腰痛診断にMRIを用いるべきか?

不安

結論:腰痛と関係のない変形が画像で見つかり誤解につながる。

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腰痛診断にMRIを
用いない方がいい。


これが結論です。

どうしてなのか?

それは、加齢によって
誰しも背骨に変形が
起こるものだから。

人は歳と供に
背骨がボロボロに
老化します。

人によって
個人差はあります。

でも、腰痛と関係の
ないMRIの異常所見が
見つかることが
あまりにも多いのです。

腰痛診療ガイドライン』でも、
MRIについて同様な
意見が記されています。

※抜粋

MRI所見の中で、椎間板突出、
神経根の変位や圧迫、
椎間板変性や高輝度領域の
所見が腰痛と関連がある
ことが報告されている。

一方、これらの異常所見が
腰痛の主因であることを
特定できるような明確な
指標には成り得ない
ことも
示唆されている。
(『腰痛診療ガイドライン2012』
第三章 「診断」P31 
監修:日本整形外科学会、
日本腰痛学会)

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要するには、
「MRIで見られる変形が、
腰痛患者で認められます。

だけど、それが主な
原因かは、ハッキリ
しません
。」

こういったことなんですね。
ちなみに、この根拠は、

「EVレベル1」です。

7段階評価のうち、
最上位の根拠です。

科学的な根拠を示す論文や、
データ解析研究によって
強い根拠があるとされます。

強い根拠によって、
MRI画像の腰痛との
因果関係は否定されて
いるわけです。

事実を伝えられると
ひどく怯えてしまう。

そもそも、多くの方にとって、
レントゲンやMRIなどの
画像を示されることは
無意味です。

なぜなら、本来の
体の状態について
分かっていないから。

MRIは病気や
ケガをわずらったときに
初めて撮影します。

健康なときに撮影を
しません。

本来ならば、健康な状態と、
病気の状態を比較するから
異常が分かります。

それをしないのに、
患ったときの画像を
示されても意味が
分かりません。

むしろ、分からないものを
示されて、

「これが根拠だ!」

と言われようものなら、

不安です。
悩み

「そうか、とにかく
腰がおかしいのか」

「だからなのか!」

「どうしようもない
のでは?」

こう思えてしまう。

でも、そもそも加齢によって
誰しも腰椎には異常が
あります。

多かれ少なかれ、
背骨や関節構造は、
おかしくなっています。

正常な人の方が珍しい。

腰痛との関係性は
強く否定されて
いるのです。

いくつかある原因の
一つ
がMRI画像の
映像です。

ところが、MRIは患部の状態が
強調されすぎてしまう。

痛みとの直接的な関係が
ないものであっても、関連性がある
と誤診を受ける可能性があります。

画像が一人歩きする
可能性があるのです。


腰痛の多くは炎症によって
おこるものです。

手術が必要なものでは
ありません。

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ところが、早々に画像を示されると
患者さんが自分の努力で治療する
ことをあきらめてしまう。

結果的に、追い込まれて
手術を受けられるのです。

私は、いままで腰痛で手術を
受けられた方を何例も見ました。

中には、腰痛の原因が、
内臓によるものだとされる
方もいました。

だから、臓器を手術で
取ったのです。

結局、その方は
治りませんでした。

無駄な手術でした。

このような無駄な手術を
医師から提案されるときには、
画像を示されます。

この画像検査の、
医師の考えを鵜呑みにする。

そして、後悔
されているのです。

少なからず画像検査で
見つかった異常は、

主因ではない。


このことを覚えておいて
ください。

いくつかある原因の
一つでしかありません。

MRIやレントゲンは、
一部の治療家の間では、

「患者の不安を
助長するから、
使わない方がいい。」

という意見をされる
方もいるほどです。

危険性のある腰痛を
問診と身体検査で判定
した上で用いる。

適切な利用は、最初に
十分な問診を行った上で
用いることです。

また、徒手検査などの
身体検査を事前に実施する。

そして一定期間、患者の
様子を観察する。

その上で必要に応じて用いる
べきだとされます。

腰痛には万が一ですが、
内臓の病気や、背骨の病気、
ガンなどもあります。

通常の腰痛とは異なる
部分がないかを
評価した上で用いるの
でしたら無駄がありません。

レントゲンの代わりに
なるものでもない。

中には整形外科を
最初に受診された
方もいるはず。

そのときにレントゲンを
みて
レントゲン
「骨には異常が
ありません」

と言われた方
もいることです。

ところが、
納得できない。

「こんなにも腰が痛い
のだからきっと何かの
原因があるはずだ。」

こう思われて、
MRIを撮影する人も
いることです。

ところが、レントゲンで
で異常が発見できないときに
MRIを撮影しても、やっぱり
異常を見つけることは
できません。

ムダになることが多いです。

腰痛の85%は
ハッキリとした原因がない腰痛
だとされています。


原因箇所が「小さくて」
MRIでも発見できないことが
あります。

ほとんどの腰痛は
MRIをもってしても
異常を見つけられません。

仮に画像に変化が
あっても、それが腰痛の
原因なのかは分かりません。

原因の一つでしか
ないのですね。

だからレントゲンの
代わりにMRIを使っても
多くはムダになることです。

オススメするのは、
不安がどうしても強い人

では、仮にどういった人には
MRIを強くすすめることが
出来るのか?

それは不安が強い人です。

不安が強い女性

腰が気になって仕方がない。

食事も喉を通らない。

眠ることも出来ない。
腰が気になって眠れない。

こういった方はMRIを使うと
安心できるでしょう。

でも、そういった
不安がないのに、
無闇にMRIを受けても
メリットはないのです。

金と時間が気にならないなら
受けてもいい。
人体への
悪影響はない。

MRI検査

MRI検査は、
医療機関によって、
数万円のお金が
かかるとも言います。

そして撮影そのものにも
時間が掛かります。

概ね30分~50分ぐらい
検査装置の上で寝ていないと
いけません。

最新の設備だともっと
早いケースもあります。

ですが、現状の病院では
そういったものは
期待できません。

撮影には時間がかかるものだと
思って受診するべきです。

ただし、MRIはレントゲン検査と
大きく異なる部分があります。

それはエックス線、
(放射線)を使わないことです。

つまり放射線障害による発ガン、
不妊など健康に与える
影響はないことです。

皆様が、お金と時間が
まったく気にならない。

それ以上に少しでも
不安を払拭したい。

そう思われるのでしたら、
健康面に悪影響は
ありませんから一度
受けてもいいでしょうね。

無理にすすめる医者は
ろくな医者ではない。

腰痛診療ガイドラインでは、
MRIの画像が、腰痛の主因
ではない根拠を示しています。

たぶん、多くの腰痛の治療家や
整形外科医ならそのことを
知っているはず。

患者さんの不安が強くて
「どうしても受けさせろ!」
患者が強く求める
強く願い出たなら、
仕方ありませんよ。

お金は掛かります。
時間も掛かります。

それでも、安心のために
MRIを受けさせるべきです。

ところが、何も不安の
ない患者さんに、
レントゲン画像の所見を
示して、

「骨の隙間が狭い!
MRIを受けるべきだ!」

医者の方から不必要に
MRIを進めて来たら、
それは間違いでしょう。

強い根拠によって、
腰痛の主因でないことが
明らかにされている
のですから。

少なからず腰痛の
ガイドラインをご覧になって
いないお医者さん
なのでしょう。

負担が気にならないの
でしたら受けても構いません。

でも、そうでなければ、
受けない方が良いのだと
思いますよ。

モディック変化の判定には
有効となることがある。

例外として、MRIを使うことで
「モディック変化」という異常を
見つけることが出来ると
されています。

これは原因不明の腰痛患者では
仮に発見できれば腰痛との
因果関係を立証できる
根拠ともなるでしょう。

モディック変化とは、
要は背骨の変形画像です。

軟骨終板

図は腰椎を右側面から見たものです。
四角の形をしたところは、
実際には円柱の椎体と呼びます。

この椎体の上下を覆うのが軟骨終板
という組織です。
軟骨が椎体の表面を覆う
ことでツルツルとすべります。

滑らかな動きを背骨に与えます。

そして軟骨終板の下には
軟骨下骨(なんこつかこつ)
があります。
固い組織が軟骨下骨
です。

慢性腰痛をお持ちの患者
さまでは、この軟骨終板と
軟骨下骨に異常を見ることが
あり、それをモディック変化と
呼びます。

要するには背骨を支える
筋肉が不足することで、
軟骨に負担が蓄積して
ヘタッてくるわけです。

MRIではこの発見が出来る
こともあるとされます。

原因不明の腰痛が
モディック変化によって
起こる根拠は
エビデンスレベル1~3
であるとされます。

7段階評価のうち1~3番目に
強い根拠だとされます。

つまり、慢性腰痛の患者さんを
画像検査すれば、

ひょっとしてモディック変化を
発見できることがある。

「じゃあ仮にモディック変化が
分かって何ができるの?」

といっても筋トレをして
筋肉を増やすこと。


背骨に加わる負担を、
筋肉によって
肩代わりすること。


これぐらいしかないと
思いますよ。

結局、撮影して、
仮に発見したところで、

自分が努力しなければ
何も変わらないのです。

まとめ

  1. MRIで示す画像変化は、
    腰痛の主な原因ではない。
  2. 撮影は患者の負担が重い。
    危険な腰痛を問診などで
    判定した上で用いる
  3. 不安が強い人にはすすめられる。
    ただし、使いどころを間違えると
    不安を助長する結果となる。
  4. お金や時間が気にならない
    なら受けてもいい。
    放射線による体への
    悪影響はない。
  5. 強い根拠によって、
    腰痛の主因でないことが
    明らかにされているため、
    医者がそれを推奨するときには
    その病院を疑うべきである。

腰痛とレントゲン・MRI・画像検査

結論:レントゲンには骨しか写らない。痛みは撮影できません。

  1. 椎間板造影について造影剤を注射してレントゲンを撮影する検査のこと。
  2. 腰痛にMRIを用いるべきか?腰痛と関係のない変形が画像で見つかり誤解につながる。
  3. レントゲン検査のメリット患者の心理的な不安が強いときに、安心が得られることが最大のメリット
  4. 医者が画像検査を使う理由患者に症状を説明しやすい。腰痛が治らなくても、背骨の影響などを理由に出来る。言い訳をしやすい。
  5. レントゲン検査で腰痛の原因が分からないのに治療できるのか?レントゲンは骨しか写らないためむしろ受けても無駄な検査となることの方が多い
  6. 画像診断の限界について初診の説明で慢性腰痛とあきらめてしまわれており、正しくI検査を受けていない。レントゲンでは骨を描写し、MRIでは靭帯・椎間板・神経など軟部組織を描写する
  7. 腰痛はレントゲンで腰を観察しても無意味レントゲンで腰を撮影しても大抵は原因が不明、もしくは老化による骨の変形を腰痛のせいだとされてしまう。
  8. なぜ画像検査よりも整体なのか?画像検査で異常を示すものは少なく、全体のアライメントから判断できるものが多い
  9. 腰痛の原因が画像で見つけられない理由画像検査で見つけられない理由としては生活要因に原因があるから。
  10. レントゲンに写らない微小骨折変形性脊椎症を患った高齢者ではたびたび腰を屈めた拍子に、クルミ割りの要領で腰椎が骨折することもある。
  11. 画像検査は受けないといけないのか?腰を痛めたきっかけがあったり、元々腰の病気を持っていたり、高齢者だったり、しばらく経過観察しても痛みが緩和されないときに見てもらうと良い。
  12. レントゲンやMRI検査で見落とされ易いお尻の痛み多くが原因不明なことが多いですが、意外にも見落とされているものはある。
  13. レントゲンでは原因の分からない腰痛についてレントゲンでは原因はほぼ分からないが、触診ですぐに分かる腰痛は多い。
  14. ベテランの治療家ほど画像所見を信じない画像を見て痛みの箇所を判断することはできない。
  15. 腰痛治療における画像診断の必要性あくまでも問診や理学検査と合わせて行うべきもの。
  16. 腰痛検査でのレントゲン撮影の種類整形外科などで行われる一般的な腰痛のレントゲンの検査について
  17. aぎっくり腰のレントゲン評価について。背骨の隙間が多少狭まっていると言われるぐらいで、とくに受ける価値はない
ぎっくり腰の医療機関での対処について

ぎっくり腰の医療機関での対処

「まとめ」ページを、「リスト」にしました。

救急車

病院

医者

レントゲン・MRI・画像検査

牽引療法

ヘルニア手術

坐骨神経痛手術

手術:失敗

手術:その他

湿布・貼り薬・外用薬

痛み止め・消炎鎮痛薬

鎮痛以外の飲み薬

注射

トリガーポイント

対応対処

「対応・対処」カテゴリーを11個に区分しました。

急性期の腰痛判断

急性期の腰痛対処

慢性期判断、検査

医療機関の対処

一般的対処A早期ケア・間違ったケア

一般的対処B慢性期

食事・栄養

手技対処

腰痛対策

道具での対処A(固定法)

道具での対処B(生活補助)

最新情報

椎間板

腰の病気は多くが同じ

坐骨神経痛に効く薬局のシップ名は?

柔道は筋トレで強くなるか?

金魚運動でヘルニアが治った人はいますか?

冷たい風に吹かれると腰から太ももの裏が痛い

13歳尾てい骨が突出している

ステッパーは体に悪いか?

子供がお尻を強打長くかかっている

腰を痛めて吐き続ける

太ももが締め付けられて痛い

股関節石灰にジグリングは効果ある?

坐骨神経痛に足踏みは効果あるか?

腰痛にジグリング治療は?

上を向いて寝るとお尻の真ん中が痛い

力仕事の腰痛対策の限界

ぎっくり腰で足が麻痺した

胸腰筋膜がパンパンで凝る

ぎっくり腰になって3週間後、ゴルフは大丈夫か?

レントゲン・MRI・画像検査

結論:レントゲンには骨しか写らない。痛みは撮影できません。

椎間板造影について

腰痛にMRIを用いるべきか?

レントゲン検査のメリット

医者が画像検査を使う理由

レントゲン検査で腰痛の原因が分からないのに治療できるのか?

画像診断の限界について

腰痛はレントゲンで腰を観察しても無意味

なぜ画像検査よりも整体なのか?

腰痛の原因が画像で見つけられない理由

レントゲンに写らない微小骨折

画像検査は受けないといけないのか?

レントゲンやMRI検査で見落とされ易いお尻の痛み

レントゲンでは原因の分からない腰痛について

レントゲンは無駄になる

ベテランの治療家ほど画像所見を信じない

腰痛治療における画像診断の必要性

腰痛検査でのレントゲン撮影の種類

ぎっくり腰のレントゲン評価について。

医療機関での腰痛対策関連

「まとめ」ページを、「リスト」にしました。

救急車

病院

医者

レントゲン・MRI・画像検査

牽引療法

ヘルニア手術

坐骨神経痛手術

手術:失敗

手術:その他

湿布・貼り薬・外用薬

痛み止め・消炎鎮痛薬

鎮痛以外の飲み薬

注射

トリガーポイント

対応対処

「対応・対処」カテゴリーを11個に区分しました。

急性期の腰痛判断

急性期の腰痛対処

慢性期判断、検査

医療機関の対処

一般的対処A早期ケア・間違ったケア

一般的対処B慢性期

食事・栄養

手技対処

腰痛対策

道具での対処A(固定法)

道具での対処B(生活補助)