ぎっくり腰発生時のアイシングの目的

ぎっくり腰のときには現代では42度のホットパックで30分間温めることが良いとされるがかつては冷やすことが良いと言われていた時期も合った。冷やすメリット①血管収縮による腫れの防止、②麻痺作用による鎮痛、③過剰に高ぶった代謝を下げることでエネルギーの無駄な消耗を防止して回復に専念させ治癒を早める。筋肉を柔らかくする作用がある。冷やすことは腰を酷使したときの過剰に高まった筋温を正常な温度に下げるのに有効

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ぎっくり腰発生時には冷やせというのが従来説

ぎっくり腰に陥ったときに周囲の方からぎっくり腰のときにはどのようにすることが良いと聞いたことがありますか?きっと「俺は温めた方が良いと聞いた」、また別の方では「そんなの冷やすのが当然だ!」などと聞いたことがあるはず。

実はこの温めることと冷やすことは学校のテスト的に 言えば冷やすことが正解、しかし臨床医学では今現在では温めることが良いと言われております。

医療系の国家資格などでは冷やすことが良いとハッキリと明記される。

例えば医療系の国家資格、医師・歯科医師・薬剤師・看護師・鍼灸・按摩・マッサージ・柔道整復師などの国家試験でもし仮に「受傷早期の患部は冷やすべきである」というという問いがあればそれは是となります。なぜならば今でも医療系の教科書には冷やすことが良いと明記されているからです。医師の国家試験では爆弾問題というものがあり、このたった1問の誤りでその他の問題で全問正解しても不合格になってしまうというほど教科書に沿った回答が求められるのがこれになります。

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近年出版される本では温めることが良いと記されるようになった

そのため近年出版される本をご覧になっていただきますと温めることが良いと記されるようになりました。ただし、ガンガン熱湯で加熱して良いというわけではありません。42度ぐらいまでのぬるめのホットパックで30分程度温めるという意味合いだと思ってください。

過去に出版された冷やすことが良いとされる文献が余りにも浸透しているためまだ冷やす方が良いという説が主流を占めている。

ところがこの冷やすか温めるか?という説に関しては過去に冷やすことが良いという定説が余りにも世間に広まりすぎてそう記された出版物などが世間に広く浸透してしまったため温めることが良いとする説がいまだに影を潜める程度であり、冷やすことが良いという説が主流を占めているのです。そのため完全に一つの情報に統一されることはなく今後も医療の矛盾点として何度も様々なところで取り上げられる可能性があります。

冷やすメリット①腫れを防ぐ

しかし、冷やすことが完全なデメリットであるというわけではありません。あくまでも温めたときと比較して温めたほうが体にとってメリットが大きいのだと思っていただくと良いでしょう。ぎっくり腰ではそうすることで幾つかのメリットがありますのでメリットについて覚えておいていただくことが良いでしょう。

一つ目のメリットは腫れを防ぐことです。冷やす作用では急速に患部の血管が冷やされて収縮しますので大量の組織液が患部に流れ込んでくることを防止することができます。そのため患部の腫れが少なくなり腫れによる突っ張り感や患部の痛みなどが軽減されることがあります。ただし、患部の代謝が停滞しすぎて新たな栄養が供給されませんから治癒が長びくデメリットもあります。

②麻痺作用による痛みの緩和

次に上げられるものとしては麻痺作用が上げられます。冷たい氷水の中にずっと手を入れてしばらくすると手の感覚がほとんど無くなることはご存知かと思います。寒い真冬になると指先がかじかんで思うとおりに指が動きません。冷えると指先の感覚がなくなるのです。

この仕組みは腰にも当てはまります。腰の神経を冷やしますと腰の感覚が次第に麻痺しますので痛みが緩和されたように思えることがあります。少々強引な理屈ではありますが確かにその場の痛みは治まります。ただし、医学的にこの方法が本当に治癒や痛みの緩和と言えるのかと言うと疑問の余地はあります。例えばスポーツの試合中に腰を痛めてしまって、本当は試合を辞退するべきですがどうしてもプロ選手など成績を残さないと次の契約につながりません。このようなケースでは少々の無理を押してでも取り組まないと後につながらないのです。こういった緊急の事態でしたら患部を冷やすことで無理やり沈痛させてゲームを継続することは正しい選択であると言えます。ただし、ぎっくり腰で周囲の理解が得られるような状況であれば無理やり冷やして痛みを抑えてまで動き回るような必要性はありません。

筋肉の緊張を緩めて物理的痛みを抑える

ぎっくり腰のときに患部を冷やす1番のメリットはおそらくはこの筋肉の緊張を緩める作用であると思っていただくことが大切です。冷やすと筋肉の緊張がゆるくなることは私の記憶が正しければ順天堂大学の研究チームによって明らかにされております。

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なぜ緊張がゆるくなるのかと申しますと冷やすことが組織の代謝を停滞させるからです。例えば肉体労働などで腰部を酷使しているとしましょう。すると体を動かしている最中はかなりその部位の代謝が高まります。そして運動終了後も数時間代謝が高まった状態が続きます。代謝が高まった状態はかなりエネルギーの消耗が激しいのです。エネルギーを消耗するほど筋肉は緊張が強まりますので結果的に筋緊張によって全身の関節可動域が狭まり余計な腰部の関節の随伴運動を招いて腰部に負担を蓄積させます。

ところが冷やすことで過剰に代謝が高まった状態を速やかに元の代謝に戻すことで余計なエネルギーの消耗を防止し、速やかに新たなエネルギーを患部の筋肉に新たに充填させることができます。そのため筋肉が次第にエネルギーを取り戻し筋肉の緊張がゆるくなり体がしなやかに動くため腰に余計な負担を与えず物理的な痛みが軽減するのです。

ただし、運動直後に1回冷やせばそれで十分

ただし運動直後など過剰に高まった代謝を一旦アイシングで冷やせばそれで十分です。過剰に冷やせばそれは代謝を停滞させすぎて回復を遅らせる結果となります。過剰な代謝の状態を正常な状態に戻すのに有効であって冷やしすぎればマイナスになることには注意が必要です。端的に言えば運動直後の高ぶった熱を帯びた筋肉を1回冷やしていただき正常な筋温に戻せばそれで十分だと思っていただくと良いでしょう。

皆様もマラソンをして自宅に帰って来たときにそのままでいるといつまでも汗が噴出し続けてグッタリ疲れると思いますがシャワーなどで軽く汗を流して気化熱で体を冷ますとその後はピタっと汗が引いて快適な状態に戻ることをご存知だと思いますがそれと同じ仕組みが唯一のメリットであるのです。

アイシング・冷やす処置

結論:冷やすことは治療よりも鎮痛効果が期待できる

  1. ぎっくり腰の時のアイシングの流れ段階的に冷やしてみよう。急にキンキンに冷えた氷を腰に当てると痛みが強くなってしまうので注意しましょう。
  2. ぎっくり腰、冷やす効果最近では昔ほど言われなくなった冷やす治療、冷やすと血管が収縮する。そして炎症が治まるとされる。でも本当の仕組みは違う。
  3. 水治療法ヴィンチェンツ・プリースニツ氏が発案した療法、数多くの成績を収めたが農民故に異端児扱いを受けた・・
  4. 冷やすべきか?温めるべきか?陥ったときにはどちらを取るべきか?初期は冷やして温めることが良いとされる
  5. ぎっくり腰の応急処置の物理療法の流れ陥ったときの急性期と慢性期の対処、特にオススメするのが靴下を用いた保温
  6. 安静とアイシング受傷早期にはアイシングをして安静に過ごすと良いが実際には盲目的に言われているもの。
  7. a初期処置のアイシングは?アイシングでは湿布を貼ることが良い。
  8. なぜ氷で冷やすと腫れがとれるのか?冷やすと血管が収縮して患部の水分が抜けるから
  9. 急性期の治療について急性期の治療では血流を促進することで炎症箇所の出血が酷くなることがあるので冷やすことが良い。
  10. アイシングするときの注意点氷の温度を下げるために水に塩や塩化カルシウムなどを混ぜて凝固させるのは、温度が下がりすぎて凍傷の危険性があるために絶対に止めよう。
  11. アイシングによる治療腰痛の本の多くで筆頭に記されるほどの治療法でもある。
  12. 発生時のアイシングの目的従来言われていたアイシング療法は近年どのように見られているのか?
  13. ぎっくり腰冷やす期間炎症期間がおおむね1~2週ほど続く。鎮痛が目的なので痛みが無くなった時点で冷やさなくても良い。
  14. ぎっくり腰のときのアイシング腰の痛みが強いときには水袋の中に僅かに氷を入れて布をあてがった上から短時間冷やすと痛みが沈静化することもある。
腰痛の受傷早期のケアについて

早期ケア関連

「まとめ」ページを、「リスト」にしました。

アイシング・冷やす処置

ぎっくり腰ケア

ケアの考え方

間違ったケア

対応対処

「対応・対処」カテゴリーを11個に区分しました。

急性期の腰痛判断

急性期の腰痛対処

慢性期判断、検査

医療機関の対処

一般的対処A早期ケア・間違ったケア

一般的対処B慢性期

食事・栄養

手技対処

腰痛対策

道具での対処A(固定法)

道具での対処B(生活補助)

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アイシング

結論:冷やすことは治療よりも鎮痛効果が期待できる

ぎっくり腰の時のアイシングの流れ

ぎっくり腰、冷やす効果

水治療法

冷やすべきか?温めるべきか?

ぎっくり腰の応急処置の物理療法の流れ

安静とアイシング

初期処置のアイシングは?

なぜ氷で冷やすと腫れがとれるのか?

急性期の治療について

アイシングするときの注意点

アイシングによる治療

発生時のアイシングの目的

ぎっくり腰冷やす期間

ぎっくり腰のときのアイシング

早期ケア関連

「まとめ」ページを、「リスト」にしました。

アイシング・冷やす処置

ぎっくり腰ケア

ケアの考え方

間違ったケア

対応対処

「対応・対処」カテゴリーを11個に区分しました。

急性期の腰痛判断

急性期の腰痛対処

慢性期判断、検査

医療機関の対処

一般的対処A早期ケア・間違ったケア

一般的対処B慢性期

食事・栄養

手技対処

腰痛対策

道具での対処A(固定法)

道具での対処B(生活補助)