ぎっくり腰はバランスを欠いて起こる

例えば柔道では、まっすぐに安定して立っている人は絶対に投げられません
柔道
達人ほど、「相手の動き」を利用しています。背負い投げで、投げるためには、事前に相手を「後ろ」に崩します。
柔道の崩し
後ろに崩れた体勢を立て直そうとする動きを利用して投げるわけです。相手の力を利用するから投げられます。

ぎっくり腰が発生する場面では、同様に姿勢の安定を欠いています。前後左右のいずれかの方向に体勢が崩れて腰を痛めます。

例えば不意に重たい荷物を持ち上げたとします。
荷物を持ち上げる場面での前後のバランス
このときにも前後でバランスを取り合います。前に体勢が傾くと腰回りの筋肉が過剰に働きます。
バランスが偏ると背筋が緊張する
バランスを崩すと、途端に背筋の筋肉がカチーンと硬直します。バランスを崩すと姿勢の安定を筋肉の働きに頼ろうとします。だから背筋が緊張するわけです。緊張した背筋は脆いです。


ところがバランスを保っていれば、筋肉は緊張せずユルユルの状態でいられます。
例えば、下図のように尻を後ろに突き出すと前後の安定が保たれます。
尻を後方に突き出すと安定が保たれる
足の真ん中を通る垂直のラインを基準として、尻を後方に突き出すほど重たい荷物を持ち上げる動作が楽になります。前後のバランスが保たれると背筋の緊張を軽減できます。背筋がユルユルでいられるほどぎっくり腰の発生が減ります。ぎっくり腰の防止には安定が大事なんですね。安定を保つのは単にぎっくり腰の発生というだけでなく、体の疲労を減らすことにもつながります。皆さんも安定を意識すると良いでしょう。

症状別

「症状別」カテゴリーを以下の4つに区分します。

① 腰痛症状

② 筋肉症状

③ 腰部の経過別の症状

④ 腰痛と関連性のある症状