椎間板造影について

結論:椎間板が傷んで起こる腰痛の診断には有効となることがある。

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椎間板造影とは、
造影剤」を、
背骨の椎間板に
注射して行う
造影剤を注射する。
画像検査のことです。

次に椎間板についての
説明です。

レントゲン検査で用いられる。

造影剤はレントゲン検査で
用いられます。

レントゲンでは、固い組織
エックス線が集まる特性を
利用して映像化します。

柔らかい組織は、
エックス線が集まらない。

例えば子供の骨格は、
骨が未熟で柔らかいです。
そのためレントゲンでは
骨がハッキリ写りません。

関節の組織なども、
柔らかいのでレントゲンに
写りません。

造影剤を用いると、
造影剤の特殊な
成分によって、
柔らかい組織でも
エックス線が集まります。

これによって通常なら
映像化できないものが
映像化できる
メリットが
得られるわけです。

ただし、袋状になっている
関節包という部分や、
今回お伝えする椎間板のように
密閉された組織でないと
造影剤が周囲に散ってしまう
ため映像化はできません。

レントゲン画像で
異常を発見できないから
用いられる。

ではどうして、椎間板
造影が必要になるのか?

これは、レントゲン検査では
固い骨しか映し出すことが
できないからです。

一部のガンでは
レントゲンによって
黒くなることがあります。

骨粗しょう症という骨の病気も
スカスカになった状態が
レントゲンで示されます。

でも、関節組織が傷んだと
きにレントゲンを使っても
原因が分からないです。

それを特定するために、
関節造影や椎間板造影が
用いられます。

造影剤を使って、
写らない組織を
映像化する。

これによって原因を特定
しようとするわけです。

無症候性の椎間板の
病気もある。

また、腰痛ではありませんが、
たまたま、交通事故を
起こしたとします。
交通事故

ケガが気になって、
病院を受診することも
あるでしょう。

このときにレントゲンを
撮影します。

そして医師から、
背骨の隙間がたまたま
狭まっていることを
指摘されることがあります。

これによって、
椎間板造影の必要性を
指摘されるのです。

交通事故によって、
椎間板が万が一壊れていると
いけません。

映像化できないため
正しく評価できません。

お医者さんも
「大丈夫です」
とはいえないのですね。

だから造影剤を使って
映像化して、検査する必要を
指摘するわけです。

無症候性の人には反応しない。

椎間板造影は、
一部の慢性腰痛では
高い有効性が示されています。

椎間板が原因しておこる
腰痛であれば、それを
高い確率で判定できるのです。

近年では画像検査は、

「ハッキリとした医学的な
根拠にはならない」

と言われています。

腰痛がない方にも高い頻度で
レントゲン画像の変形を
認めるからです。

また、腰痛がある方でも、
画像の変化を認めないことが
あります。

画像検査がハッキリとした
決め手になっていない。

だから現状では、
画像変化が腰痛の主な
原因ではない。

腰痛の一部の原因だが、
それがメインの原因では
ない
としているのです。

ところが例外があります。

それが「椎間板造影」です。
椎間板造影に関しては
別です。

椎間板性の慢性腰痛の
患者では反応が
はっきりと現れる。


これに対して、無症候性の人
では反応が現れません。

つまり、交通事故で
不安の払拭のために
検査に訪れた人の
検査結果では、反応が
現れません。

出典は以下のものです。

※抜粋

メタ解析から無症候性患者に
対する椎間板造影の
特異度は0.92と高く、
疑陽性率が6%と
低かったことから、
椎間板造影は椎間板性の
慢性腰痛の診断に
重要で有用な検査で
あると推奨している。
(EV Level 1)

腰痛診療
ガイドライン 2012

 (監修:日本整形外科学会、
日本腰痛学会 P33)

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どうでしょうか?

要するには、
沢山の患者さんの
治療結果から、
データ解析を行った
ところ、「椎間板造影」は、

健康な人では、チェックで
引っかからなかった。


椎間板性の腰痛を
持っている患者さんだけ
がチェックに引っかかった。

「椎間板性の慢性
腰痛を評価するのには
良いですよ。」

こういった結果を
示したのです。

どうでしょうか?
皆様の最寄の病院や、
整形外科ではガイドラインに
基づいた検査は
行われているでしょうか?

レントゲンで骨だけを観察
する検査はガイドラインで否定
されています。

そして、ガイドラインでは、
椎間板造影の科学的根拠を、
レベル1という
最も高い評価
をしています。

つまり、十分な根拠の
ある検査であると
示しているわけです。


ところが、病院や
整形外科では
無駄な検査ばかりする。

必要な検査はしない。


これでは良く
ありませんよね。

科学的な根拠のある
検査はやはり受けておく
べきです。

主因を特定する
ものではない。

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注意点ですが、
ガイドラインでは、
この検査が、腰痛の主な
原因を特定するものでは
ない
としています。

あくまでも、数ある腰痛の中で、
椎間板性の腰痛を
調べるのに有用だと
いうことです。

腰痛の全部の原因を
これ一つで示せるわけでは
ありませんからね。

椎間板性のものだけ
分かるわけです。

痛くなければ
絶対に受けないこと

また、慢性腰痛で、すでに
日常に支障がある方が
椎間板造影をするべきであり、

まったく痛みがない方が、
造影剤の注射を
受けることであらためて
痛みが現れたという例も
あるようです。

つまり、痛みがない人が
不必要に造影剤を使って検査を
することは症状を自分で作り出して
しまいます。

だから、不用意に
椎間板造影を
受けないでくださいね。


このように解釈することが
できます。

交通事故を起こして、
不安なときには
精密検査を受けたい。

担当医に太鼓判を
押してもらいたい。

でも、逆効果なんですね。

たくさんの無駄な検査の
犠牲者の上にこういった
データ解析がなりたつの
かもしれませんね。

画像検査よりも、
痛みの誘発検査の意味合いが
大きいとする。

腰痛診療ガイドラインでは、
どうやら、椎間板造影の有効性は、
椎間板を映像化することではない
考えているようです。

※出典

この検査は、画像所見よりも
椎間板内への注射による
誘発テストとしての意義が大きい。
(腰痛診療ガイドライン P32)

エビデンスレベルは付記されていません。

ですが、概ね専門家は画像よりも
痛みの度合いを判断基準にしています。

椎間板が原因で、腰が痛い患者さん
では、椎間板に造影剤の針を刺すと
思いっきり痛がります。
この痛みの誘発具合から、

「これは椎間板由来だろう!」

と判断するわけですね。

造影剤を注入して、
画像を撮影するのはどちらかと
言えばオマケなのでしょう。

でも痛みは目に見えません。

患者さんの主張しか
判断材料がありません。

これが本当に正しい判断に
つながるのか?

どうしても経験と勘に頼った
偏った診断に陥りそうですね。

まとめ

  1. 背骨の軟骨の椎間板に
    造影剤を注入して、
    本来なら写らない
    組織を映像化する
    のが椎間板造影である。
  2. 交通事故後の身体検査
    で用いられる。
  3. 慢性腰痛の中で、椎間板由来の
    腰痛であれば陽性になる。
    椎間板が悪くない人では、
    陽性にならない。
  4. 腰痛の主因の特定には
    つながらない。
  5. 不必要に受けない方がいい。
  6. 経験と勘に頼った
    診断になることもある。

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腰痛とレントゲン・MRI・画像検査

結論:レントゲンには骨しか写らない。痛みは撮影できません。

  1. 椎間板造影について造影剤を注射してレントゲンを撮影する検査のこと。
  2. 腰痛にMRIを用いるべきか?腰痛と関係のない変形が画像で見つかり誤解につながる。
  3. レントゲン検査のメリット患者の心理的な不安が強いときに、安心が得られることが最大のメリット
  4. 医者が画像検査を使う理由患者に症状を説明しやすい。腰痛が治らなくても、背骨の影響などを理由に出来る。言い訳をしやすい。
  5. レントゲン検査で腰痛の原因が分からないのに治療できるのか?レントゲンは骨しか写らないためむしろ受けても無駄な検査となることの方が多い
  6. 画像診断の限界について初診の説明で慢性腰痛とあきらめてしまわれており、正しくI検査を受けていない。レントゲンでは骨を描写し、MRIでは靭帯・椎間板・神経など軟部組織を描写する
  7. 腰痛はレントゲンで腰を観察しても無意味レントゲンで腰を撮影しても大抵は原因が不明、もしくは老化による骨の変形を腰痛のせいだとされてしまう。
  8. なぜ画像検査よりも整体なのか?画像検査で異常を示すものは少なく、全体のアライメントから判断できるものが多い
  9. 腰痛の原因が画像で見つけられない理由画像検査で見つけられない理由としては生活要因に原因があるから。
  10. レントゲンに写らない微小骨折変形性脊椎症を患った高齢者ではたびたび腰を屈めた拍子に、クルミ割りの要領で腰椎が骨折することもある。
  11. 画像検査は受けないといけないのか?腰を痛めたきっかけがあったり、元々腰の病気を持っていたり、高齢者だったり、しばらく経過観察しても痛みが緩和されないときに見てもらうと良い。
  12. レントゲンやMRI検査で見落とされ易いお尻の痛み多くが原因不明なことが多いですが、意外にも見落とされているものはある。
  13. レントゲンでは原因の分からない腰痛についてレントゲンでは原因はほぼ分からないが、触診ですぐに分かる腰痛は多い。
  14. ベテランの治療家ほど画像所見を信じない画像を見て痛みの箇所を判断することはできない。
  15. 腰痛治療における画像診断の必要性あくまでも問診や理学検査と合わせて行うべきもの。
  16. 腰痛検査でのレントゲン撮影の種類整形外科などで行われる一般的な腰痛のレントゲンの検査について
  17. aぎっくり腰のレントゲン評価について。背骨の隙間が多少狭まっていると言われるぐらいで、とくに受ける価値はない
ぎっくり腰の医療機関での対処について

ぎっくり腰の医療機関での対処

「まとめ」ページを、「リスト」にしました。

救急車

病院

医者

レントゲン・MRI・画像検査

牽引療法

ヘルニア手術

坐骨神経痛手術

手術:失敗

手術:その他

湿布・貼り薬・外用薬

痛み止め・消炎鎮痛薬

鎮痛以外の飲み薬

注射

トリガーポイント

対応対処

「対応・対処」カテゴリーを11個に区分しました。

急性期の腰痛判断

急性期の腰痛対処

慢性期判断、検査

医療機関の対処

一般的対処A早期ケア・間違ったケア

一般的対処B慢性期

食事・栄養

手技対処

腰痛対策

道具での対処A(固定法)

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結論:レントゲンには骨しか写らない。痛みは撮影できません。

椎間板造影について

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レントゲンでは原因の分からない腰痛について

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ぎっくり腰のレントゲン評価について。

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牽引療法

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