ぎっくり腰、どんなに痛くても絶対動かないといけないとき

結論:体温が保てない状況

腰痛診療ガイドラインでは、腰痛のときには、「痛みに応じた活動を保ちなさい」と見解を示しています。つまり、
ちょっとぐらい腰が痛くても、我慢して動いた方が治りが良いですよ
腰が痛くても何とか動ける人
という旨の解釈ができます。

ところでそういった腰痛診療ガイドラインの見解と異なり、どう考えても腰の痛みが「重症」でもその場から無理に動かないと行けない状況もあります。それは限られた状況です。特殊な「例外」です。やはり、どんな物事にも必ず例外があります。例外を把握しておくことは不可欠です。

倒れた場所

無理にでも動かないといけないのは、倒れた場所によります。ぎっくり腰では、以下の症状に大別できます。

  • 自力歩行が可能なケース
  • 自力歩行が不可能なケース

大部分が少々痛くても自力歩行ができます。
腰が痛い人
ところが、稀なケースでは自力歩行ができない場合もあります。
自力歩行不可能なぎっくり腰^
後者の自力歩行が出来ない状況では、場合によっては無理を押してでも動く必要があります。例えば、仮に腰骨が骨折していようともその場から動かないといけないことがあります。

正常体温が保てない場所

どういった場所で倒れると危険なのか?それは、私たちの正常な体温である35度~37度台を保てない環境で倒れる場合です。例えば、冬場の屋外で倒れたとしましょう。また、例えば自宅の通路で倒れたとしましょう。倒れた場所が寒くて、冷え切った地面やフローリングだとすると、その場所でずっと倒れていることは大変な危険があります。

いくら
「痛くて、動くのが怖い!」
と思っても、正常体温が保てない場所で寝ていて症状が緩和することはありえません。刻一刻と、体温が体から周囲の外気や地面に漏出していきます。
ぎっくり腰で倒れた場所が寒い

人の体には自然治癒力が備わっています。この自然治癒力に大きく関係しているのは、「細胞活動」です。
細胞
細胞で皆さんが口から食べた栄養素が、体を動かすためのエネルギーに転換されています。栄養は口から食べただけでは、エネルギーにはなりません。細胞に運ばれて、それが合成されてエネルギーになります。このエネルギーの生産活動に一定の体温が必要です。

つまり、ぎっくり腰で倒れたとしても、体温が保てる環境で安静にしていられるなら、自然治癒力が働いて次第に良くなることもあります。簡単に言えば「布団」で寝ていただくことです。
布団で寝ている人
しかし、正常体温を保てない場所で、寝ていると、回復力が働きません。むしろ体力が奪われてゆきます。このため、その場で寝続けていることで体の症状は次第に悪化するはずです。

助けを求めるか、自力で移動

つまり、上記のようにぎっくり腰になったときの場所や状況によっては、その場で寝続けることができないケースがあります。この場合は、周囲に助けを求めたり、腰が痛くても精神力で耐えてでもその場から移動しないといけません。周囲の助けが得られなかったり、自力での移動が無理なら、体温を保温する方法を考えてください。このときに行っていただきたいことは、「断熱材」となるものを体の下に敷いていただくことです。
断熱材で体温の漏出を防止する
図のように体の下に断熱材を敷きます。断熱材としては、段ボールや新聞、毛布など冷気を遮断できるものを用いてください。

仮に断熱材になるものがあったとします。しかし、考え方として自宅の密閉された部屋の、布団で寝ているのとはわけが異なります。屋外や通路などの場所は部屋よりも寒いことが通常です。また、断熱材の働きも十分なものではありません。そのため、何もなしで「直に床に寝そべるのよりはマシ」ぐらいに考えてください。あくまでも周囲の人の手助けが得られるまで「応急的な手段」だと考えましょう。

案外、都会では「酔っ払い」や「ホームレス」が道で倒れていても見殺しにされることがあります。
ホームレス
なので、誰かが助けてくれるとは考えず、基本は自力でその場を乗り切る方法を考えましょう。女性は道で倒れていれば、誰かが心配して助けてくれることがあるかもしれませんが、40代以下の若い男性だと助けてくれないことがあります。

体力があるうちに動く

仮に、ぎっくり腰になって痛くて動くのが困難だったとします。しかし、手助けが得られないなら、何とかして早い段階で我慢してでも動きましょう。這ってでも動いた方がいいです。体温が外に奪われて体力が失われると、時間経過とともに症状が悪化します。その場で休憩して良くなる兆しがありません。体力が奪われる前に痛くても、泣きたくても動くことが推奨できます。

その場にとどまることは症状の悪化につながるだけです。最悪、低体温症になれば命を落とすこともあります。

最終的には

結果的に、その場で寝ていることしかできず、周りの手助けも得られないとします。この場合は救急車を呼ぶことも仕方がありません。
救急車で搬送される人
ちなみに救急車で搬送された場合は、基本的には自力で帰れなければそのまま「何日か入院する」ことになります。入院生活は中々苦痛があります。まず退屈ですし、プライバシーがありません。携帯電話も使えません。なので、極力なら自分で何とか出来ることが望ましいです。

そして、幸いにもぎっくり腰専門の当院が皆さんのご自宅まで出張整体を受け付けております。
整体治療
ぎっくり腰で屋外で倒れてしまった方もすぐに駆け付けておりますのでご依頼のお電話をくださいませ。

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