の心理的な影響を見る

トーマステストの注意点

腰椎の側屈評価法

ぎっくり腰の触診法

ぎっくり腰の検査では痛みがある方向に体を動かす

ぎっくり腰に陥り易い方の評価法

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