慢性腰痛にオススメの温熱治療器|ホットパック

慢性腰痛には温熱治療器(ホットパック)が良く、筋膜のゼラチン質を温熱が柔らかくすることで筋膜リリース効果が得られる。筋区画の拡張によって循環血液量が増加し、血行が促進され、関節に加わる負担が軽減され、全身にストレスを分散することができ、腰を痛め難くなる。ただし、あくまでも慢性腰痛に良く、はっきりとした受傷機転(きっかけ)をもつときには禁忌となる。

慢性腰痛には温熱治療器(ホットパック)が良い

さて、本日は慢性腰痛の患者様に温熱治療器をご案内させていただきたいとおもいます。

こちらの図のようなアイテムが温熱治療器であり、別名でホットパックと呼ばれております。体に巻きつけて着用するタイプのものは現在では珍しく、従来型のものは電子レンジなどで加熱しないと巻きつけることができないものが多かったです。

レンジアップ型よりも手間が省け、持続力がある。

レンジアップ対応型のものはデメリットとして①面倒くさい、②持続力に難点があるというところがありました。ところがこちらのものは電気を用いておりますので、そういった面倒な手間や持続力にも秀でております。

腰部へのメリット①血行促進

言うまでもなく多くの方が腰部へのメリットとしてイメージできることですが、血行促進が得られます。腰周りを暖めることができれば血流が良くなりますので、腰部の血行が改善され、腰部に新鮮な血液が沢山供給されるようになり、腰部の疲労回復に貢献します。

②筋膜リリース

つぎに期待できる効果を挙げますと、筋膜リリースが期待できます。

筋膜とは以下のものです。

筋膜図のように筋肉を取り囲んでいる膜のことを筋膜と呼びます。筋膜は筋上膜・筋周膜・筋内膜といくつかの層で構成されております。

筋膜は暖めると柔らかくなる。

この筋膜は、ゼリーなどのゼラチンと同じ性質で出来ており、暖めると柔らかくなる性質を持っております。

柔らかくなると動きが軽く、筋区画の拡張による血液循環・筋膜の故障の防止に

お天気が良くて暖かなときにはご高齢者の方も元気になりますが、筋膜が柔らかくなることで体の動きの抵抗が少なくなり、動きの抑制が軽減されることが関係しているのです。筋膜が柔らかくなれば筋区画(筋膜による筋線維区分)が拡張され、新鮮な血液が沢山循環するようになります。また、筋膜の故障が柔らかいほど故障しにくくなります。この筋膜を柔らかくすることを筋膜リリースと呼びます。

関節可動域拡大による、腰部の負担軽減

筋膜を緩めることができると、体の動きの抑制が軽減されますので、関節の柔軟性を高めることができます。体が温まっているときに各種の柔軟性トレーニングを行っていただきますと、股関節や膝関節、足首、上半身などあらゆる関節の可動域を高めることができます。すると結果的に腰部に加わる負担が軽減されるのです。

立位体前屈立位体前屈の図、腰を前に屈める動作では、A~Eのように様々な関節の複合動作によって腰を前方に屈めることが可能になります。ところがCやEなど腰以外の部分の関節が硬くなると腰を屈める動作が妨げられてしまい、よりAやBを沢山曲げなければ体を屈めることができなくなります。このような関節可動域の偏りが腰部の抵抗となってしまい、激痛を発するのです。

関節可動域が向上するとブレーキとなるものが無くなる。

もし、太ももや膝、足首などが硬ければ腰をかがめようとしたときに腰の筋肉にそれらの固さが妨げとなります。すると固さがブレーキとなってしまい筋肉を損傷してしまうことがあります。ところが関節可動域が向上することでこのブレーキの存在がなくなり、腰の動きを存分に使うことができるようになるのです。腰に加わるストレスが周囲の関節に分散することができますので、腰痛が改善されることもあるのです。

温熱治療器はストレッチと組み合わせると良い。

やはり、こういった温熱治療器とはただ暖めるだけでなく、筋肉が温まっているときにストレッチを組み合わせていただくことが良いです。ストレッチは先ほどの筋膜リリースが得られているタイミングに行うと効果が高まります。温熱で筋膜を柔らかくし、ストレッチで伸ばすと、筋膜に付着している粘着成分を剥がすことができ、本来の柔らかさが回復されることもあります。

注意:炎症を伴うような激痛には使用しない

ただし、注意していただきたいことですが、あくまでも慢性腰痛の方が日常のケアとして持ちいていただくのには良いのですが、例えば重たいものを持ち上げた拍子に『グキッ』と腰を痛めてしまったようなときや、ゴルフで思いっきりスイングした拍子に腰を痛めてしまったようなときのように受傷機転(あきらかなきっかけ)があるようなケースでは炎症を伴っているケースがあり、患部の炎症が温熱によって悪化する可能性がありますので、できるだけ暖めないようにすることが大切です。用いるのはあくまでも慢性腰痛の方だけだと思っていただければ良いでしょう。

緩和処置

結論:体の抵抗力をつける

痛みを和らげる方法

施術

どういったことに注意して施術するの?

MSS療法

温熱療法

結論:温めると細胞の働きが活発化する

(入浴は別カテゴリー)

めやす

目的

腰痛治療における温めることと冷やすことの変遷

腰痛は温めても冷やしても変わらない

あたためる治療法

お風呂の腰痛治療効果

膝や腰の痛みに効くスーパー銭湯は?

温泉後の体の痛み

ぎっくり腰の治りかけに温泉は?

お風呂の鎮痛の仕組み

お風呂の適応判断

お風呂の弊害

結論:患部に染みて痛みが悪化する人もいる。

温泉に入ると腰が痛くなる

お風呂のありがちな間違い

腰痛にスーパー銭湯は?

温泉に入ったら痛みが強くなりましたどうしてですか?

入浴で気をつけること

結論:強い痛みのときには入らない。

どうしてもお風呂に入りたいなら?

腰痛では部分浴にも気をつける

アイシング

結論:冷やすことは治療よりも鎮痛効果が期待できる

ぎっくり腰の時のアイシングの流れ

ぎっくり腰、冷やす効果

発生時のアイシングの目的

ぎっくり腰冷やす期間

間違ったケア

結論:楽なことは体にとって必ずしも正解ではない

ぎっくり腰で揉み返しになった

ケア

ぎっくり腰のケアで気をつけること

ぎっくり腰は揉んで治るのか

予防策

床に直接寝るのはぎっくり腰にとってどう?

ぎっくり腰の予防の重要性

ぎっくり腰の防止法

靴下だけでのフローリング生活はぎっくり腰を起こす

読書によるぎっくり腰の防止のコツ

ぎっくり腰の発生率を40%減らす方法は起床直後に気をつける

ぎっくり腰にならないための筋肉の使い方

動作をゆっくり行なうぎっくり腰防止法

ぎっくり腰にならない動きのワンポイント

ぎっくり腰防止に気をつけることはヘソ

しゃがむ動作で腰を温存

ぎっくり腰の慢性化を防止するための体の使い方

低いところに手を伸ばすときのぎっくり腰防止

靴下を脱ぐときにぎっくり腰になった

ストッキングを履いて起こるもの

ストッキングを履いて悪化