どうして血流良好だと良いのか?

結論:命に係わる重大な病気を防げるから

たぶん、いままで一度も病気になっていない方の質問でしょうね。やはり病気や怪我は経験しないと苦しさが分からないです。

健康なときには無頓着なのが普通です。病気になって初めて関心を持ちます。ところが、いざ病気になったときには取り返しがつかないです。

健康なときでも決して無関心でいられません。

血液には役割があります。主に以下の3つの大切なものを運搬します。

  • 酸素
  • 栄養素

他にもいろんなものを血液は運搬しています。
血流がサラサラ
人が生きて行くために重要なものばかり運搬しています。例えば酸素はたった3分脳への運搬が途絶えると、すぐに死んでしまいます。体を動かすと酸素をたくさん使います。血流が悪いとすぐに息が上がって呼吸が苦しくなります。
息切れをする人
他には、体を動かすためには「エネルギー」が必要です。呼吸をするのだってエネルギーを使いますし、体を動かすすべての動作はエネルギーを消費します。エネルギーは皆さんが食事で食べた栄養素が、体中の細胞に運ばれて合成されます
細胞
こういった栄養素の運搬も血液によって行われます。

また、意外にも「熱」を運搬しています。例えば、お風呂に足だけ浸かってみてください。

足だけ温めているつもりなのに、やがて全身がホッカホカに温かくなります。これは温めた足の血流が全身をめぐるからです。血液によって熱が全身に運ばれることで、体は元気を保っています。

もし血液が不足すると

女性では血流が悪い人は大勢います。もともど女性は体が男性と比べて弱く出来ています。そのため血液の量も少ないです。血液の少ない人のことを貧血と呼びます。貧血気味の方は顔色が青ざめています。
顔色が青い女性

突然フラフラと倒れてしまうことがありますし、貧血がひどくなると、死んでしまう場合もあります。人が生きて健康に過ごすためには血液は欠かせないものです。

血流良好とは

次に、この血流が良好とはどういう意味なのかについてです。血流が良好とは二つの意味があると思ってください。

  • 血液が活発に流れること。
  • 血液そのものがサラサラであること

血液を体中に送り出すのは、「心臓」の役割です。
心臓
若くてスポーツをしたり、筋肉が発達すると、それに比例して心臓も強くなります。運動をしない方では、心臓の働きも弱く、血液を送り出す作用が悪くなります。

血流が滞ると、体の内臓の働きが次第に落ちて病気が起こるようになります。
病気の内臓
また、血液は頭の「脳」にもめぐります。脳の血流が悪くなると、思考力も落ちてしまいます。感情がコントロールできなくなります。
脳

一言で脳の状態を表せば「頭が悪くなります。」、物忘れが目立つようになったり、認知症になったりもします。

血液は全身をめぐりますので、血流が悪ければすべての内臓が病気に陥ります。

血液そのものがサラサラとは、血液が「適度に温まっている」ことです。適度に温まった血液は体を活発に動かします。

皆さんもお風呂に入ると体が芯から温まって心地よいでしょう。
湯船に入る人

一日辛いことがあっても、風呂に入ってスッキリすると気分が軽くなります。お風呂が体を適度に温めることで、体中の血液が温まります。温まった血液が全身にめぐると、細胞が活性化します。
細胞

細胞の働きが活性化すると、細胞はたくさんのエネルギーを合成してくれます。エネルギーが豊富にあるほど元気で活力に満たされます。病気にもなりにくいですし、怪我も減ります。疲れにくくてモリモリと働けるはずです。

では、どうして温めると血流がサラサラになるのでしょうか?簡単な仕組みです。「水」を例にあげましょう。水は冷やすと次第に固まります。水温が0度を下回ると「氷」になります。
氷
氷はカッチンコッチンです。まったく動きがありません。溶けて水になると、動けるようになります。そして、水の状態からさらに過熱して、100度を超えると泡が出てボコボコと言い出します。沸騰してボコボコと泡が出ると動きが活発です。

そして、水の状態を保つ1度~99度の範囲の温度であっても、1度よりも99度の方が水の性質がサラサラです。温度が低いほどドロドロになると考えてください。実際に水の流れの抵抗が増えます。

とはいっても、あんまり熱いお湯は体にとって有害です。皆さんが湯に浸かったときに「熱い!」と、飛び跳ねてしまうぐらいの温度では体は逆に傷ついてしまいます。長く入っても苦にならないぐらいの温度の風呂に入ると体が活発になります。

運動

お風呂に入ったり、ストーブで体を温めても血流は良好になります。しかし、風呂の熱効果は短時間しか持ちません。ずっと風呂に入り続けるわけにも行きません。出来るだけ熱効果を高めるには、有効な方法があります。それは「運動」です。
運動
厚着をした状態で体温を「保温」します。しっかりと体温を保温した状態で体を動かすと、体が芯まで温まります。
運動をすると体の芯から温まる
動くと熱が生じます。生じた熱が血流に乗って体の芯まで運ばれます。そのため、運動は体を温めるのに最も効果的です。例えば風呂の場合は湯船に一杯お湯を張らないと温まれません。
湯船で温まる人
湯船一杯に水を張ってお湯を温めると、それだけで水道光熱費は200円以上掛かります

また、部屋をストーブなどの暖房で温めた場合はどうでしょうか?これも「熱効率が悪い」です。
部屋の中の暖房
暖房器具で体を温める場合は、部屋の天井に熱が集まります。低いところは、冷気が溜まります。私たちは低い場所にいますから、体を温めるには、相当のエネルギーで暖房を動かさないと体が温まりません。

冬場に坐骨神経痛や病気にお困りになる方は、多くが部屋を暖めて体の熱を保とうとします。しかし、床はキンキンに冷えています。
床の冷気
ストーブやエアコンで暖を取ったのでは、無駄なエネルギーも大きいですし、足腰の病気に対して「無策」でいるようなものです。冬の病気を防止するには、まず運動で暖を取るのが一番効果的です。運動で暖を取るならだれにだってできます。

運動をした場合は体の中だけが温まります。余計なところは一切温めません。1円のお金もかけずに体を温められます。非常に経済的です。経済面を重視するご家庭では暖房器具が一切ありません。その代わり家事や仕事で一生懸命に体を動かして体内で熱を作っています。

自然界にいる動物も、暖房器具が無くても雪の中で元気に生きています。
雪の中のシカ
著作者: bm.iphone

分厚い毛皮に覆われて体の中で作った熱を外に漏らさないようにし、運動をして熱を作っています。人は運動をして熱を作れば暖房器具は本来必要としません。もし、運動をせず冬場にじっとして過ごしていると、血流がドロドロになってすぐに「血栓:けっせん」が作られます。血の塊が血栓です。血栓が心臓や脳に詰まると心筋梗塞や脳梗塞を起こします。すると命に係わります。脳梗塞

命に係わる重大な病気を防止するには、適度な運動をして血流を良好に保つのが大切なんですね。