屋外で過ごし、立ちあがるときぎっくり腰になった

ホームレス

結論:立ち上がる場面では腰椎を曲げて腰に負担をかける。ただし、細かな話を聴取する必要がある。

ここ最近は、ヤフー知恵袋の投稿内容を題材として考察をしています。屋外の公園でずっと座って過ごしていたところ立ちあがるときにぎっくり腰になってしまったようです。

では題材をご覧になってください。

~参照ここから~

◆出典:ヤフー知恵袋、

◆質問日時:2018年9月28日

◆書き出し
「寒い日に公園のベンチで1時間ぐらい座って~」
を参照、

◆患者:
・立ち仕事をしている、
・性別・年齢不明、
・車の運転をする機会がある。

◆経緯:

・元々の病歴はとくにない

・9月の終わりの寒くなって来る日のこと、
ベンチに1時間ほど腰かけて過ごす。

立ちあがろうとしたところ、急に腰が痛くなる。

<症状>
・歩く・走ることは問題なく出来る。
・座って背中を丸めると腰が痛い、
・中腰で物を拾う動作で痛い、
・車の運転がつらい、
・立ち仕事をしており、しゃがむ場面で腰に痛みが出る。
<対処>
・腰にシップを貼る、
・仕事の都合上病院に行けない、
・仕事以外では安静にしている、

<3日後>
一向に痛みが改善しない。

◆質問事項:
・これはぎっくり腰か?

~参照ここまで~

なぜ座っていたのか?

今回の症例では、率直に思ったことがあります。それは、なぜこの方が1時間も屋外で座っていたのか?という経緯が不明であることです。

この方のお話では仕事をお持ちです。自動車を運転する機会も日常的にあるようです。

僕が懸念していることは、この方が「ホームレス」ではないか?という心配です。ひょっとしたら、自動車は会社のものではないのか?仕事は日雇い労働なのではないか?様々な推測が成り立ちます。

常識的に考えれば。上記の説明は至って普通の内容です。しかし、大事な条件が抜け落ちています。条件とは以下のものです。
「誰が」、
「いつ」、
「どこで」、
「何を」、
「なぜ」、
「どのようにして」、
という詳細が記されていませんので回答する人は、質問者のことを細かく推測しなければなりません。

常識的に考えれば、よくあるぎっくり腰です。椅子に座ってじっとしていると、寒さの影響なども相まって腰が固まります。冷えて固まった腰を急に動かすとぎっくり腰になることがあります。

ところが仮にホームレスの方になると、状況が全く変わってきます。日常的に屋外の寒い中で過ごしていますし、食事も十分ではありません。睡眠も不足しているでしょう。こういった社会経済的な背景があると、軽い病気やケガも大事に至ることがあります。現実的にホームレスの多くは、栄養失調や、風邪など、軽い病気でお亡くなりになる方が多いです。

また、生い立ちも不遇が多く、十分な教育の機会にも恵まれません。そのため、相談をするときには、本件のような偏った説明内容に陥る傾向があります

十分に経緯が伝わらないため、回答者も安易に答えてしまいます。

たぶん今回の説明文をご覧になったときに100人中99人の治療家は、以下のような回答をするはずです。
「それは寒さのせいだよ」
「ずっと座っているからだよ」、
「それはぎっくり腰だよ」、
「急に動くからだよ」、
「そのうちに良くなるよ」、
などとアドバイスをするはずです。

仮にホームレスの方で、栄養失調から体が衰弱しているケースですと、ご本人は
「なんだ!それなら安心だ!」
と早合点します。楽観的に考えて何もせずに過ごします。ところが、衰弱した体は十分な栄養や休養を取らないと回復しません。普通の人の回復力は期待できません。また栄養を取れと言っても、食べるお金もありません

仮にホームレスの場合は、自治体などに経済的な保護を求める対応が図られないと、飢えて死んでしまったり、腰痛は悪化するだろうと思われます。

相談では、お話を細かくお聞きしないと最悪の状況も起こりうるのです。インターネットなどで情報収集をするときには、こういった前提が分かっていないと大事に至ることがあるので注意が必要です。

冷え

上記の前提を踏まえてお話します。公園などの屋外で過ごすとやはり、体は冷えの影響を受けます。目安として気温が26度を下回ると、体温が損なわれてしまいます。気温が下がると筋肉や関節が冷えて次第に固まります。とくに同じ姿勢を続けて動かないでいると、腰の筋肉が固まるため、不意に動きだすと、腰を痛めてしまうことがあるのです。

体重移動

ぎっくり腰ではたびたび、椅子から立ち上がる場面で腰を痛める方がいます。どうして椅子から立ち上がる場面で腰を痛めてしまうのか?これは体重移動が関係しています。

座っている場面では、お尻に体重が乗っています。
座っているときの重心位置
立ちあがるときには膝に体重を乗せます。
立ち上がる時の重心移動

膝に体重を乗せるには、上半身を前傾させます。上半身を前傾させるほど、腰を曲げます。腰の弱い方、体の固い方は、腰を曲げることによって、腰の組織を傷めてしまうことがあります。
腰の痛み
また、足の力が弱い人ほど、前傾角度を深くする傾向があります。足が衰えた人ほど腰を深く曲げるため、腰の関節を傷めやすくなります。

同じ姿勢が続いて腰の筋肉が緊張していたり、冷えによって筋肉の血流が悪くなると体の固さが助長されます。ぎっくり腰の発生リスクは高まってしまうわけです。

対策

簡単な対策としては、やはり寒さの影響を出来るだけ減らせるように厚着をしていただくことです。目安としては、肌寒さを感じないぐらいの服装を選びましょう。
冬服

また、長く同じ姿勢が続くと腰の筋肉が緊張して固まってきます。そのため、こまめに立ちあがってください。1時間座るとしたら、途中の30分ぐらいで1回立ちあがりましょう。1分ぐらい腰を動かして、再び座ります。

他にはベンチであれば、極力手すり(ひじ掛け)のあるところを利用して座りましょう。ひじ掛けに手をのせて、姿勢を支えながら立ちあがると腰を痛めるリスクが減ると思います。

ぎっくり腰

今回の症例に関しては、前述した例外を除けば、典型的なぎっくり腰だと思われます。ぎっくり腰では、立ちあがって歩くときにさほど痛みが見られないことがあります。

ぎっくり腰の多くは体位を変える場面で腰が痛くなります。特に胴体の位置に着目してください。寝ているときのように胴体が安定していれば、痛めた腰を刺激しません。立ち上がったときも、胴体が安定して垂直になっていれば痛みは少ないです。

ところが寝ている状態から体を起こしたり、しゃがんだり、立ち上がったり、低くに手を伸ばして拾う動作をしたり、背を丸めたりと、胴体の安定を欠く場面で腰が刺激されます。自動車の運転も一見すると座っているだけのように思えますが、ハンドルを操作する場面で胴体を動かします。したがって胴体の安定を一時的にも欠いてしまうことがあるのです。ぎっくり腰や腰痛の全般的な症状をこのケースでは示しています。

専門的なことを言えば、腰痛を連結する靭帯、もしくは筋肉の損傷が考えられます。腰を曲げる動作によって腰の靭帯が損傷したり、腰の筋肉が引っ張られて傷ついたのでしょう。背骨の腰椎を強く曲げる操作が腰の痛みを引き起こしたのだと推察されます。こういった症例でも当院を利用して多くの方が良くなっていますので整体をお求めください。
整体

痛みのピーク

今回の症例の患者さんのケースでは、ぎっくり腰の発生から3日経過した段階で、
「一向に良くならない」
としびれを切らしています。しかし、ぎっくり腰の全般的なものは発生から2日から1週間ぐらいかけて痛みのピークに達します。この方の場合は発生から日が浅いため、この後数日間は痛みが強くなることが想定できます。1週間を過ぎたあたりから腰の症状が少しずつ軽減していくはずです。1週間を過ぎて痛みが軽減していくなら、別段医療機関を受診する必要はありません。痛みが続くようでしたら医療機関できちんと検査を受けましょう。

いずれにせよ、発生したきっかけは、大きなものではありません。当院を利用して良くなる方が多いですね。

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