腰痛患者が示す局所性不快感

結論:体に生じた不慣れな感覚を、ネガティブに解釈すると痛みが悪化したように思える。

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「マッサージを受けたら、
一瞬で腰痛が悪化した」

「運動をしたら腰が
痛くなった」

「温泉に入った瞬間に
腰が痛くなった。」

「布団に寝転んだら
腰が痛くなった」

「シップを貼ったら
痛みが悪化した」

患者さんは
様々な場面で腰痛が
悪化します。

腰痛が悪化する直接
の場面をお見かけした
こともあります。

施術者の手が体に
触れた一瞬にして
激痛が体を走ったと
おっしゃられます。

どう考えても、

「そんなはず
がない」

と思えるぐらいの
タイミングで腰が
痛くなることも
あります。

この多くの現象に
関係しているのが

局所性不快感だと
考えられるのです。


多くの方が痛みを
訴えるのは、

本当の腰の痛み
ではなく、局所性不快感
に苦しんでいることが
多いのです。

不慣れな感覚
のこと

局所性不快感とは
どういったものなのか?
それは足腰に不慣れな
感覚が生じることです。

例えば、

マッサージを受けたことが
ない方が、
親しみの無い
不慣れな先生から
マッサージを受ける。

これまで運動経験の
ない方が、嫌々運動を
行う。

日ごろ、お風呂嫌いで
シャワーぐらいしか
浴びない方が、
腰痛を治そうと
不慣れな温泉に入る。

腰の痛みがある
ときに、痛みをかばって
不慣れな姿勢で寝る。

あらゆる場面で
局所性不快感を
生じます。

不慣れなときには、
些細な刺激が苦痛に
思えてしまいます。

例えば、くすぐる
程度の刺激でも、
飛び跳ねるように
怖がれる方も多いです。

そして、わずかにでも
不快感を感じ取ると、
一瞬にしてそのことを
嫌いになります。

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解釈の問題

腰痛患者が訴えられる
局所性不快感や過敏な
腰の痛みの多くは、
実は患者さんの解釈の
問題
があげられます。

痛みが悪化した方は、
局所に生じた感覚を
「違和感」であると認識
します。

例えばマッサージを
受けて腰痛が悪化した
方では、本当にマッサージ
によって腰を破壊された
わけではありません。

マッサージ師さんへの
信頼が浅く、
触られたときの
感覚を、「違和感」と
して不快に認識する
から苦痛に思えてしまう
のです。

一瞬にして痛みが
悪化したと判断しますが、
実際には腰は破壊
されていません。

患者さんが、体に起こった
現象をネガティブに捉えて
しまう。

局所性不快感として解釈
するから痛みが悪化して
いるのです。

例えば、同じ刺激でも、
愛するパートナーが

労わるようにマッサージを
してくれたらどうでしょうか?

きっと不快感は
生じないはずです。

そもそも、全ての場面で
ネガティブに解釈して
いたら夫婦の時間を過ごす
ことができません。

食べ物だって、
不慣れなものを食べると
違和感を感じます。

東南アジアの
虫やヘビを

食べる食習慣だって
受け入れられません。

慣れるまでは
嫌でしょう。

受け入れ難いです。

でも、慣れてくると
そのうち気にならなく
なります。

むしろ慣れると
心地よくなります。

「こんな優れた
ものはない」

とポジティブに解釈
するようになります。

パソコンやスマホ
だってそうでしょう。

使う前は、

「あんな難しいもの
とても無理だ!」

と思われます。
でも慣れると、そういった
思いはなくなります。

むしろ快適ですよね。

このように、私たちは、
そのときの直感で
物事を判断します。

直感で咄嗟に
「ダメ」、「良い」
と判断しますが、多くの
場合は単なる解釈の
問題であることが
多いです。

治療効果も

ちなみに、腰痛に
運動療法が良いと近年の
腰痛医学では言われる
ようになりました。

運動で腰痛が改善される
根拠は今のところ
不明確な部分が多いです。

これもひょっとしたら
患者さんの解釈の
問題なのかもしれません。

運動の強いストレスを
体に与える


強いストレスに慣らす。

体を慣らすことで、
運動の刺激に
「心地よい」
とポジティブな解釈を
持たせる。

すると、それよりも弱い
で刺激あろう腰に生じた
局所性不快感が気にならなく
なります。

実際には腰が治癒した
わけでも何でもありません。

患者さんの受け止め方が
変化することで治ったと
感じられるのです。


これはマッサージだって
整体だって、

ありとあらゆる治療に
応用されていることでしょう。

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実際には弱った体が
治療によって強くなる
わけではありません。

しかし、治療院の先生が
患者さんと十分な
コミュニケーションを図る。

ある種の信頼関係を
築く。

これによって患者さんが
先生に対してポジティフな
受け止め方をする。

本当は腰痛が治って
なんていない。

でも、マッサージによる
徒手の刺激をポジティブに
解釈することで、

腰の局所不快感を
上回る違和感を
克服することが
できます。

腰の局所違和感を
克服することで、
患者さんは、そのことを
治ったと解釈している
のですね。

実際に生じた
痛みは治らない。

ただし、
局所性不快感と
腰に生じた激痛は
実際には別物です。

多くの患者さんは
局所性不快感を
早合点してネガティブに
解釈するから大げさに
痛みを感じます。

でも、腰の組織を
損傷すれば

解釈の問題抜きで
痛いです。

こういった痛みは
マッサージを受けても
治りません。

解釈の問題を
どう改善しても
治りません。

解釈の問題で
改善できるものは
腰痛患者では
多いです。

でも全てが改善
されるわけでは
ないのですね。

痛みの仕組み

「腰の痛み」は別カテゴリーです。

  1. 腰痛患者が示す局所性不快感体に生じた不慣れな感覚を、ネガティブに解釈すると痛みが悪化したように思える。
  2. 民間医療が痛みを止める仕組み脳が痛みを感じる仕組みが関係している。
  3. 自由神経終末と痛み痛みとは転んだりグキッを腰を反らした瞬間腰骨が強く曲がって生じてしまうようなものだけがもたらすものではなく自由神経終末という神経末端に様々な刺激が加わることでもたらされるもの。
  4. 痛みと筋緊張の関係腰痛をお持ちになられている方では触るとコチコチに硬くなって体が緊張をしております。ところがどういうわけか一部の医者たちはそうではなくて「マッサージ屋さんがデタラメを言っている」という人もおります。人間の指で触ることよりも優れたセンサーは未だ開発されてないんですけどね。
  5. 圧痛点を押すと痛い理由押したときにジンワリと痛みが放散するような感覚のある圧痛点、炎症があるときには特に痛みが著明になる。
  6. 抗原抗体反応の仕組み血流が供給されていない細胞の組織が遊離すると敵と認識されて免疫細胞から攻撃を受けてしまう。
  7. 痛みの原因はインバランス筋肉の偏った使われ方が腰痛を招くため正しい姿勢は正しい動作を心がける。
  8. 中枢性の痛みと末梢性の痛みについて痛みはどの痛みも、持続すると敏感になる
  9. 脳が痛みを感じ取る仕組み注意を向けた情報だけを認識する
  10. 脳梗塞や脳出血の痛み方半身にジリジリした耐え難い痛みが生じる
  11. 痛みの感じやすさは脳の興奮性に支配される脳が興奮を高めて集中状態になると痛みを感じない。
  12. 痛みと他の感覚の大きな違い痛みには慣れが起こらない
  13. 興奮性を意識した痛みのコントロール痛みは集中していると消えてしまう。集中が途切れると痛みが強く現れる。
  14. 痛みを悪化させる負の強化因子と正の強化因子痛みから逃れたい一心でとる逃避行動からもたらされるものもあれば、辛い仕事から逃れる言い訳など痛みを利用したい無意識の利得目的の行動からもたらされるものもある。
  15. 痛みが慢性化する仕組み慢性化する仕組みはいくつか言われるがセリエの一般適応症候群について
  16. 痛みの発生機序ぎっくり腰の痛みは神経で感知して電気信号で情報をやり取りして脳に送っている。痛みは神経の異常興奮であり、その情報が途中で滞留したときに生じるのが痺れ
  17. 痛みの仕組みもともと腰の損傷は大したことがないのに体の機能が低下しているために痛みが強く現れてしまう。
  18. そもそも痛みって何?不快な感覚や情動体験
  19. 骨膜と痛みの関係骨は表面を覆う骨膜に知覚神経が分布しており、、骨の内部には神経はない。脊椎圧迫骨折など骨の内部だけがつぶれたときには全く痛みを起こさずいつのまにか骨折していることもある。腰痛では骨の表面の骨膜に炎症が起こってポコッと腫れてしまうこともある。
  20. 痛みの原因とはどこに行っても腰の痛みが治らぬと嘆く方の痛みの原因には骨の配列からもたらされるものが多く、アライメント操作によって改善できることがある。頚椎や胸椎などの矯正によって改善することもある。
  21. 痛みの原因は筋肉どの組織がどういった変化を来たして痛みをもたらしているのか?
  22. 神経の可塑性について痛みとは電気信号であるため、神経回路に常に加わり続けるとマシンが壊れるように負担を与えるため、ぎっくり腰に陥ったときには早期に痛みを改善する
  23. 痛みの認識について下部腰椎・胸腰椎移行部・殿部などが痛みを発することが多いが、抹消で感じた痛み情報は脊髄から脳にいたり、脳の視床から特殊核を経由して、大脳皮質の感覚野で痛みを認識する。非特殊核からは大脳辺縁系へと情報が送られて不快な情動を起こし、さらには脳全体に刺激が散布されて意識を明瞭にする。意識の明瞭・不快の認識・痛みの検出の3つによって痛みは成り立っている。
  24. 痛みの症状が出やすい二大部位心臓と皮膚
  25. なぜ辛いのか?辛い情動を引き起こすのは脳幹網様体による意識の明瞭作用と大脳辺縁系による不快情動作用が痛みによってもたらされるから。

痛み関連

「痛み関連」カテゴリーを、
以下の8個のカテゴリーに分けます。

個人差

腰の痛みの仕組み

種類

仕組み(腰は別カテゴリー)

対応

慢性痛

神経系

その他

基本編

「基礎的な内容」を、
さらに2つのカテゴリーに区分します。

腰痛基礎編

痛み科学

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痛みの仕組み

※腰は別カテゴリー

腰痛患者が示す局所性不快感

民間医療が痛みを止める仕組み

自由神経終末と痛み

痛みと筋緊張の関係

圧痛点を押すと痛い理由

抗原抗体反応の仕組み

痛みの原因はインバランス

中枢性の痛みと末梢性の痛みについて

脳梗塞や脳出血の痛み方

痛みの感じやすさは脳の興奮性に支配される

痛みと他の感覚の大きな違い

興奮性を意識した痛みのコントロール

痛みを悪化させる負の強化因子と正の強化因子

痛みが慢性化する仕組み

痛みの発生機序

痛みの仕組み

そもそも痛みって何?

骨膜と痛みの関係

痛みの原因とは

痛みの原因は筋肉

脳が痛みを感じ取る仕組み

神経の可塑性について

痛みの認識について

痛みの感じやすさは脳の興奮性に支配される

痛みの症状が出やすい二大部位

なぜ辛いのか?

痛み関連

個人差

腰の痛みの仕組み

種類

仕組み(腰は別カテゴリー)

対応

慢性痛

神経系

その他

基本編

「基礎的な内容」を、
さらに2つのカテゴリーに区分します。

腰痛基礎編

痛み科学