ぎっくり腰専門アークス整体院

初期のヘルニアです。立ち仕事は?

結論:多くの人が仕事を転々としている。短期なら足腰の疲労を紛らわしながら働ける。

腰椎椎間板ヘルニアを患っている方からの質問です。ヘルニアそのものは初期の症状ですが、一日中立ち続けていると、腰の痛みが我慢できないようです。

これに関して率直に思うのは、「別の仕事があるなら」早いうちに転職するべきです。いますぐ仕事を止めないと直ちに腰痛が悪化するわけではありません。しかし、ヘルニアの多くの方は、無理な立ち仕事は長く続きません。僕自身は、過去に工事現場で交通整理のバイトをしました。交通整理も一日立ちっぱなしで過ごします。

やはりヘルニアをお持ちの方は大勢いました。ヘルニアの方は仕事が長く続けられず、腰の痛みのために仕事を転々としている傾向があります。

登録型のバイトを複数掛け持ちする

交通整理のバイトをしているときの同僚の話では、やはり過去にも腰痛が発病して、仕事が続けられない状態があったそうです。そのたびに仕事を離れてしばらく療養をしています。交通整理は「登録型」の仕事です。例えば職場に「来月から仕事に入れます」と事前に伝えれば、仕事のあるときに会社から連絡をくれます。

とくに冬場の屋外での立ち仕事は足腰に堪えるため、腰痛が発病するたびに仕事をしばらく離れて、別の登録の仕事をやっていたようです。寒いシーズンは腰痛を回避するために仕事から離れ、暖かくなったら復帰する人もいます。

とくに立ち仕事で注意していただくのは、寒い冬場の外の仕事です。11月から3月ぐらいまでは別の仕事に就くようにすると、足腰の痛みも何とかなるかもしれません。登録型の仕事にいくつか掛け持ちし、寒い冬場は屋内の仕事や座って行える仕事に就くとヘルニアがあっても働けるはずです。

こまめに膝の屈伸をする

どうしても、立ち仕事で一か所で務めるのでしたら、やはり勤務中にこまめに膝の屈伸をしましょう。一瞬しゃがんで腰を低くするだけでも膝回りや腰回りの筋肉を休められます。
膝の屈伸をする人

姿勢をまっすぐに立っていると、常に足腰の筋肉が緊張します。緊張している筋肉は血流が次第に途絶えます。そのため一瞬筋肉をゆるめるために、膝を曲げてしゃがみます。客観的に見たときに1~2秒ぐらいの膝の屈伸であれば、周囲に悪い印象は与えません。例えば交通整理なら、車の往来が途絶えたときに一瞬膝を曲げてしゃがんで屈伸運動をします。数秒筋肉が緩むだけでも腰の血流がマシになります。

他にはアキレス腱体操をしてみましょう。
アキレス腱体操
踵を後ろに突き出して足首をストレッチします。足をウンと前後に開いてストレッチをすると腰の痛みが和らぎます。これも立ち仕事中の接客の合間や、交通整理などの作業の合間を見て、ほんの数秒実施するだけでも足腰の血流が保たれます。できるだけ疲れる前に実施してください。いざ疲れてから体操をしても疲労が抜け難いです。

立ち仕事では、まじめに働いている人と、さぼっている人の判断が素人目に見て分かりやすいです。こういった体操が明らかに10秒ほど続いているのが目についたり、以下のような、腰を休める姿勢があるとすぐにさぼっていると判断されます。
壁に寄り掛かって腰を休める人
図のように壁や、車止めの柱などに、寄り掛かって腰を休めると、それだけでサボっていると判断をされます。一日中立ち詰めで足腰がクタクタなのに、そういった苦労は理解されません。体操に関しては、「3秒」ぐらいまでなら許容されます。なので、長く数分間、腰を休められません。短い数秒間の体操を作業の合間に、頻繁に繰り返してください。如何にしてサボっていないように見せるかが肝心になってきます。

足を開く

直立不動で待機する場面が立ち仕事ではたびたびあります。
直立不動の立ち仕事

このときの腰の負担を和らげる方法としては、両足を左右に開くことです。
足幅を広げて立っている人

肩幅よりも広く開くほど、腰の疲労が抜けます。ただし、常に開いていると、腰の代わりに足が次第に疲れてきます
足幅を広げて立っていると足が疲れてくる

足が疲れてきたときには、片足を前に出します。そして、もう一方の足を「垂直」にします。
軸足をまっすぐにすると足が休まる
こういった垂直になっている側の足を「軸足」と呼びます。立ち仕事では、片足を前に出して軸足をまっすぐにすると足の疲労が抜けます。出来るだけ仕事の合間に軽く足を前に出して軸足を休めてください。左右を適時休め、両足を開く姿勢を交互に取り入れると、足腰の疲労がいくぶんかマシになります。また、歩ける職場では、直立不動で居続けず、時折歩くと足腰の疲労がまぎれます。清掃をやりながら歩くと、腰の疲労が癒えるはずです。つまり、一度に掃除をピシッと片づけて、後はずっと直立でいるよりも、ちょこちょこと清掃し、直立を出来るだけ少なくすると、腰の疲労が軽減されます。案外止まっていて動かないと、同じ筋肉が偏って使われるため疲れが早くに現れます。

世間の理解

世間には理解がほとんどありません。生理学的に見たときに、足腰の血流が疲労によって乏しくなると痛みが生じるのは科学的にもあきらかです。ところが、そういった立ち仕事の辛さを世間は知りません。立っているのは「楽」だと思っている人も多くいます。

現場関係の仕事で、手を抜いていると誤解をされると、二度とその職場から仕事の依頼は入らなくなります。立ち仕事は長く続けることを考慮するとシビアです。今現在すでに足腰が弱い方は長くは続けられない可能性があります。そのため、転職は視野に入れておいてください。そして、可能な限り若い年代のうちに長く勤められる仕事に就くようにしましょう。また、やむを得ず立ち仕事をする場合は、いかに手を抜いていると思わせないで腰を休めるのかが大事です。一度にまとめて腰を休めると、すぐに手抜きと判断されます。そのため体操で数秒、足腰の調子を整えるふりをしてください。結局、真面目にやっているふりをして、手を抜いて腰を休めるにつきます。