慢性腰痛患者が受けるべき検査

検査

著作者:
DarkoStojanovic

慢性腰痛患者では何十年もの腰痛歴を持っているが意外にも自分の腰のことを知らないことが多く、知るためには検査が必要なのだがどういった検査があるのかすら知らない。「腰痛持ちだから腰が痛い」と真剣に思われている。検査ではレントゲンやMRIを受けることが良く、MRIはレントゲンでは見れないものまで詳しく患部を検査できる。CTなど検査装置には様々なものがあるが結局はどういう機材を用いるかよりも見る人の技術の方が大きく関わってくるため、腰痛の専門家にしっかりとした検査装置を用いてみてもらい、複数名のセカンドオピニオンによって確実性のあるものにすることが求められる。

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慢性腰痛患者が意外に知らない腰痛の検査

慢性腰痛

「もう20年来の慢性腰痛なんです。困ったものです。」
このようにおっしゃられて方々の治療を受けられている患者様は今現在日本には余りにも多くいらっしゃいます。腰にはベッタリと沢山の湿布を貼って鍼やお灸、マッサージなど毎週のように治療を受けに行かれます。しかし、多くの方は実は自分の腰痛についてほとんど何も知らないことが多いです。長年腰痛を患っていても自宅に腰痛の本が1冊も無い方は珍しくありません。
もちろん腰の実際の痛みについては誰よりも詳しくご存知のはずです。
ところが何が原因で腰が痛いのか?その原因については丸っきり明らかになっておらず漠然に腰の痛みを訴え続けられていることがあります。原因を明らかにするためにはある種の検査が必要ですが、どういった検査があるのかすらご存知でないのです。ほとんどの方は場当たり的に受ける鍼やお灸やマッサージでその場の痛みが治まればそれで良いとお考えになられます。腰痛の理由について訪ねると「腰痛持ちだからでしょ」などとお答えになられる方もおられるほどです。

受けたことが無いなら絶対受けていただきたいのがMRI検査

もしもどういった検査があるのか?分からずにいるのでしたら絶対に受けていただきたいのが画像検査です。まずはレントゲン検査を受けて、そこで異常が見つからない場合には、MRI検査を受けてみてください。このページにたどり着く段階にある方でしたら様々な医療機関を受診されており、すでに様々な検査を受けているケースがあります。MRIも受けていることは多いと思います。MRI検査を受けているにも関わらず原因が不明であることもありますが、それ以前の問題としてそういう検査が存在することを知らない方は慢性腰痛患者には多いのです。中にはレントゲン検査すら受けたことが無い方も居るぐらいです。

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レントゲン検査とMRIは別のもの

ちなみにすでに整形外科を受診することでレントゲン検査を受けられている方は多いと思います。お医者さんからレントゲンの映像を見せてもらうことで「異常はありません。痛み止めを処方します。2週間経っても痛みが治まらなければまた来てください。」などと宣告されることがあり、
「そうか・・・こんなに痛いけど異常は無いのか・・・」
と、腰痛とはそういうものだと納得してお帰りになられてしまうことがとても多いのです。

しかし、レントゲン検査とMRI検査は全く別のものです。

レントゲンレントゲンのイメージ図、

レントゲンとは骨に放射線の一種であるX線を当てることでX線がどの程度骨を透過するかというX線の透過の濃淡から骨の状態を検査する画像検査になります。骨のカルシウム成分が沢山有るところではX線が透過せずその部分にX線が集まりますので白い色が濃く映ります。逆に骨粗しょう症などでカルシウムが少ないところになりますとX線が突き抜けてしまいますので色が黒く抜けた状態になります。ちなみに、レントゲンでは骨は映りますが軟骨は映りません。皮膚も筋肉も映りません。痛みの出ている炎症箇所なども映ることはありません

◆レントゲンを利用する例

  1. 骨折が無いかを見る。
  2. 骨の変形を見る
  3. 脱臼がないかを見る。
  4. 腰椎の狭まりの度合いから腰椎椎間板症や腰椎椎間板ヘルニアなどの可能性を見る
  5. 骨の色の抜け具合から骨腫瘍(ガン)の存在を知る。
  6. 骨の色の過剰に濃くなっている部分を見ることで日頃の物理的なストレスが加わりやすい部位を見る

など多岐に渡るメリットがあります。他にも診断学としてレントゲンの画像が大きな手がかりとなることは多いですが基本的には関節を構成する以下のような腱・靭帯・関節包・軟骨・骨膜・椎間板などを撮影することができません。

軟部組織

椎間板これらの軟部組織はレントゲンには映りません。あくまでも画像に映る骨の状態から「あれ!骨が逆方向に動いている・・・靭帯が切れているのでは?」という具合に間接的に判断する材料として用いており、確定診断と言えるはっきりとした根拠とは成り得ないのです。

MRIはレントゲンに映らないものが分かる。

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では次にMRI検査についてお話しましょう。MRIでは以下のような筒状の検査装置に入って体を撮影します

MRI基本的にはレントゲンのような放射線の被曝がありませんから発ガンのリスクもありません。ご予算と時間に余裕がある方は受けてみても良いでしょう。ちなみに検査を受けると撮影に数十分掛かります。しかし、先に述べたような軟部組織や関節組織を撮影することができます。撮影方法によっては今現在痛みを引き起こしている炎症箇所をも映し出すことができます。

したがって、これまで検査を受けて何も異常が見つからないと諦めている方、そもそも検査というものを受けたことが無い方などは一度しっかりと原因を明らかにするためにもMRIを利用していただくことがオススメできます。

MRI検査は別名で磁気共鳴画像と言って、体を構成する水素の原子を磁気で揺さぶってその揺れ具合のデータを画像として処理する方法です。それ以上詳しいことは知らなくても良いと思いますのでMRIはレントゲンでは見れないものを見ることができるとだけ覚えておいていただければ十分でしょう。一般的にはMRI装置は何億円もするものですからそこいらの個人の整形外科で見かけることはありません。大学病院など大きめの病院を受診しないと見てもらえませんので受診前にその病院で受けられるか聞いておくと良いでしょう。

CTスキャン(CT検査)もMRIやレントゲンと異なる。

また、中規模の医療機関ぐらいになりますとCT(コンピュータートモグラフィー)という検査法を用いることがあります。これは別名でコンピューター断層撮影と呼びます。MRIの装置とほぼ同じような外観をしておりますが筒の部分が短かいです。撮影時にはX線を用います。X線で輪切りの写真を沢山撮影してそれらの画像をつなぎ合わせて立体的な画像を作ります。X線を用いますので当然のことながら放射線被爆によって発ガンすることもあります。撮影できるものはレントゲンと同じです。画像をつなぎ合わせるためより詳細な情報を知ることができます。しかし、あくまでも画像をコンピューター処理でつなぎ合わせているため癌の細かな病巣などはキチンと画像で処理されないこともあります。

超音波検査もあるが・・・・

また、以下の図のような超音波検査装置もあります。

超音波検査

超音波はレントゲンと異なり放射線は一切ありません。したがって妊娠中など臓器の未完成な胎児の被爆を防止するために産婦人科の検診ではこれを主に用いて検査をします。

かなり雑な映像ではありますが体内を撮影することができます。腰痛の検査で用いられることはありませんが一応体の中の状態を見ることができます。ちなみに脱臼など明らかに骨がボコンとずれているようなものは分かるものですが骨折でもヒビのような細かなものを見つけることはできません。病院でない民間機関でもちょっと予算に余裕がある院では超音波検査機器を持っていることはたびたびあります。もちろんお医者さんのように画像を見て診断することは出来ませんが治療をする上で参考にしていることはあります。しかし超音波検査器があるからと言って必ずしもそこが病院であるかどうかは分かりませんので正規の資格者がキチンと体を見てくれているのか?という別の問題が新たに発生するので注意してください。

検査機器よりも判断する人間の技量の方が大切である。

また、どんな機械があってどういった検査をするのか?ということもとても大切なことではありますが、1機何億円もするような高価な検査機器を用いようとも見る人間が未熟であれば当然のことながら原因を見落としてしまう可能性が高いです。皆様は慢性腰痛を患っているわけですから自宅のご近所の整形外科でレントゲンを撮影することも良いですが、ほとんどの整形外科医は肩や首、膝や腰、腕や指など多岐に渡るものを対象としております。やはり腰痛だけの専門医、そしてそういった専門医に十分な検査機器を用いてもらい、尚且つセカンドオピニオンとして複数名の専門医の下を受診して確実なアドバイスを頂くようにすることが大切であると言えます。

検査法について

結論:先生に任せれば良い

  1. 中腰で起こった腰痛の評価法背中を丸めて痛みが出るか?腰を屈めて痛みが出るかで痛めたところを判断する。
  2. 臥位の徒手検査には異常がないが、立ち上がると腰に痛みがある。回旋筋・棘間筋・横突間筋などの小筋群が原因となる
  3. タイトネスチェック法立位体前屈で背中が丸くなるか、ならないかを見る。
  4. 打診器の見方反射が亢進しているときには脳の病変が疑われ、減弱しているときには末梢神経の障害が疑われる。
  5. 打診器を用いた腱反射テストについて 脊髄性の疾患や脳から由来する病巣を早期に見つける不可欠な検査であり、過剰な反射を見つけだすことで疼痛が感作されている状態を見抜く。
  6. SLRテストの痛みの出るタイミングとその原因片足を持上げる検査ではあるが持上げた足を下ろすときに痛みが顕著であれば腰部椎間板の痛み
  7. クラウスウェーバーテスト腰痛健康診断は重量物を扱う一定の職種にて行われるものであり、配置前検査と半年に1回の定期検査がある。
  8. ぎっくり腰の2つのタイプ、①曲げて痛い・②反らして痛い主に腰を曲げて痛みが強くなるものと、反らして痛みが強くなるものがあり、大抵どちらかの動作に優位に痛みが出る。逆側に動かすことで痛みが緩和されることが多い。
  9. 慢性腰痛患者が必ず受けるべき検査自称うん十年の患者の多くは無知によって腰痛を諦めている。
  10. 疼痛誘発検査慢性腰痛をお持ちになられており原因が分からなくてお困りになられている方にとって最も有力な検査方法の一つ
  11. a共同筋を用いた原因推測深層筋に異常のある腰痛では共同筋から原因推測が可能となる
  12. a治療上ストレッチが有効か無効かの判別FNS・SLRテストで完全に脱力した状態にも関わらず可動域を全て動かせるときにはまずストレッチは無効となる。
  13. a腰痛の診断で最も確実性が高いもの重大な手術に踏み切るときには必ず決定的な根拠が必要です。もっとも確実性の高い根拠となるのが神経根ブロックによって痛みの出ている神経を実際に麻酔で眠らせて痛みが消えるかどうかを見る検査
  14. 腰痛の原因追求腰痛治療では問診→視診→触診→理学検査→画像検査という順で最後に確認の意味を兼ねて画像検査をするべきだが、病院ではこの手順が全て省略されており最後の画像検査だけしか行っていないことが多い。
  15. 叩打痛との関係腰部の構造体には様々な役割があります。その役割が果たさなくなると叩打痛にも影響が見られます。
  16. 病院の検査では異常がないのに腰痛になった腰痛の多くに心理面(恐怖心からの防御反射)が関係している。
  17. 腰部の高位診断と神経障害の実際どの筋力が落ちたら腰椎の何番目が障害されている、どの反射が減弱したら腰椎の何番目が障害されているという責任高位を診断することは実は無駄なものが多かった・・・・
  18. aaa腰痛のタイプを評価判定するには後屈→前屈→側屈と10回ほど反復して腰痛のタイプを見る
  19. a腰痛の痛みの追求方法原因を特定せずに治療をしても、結果につながらない。にもかかわらず、原因が分からないのに、治療をしている医者は多い。
  20. 診断に用いられるもので、最も有効なもの徒手検査
  21. aaa三角筋テストでは腰痛の心理的な影響を見る三角筋テストは腕を保持するポジションから心理面を見るテスト法
  22. トーマステストの注意点ぎっくり腰の治療ではトーマステストで腸腰筋を検査するが、健側の膝を他動的に持上げると患側の膝が持ち上がるのはあくまでも痛みから逃れるための逃避であり、逃避をせず痛みを訴えると膝は持ち上がらない。
  23. 腰椎の側屈評価法胴体を側屈したときに腰椎がキチンと弧を描いて丸くなるかを評価する。固いと歩行時の体重移動が困難になる。
  24. ぎっくり腰の触診法圧痛点を評価する静的触診と、痛みの出る関節や可動域を評価する動的触診がある。
  25. aaaぎっくり腰の検査では痛みがある方向に体を動かす動きの抵抗感から原因をみる動体検査法がある。
  26. ぎっくり腰に陥り易い方の評価法立位や座位で腰や背中の状態を観察することが良い
腰痛の検査・慢性期判断

腰痛の検査・慢性期判断

「まとめ」ページを、「リスト」にしました。

中期的な経過判断

長期的な経過判断

セルフチェック

腰痛の検査データ

検査法について

検査の流れ

対応対処

「対応・対処」カテゴリーを11個に区分しました。

急性期の腰痛判断

急性期の腰痛対処

慢性期判断、検査

医療機関の対処

一般的対処A早期ケア・間違ったケア

一般的対処B慢性期

食事・栄養

手技対処

腰痛対策

道具での対処A(固定法)

道具での対処B(生活補助)

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検査法について

結論:先生に任せれば良い

中腰で起こった腰痛の評価法

臥位の徒手検査には異常がないが、立ち上がると腰に痛みがある。

タイトネスチェック法

打診器の見方

打診器を用いた腱反射テストについて

SLRテストの痛みの出るタイミングとその原因

クラウスウェーバーテスト

ぎっくり腰の2つのタイプ、①曲げて痛い・②反らして痛い

慢性腰痛患者が必ず受けるべき検査

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腰椎の側屈評価法

ぎっくり腰の触診法

ぎっくり腰の検査では痛みがある方向に体を動かす

ぎっくり腰に陥り易い方の評価法

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