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きっかけがなくジワジワ痛くなったのはぎっくり腰か?

結論:ぎっくり腰のことが多い

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これといったきっかけがないぎっくり腰は多い

ぎっくり腰というと、重たい荷物を持ち上げて起こるイメージが定着しています。
重たい荷物を持ち上げる男性
そして発生時には「グキッ」と一挙に痛くなって動けなくなる印象を抱くものです。
ぎっくり腰で急に動けなくなった人

ところがそういったものではなくジワジワと少しずつ痛くなるものもあります。
腰の痛い男性
意外かもしれませんが、古典的なグキッと痛くなるものよりも、これといったきっかけなく痛くなるものの方が全体数では多いです。

振り返ったときになんら思い当たるきっかけがないこともあるのです。今日はヤフー知恵袋で似たような事案を見つけたので、考察をしたいと思います。

~概略~

◆書き出し:
腰が痛いのですが原因が分かりません。
◆患者:
性別・年齢不明、
◆職業:
不明、
◆既往歴:
腰痛持ちである。
◆経緯
もともとある程度の腰痛を慢性的に持っている。

ある日、いつも以上に腰が痛くなる。周囲に相談したところ、ぎっくり腰だと言われる。しかし、急に痛くなったわけでなく、ジワジワと痛くなった。

病院を受診する。


2か月経過した現在でも治っていない。

◆現在の状態
①立って前屈したときに、指先が床につかない。以前は両の手のひらが床について肘を曲げられるぐらいに柔らかかった。

②椅子に座っていたり、立っていると腰が痛くなる。

◆質問事項:
①腰は肉離れするのか?
②改善方法はあるのか?


◆留意事項:
①ジワジワ腰が痛くなったこと。
②医者の診断があいまいであったこと。
③診断内容に納得しないのに湿布を処方されている。
④痛みの程度から、シップでは改善しないだろうと、処方されたときには実感した。不満の残る処置であった。

~概略ここまで~

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ジワジワと痛くなる理由

それにしても、今回の質問者も至るところで、不可解な思いをして心労があったと思います。なぜ、じわじわと腰が痛くなるのか?疑問を感じますよね。周囲からぎっくり腰だと言われるのも納得行きません。

医者から肉離れだと言われても、そんなはずがないと思えることです。
歯がゆい思いをする男性
「肉離れって、スポーツや力仕事で起こるものでしょう?」
ラグビー
そう思ってしまうものです。

ところが、ぎっくり腰では大半のものが腰がジワジワと痛くなります。古典的なグキッと痛くなるものは全体では少数です。

どうしてジワジワ痛くなるのか?それは静的ストレスがあるからです。

ぎっくり腰では「ドカン!」と、一回のダメージで発生するものもあります。しかし、自覚できない弱いダメージが蓄積されるものもあります。例えばデスクワークや勉強での腰の疲労があります。
勉強

椅子に座っているだけでも腰は疲れます。腰の背筋が姿勢を支えるから座ったり立っていられます。背筋が力を出すと、筋肉が次第に傷ついて壊れます。車のタイヤやギアも使い続けると摩耗して壊れますよね。筋肉も休まずに使い続けると次第に傷ついて壊れてしまうことがあります。筋肉量が多い人ほど腰が傷つきにくく丈夫です。慢性腰痛をお持ちだと腰の筋肉がすっかり弱っていることがあります。腰が弱ると姿勢を支えるだけでもだんだんと痛くなります。

下図は筋肉です。筋肉は断面を見るといくつもの線維が束になっています。
筋肉
そして、束になったものが筋膜という膜で覆われています。筋肉が力を出すときには筋肉の線維が短縮して関節を動かします。このときに筋肉線維も反動でダメージを負います。このダメージが蓄積されることで腰に痛みが起こるわけです。

現代ではデスクワークが仕事の主流です。
デスクワークの腰の負担
デスクワークや勉強で腰に弱いダメージが蓄積して、ジワジワと痛みが起こる方が現代のぎっくり腰では大多数を占めるわけです。

気を付けること

気を付けることがあります。それは内臓の病気から由来する腰の痛みです。
内臓著作者: geralt

胃腸や肝臓を悪くしても腰が痛くなります。オシッコに関係する腎臓の病気も腰が痛くなります。女性であれば子宮の病気や、生理なども腰の痛みに影響します。これといったきっかけなくジワジワ痛くなるときには内臓の病気の可能性に注意する必要があります。内臓痛の場合は寝転んでも痛みが楽になる体位がありません

今回の事例では、椅子に座ったときや、立ちあがったときに痛みが現れます。寝ていれば痛みがありません。姿勢によって痛みが変化することから内臓痛は否定できそうです。

立位で痛くなる

今回のように原因が分からず、なおかつジワジワ痛くなるケースでは、筋肉が原因のものが多いです。筋肉が原因の場合は、立位や座って体を起こしたときに痛みが起こる傾向が見られます。姿勢を支えるときに緊張した筋肉が炎症部位を刺激するからです。

つまり、立位や座って痛みがみられる今回の事例は、筋肉から由来する原因の根拠となります。

腰も肉離れになる

事例では医者から「肉離れのようだ」だと言われました。肉離れは太腿や腕などの筋肉で起こる印象があるかもしれません。しかし、筋肉がある場所ならどこでも起こります。例えば胃や内臓も筋肉で出来ています。胃の筋肉が急に緊張しても、肉離れは起こります。胃潰瘍の原因にも胃の急激な緊張が関係しています。要は、筋肉が強く力を出しすぎると、痛めてしまうわけです。自分の力で筋肉が傷つくことを肉離れと呼びます。アニメのドラゴンボールに例えると、界王拳で、悟空の体がボロボロになるのも同じ仕組みです。

また、肉離れはスポーツで起こる印象があります。しかし、やはりデスクワークでも肉離れは起こります。学生さんで、勉強をしていても腰に肉離れは起こります。

筋肉が自ら力を発して、姿勢を保つだけでも、腰にはいくらかの負担があるからです。

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筋緊張

腰の痛みはたびたび、悪循環を起こします。もともと、腰の肉離れが原因で痛みが起こったのでしたら、筋肉に力がずっと入っていることで少しずつ壊れます。しかし、痛みが起こると、今度は患部の周辺の筋肉が、ダメージを負った部位を守ろうとします。この周辺の筋肉の防御による筋肉の緊張が起こりますので、腰に痛みがあると体は固くなります。事例の患者さんは、もともと前屈すれば両手が床につくぐらいに体が柔らかったということです。しかし、痛みが筋肉に緊張を生じさせます。この緊張が動きをさまたげることで体が硬くなったわけです。固さを改善するためには腰の痛みを治療することが必要でしょう。

度重なる負担

今回の事例では、ぎっくり腰発生から2か月が経過しても痛みが改善されませんでした。どうして、ここまで長期を要しても腰の痛みが改善しないのか?

それは度重なる負担があるからだと思われます。例えば、腰のパワーが100あるとします。100のパワーが80を下回ると腰が疲労によって痛くなります。

デスクワークで仮に80までパワーが減っても、一晩ゆっくり寝て休めば100まで回復します。ところが仕事がハードだったり、不摂生があったり、腰の衰えが進んでいると一晩寝て休んでも100まで回復しません。だんだんと腰にダメージが蓄積して慢性的に80を下回るようになります。

毎日デスクワークをしていたり、自宅でテレビゲームをしてずっと座って過ごしていたり、腰を休めずに過ごすと蓄積されたダメージが抜けません。デスクワークや勉強は仕事なので避けることができません。しかし、娯楽や私生活の部分では極力腰を休ませましょう。また、腰に与える負担は仕事や勉強だけではありません。寒さも影響します。腰を疲れさせる原因をなるべく減らすことです。

例えば、リクライニングチェアで背中をよりかけるだけでも腰の緊張が抜けます。
リクライニングチェア
また、整体治療を受けることでも回復が促進されます。
整体

あいまいな診断

病院や治療院を受診したときには、たびたび今回の患者さんのようにあいまいな診断を受けることがあります。

例えば、
「肉離れのようだ」
「ヘルニアっぽい」
「ぎっくり腰かも」
「ぎっくり腰のなりかかり」
など、断言はしません。

これに関しては、仕方ない部分があります。断言や明言には責任が伴います。患者さんの立場では、医者に断言してもらいたいはずです。

例えば
「これは肉離れである。3回通院すれば治る」
こう断言してもらうと安心します。
安心する男性

しかし、断言には法的な責任が伴います。仮に「肉離れである」と断言し、まったく違う病気だったら、患者は損害を負うことがあります。仮に断言するなら、詳細に原因を調査し、精密検査をしないといけません。そして根拠となる証拠を皆さんに提示する必要があります。

例えば腰の痛みの原因が骨折だと断定する場合は、レントゲンで骨が折れている様を証拠として提示します。逆に言えば、証拠の提示ができないものは断言が許されないのです。ちなみに法的には、100%の証拠を提示できるなら医者に限って断言が許されます。証拠がない場合は医者であっても断言が許されません。診断とは断言することであり、断言には証拠が必要で、証拠の提示には念密な調査を要します。今回のご質問者様は、医者があいまいなことを発言したのが不満なわけですが、断言をお求めでしたら、相当な調査費用を覚悟しなくてはなりません。保険診療の診察費では到底実現できないものです。だから、患者さんは推測の範疇の説明であっても、納得しないといけないわけです。

もし、皆さんが高額な報酬を用意するつもりがあるなら、世の多くの先生方が誠心誠意治療を受け持ってくれます。1回の治療に100万円をキャッシュでポンと払えば喜んで治療してくれます。そして断言してくれるはずです。

ところが保険診療の数百円の報酬では、だれも法的な責任は負いたがりません。つまり、患者さんの治療のチョイスの結果でもあるわけなんですね。

場当たり的な対応

今回のぎっくり腰の患者さんは、医者から場当たり的な対応を受けています。診断結果に納得していないのに、シップを処方されたことが不満だったのでしょう。なぜ、不明確な診断なのに湿布を処方できるのか?「湿布では痛みが改善されないだろう。」と、歯がゆい思いがあったはずです

これに関しては「保険診療の限界」なのだと納得するしかありません。数百円の治療費ではせいぜいそんなものです。ダイソーで買い物するわけではありませんよ。皆さんが負っている苦痛を取り去るわけですから、そもそも安い買い物では済みません。納得行かない結果であっても皆さんが支払う診療費の範囲で一生懸命診てくれるのですから我慢するしかありません。どうしても納得行かない場合は先生に個別で相談してみるべきです。

「先生、金には糸目をつけない。何とかしてくれ!」

こう一言付け加えるだけでも、先生の対応は大きく変わる場合があります。
医者の先生
どうしても保険診療の範囲で治療を済まそうとするなら、場当たり的な対処であっても仕方がないとあきらめましょう。権利を主張する人は義務を負うのが定めです。

こういった不満が残る治療を受けられた方はぜひ当院を受診してください。多くの方が腰がよくなってご満足くださっています。

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原因別

「原因」カテゴリーを、さらに区分します。

きっかけ

腰痛メカニズム

椎間板ヘルニア

腰部脊柱管狭窄症

⑤-1坐骨神経痛①

⑤-2坐骨神経痛②

⑤-3坐骨神経痛③

⑤-4坐骨神経痛④

持上げ動作

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