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パート社員のぎっくり腰、「長期に渡り完治しない状態で復帰したい」というが断りたい

頭を抱える経営者

結論:感情的にならない

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会社の経営者の方からの相談です。前に「ヘルニアの職業選択では勤務条件が大事」のページを作成しました。そこでは、今現在腰痛持ちの方や、ヘルニアの患者さんには「短時間働く仕事が、リハビリにもなって良い」ことをお話しました。

それをご覧になった経営者の方が、当院にご相談をくださったわけです。この方の職場では、ぎっくり腰になったパート社員の女性がいます。今現在療養中です。
腰を痛めた女性
公平性のためにも、今回は経営者サイドの質問にもお答えしていきましょう。

パート社員の方がぎっくり腰になり、復帰の段になって問題が起こりました。それは「完治しないまま、復帰しようとする」ことです。

経営者の方はきっと、
悩む経営者
「使えねーヤツが戻って来やがる!」
とお思いになられているのでしょうね。

多分、パート社員の方から何か条件を付けられたのだと思います。例えば条件としては以下のものだと思います。

◆推測される復帰の条件

  • 重たい荷物は持たない
  • 楽なポジションにしてもらいたい
  • パート職員にとって「楽なとき」や、「好きなとき」だけ働く、
  • 体調の良い日だけ働く

要らない・・・・

例えば飲食店のオーナーでしたら、昼の12時に働きたくないパートなんて、正直に言えば「要らない」ですよね。例えば、重たい荷物を運びたくない建設業の方なんて使い物になりません。

仕事の忙しいピークの時に、ダラダラとマイペースで働かれていたら迷惑です。

例えば、電車の清掃のアルバイトだとします。電車は決まった時間に駅に発着します。停車中の数分間のうちに清掃を終えないと業務が回りません。実際に新幹線の清掃員はキビキビと働きます。世界中で日本の新幹線の清掃員の働きぶりは着目されています。

これは短時間の定められたタイミングに、業務をキッチリと終えているから成り立ちます。このときに「ぎっくり腰だから」と、業務を怠ってしまうと、所定の発着時間に清掃が間に合いません。

汚いまま、電車を運行すれば、電車の売り上げにも影響しますし、清掃が行き届かない車両は「管理が行き届いていない」と思われます。痴漢や置き引きなどの犯罪を招くこともあるでしょう。

途中でどういう事情が起ころうとも、ぎっくり腰を理由に社会は1秒たりとも待ってはくれません。

例えば、僕が昔バイトした職場でも、そういった人がいました。パチンコ屋のバイトのことです。

30代の女性でした。彼女は入社の面接のときに「病弱」であることを職場に伝えました。しかし、病弱であることに対しての特別の配慮については、話し合いませんでした

職場側は、病弱であっても他の社員と同等の勤務条件で働いてくれるものだと考えました。

彼女は病弱であることを伝えたのだから、会社は「病気でマイペースでしか働けない」ことを承知してくれたと考えました。

彼女の働きぶりは、ひどい有様でした。職場の清掃を怠っていても、注意をすれば「病弱だからできない」と開き直っていました。もともと体力がないのか?自分の持ち場の業務がほとんどこなせませんでした。遅刻や欠勤も繰り返していました。「体調の良い日だけ働けば良いだろう」と本人は思ったのでしょう。

職場の上司は、彼女をクビにしました。職場からのクビにした理由は以下のものです。

  • 「スケジュールが組めない!」
  • 病弱であれば、仕事よりも病気の療養を優先してくれ!

彼女はおとなしく、退職しました。 しかし、遺恨があったのでしょう。後日、彼女の母親から以下のような連絡をいただいたのです。

「娘は、病弱であることを面接時に伝えた!病弱を分かって採用したのだから不当解雇である

本来でしたら面接時に「病弱」であることについてしっかりと職場のスタンスを示すべきだったのでしょう。

例えば、
「病弱であっても、他の社員と同等に扱いますよ。特別待遇はしません。それでもいいですか?」
こういう一言があれば、彼女はきっと遺恨を残すこともなかったでしょう。ぎっくり腰や腰痛持ちの方も、面接時に持病について職場に打ち明ける方がいます

しかし、持病を打ち明けることは、特別の配慮について了解を求めているわけではありません。

ただ、情報提供しただけです

職場の方にとっては
「あぁ~そうですか!」
聞き流しても別段問題はありません。

あくまでも、労働者側が契約時に、職場に条件を「明示 」しなくてはなりません。例えば、

「腰痛持ちで業務に支障をきたす場合がある。持病によって重たいものが持てない。それでも雇ってもらいたい」

このように文書や口頭で、求める条件を明示することが契約として不可欠です。「明示」とは、ハッキリと分かるように示すことです。例えば、明示には以下の条件があります。

◆明示の方法

  • 本人が自分の口から言葉で伝える
  • 本人が直接、文書を手渡して伝える
  • 本人確認が取れる文書(電子文書)で伝える

また、極力は文書で残すべきです。大きな会社だと担当者が変わることもあるので、口頭ではなく文書で残さないと後々の問題となります。 つまり、後から労働者側が何かの文句を言っても、事前に明示した契約でなければすべて無視して構いません経営者が、労働者の言おうと思うことを汲み取って配慮する必要は一切ありません。汲み取ってあげられることは理想です。しかし、そこまで配慮していたら忙しい職場だと仕事が回りません。

後から労働者側が、四の五の言っても、「そんな契約は交わしていない。契約書を見せなさい!」と一喝すればことが足ります。

職場の趣旨を伝えるべき

パートで働く女性の多くは、短時間の勤務を「軽いお手伝い感覚」で取り組まれています。仮にクビにされても、旦那の稼ぎがあるので、食うには困りません

なので、彼女たちの好きなようにやらせると、職場が機能しなくなります。平気で遅刻や欠勤を繰り返したり、やりたくない力仕事は、せずに通用すると勘違いをします。

だからといって、一方的にクビにして良いわけがありません。職場側の趣旨をハッキリさせてください。例えば以下のような感じです。

  • うちは飲食店だから、昼の12時はどうしても出てください。この時間に入れないなら要らないです。
  • うちは荷物の仕分けがあるから、重たいものは持ってください。もし、腰が悪くて持てないなら、1か月だけ猶予を与えます。それまでに回復しないなら、解雇します。

感情ではなく、勘定をする

経営者側からすれば、平気で遅刻や欠勤をする人がいれば、「俺のことを舐めているのか!と思えてしまいます。
不満を抱く経営者
態度が悪かったり、言うことを聞かないのは多くの場合が、「しつけ」の問題です。その方が生まれ育った、家庭環境だったり、それまでの周囲の環境の影響が大きいです。
怠惰な女性

経営者のことを馬鹿にして、遅刻をしたり、職場の風紀を乱そうとしているわけではありません。多くの場合は「不幸な生い立ち」を背負っています。別の人種だと考えるべきです。

ところが、経営者の多くは忙しいです。労働者一人ひとりのこれまでの、いきさつに配慮してあげられません。

パート社員の女性が、自分勝手にわがままに振る舞うのは、しつけの問題です。これまでの人生で淘汰されることがなかったのです。若いころは親に守られ、結婚すれば、男に守られ、いつも誰かに守られているから、真剣に生きることがいかに大変なのかわかっていません。経営者の苦労など1分も理解していません。彼女達の多くは子供を産み、育てるための「生産工場」として守られ続けているのです。

しかし、いくら不満に思っても、それは経営者だけに向けた態度ではありません。その女性社員は今までの人生で一度も淘汰を経験したことがありませんだから誰に対しても同じように接しているのです。そして、上辺だけの人間関係に気が付くことなく一生を終えるのです。

経営者側は、絶対に感情的になってはいけません。経営者としては、いつ如何なるときも、「勘定」をしてください。問題ごとが起これば、決して感情的にならずソロバンをはじいてください。勘定をしてください。

経営者は従業員やお取引先、お客などたくさんの人と調和して、業務を持続しないといけません。業務を続ける上で最大の支障になるものは「感情」です。感情的にならず、勘定をすれば、どんな職種も100%上手く行きます仕事がうまく行かないのは、100%勘定を怠っているからです。

遅刻や欠勤をされたり、業務に問題が起こったり、怠惰な態度を見たときに、「経営者のことを馬鹿にしている」と解釈しないでください。貴方はいま、確実に感情に流されています。経営者に感情は必要ありません。感情はむしろ失敗の原因になります。ノド元に不満の言葉が出かかっているはずです。
「お前はクビだ!」
と切り捨ててやりたいのだと思います。切り捨てるのは簡単でしょう。しかし、面接をしたり、ハローワークで求人をかけたり、採用の手間暇も全部ふいにします。やはり最終的にはクビにすることでしょう。しかし、もう少し話し合うべきことがあるのだと思いますよ。

腰痛と仕事

結論:怪我は負った人が損をする

(腰痛治療という観点ではなく職業人としての観点での内容)

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産休・育児休暇中の職員のいるぎっくり腰

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パート社員のぎっくり腰、「長期に渡り完治しない状態で復帰したい」というが断りたい

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椎間板ヘルニアはその会社の責任といいながら仕事をやめない労働者どうすれば。

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「歩けるんでしょ!」会社編

職場の腰痛持ちとの接し方

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仕事関連

「仕事関連」をさらに3つのジャンルに分けます。

介護

仕事での腰痛対策

腰痛による職業問題

腰痛での進退・休み

職業選択・転職