腰痛持ちのベッドタイプ

結論:一人一台にする

今回の話は、大部分の方にとっては「後の祭り」の内容です。これから「結婚」する方や、ある程度経済的な負担を考慮できる方には参考にしていただければと思います。

要は「どういったベッドタイプを用いるのが、腰痛持ちにとって良いのか?」という話です。ベッドタイプとは、パイプベッドとか畳ベッドとか、スプリングベッドだとかの種類のことを言いたいわけではありません。

シングルだとかセミダブルだとかツインだとか、そういったタイプの話です。

一人一台

腰痛持ちの方のベッドタイプでは原則的に、二人で一つのセミダブルやダブルベッドは避けた方がいいです。一人一台のベッドを用いるようにしましょう。

また、夫婦生活上どうしても二人で一緒に寝たい人でも管理の手間が増えても、ベッドは二つあった方がいいです。

寝返りが打てない

どうして腰痛持ちの方では、一人一台が良いのか?それは一つのベッドで寄り添うようにすると、寝返りが打てなくなるからです。

健康な人の一晩の寝返りの回数は、一説によると30回だと言われます。ところがパートナーと寄り添うように寝るとお互いの体が寝返りの妨げとなります。このため体位変換の回数が減って、足腰の血流の循環が悪くなると想定できます。やはり足腰の血流循環が悪くなると腰痛を誘発します。

年代ごとのベッドタイプ

若いご夫婦の場合はシングルベッドでも済む場合もありますが、年齢を重ねるほど、疲労の「回復力」が落ちてきます。そのため、以下のようにベッドを年代ごとに変化すると良いです。

  • 20代~30代:シングルベッドも可
  • 40代:セミダブル(二人分の幅のベッド)
  • 50代:ツインベッド(ベッドを分離する)
  • 60代以降:寝室は「別室」にする。

安眠妨害

腰痛持ちの方ですと、寝起きに苦労する方が多いです。また、腰の痛みのためについつい、うめき声が出たり、叫んでしまうでしょう。こういった傾向がみられると、やはりパートナーの睡眠を妨げてしまいます。そのため密着する距離では、目覚めるたびにパートナーを起こしてしまい相手の健康を損ねてしまいます。

また、寝起きに時間が掛かったりもしますよね。こういった動作そのものが騒がしいです。安眠を妨げる原因となるでしょう。さらには腰が痛いときには、特定の体位がとれないですし、寝返りにも難儀します。パートナーに窮屈な体位を強いる結果となってしまうため、一つのベッドは極力避けるべきです。

基本的には一人一台のベッドを用いて、スキンシップのときだけ一つのベッドで寝るようにします。また、体調に応じてベッドを使い分けられると良いです。目安として、年に1回以上ぎっくり腰や腰痛を繰り返す方では、ある程度腰が弱っていますのでベッドを分けましょう。

循環器負担

腰痛をお持ちになられる方では特に注意していただくことがあります。それは循環器負担です。心臓や血管の働きが弱っています。心臓の働きについては過去にお話ししました。腰が痛い方は、日ごろ満足に動けません。本来ならば動いていると、体中の筋肉が血流を循環させてくれます。

心臓は筋肉で出来ており、ポンプの役割を果たします。足腰や全身に分布する筋肉も活動をすると心臓と同様に血流を押し出します。つまり、人は動くと血流が活発にめぐります。よく動く人ほど心臓や血管に加わる負担が軽減されます。

ところが、腰痛持ちだと腰の痛みのために満足に歩けません。

動けないで座って過ごすようになると、筋肉を働かせません。すると次第に筋肉のポンプ作用の弱まったことで、心臓が疲れてきます

心臓が疲れてくると働きが弱まってしまい、血流が悪くなります。また、血圧の調整が難しくなり、高血圧などの持病も増えます。

こういった循環器の負担が進行すると、血圧が高まって、腎臓に大量の血流が廻ります

腎臓は血液を「ろ過」する臓器です。ろ過とは、フィルターで血液の不純物を取り除くことです。ろ過後の要らない水がオシッコです。循環器の負担が増えるほど、腎臓にめぐる血流が悪い意味で増加します。そして、おしっこが作られます。

腰痛持ちでも、高齢者になるほど夜間の就寝中のオシッコによって睡眠中に目覚めるようになります。すると、毎回トイレのたびにベッドから起き上がって移動するため、おちおちパートナーも安眠できません。

すると、パートナーが健康を損ねてしまいます。健康を損ねたパートナーが夜間頻尿を起こすようになり、今度はパートナーの排尿によって就寝を妨げられます。

つまり、腰痛持ちとパートナーとの間で、夜間頻尿の「交代現象」を生じます。腰痛持ちの方でもある程度の進行した方ですと、ベッドを分けたり、寝室を分ける配慮がお互いの健康のために不可欠なんですね。

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