ギックリ腰でクビにするのは不当解雇では?

クビにされた

質問:ぎっくり腰でクビにされました。
会社には許可を取って休んだんです。
不当解雇ではないでしょうか?

ご質問内容:20代男性、吉田さん(仮名)会社員。

吉田さん
電気工事関係の仕事をしている。
先日勤務中にぎっくり腰になった。
その日は何とか働いた。
でも家に帰り着いたら腰の痛みが悪化した。
とても動けない。
だから翌日から会社を欠勤しました。
もちろん会社には許可をいただきました。
重症だったので2週間休ませてもらいました。

欠勤中のことです。
たまたま運が悪かった。
実家の父が事故を起こした。
父親の事故
悪夢だった。
警察からの連絡を受けた母は、
声が裏返っていた。
突然僕の部屋のドアを
「ピシャン」
と開ける。
そして震える声で言った。
「お・・お父さんが・・・お父さんが事故で意識不明になった!!」
僕と母は急いで病院に行った。
『父さんは大丈夫だから』
タクシーの中で母を励ました。
母はパニック状態だった。
何度もドライバーに
『急いでください!』
早口に言った。

ICUでは手術が行われていた。
手術中のランプが消えてドアが開く。
点滴と人工呼吸器をつけた父が居た。
父は顔を包帯でグルグルにされていた。
子供を避けようとして電柱にぶつかった。
つぶれた座席に体が挟まれてしまった。
植物状態だ。
室内には機械音が延々と鳴る。
『プーップップーップ』
生死の境をさまよっている。
いつ死んでもおかしくない。
信じられなかった。
「お父さん、お願いだよ。起きて。死なないで。」
母さんは何度も問いかけていた。
その後、死の縁で病気を起こした。
傷口からバイ菌が入ったんだ。
そして怖い病気になってしまった。
父は事故から1ヶ月後に
帰らぬ人になった。

葬儀

腰の痛みが治まったと思ったのに、
今度は葬儀だったり散々な思いをした。
葬儀がひと段落した頃のことだった。
会社から連絡が入った。
そして、クビにされた。
でも、信じて欲しい。
悲しむ男性
ドン底の中で、
散々な目にあった。
どうすることも出来なかった。
こんな目にあっているのにクビなんて、
うそはついていない。
許せない。
鬼だ。

これって不当解雇ではないの?

回答:不当解雇。労働組合に申し出よう。

では回答に入らせていただきましょう。
今回のケースについては、
勤務中のぎっくり腰だった。
本来は労災として処理されるべきもの。
休む日数も治療に要する妥当な日数が認められるはず。
ところがそういった配慮は一切無し。
それどころか、解雇されてしまう。
こんなことが認められて良いはずがありません。
また、お父さんの不幸が重なった。
こういった情状の酌量の余地なく、
あっさり切り捨てる。
血も涙もありませんよ。

会社と労働者では立場上、
会社の方が力が上です。
労働者は会社の言いなりになるしかない。
どんなに不服を申し立てても、
会社がNOと言えば押し通されてしまう。
おそらく貴方が会社側に意見をしても、
聞き入れてもらえることはないでしょう。
裁判をしたり、弁護士さんのお世話になったりと、
手間を費やすことになります。
だから職場に労働組合があれば、
組合にその旨を伝えてください。
そして労働組合を通じて会社と交渉する。
組合は従業員から選ばれた人たちが、
団結して会社と話し合いをしてくれます。
一人の意見は無視される。
でも、労働組合が一緒になって申し出る。
そうすれば無視は出来ません。
労働組合がある場合は大抵は、
お給料から組合費が天引きされている。
給料の数%を組合費として徴収されているはずです。
労働組合があるならまず組合に相談しましょう。

組合が無い場合:個人で根気良く話し合う。

もし仮にこういった労働組合がない。
そういった職場で働かれているとします。
この場合は個人で話し合いをする以外に方法がありません。
最終的には裁判も考えます。
不当解雇をどうこうしようにも、
組合がない。
そうなればもう、ひとりで話し合いを続ける。
これ以外に方法はありません。
弁護士さんに仲裁に入ってもらたり、
根気よく会社に働きかけましょう。
弁護士さんによっては吉田さんの変わりに、
意見書を会社に提出してくれることもある。
弁解の機会を設けてもらうこともできるはずです。

裏事情:クビにしたのは、会社の業績の悪化が本音であり、
ぎっくり腰は単なる建前のこともある。
その後の心労を考慮するとあきらめた方が良い

今回の吉田さんのケースでは、

ぎっくり腰と身内の不幸が重なった。
このことを会社は、信じてくれていない。
「吉田のやつ、やる気がない。」
「あいつはきっとサボっている。」
「勤務放棄だ!」
「出勤拒否だ!」

このような誤解をされてクビにした。
だけど本当のところはそうではない。
もともと会社の業績が悪化していた。
経営悪化
リストラしたいと思っていた。
口減らししたいと願っていた。
たまたま吉田さんのことがあった。
クビにする都合良いきっかけがあった。
こういった裏の事情があるのかもしれません。
つまりぎっくり腰で働けなくなったことは建前。
都合よくクビを切ったわけです。
もし仮に話し合いをした。
その末に職場に復帰することができたとしましょう。
ところがまた、何らかの理由をつけて、
退職を迫ってくる。
理不尽な人事異動があったり、
不公平な仕事の割り当てがあったりする。
何とかしてクビにしようと考えることでしょう。
こういった長期的な心労を考慮すると、
丁度良い辞め時だった。
こう考えることもできます。

余談:ギックリ腰の欠勤は理解されないこともある。

余談にはなります。
今回の吉田さんのようなクビにされてしまうケース、
ぎっくり腰ではたびたびあります。

ぎっくり腰って経験の無い人には分からない。
経験しない人は一生ならない。
一生、風邪をひくこともない人だっている。
こういう人って、
悪い言い方になりますが、
腰痛に関しての理解は0です。
「腰痛で仕事休むなんてあり得ない。」
平然といいます。
だからネットで腰痛について検索してみる。
すると同じ意見がたくさん出てきますよ。

冷たいかもしれませんけど、
それが世の中の考え方。
血も涙もないわけです。
だから、腰痛についての理解ある職場を求める。
不測の事態があっても安心して働ける職場を求める。
そういったことを教えてくれた。
反面教師のようなものでしょうね。

考え方:職場の立場も理解しよう。
例、戦国時代の出兵拒否は斬首される。

ただし、一方的に会社の悪口を言ってもむなしいです。
職場の立場も考えてみましょう。
会社側にも経営の都合がある。
従業員が働けない。
止むを得ない事情があっても、
会社は止まることはできない。
たくさんの職員とその家族の生活が掛かっている。
だから残酷な選択をどうしても取ることもある。

例えるならば、戦国時代だったり、
江戸時代だったり、
お侍さん達はいつ戦争が起こっても出兵しないといけなかった。
出兵を拒否すると斬首される。
斬首
出兵が遅延すると厳しい刑罰を受ける。
どこの国の軍隊だってそう。
敵前逃亡すると殺されてしまう。
日本の自衛隊だって同じ。
いざ戦争になって、
「僕は戦いたくありません。」
って都合よく言おうものなら、
怒られる。
世間から白い目で見られる。
虫が良い意見なんて無視される。
敵前逃亡すれば確実に牢屋に入る。
牢屋
そういった言い訳が出来ないように、
最初に契約書にサインするはず。
なんでか?
それは給料をもらっているから。
有事のときに備えて、
給料をもらっているから。
日ごろ有事がなくても、
生きていくのに不自由しない給料をもらっている。
給料だけもらっておいて、
戦わないなんて許されない。

斬首したい気持ちになるのは無理も無いよ。

「クビぐらいですむなら妥当だ」
って思う人もいる。

だから少々の不都合を言ったって聞き入れてもらえない。
交通事故で足や腕が吹き飛んだ。
それぐらいの大事故にでもあわないと理解しない。
有事になって
「腹が痛い」
「ぎっくり腰になった」
敵前逃亡する兵士はみんな同じことを言うよ。
これは会社の考え方かもしれない。
クビにしてやりたいぐらい十分な待遇を用意している。
新入社員は入社3年間は役に立たない。
会社に養ってもらっているようなもの。
いざ大事な場面で
「ぎっくり腰で出社できません。」
これが通用しないこともある。
もちろん法律はみんなを守ってくれる。
表立ってキツイことは言わない。
でも感情の上ではそれぐらい心証を害してしまう。
だからむやみに休むことは良くないんだ。

対応:理解の無い職場は這って出社するしかない
働けないことをその目で見ないと理解できない。

では仮に、理解の得られない職場で働いたとします。
この場合はどうしたら良いのか?
多くの場合は、
皆さん不調を抱えたまま這って職場に出社します。
「腹が痛い」
「頭痛がする。」
「吐き気がある。」
「熱がある。」
「腰が痛い。」
それでもみんな這って仕事に出ます。
時には職場で嘔吐したり、
倒れることもある。
オフィスで寝たきりになって周囲に迷惑をかける。
そういった患者さんは何人もいました。

ぎっくり腰の場合、
松葉杖や車椅子を使って出社をする。
そこまで無理を押す。
もちろんそんなコンディションでは役に立たない。
見かねた上司が
「もう帰って良いよ・・・」
と言ってくれる。
こうなってようやく理解してもらえる。
ここまでやってようやく休ませてもらえる。
これが現実なんだ。
通勤途中で行き倒れて、
職場に助けを求める。
「たっ助けてください!」
電話をする。
「もういいよ!救急車呼べって!」
上司は呆れて答える。
電話口から救急車のサイレンが聞こえる。
そこまでしないと信じない人もいる。
そんなこともあるだろう。
それぐらい職場の人にアピールしないといけない。
「僕は仕方なく休むんです。」
これを必死になってアピールする必要がある。

職場でぎっくり腰になって動けない。
そうなって上司は
「じゃあ整体呼べ!」
「最善を尽くしたら最後に休ませてやる。」

こう口にする。

こんな人だってザラにいるんです。
これぐらい厳しい環境だから、
厳しい業界でもしぶとく生き残っている。
そういったこともあるのです。

ブランク

腰痛による退職・解雇

結論:数年は我慢するけど結果的に退職している

仕事でぎっくり腰になったときの退職の懸念事項とは

ぎっくり腰の退職が理解されない

ぎっくり腰や後遺障害の危険のある仕事は?

ぎっくり腰の退職の仕方

腰痛で仕事を辞める時の注意点

定年退職後、仕事内容によって起こった腰痛は労災になるか?

仕事をクビになった。腰が悪くて働けない

ぎっくり腰で1週間休むとクビになる?

立ち仕事で重い荷物を持つ、もし慢性腰痛になったらその仕事は続けるべきか?

勤務中になったが退職できるか?

ぎっくり腰で仕事を辞める

慢性腰痛で会社はクビになる?

会社をクビになった

ぎっくり腰は退職の理由になるか?

腰痛による休み・欠勤・復帰

結論:せめて3日は休もう

腰痛で6週間仕事を休むということは?

腰の怪我で仕事ができない職員を休ませられるのか?

ぎっくり腰のドクターストップは?

ぎっくり腰でも仕事に出るように言われ断れない

ぎっくり腰で仕事を休む人を世間はどう思うか?

ぎっくり腰で欠勤するのが不安、力仕事は止めた方がいいのか?

ぎっくり腰で出社するのは会社にとっては迷惑か?

腰痛で立ち仕事が我慢できない

腰痛によりずっと休んでいる、会社に電話しずらい

ぎっくり腰だけど休みづらい

正社員が腰痛で休んで大丈夫?

立ち仕事のぎっくり腰は休むべきか?

ヘルニアで休職、どのくらいの痛みで復帰すればよいのか?

嫁がぎっくり腰、何日休める?

ぎっくり腰で1週間休むのは妥当なのか?

坐骨神経痛の休職は?

腰痛で仕事を休みたい。ドクターストップは?

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坐骨神経痛激痛から職場復帰はどれぐらい?

ぎっくり腰で休めないのは異常じゃないですか?

腰痛で長期休業しやすい職場の共通点

ぎっくり腰、二人体制で休めない

普通は、腰痛で仕事を休むものなの?

立ち仕事なら完治まで何日掛かる?

腰の痛み パートを休むときの理由は?伝え方

職場へ復帰するときには

ぎっくり腰で休んでまた腰痛で休むのはあり?

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仕事を休む日数の目安

仕事をお休みする基準

椎間板ヘルニアで立ち仕事に出ていいか?

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Qギックリ腰、3日で仕事行って良い?

どうしても仕事が休みたくてわざとなった