慢性腰痛はどのようなコルセットが良いの?

慢性腰痛の患者様が用いるコルセットについて、理想はコルセットではなくサポートウェアが良く、腹部の締め付けや不必要な圧迫がないため筋力の衰えや不快感が少ないです。コルセットの場合ですと痛みの出る高位に応じて、低い位置なら骨盤型、背骨の痛みなら腹部型、胸と背中の境の痛みならばバストバンドを用いる

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A、理想は腹部を締め付けぬ着込むタイプのウェア

近年では様々なコルセット、装具など腰部を守るための道具があります。そういったものは胴体や腹部に巻き付けるようなものが多いですよね。値段もメーカーによって様々です。私がもっともおすすめするのは従来のコルセットのようにお腹に巻き付けるタイプのものではなく着用して用いるタイプのサポートウェアです。

慢性腰痛にとって装具は長い付き合いになる可能性があるので値段よりも性能を重視すべし

こういったものは従来のコルセットなどと比較したときにお値段は若干高めですよね。しかし、慢性腰痛とは長期に渡ることがほとんどです。皆様の中にもきっと30年来の付き合いだという方もおられることでしょう。やはり長年の付き合いになるものですと、お値段の安さよりも機能性を重視していただき少しでも日常生活を安心して過ごせるようにしていただければと思います。

従来の腹部に巻き付けるものは胴体の筋力の補助となるが、用途を限って使わなければ筋力が低下してしまう。外したときには荷物になる。

そして、こういったものと従来のものの違いとはやはり何といっても筋力の廃用が起こらぬ点です。従来のコルセットとは腹部に巻きつけておりますので、用いるのは重たいものを持ち上げるときや長時間の立ち仕事のときなど用途を限って用いなければ腹筋やお尻の筋肉が衰えてしまうことが問題でした。イチイチ取り付けて取り外したりととても面倒な部分もありますし、脱いだときにはカバンなどにしまわなければなりません。持ち運んだりするのも不便だったのです。

サポートウェアは中腰など腰に負担の加わる姿勢だけを補助してくれる。

ところがこういったウェアの場合は腰部に巻き付けるようなものとは異なり、背中の弾性材が上半身の保持をしてくれますので、腰を屈めたときなどの中腰になったときや姿勢を低くしたときだけ働いてくれますから、不必要なときには働きません。筋力の低下が起こりませんから一日中装着したまま過ごすことができるのです。

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コルセットは腹部に巻き付けるため締め付け感が抵抗となることも

そして従来のコルセットでは腹部に巻き付けるためやはり、個人的にはお腹を締め付けてしまうことがもっとも抵抗となるのではないかと思います。締め付け感が不快に思えてしまったり、お腹を締め付けることで気持ち悪くなったりと人によってはお肌に合わぬこともあったのです。お腹に巻きつけていることが人によっては腹巻のような安心感に繋がることもありますが、慣れぬ方には邪魔に思えてしまったり敏感な部分には何もつけたくないと思えてしまうこともあったわけです。

サポートウェアはデリケートなお腹を過剰に締め付けません。

ところがこういったウェアになりますとお腹に過剰に締め付けることはありませんので抵抗無く着続けることができるのです。

コルセット選びならば痛みの出ている高位に対応したものを求める

そして、もしも値段の点からコルセットが良いとお考えになられる場合に関しましては痛みの出ている高さ(高位)に対応したものを用いるようにすることが良いと言えます。

腰が痛いと一口に表しても、へその高さで痛いものや、お尻が痛いもの、肋骨の高さに痛みが出るものなど様々

痛みの出ている高位に対応したものはどういうことなのかと申しますと、例えば皆様が『腰が痛い』と訴えたときには同じ腰の痛みであっても下図のようにA、B、C、Dと痛みの出る部位は様々です。痛みの出る場所がこれだけ異なるのですからその痛みの出る場所の高さに応じたものを選ばなければならぬと言えるわけです。

腰の痛くなる場所

痛みの出る場所は主に4つあります。

A:第四腰椎と第五腰椎の間で生じるもの。

B:第五腰椎と仙骨の間で生じるもの

C:仙腸関節で生じるもの

D:背骨の上位腰椎で生じるもの

比較的下位で生じるものでは骨盤型コルセットを用いる

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ではどういったものを用いるのが良いのかと申しますとAやB、Cなどのように比較的腰部の低い位置で生じるものには骨盤型のコルセットを用いていただくことがよろしいでしょう。お尻の大殿筋を圧迫し、筋力の補助となることで仙腸関節の安定性が改善されたり、腰椎の動揺が改善されることもございます。

背骨で痛みが生じているならば腹部圧迫型を!

どちらかというとお尻(骨盤)よりも背骨に近いA・B・Dの位置で痛みを呈しているような場合に関しましては腹部を圧迫するタイプのコルセットがおすすめできます。こちらは腹筋を補助することで胴体の安定性を高めてくれます。

肋骨の下側(胸と腰の境目)が痛くなるタイプのものではバストバンドタイプのものを利用する。

そして、最後にどちらかというと、Dの比較的腰部の上側の高めの位置が主に辛くなってしまうものの場合(この場合人によっては肋骨が痛いとか、腰と背中の境目が痛いとか訴えられます。)ですとバストバンドタイプがおすすめできます。

肋骨の安定性を高めることで痛みが和らぐ可能性があります。

コルセット:基本事項

結論:コルセットは痛いところを圧迫するもの

  1. 腰痛コルセットは痛みの緩和が目的腰痛を予防する目的ではない。緩和を目的とする。
  2. コルセットの鎮痛作用とは?胴体の安定保持や筋力補助など理論上の有効性が説かれるが一番はゲートコントロール
  3. ぎっくり腰のコルセットは痛みの強いところを圧迫する腰部の安静を測るために良いとされるコルセット怪我も防止しないといけない。
  4. コルセットは何を使うのか?痛みの出る高位に応じて、低い位置なら骨盤型、背骨の痛みなら腹部型、胸と背中の境の痛みならばバストバンドを用いる
  5. コルセットはシンプルなものを選ぶ頑丈そう、機能的な見た目、そういった印象で選んでしまうことは間違い。そもそもコルセットは自力で装着すら難しいぎっくり腰患者が持ちいるものなのだから。
  6. 陥ったのときのコルセットの目的について①腹圧の補助、②関節の安定、③患部の保護、④保温、⑤コンプレッション(圧迫)、⑥運動制限
  7. コルセットは装着法の間違いが多いいざ購入したものの付け方が間違っていることがあまりにも多い
  8. 坐骨神経痛のコルセットの巻き方は?お尻の痛くなるものでは痛みのもっとも強い場所にコルセットを巻く
  9. コルセット寝るときは?弛める、もしくは外す
  10. コルセットはきつめに巻く目的が良く分からずに戸棚の奥で眠っていることが多く、装着しても効果を実感できぬのは締め付けをきつめにしないから。
  11. 腰痛コルセットの適応急性期・亜急性痛には○、慢性腰痛には×
  12. コルセット、肌の上からする?シャツや衣服の上から装着します。Tシャツを着るシーズンでしたらゆるめに包帯を巻いた上から装着しても良いでしょう。
  13. ぎっくり腰のコルセットの巻き方コルセットの巻き方は痛みのあるところにあてがうようにすること。不快に思う場合は装着を止める。
  14. aaaコルセットは腹筋に注意するコルセットを無闇に使うと腹筋が落ちる。でも腹巻としてゆるく巻けば落ちない
  15. 筋肉が衰えるから止めた方がいいのか?長期に渡って依存すると衰えるが、短期間なら影響は少ない。
  16. aaa不安が強い人はコルセットの長期使用も仕方ない不安によって動けないぐらいなら、多少の筋肉が落ちてもコルセットを装着した方が良い。
  17. 腰が曲がるのはコルセットで防止できませんか?成長期の骨の発育障害のものにはコルセットは有効だが老人性のものには有効ではない。
  18. 急性期用と慢性期用の腰痛コルセットの違い慢性期では補助帯のないもの、急性期は補助帯のあるもの

コルセット関連

「まとめ」ページを、「リスト」にしました。

基本事項

装着期間

過信

弊害

その他

コルセット以外の固定

対応対処

「対応・対処」カテゴリーを11個に区分しました。

急性期の腰痛判断

急性期の腰痛対処

慢性期判断、検査

医療機関の対処

一般的対処A早期ケア・間違ったケア

一般的対処B慢性期

食事・栄養

手技対処

腰痛対策

道具での対処A(固定法)

道具での対処B(生活補助)

最新情報

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ぎっくり腰で足が麻痺した

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コルセット基本事項

結論:コルセットは痛いところを圧迫するもの

腰痛コルセットは痛みの緩和が目的

コルセットの鎮痛作用とは?

ぎっくり腰のコルセットは痛みの強いところを圧迫する

コルセットは何を使うのか?

コルセットはシンプルなものを選ぶ

陥ったのときのコルセットの目的について

コルセットは装着法の間違いが多い

坐骨神経痛のコルセットの巻き方は?

コルセット寝るときは?

コルセットはきつめに巻く

腰痛コルセットの適応

コルセット、肌の上からする?

ぎっくり腰のコルセットの巻き方

コルセットは腹筋に注意する

筋肉が衰えるから止めた方がいいのか?

不安が強い人はコルセットの長期使用も仕方ない

腰が曲がるのはコルセットで防止できませんか?

急性期用と慢性期用の腰痛コルセットの違い

コルセット関連

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基本事項

装着期間

過信

弊害

その他

コルセット以外の固定

対応対処

「対応・対処」カテゴリーを11個に区分しました。

急性期の腰痛判断

急性期の腰痛対処

慢性期判断、検査

医療機関の対処

一般的対処A早期ケア・間違ったケア

一般的対処B慢性期

食事・栄養

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腰痛対策

道具での対処A(固定法)

道具での対処B(生活補助)