急激な刺激は何でもぎっくり腰を起こす

結論:体に刺激が加わる場面では、ゆっくり行う

ぎっくり腰の原因を一言に集約したとする。
それは「急激な刺激」と言えるかもしれません。
極論を言いますと急激な刺激を体に与えれば、
どんな刺激でもぎっくり腰を起こします。

重たい荷物を持つ

例えば重たい荷物を急激に持ち上げました。
このときには腰には「重さ」という刺激が加わりますよね。
すると腰がグキッと折れ曲がる。
腰の組織に肉離れや千切れる(捻じ切れる)ような力が働く。
そして組織が損傷して痛みが走ると考えらるものです。

ところが実際にはちょっと違います。
重さによって捻じ切られるのではない。
筋肉に防御反射が起こる。
これは過剰な緊張。
無意識に行われる筋肉の強烈な収縮のこと。
強い収縮が起こってしまう。
この防御反射による筋肉の収縮力によって筋肉が肉離れするのです。
また、肉離れしないまでも、筋肉の付着部が過剰に引っ張られる。
そして痛みを起こします。
大部分の痛みはこの筋攣縮によってもたらされるもの。
そして筋肉だけでなく患部に備わる血管にも異常攣縮が起こります。

動脈

図は動脈の断面図です。
動脈は3層から構成されております。
一番内側の内膜、そして最外層の外膜、この2つはコラーゲンで出来ております。

そして真ん中の中膜が筋肉で出来ております。
急激な刺激が加わるとその部分の中膜が異常緊張を起すのです。
そして血管が収縮して血圧が上昇する。
血流が悪くなります。
反射的に中膜が収縮を起こしますと結果的に血流が悪くなる。
その部分に発痛物質が作り出されて痛みを引き起こします。

つまり刺激が痛みをもたらす可能性があるのです。

寒さによっても体が硬直する。

次に重さ以外の刺激を見て行きましょう。

寒さ

重さ以外の代表的な刺激と言えば寒さですよね。急激に寒さに晒されると体が硬直します。特に雨が降ったり、風が吹いたりと急激に寒さが厳しくなると体の不調が増えます。

ところが真冬の寒さが連日続いておりますと体が刺激に慣れてしまうため、寒さによる過剰な反応は次第に収まって行きます。ぎっくり腰の発生件数そのものを見てもやはり急激な気温の変化のあるときに圧倒的に多いですが、寒さが続いている分には少ないのです。また、暑い夏場から秋口に差し掛かったときのように急激に気温が低下すると、気温で20度近くあっても急激な温度変化によって体が過剰に硬直してぎっくり腰などの異常筋緊張が生じます。

熱さの刺激は比較的強いが、やはりぎっくり腰になる。

また、夏季のように熱さの続く日ではどうでしょうか?

人間は感覚刺激の中で熱さよりも寒さの方が敏感に反応するように出来ております。そのため熱さには比較的に強いです。暑さそのもので防御反射を起すことは少ないです。でも熱湯の中に指を入れると瞬間的にその部分に力が入って引っ込むようにやはりある程度の熱が急激に加わっても防御反射は起こります。血管や筋肉に防御反射が起これば理論上はぎっくり腰になるリスクは0ではありません。

熱さ

また、熱帯夜が急激に起こると睡眠が浅くなったりとやはり気温の変化に体がついて行けずに体調を崩します。

辛さや苦さなどの味覚によっても防御反射が起こる。

辛さ

他にも辛さ(からさ)でも急激に辛いものを食べると我慢できずについつい水を飲んで、水の冷たい刺激で、からさの刺激を押さえ込みたくなります。酸っぱい刺激や苦い刺激でも顔をゆがめます。「甘さ」に関しても食べる本人が苦痛に思うほど甘いものを口にすると不快感を生じ、「オエ~」っと反射が起こります。

これらの口に含めるような刺激物は刺激量が少ないので少々の反応で済みますが、やはり刺激が大きくなればそれがストレスとなって何らかの形でぎっくり腰の発生に関わってくるはずです。少なくとも血管を介して血流に悪影響をもたらしていることは確実でしょう。

まぶしい刺激(視覚)でも防御反射が起こる。

さらに例を挙げましょう。

まぶしい

急激にスポットライトで照らされたらまぶしくて体が硬直します。硬直するということは筋肉に緊張が生じているわけですから理論上このときに腰に負担が加わるとぎっくり腰を起す確率はありえます。

聴覚でも防御反射は起こる

また、聴覚でも防御反射は起こります。

聴覚

つまり刺激の種類は違っても本人が苦痛に思うことは何でも防御反射が引き起こされるわけです。防御反射が過剰になってそれが腰に作用すれば結果的にぎっくり腰は起こります。

運動中にぎっくり腰が起こるのも、「重たいから」、「激しい動作だから」ではなく、急に刺激が加わるから。

このようにお考えになっていただきますと、ぎっくり腰は単に重たいものを持つからなる。ゴルフをするからなる。くしゃみをするからなるということではなく、急激に激しく体を動かすから起こってしまうものだと言えます。

クシャミ

クシャミも瞬間的に、意図しないうちに行われます。だからぎっくり腰になってしまうわけです。

刺激速度を少しでも遅くすればぎっくり腰の大部分は防げる。

急激に何らかの反応がそこで行われるからぎっくり腰が起こるのであって、逆に言えば反射的に行われる素早い動作を、意識によって、それよりも少し遅い速度に意図的に制御することができればぎっくり腰の発生を防げます。

例えば柔道や合気道ではこの理屈を応用して「受身」という技法を用います。

受身

投げられたときに空中を飛んでいるわけですが、そのときにわざと自分から転がると、筋肉や体に加わる衝撃を相殺することができます。10の衝撃で投げられたとしたら、受身を取って自ら飛ぶことで(10-5)という具合で衝撃を引き算で減らすことができます。持ち上げた荷物を降ろすときに腰を痛めるのでしたら、ストンと荷物が落ちる速度に任せるのではなく意図的に筋肉で操作して降ろそうとすると速度の刺激で受ける影響を減らせるわけです。さすがに辛さや苦さはどうすることも出来ませんが体が起す反射動作はある程度パターンがありますから事前に反射動作を予測してその動作方向に意図的動けば反射が起こってもぎっくり腰に陥らずに済むわけです。

痛みそのものを処置することに終始してもその背景となる要因に眼を向けなくてはすぐに痛みがぶり返してしまいます。また年々悪化の一途を辿ることにもなるでしょう。防止のためにはなぜ陥ってしまったのかを振り返っていただくことが必要です。

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きっかけクシャミ

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