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何の前触れもなくぎっくり腰になる

何の前ぶれもなく現れるぎっくり腰、原因が分からぬため不安に駆られやすいが、椎間板ヘルニアに陥り安い姿勢、気温の変化、3大原因があり、①ナッケムソン理論・②代償行為、③環境気温に注意すれば多くのものは防止できる。

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原因が分からぬため不安に駆られてしまうぎっくり腰

ぎっくり腰に何の前触れもなく陥ってしまう』ということをテーマとして綴らせていただきたいと思います。

仕事中や家事の最中、早朝の慌しい時間帯などにぎっくり腰に陥ってしまったときなど、本当に慌ててしまいます。どうして腰を痛めてしまうのか?何とかして注意したり予測することはできないものか?このように思われることでしょう。

また、ぎっくり腰に陥ったときの痛みもそうですが、やはり原因やキッカケが分からないということに対して無闇に不安に駆られてしまうはずでしょう。ではどうしたらぎっくり腰にいつなってしまうのだろうかという不安を持たずに暮らすことができるのでしょうか?これが分かるだけでも危険な動作を防止することができるはずです。

多くのぎっくり腰には原因があり、腰椎の椎間板ヘルニアであることが多いため、椎間板に加わる負担を軽減する必要がある。

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かつて私が知っている患者様では家族がラーメン屋さんで皿洗いをして慢性腰痛に陥ってしまい、『皿洗いをしたら腰を痛めてしまう!大変だ!』と思い込んでしまい皿洗いをすることをとても怖がっておられたケースもありました。また、腰痛を悪化させぬように出かけるときには必ずタクシーなどの公共交通機関を用いたり歩くことをできるだけ避けるようにしたり、過剰な対応をされてしまっているケースもたびたび目にすることもありました。『腰を痛めないように絶対に動かないようにしたいと思います。』と真剣におっしゃられる方もおられました。

やはり、何が原因か分からなければこういった対応になってしまうことは無理もありません。したがいまして、どういった動作が腰に負担を掛けるのか?そしてどういったときにぎっくり腰になってしまうのかについてある程度知っていただくことができれば安心できることです。

では、何が原因なのか?

これは前触れという考え方ではなく、ぎっくり腰の機序を知ることが必要です。

ぎっくり腰の基本的な原因は3つ、ディスユーズ、ミスユーズ、オーバーユース

では、ぎっくり腰はどうして起こってしまうのかと言うと3つの原因から成り立ちます。それを以下に述べます。

  1. ディスユーズ(不使用)
  2. ミスユーズ(誤使用)
  3. オーバーユース(過使用)

つまり、運動不足による機能の低下、間違った運動、激しすぎるやり方、過度な疲労が溜まった状態での運動、集中力が下がったときの運動などによってその拍子に生じるものなのです。

疲れたとき、慌てているとき、体が鈍っているときにぎっくり腰は発生する。

ということで、前触れもなく起こるわけですが、気をつけていただく点はある程度ご理解いただけましたよね。要するには

  1. 体が疲れているとき(疲労が溜まっているとき)、
  2. 慌てているとき(注意力が散漫なとき)
  3. 体が鈍っているとき(体力が衰えているとき)

これらの状況のときに起こる可能性がありますので、ご自身がこれらに当てはまるときにはできるだけ慎重にお仕事をして体を動かすように心がけていただければ再発を未然に防ぐことができるわけです。

特に気をつけていただきたいのが気温と天候

他にぎっくり腰の発生が増えるタイミングなどについて知っていただくとご安心できるかもしれません。どういったときに起こり安いのかと言いますとやはり冬場や雨降り、雪などの環境の気温が低くなるときに起こり安いです。これは気温の低下によって体の関節可動域が狭まり、腰を落とす動作が制限されたりと腰痛になり安い姿勢をとってしまうからです。また、寒さによって体が縮こまってしまいますと筋膜という組織が縮こまってしまうことでそれが筋肉の収縮の妨げとなりますので力が弱まってしまいます。さらには寒さによって血管運動が妨げられて血流が悪くなりますので、血行の不良を起こしそれが痛みの誘発の引き金になってしまったのです。

そして特に気をつけていただきたいのが、気温の急激な低下です。雨が降った日などのように大気中の空気が急激に冷やされるときには体がそういった気温の変化に対応しきれずに腰を痛めやすくなってしまうわけです。

したがいまして、皆様が日頃お過ごしになられている中で『今日はちょっと冷え込むな・・・・』と思えるときになりますとそれは同時にぎっくり腰になり易いことをご承知いただければそれだけでも安心につながることでしょう。

ぎっくり腰に陥り易い動作にも注意をしましょう。

また、何の前触れもなく陥るぎっくり腰ですが、腰部の椎間板などのヘルニア型のものもあり、そういったものに関してはどういった姿勢が負担が大きくなるのかが明らかになっております。

ちなみにヘルニアとは腰椎の椎間板という部分で起こるものなのですが、下図をご覧ください。

腰部骨格例えばこの図は人の背骨と骨盤の模式図です。

腰椎と椎間板これの背骨の腰の高さの部分の腰骨のことを腰椎と言いますが、上下に連なった腰椎の隙間に椎間板があります。

この椎間板が腰椎が下図のように動いたとときに下図のFの方向に飛び出してしまい、その周辺にある神経を障害して痛みを発したりすることを腰椎椎間板ヘルニアと呼ぶわけです。

ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアになる危険性を解明したのがナッケムソン理論

スウェーデンの整形外科のナッケムソンがこの腰椎の椎間板ヘルニアになりやすい姿勢を研究によって明らかにしました。その理論がナッケムソン理論となります。

ナッケムソン理論

これは普通に立っているときの腰椎の椎間板に加わる負担を100%としたときにそれぞれの姿勢がどういう負担になるのかということを示しております。それを以下に述べます。

  1. 仰向け寝25%
  2. 横向け寝75%
  3. 立位100
  4. 立位姿勢にて前屈150
  5. イスに腰掛ける150
  6. あぐら座り150
  7. 座位にて前屈200
  8. 立位にて前屈した状態215
  9. 仰向けに寝転んで足裏を地面につけて行う腹筋運動215
  10. 座位にて前屈して荷物をもつ250

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このようになるわけです。

イスに腰掛ける姿勢を続けずに時折歩く。前屈しないで膝を曲げて腰を落とす。

では、どうやったら椎間板に負担が掛かる状態を防止できるのかと申しますと、簡単にご理解いただけますと、イスに腰掛けた状態をずっと続けると腰の負担が大きいので、ときおり立ち上がって歩くようにしてください。

そして物を持ち上げるときなどにはできるだけ前傾姿勢を避けて膝を折り曲げて腰を落とすようにしましょう。

こうしていただければぎっくり腰の発生原因となる動作を防止できますので、腰に負担を掛けず安心できることです。

ディスユーズを感じたときには日常的に代償姿勢を止めてキレイ姿勢を取るようにしましょう。

では、次にもしも先程述べたディスユーズやオーバーユースの徴候を感じとったときにはどうしたら良いのかについてのべさせていただきたいと思います。

では、もしも運動不足により体が鈍っていることを感じたときにはどうしたら良いのでしょうか?

このときには以下の図に述べる代償行為をできるだけ取らぬようにして背筋を伸ばしたキレイな姿勢を心がけるようにしましょう。

代償動作

代償動作良くあるもの

では、取ってはならぬ姿勢を順に述べますと以下のようになります。

  1. 頬杖
  2. 肘乗せ
  3. 手付き
  4. 背もたれ
  5. 手で押して立ち上がる
  6. 肘を乗せて寄りかかる
  7. 寝転んだ状態から手を使っておきる
  8. 膝に手を乗せて立ち上がる
  9. 床に腰掛けたときに膝の上に脇を乗せる
  10. 壁に寄りかかる
  11. 軸足に体重を乗せ、利き足が前に出る休めの姿勢(軸足を杖のように使っている。)
  12. 足を組んで膝の上に肘を乗せる

いかがでしょうか?こういった動作を取りますと足腰や腰部の筋肉が怠けてしまいますのでディスユーズ型のぎっくり腰に陥り易くなってしまうのです。こういった代償による姿勢を用いずにキレイな背筋を伸ばした姿勢を心がけていただきますと、背筋が衰えることがありませんので腰部の筋肉を増やすことができて腰が丈夫になり腰を痛めるのを防止できます。

オーバーユース型のぎっくり腰では、代償姿勢をあえてとることで腰部の過労を防止することが必要になる。毒と薬は時に逆転する。

では、次に仕事などで極度に体が疲れているときはどうしたら良いのかと申しますと、このときには敢て先程の図で紹介した代償姿勢を取るように心がけてください。この動作とは依存すると筋力の廃用を招きますが、普段から過労傾向の人が用いる分には筋肉の負担を軽減することにつながり疲れを抜くことができます。

要するにはこういった日常動作が皆様にとって毒にも薬にもなりますので、それのメリットとデメリットを良く理解して使い分けていただければ長期的に腰の状態が改善され、そして不意に起こるぎっくり腰に怯える必要なく安心してお過ごしいただくことができるわけです。

まとめ

ということでまとめになります。では、皆様3つのことを心がけましょう。

  1. ナッケムソン理論:前屈姿勢と座位姿勢への注意(座り続けず時折立ち上がる。前かがみにならずに腰を落とす。)
  2. 代償姿勢の使い分け:体が鈍っているときには代償姿勢を無くす。体が疲れているときには代償姿勢で負担を軽減する。
  3. 気温の急激な低下に注意:急に寒くなったときにはぎっくり腰になり易いことに注意する。

最後までご覧になってくださいましてありがとうございました。またのご訪問を心よりお待ち致しております。

ぎっくり腰の前兆

結論:前兆は単純ではない。

ぎっくり腰の寸前

ぎっくり腰、ピリッと痛みがある。なぜ?

ぎっくり腰の前兆

こむら返りはギックリ腰の前ぶれ

ぎっくり腰の前触れ・腰が布団から浮いている

坐骨神経痛の前兆でお尻が痛くなる。改善は?

なりやすい人

前触れの改善方法

何の前触れもなくなってしまう

靴下の履き易さとの関係

自営業者です。ぎっくり腰の前触れって何?

関節負担によるぎっくり腰の予兆

ぎっくり腰に陥り易い予兆とその対策法

腰痛初期の経過観察

結論:5時間様子をみたら治療を受ける

いつまで様子を見るの?

ぎっくり腰では痛みの経過を観察しよう

経過観察の重要性について

ぎっくり腰の予後

ぎっくり腰は様子を見ていると長引く

ぎっくり腰の経過

筋攣縮による腰痛の治癒経過

緊急判断

結論:痛みの強さに関係なく、医療機関では軽症扱いとなる

ぎっくり腰は「軽症」なのか?

ぎっくり腰を緩和するための「刺激閾値」

ぎっくり腰では腰の強い刺激に気をつける

ぎっくり腰は知らずに救急車を呼ぶと長期入院確定

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運転中にぎっくり腰になったら?

救急患者の判断基準

ぎっくり腰の症状チェック

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第一印象で判断するべき患者

外因性発痛と内因性発痛の判別

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日常生活に支障の無い軽い腰痛はどうしたら良いの?

直ぐに相談していただきたいもの

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急性期症状

結論:痛みが悪化するものは専門家に依頼する

力を抜いた瞬間に痛くなるぎっくり腰

治療効果が上がりやすい腰痛

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ぎっくり腰で気が遠くなる

ぎっくり腰が酷くなったなら安静を見直せ

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痛すぎて病院に行けない

急性期経過

結論:寝て過ごせば2週間続く、ぎっくり腰専門の受診で翌日には働けることも多い

ぎっくり腰の時間

靭帯損傷によるぎっくり腰の治癒経過

腰痛の自然治癒の日数の目安

治癒期間は?

ぎっくり腰の急性期の期間は2週

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腰痛後に起こる組織の脆弱期間

腰痛対処

結論:まず冷静になる。

体に何らかの不調が見られたときの対応

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結論:話すことをメモにまとめる

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④-2医療機関の対処②

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