ぎっくり腰専門ユークル整体院

腰椎の動き

腰を屈める

当たり前のようで知られていない腰椎の動き、決して電信柱のように真っ直ぐの構造体ではなく、主には屈曲と伸展をして水平には動かない。横に胴体を倒すとカップリングモーションによって腰椎に捻りが加わる。前屈の時には腰椎は後方に動き、後屈では腰椎は前方に動く。

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当たり前のようで知られていない腰椎の動き

腰椎の動きは当たり前のように前後、左右、水平にヘビのようにニョロニョロと動くものであると思われていることが多いです。しかし、実際の動きについてはそれほど知られていない部分があります。腰椎は下図の骨格模型でいうところの赤い図になります。

腰椎説明図腰椎は5つあるわけですがこの腰椎が背骨の中では屈曲と伸展に主に働くことは専門家の方でしたら多くの方がご存知だと思います。ちなみに次の図は腰部の名称ですからあらかじめ用語に目を通してくださると助かります。

腰椎側面図

腰の前屈(屈曲)と後屈(伸展)

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腰の前屈動作は下図のように前に腰を屈めることを言います。後屈とは後ろに腰を反らすことを言います。

前屈このように前屈をしたり後屈をしたときは背骨の中では頚椎や胸椎も動いてはおりますが、最も大きく動くのは腰椎になります。腰痛を長年患っておられていろんなサイトをご覧になられている方ではきっとここまではご存知のことではないでしょうか?

腰椎は水平にはほとんど動かない。

また水平に腰を捻る動作は腰椎はとても苦手です。5つの腰椎を全て合わせても水平にはたったの5度しか動きません。私達が胴体を水平に捻ったときは骨盤ごと股関節を支点に腰を捻っていたり、胸椎によって水平に捻る動作を可能にしております。これも少し色んなサイトをご覧になった方でしたらご存知のことでしょう。

腰椎カップリングモーションにより横に倒すと反対側に腰椎は捻れる。

では次に少しマニアックな話になります。

胴体を横に倒す側屈をする動作になりますと腰椎は捻れが加わります。右に横に倒すと腰椎は左に捻れます。左に胴体を倒すと右に捻れます。胴体を倒した側と反対側に腰椎が動くことをカップリングモーションと呼びます。

例外として第五腰椎だけは同一側に動きます。

カップリングモーション胴体を側屈させたときに腰椎は反対側に水平回旋し、第五腰椎だけ同一側に回旋する。例えば腰椎の椎間関節に炎症を持っていると回旋した方向に存在する椎間関節の上関節突起の接触圧は減少して下関節突起の接触圧が高まって痛みが感作されます。

椎間関節の接触圧腰椎を左側から見た図。腰椎が水平に回旋したときには上下の関節突起は必ずどちらかに接触圧が高まり、反対側は接触圧が減少して牽引が加わる。押す力と引く力が両方発生しますのでどちらによって痛みが誘発されているのかキチンと判別しなくてはなりません。

腰椎は前後屈のときに前後にスライドする。

また側屈するときに捻りが加わるのと同じで、腰椎は前後屈するときにも前後にスライドをします。

腰椎伸展例えば腰椎が伸展(後屈)している状態がこの配列だったとしましょう。

腰をここから屈めて行きますと次の図のように椎間関節の重なった部分がスライドして腰椎が前屈(屈曲)します。このときには腰椎の椎体の中にある髄核が後方に動きます。

腰椎屈曲

ここまでが普通に言われている腰椎の前後屈の動きです。

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しかし、実際には前屈するときには腰椎は後方にスライドします。実際に腰に手を当てた状態で屈めていただくと腰部が後ろに飛び出すはずです。

腰椎の後方移動腰を屈めたときには腰椎は必ず後ろに動く

腰椎の前方移動また、腰椎をまっすぐに伸展したときには腰椎は前方に動きます。

つまり、腰をそらしているときには腰椎は常に前にスライドします。椎間関節の連結が緩くなる腰椎変性すべり症、腰椎分離症などを持っている場合には、腰を反らすと痛みが強くなるときがありますが、これは腰椎が前方に動いてしまうことで背骨の神経が狭窄されてしまい起こる現象でもあります。

腰椎分離症腰椎分離症の腰椎を横から見た図。腰を反らすことで分離症の患者は痛みを訴えるが腰を反らす動作では腰椎が前方にスライドするからです。前方にスライドすると上位腰椎と下位腰椎の間で神経が挟みこまれて痺れや痛みを起こします。

腰部脊柱管狭窄症などで真っ直ぐ腰を伸ばして歩いているときに間欠性跛行(歩いていると足に痺れがでて長時間歩き続けられないもの)が生じますが、これも高齢者特有の背骨の関節が痩せてガタガタになる変性スベリ症というものが背景にあり、腰を起こすと腰椎が前方に滑り出してしまうことによるものであり、腰を屈めることで痛みが緩和されるのは腰椎が後方に動くことでスベリが解消されて背骨の脊柱管が拡張されるからでもあります。

腰を屈めることで間欠性跛行が解消される理由は①椎間孔が拡がる説、②黄色靭帯が伸びる説、③腰椎のスベリ説と学者によっていろいろな説があるわけですが最も有力な説はきっと今回の説なのかもしれません。

それでは今日も最後までご覧になってくださいましてありがとうございました。またのご訪問をお待ちいたしております。

※参考文献:「腰痛と神経痛がみるみる治る」著者 藤田徳人 整形外科医(2006 P190 「腰の墓場、脊柱管狭窄症の治療」より)

腰痛と背骨の構造的要因

結論:腰痛の9割は第四・第五腰椎の間で起こる

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結論:腰を反らして痛める

椎間関節炎による腰痛

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腰痛と関節軟骨関節症

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軟骨組織とぎっくり腰

腰痛と軟部組織障害

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靭帯損傷によるぎっくり腰の最大の特徴

棘上靭帯炎による腰痛

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結論:背骨の構造の変化は腰痛の原因ではない

腰椎

拮抗筋の役割と胸椎との関係

腰椎の前方と後方への動き

背骨の変形

結論:変形自体は腰痛には関係しない。

ぎっくり腰で変形性脊椎症は?

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子育て中のぎっくり腰は骨盤筋をほぐそう

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