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ぎっくり腰の後遺症

結論:早期に治療しないと後遺症としてヘルニアになる。

最も考えられる後遺症は椎間板の変形による腰椎椎間板ヘルニア、自宅で寝ていて過ごしていることで生じやすい。受傷早期に見られるスリップディスクを速やかに解消しよう。

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放置・我慢して動き回れば悪化の一途寝て過ごすだけでも安全とは言えず

ぎっくり腰とは、ときに余りにも我慢しがたいほどの激痛を発することがあります。

そこでぎっくり腰になられた皆様はこのようにお考えになられたのではございませんでしょうか?

  1. 「このまま後遺症になってしまうのでは?」
  2. 「椎間板ヘルニアを起こしてしまうのでは?」
  3. 「車椅子生活になるのでは?」
  4. 「寝たきりになるのでは?」
  5. 「一生このままの生活になるのか?」
  6. 「会社をクビにされてしまうのか?」
  7. 「離婚されてしまうのでは?」
  8. 「家族をどうやって養えば・・・・」

では、どうなるのかについて述べさせていただきますと、放置して痛みを我慢し続けた場合は間違いなく症状は悪化を辿ります。

では、自宅で寝て痛みが静まるのを待っていればこういった心配は無いのかと申しますと、それも誤りです。決して安全だと保障することはできません。

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安静にして寝ていることは炎症を抑えるためには有効ですが、原因が取り除かれたわけであらず

では、私達は怪我をしたときになぜ横になって安静にして過ごすのかと申しますと、損傷した患部に炎症や内出血を伴っていることがあり、損傷箇所に刺激が加わることを防止するためにそれを行っているのです。

また、安静にするメリットとしては炎症している患部に過剰な血液の供給を防止できるため炎症の悪化防止になるからです。

したがいまして、炎症を抑えるために安静にするとお考えになっていただければ分かりやすいと思います。

ところが炎症を抑える行為とは言わば対処療法であり、原因に対してアプローチされておりません。

例えばインフルエンザなどで発熱した人に、症状を和らげるために解熱剤を与えても熱が収まるだけで原因となるウィルスは抗生物質などでなければ退治することはできませんよね。それと同じで、ぎっくり腰においても寝て過ごすことで炎症だけを取り除いても、ある原因を取り除かなければ容易に患部に炎症が再発して一向に治らぬのです。

自宅安静だけで痛みが収まるのを待っていた患者の一部にはぎっくり腰が長期化したり、何度も再発する報告があるが、そもそもの原因が取り除かれておらず。

私どものところにご相談をいただく案件では、長期間自宅安静だけで整体に通うことなく過ごした症例では、安静により寝ていて炎症が治まるところまでは改善されるのですが、そこから先の治癒が得られないというご報告を多数頂戴します。
例えば

  • 職場に復帰して以前と同じように体を動かした途端にぎっくり腰が再発してしまった。
  • イスに腰掛けた瞬間に再び激痛が走った。
  • 腰が異常に疲れやすくなり足にまで不快な症状が出始めた
  • 受傷から数年経っても痛みがある

などの良く無いご相談を幾度もいただくのです。

ぎっくり腰の多くの原因にslipped diskスリップディスクが関係している。

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では、ぎっくり腰の原因とはそもそも何なのでしょうか?そこに多く関係しているのがslipped disk(スリップディスク:円盤のズレであるのです。

医療後進国の日本では、ぎっくり腰のことを「ギックリ腰」とか「急性腰痛症」だとか、残念ながら腰を痛めてしまう様子や痛みの病気としての概念とだけしか捉えておりませんが、医療先進国のアメリカではぎっくり腰の原因を明確な機能的な障害として捉えております。したがいまして、ぎっくり腰のことをslipped diskと呼び円盤がずれたことによる障害であることを認識しているわけです。

椎間板がずれて背骨に挟み込まれ、背骨がロックされる

ここで言う円盤とは端的にご説明すれば腰椎椎間板のことだと思ってください。ぎっくり腰の多くの症例では何らかの弾みにより、腰椎椎間板にズレが発生し、それが骨と骨の間に挟みこまれてロックされてしまうために痛みが生じることが多いのです。もちろん全てがこの限りではありません。寝ていて仮に治ってしまう場合は円盤のズレは生じていてもロックされるところまで進行してはおりませんからこの場合は自然治癒が得られることもあります。

ロックを解消せねば痛みは何度も再発する。

ところが大事なことは椎間板が腰椎や仙骨の隙間にロックされてしまうことなのです。この場合はロックされた椎間板を骨の隙間から取り除かなければ炎症が治まっても、動けばすぐにぎっくり腰を再発することでしょう。

放置すると腰椎椎間板ヘルニアになることもある。

ところがこういった椎間板の機能面についてアプローチできる病院や整形外科、カイロプラクティックはアメリカにはいくらでもありますが、日本国内にはありません。日本では民間療法だけしか、椎間板のズレを取り除くことは難しいのが実情なのです。そして、こういったズレを放置し、そこに過剰なストレスが加わることで有名な腰椎椎間板ヘルニアへと移行していってしまうわけです。

椎間板のズレがある場合、明らかな腰の歪みや姿勢の異常を自覚したり、周囲から指摘を受けることが多い。

ということで、椎間板のズレをセルフチェックするslipped disk徴候を参考にしてください。(ただし、これに当てはまるから必ず椎間板ヘルニアになるというものでもありませんし、当てはまらぬから安全というものでもありません。飽くまでも目安としてください。)椎間板にズレを持っている場合は、明らかに日常の姿勢の歪みや体の歪みを実感することが上げられるのです。

slipped disk徴候

  1. 腰が反っていたり、前屈傾向だったりと自然にしているつもりでも曲がっているような違和感がある。(痛みが無いときでもこのような実感がある場合。)
  2. 背骨の動きが硬く感じる
  3. 仰向けに寝転ぶと左右のどちらかの腰が布団から浮き上がってしまう。
  4. 7キロ以上の重量物を担ぎ上げることが多い。
  5. 腹部が異常なほど前方にせり出している。
  6. 腰に締め付けるような違和感がある。
  7. 靴のかかとばかりが磨り減る。
  8. 腰を水平に捻ったときに左右で動く可動域が異なる。
  9. 猫背や踏ん反り返っているような姿勢を周囲の人から指摘される。
  10. 寝返りを打つときに腹筋や下半身の力でゴロリと転がることができず。上半身の力の補助を借りねば回転することが難しい。(骨盤回旋機能の低下)

椎間板は体幹を前屈したときには後方にズレ、後屈したときに前方にズレる。上半身の動きと真逆に動き、その機能低下によりロックされる。

ということで椎間板のスリップ現象についてお話を進めますと、皆様は自宅に丸イスはございますでしょうか?

もしお持ちのようでしたらイスをご用意ください。無い方はテーブルやちゃぶ台などをイスの代用として使い実験します。(現在腰が痛い方は絶対に行わないでください。

このイスの上にクッション(座布団など)を敷いて、その上から腰掛けてください。

腰掛けた状態で上半身を前に倒しますと、必ず座布団は後方にずれるはずです。また、反対に後ろに反らした場合は座布団は前に動くはず。要するには座布団が椎間板の動きを表しているのです。この実験では左右に傾けたときには坐骨によって座布団がロックされておりますので、どれほど左右に傾けてもズレは生じませんが、腰椎の間に存在する椎間板の場合は左右に動きます。(下図参照)

椎間板の後方へのずれ胴体を前方に倒して行くと骨盤も前傾し、それに伴って座布団(椎間板)は後方に押し出される。

椎間板の前方へのズレ胴体を後方に倒して行くと座布団は前方に押し出される。

椎間板の左右へのズレ胴体を左右に動かしたときには実際の座布団はそれほど動きませんが、椎間板は同じような理屈で反対方向に動きます。

前屈したときに腰に痛みが走るのは椎間板が後方にずれて神経を障害するから。後屈したときは椎間板が前にずれてその圧力で周囲組織が刺激されるから。

ということで前後屈に伴って椎間板が反対方向に動きますので、腰部の周辺の組織が障害されて痛みを発するのです。当整体院では、ズレたままロックしている椎間板を本来の位置へと誘導したり、本来の動きを損ねてしまった椎間板に元通りの動きを与えたり、過剰に加わる圧力を取り除いたりすることでこのslipped diskを解消し、安全な状態へと導いて行くのです。

椎間板のズレが解消されれば後遺症のリスクは大幅に軽減される。

こういった椎間板のズレを取り除いたり、その周囲の圧力を軽減することにより、はじめて後遺症の心配を軽減し、安全に安静で過ごすことができ自然治癒力を引き出すことができるわけです。

ぎっくり腰の代表的な質問

結論:ぎっくり腰は整体で治るものが多い

ぎっくり腰とは?

症状

原因

放置すると(無理すると)?

救急車は?

応急処置は?

いつまで様子を診るの?

病院は?

緊急性があるのは?

後遺症にはなりませんか?

クセには?

死ぬことは?

急性期の過ごし方は?

自然治癒まで寝るのは?

温めるのと冷やすのは?

どうやったら治るの?

予防トレーニング

湿布は?

難しいのは?

どこが痛くなるの?

ぎっくり腰の定義

結論:急性に生じた腰の痛みの総称

腰の病気は多くが同じ

腰痛の発生要因

ぎっくり腰と坐骨神経痛の違い

若い人のぎっくり腰

腰痛の場所

どこまでが腰?

ぎっくり腰の由来

ぎっくり腰の特長

ぎっくり腰の定義

腰はどこからどこまで?

ぎっくり腰とは?①

ぎっくり腰とは?②

ぎっくり腰の症状

腰の表現法

ぎっくり腰は医療機関によって定義が異なる

腰痛の分類

ぎっくり腰と類似した病態

腰痛の発生周期から見た分類

基礎用語

足と脚、下肢の違い

股関節の運動方向について

関節間力とは?

腰痛診療ガイドラインとは?

状況整理の5W1Hについて

腰痛の定義は?

股関節の外転とは?

神経根圧迫とは?

基本編

「基礎的な内容」を、
さらに2つのカテゴリーに区分します。

腰痛基礎編

痛み科学①

痛み科学②