ぎっくり腰専門ユークル整体院

お風呂による腰痛の鎮痛・治癒の仕組み

お風呂

結論:①温熱、②浮力、③浄水圧、④熱による脳の鎮痛効果、⑤心理効果

お風呂が「腰痛に良い」と言います。すでにどんな腰痛にはお風呂が有効でどんなケースではやめた方が良いのかというお風呂の判断にはすでに触れております。それを踏まえた上でご覧になっていただきたいのですが、お風呂に入ることで痛みが緩和されたり腰痛が治まるのには幾つかの理由があります。

  1. 温熱作用

    温熱作用:お湯から得られる最大の効果がこれ。人は生きて行くために細胞内でエネルギーを作り出さないといけません。ところが細胞内のエネルギーを作り出す小器官達は、ある程度の温度が無いと活動することが出来ません。寒いと糖質や脂質などの栄養素をエネルギーに転換することができないのです。エネルギーが不足すると次第に痛みが生じるようになります。怪我しやすくなったり病気も起こります。だから寒くなることで神経痛や体の痛みを患う人が増えるわけです。通常は寒いと筋肉を震わせたり体を硬直させることで筋肉を活動させて熱産生を補おうとします。ところが熱産生のために筋肉を働かせると筋肉が疲れてしまいこれもまた痛みの原因となります。お風呂のように外部から熱を与ええることで小器官の働きを助けてあげると疲労を伴わずにエネルギーが楽に作れます。これによって痛みが緩和されるわけです。また、体を構成する分子(体を構成する材料)は温度が高くなるほど活発になり、低くなるほど分子運動が弱まる特性があります。つまり温度が高まると血流が良くなるのです。

  2. 浮力:お風呂に入ると体がプカプカと浮きます。陸上で床に座って過ごすよりも水の中で体を浮かせていたほうが筋肉を使わずに楽に姿勢を保つことができます。海の生物であるクジラが何トンもの体重があっても水中で暮らしていられるように浮力があることで体に負担を掛けずに過ごすことが出来るのです。湯船の中では筋肉を働かせずに楽に過ごせるということはそれだけエネルギーのロスがなくなります。浮いたエネルギーが腰の治癒に割り当てられるため治癒が促進されます。とくに腰部は体重を支える上でとても大きな負荷に晒される部分です。足の場合は二本ありますから体重負荷は片足にはどんなに多くても50%ずつの加重しか加わりません。ところが腰椎は1本しかありませんから上半身の体重が腰部の一点に集中するため浮力によって体重を軽減する作用はかなり筋肉を休める作用があります。

    クジラ

  3. 浄水圧:水圧のことだと思ってください。お風呂に入ると体に水圧が加わります。体内を巡る血液は全身を循環するわけですが、酸素や栄養成分の豊富な新鮮な血液は細胞までの行きの道のりで動脈という筋肉の発達した血管でギュッと押し出されて送り出されます。そして、重力にしたがって楽に落下して行きます。栄養を細胞に与えて栄養成分の乏しくなった古い血液は心臓に戻らないといけません。ところが帰りの道のりは静脈という筋肉の乏しい血管で戻ります。静脈にはところどころに逆流を防止する弁がありますのでちょっとずつ時間を掛けて心臓に送り戻して楽に戻そうとします。体を動かすと弁の働きを利用してポンプのように静脈をめぐる血流が戻って行きます。お風呂に入ると静脈に水圧による圧力が加わるので弁のポンプ作用によって楽に静脈血が心臓に戻ってゆくわけです。血流が良好になることで回復が早まるわけです。

    ポンプ

    給油ポンプを想像してください。ポンプ部分に弁がついており、水が逆流できないようにした状態で圧力を加えると、一つの方向に水が送り出されます。静脈も全く同じ仕組み。水圧が圧力となってくれます。お風呂も入りっぱなしで居るよりも出たり入ったりを繰返した方がポンプ作用がより期待できます

  4. 熱感による脳の誤認作用:転んでどこかをぶつけたときや痛いときには患部を無意識で手でさすってしまったり擦ったりします。寒いときに両手をゴシゴシさせたりもします。痛みがあるときに手をギュッと握り締めたりもします。人は強い刺激を受けたときに、別の感覚刺激を同時に体に与えることで脳が二つの刺激を同時に処理できないため、痛みを遮断させて別の刺激を認識する仕組みです。痛みという強い刺激に対して、別の強い刺激を与えると痛みは一時的に感じなくなります。これは別段熱でなくてもあらゆる感覚によって起こります。例えば氷の冷刺激を与えても痛みは遮断されます。筋肉を働かせて体をゴシゴシさせても痛みは遮断されます。ただし、体をゴシゴシしたり、筋肉にギュッと力を込めて力みを生じさせることで痛みを遮断すると、一時的に痛みは遮断されても筋肉がやがて疲れてきます。この疲れが痛みを増幅させたり、痛みの悪循環を引き起こしたり、更に痛みが別の部位に波及したりと悪化・慢性化につながります。お風呂による熱感は体を力ませずに刺激を与えることが出来るため鎮痛させつつ、筋肉の疲労による悪循環を生じさせずに済みます。
  5. 温泉

    心理効果:最後に上げられるのが心理効果です。一言で言えばお風呂という心身共にリラックスできる環境にいることで体が脱力して安らぐということ。自宅以外の温泉地に足を運んだり銭湯や薬湯などの効果もある意味では泉質の効能よりも心理的な影響が大きいと言えます。

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おすすめ本:慢性疼痛 平木 英人(2012年出版)

ご紹介する本は以下の本です。

慢性疼痛 平木 英人(2012年出版)

感想

心因性疼痛の患者さんの症状の共通点が「自分がこの世で一番苦しい思いをしている」という部分がなるほどと感じさせられました。確かにその通りです。中途半端に「そんなの医者行けよ!」とか、「なるほどね」とか分かったようなことを言われると無性に腹が立ちます。心因性疼痛に限らず身近な風邪や腰痛、ちょっとした体の痛みも
「大丈夫ですか?」
と心配してもらえると
「大丈夫だよ。安心して」
と相手に対して配慮する気持が湧いてきます。無闇に突き放すようなことを言われるとその通りなのですがストレスを余計に募らせてしまうものです。

気づかい

メモ

以下は文献を拝見しているときに気がついたことや思いついたことなどメモとして書き残した内容です。感想を記すために書き残しております。

  1. 心因性疼痛の症状のからくりはとらわれにある
  2. とらわれからの脱却が治療
  3. ちょっとした痛みや腫れから癌かもしれないという囚われが生じて不安で仕方ない
  4. 検査で「異常が無いから気にしないで」と言われて「あぁ~良かった」というなら心療内科は必要ない P102
  5. 「気にしないで」と言われて納得しない、理解しようとしないのが病気の囚われ、囚われが心因性疾患を発病する。
  6. 患者の共通点:自分がこの世で一番苦しい思いをしていると感じていること P105
  7. 気にするなという助言 p105
  8. 気にしないと思えば思うほど気になる→悪循環に P106
  9. 眠れないなら眠らないままで夜を過ごしてみるように導く
  10. 気にしないと思う必要はない。 P106

緩和処置

結論:体の抵抗力をつける

痛みを和らげる方法

施術

どういったことに注意して施術するの?

MSS療法

温熱療法

結論:温めると細胞の働きが活発化する

(入浴は別カテゴリー)

めやす

目的

腰痛治療における温めることと冷やすことの変遷

腰痛は温めても冷やしても変わらない

あたためる治療法

お風呂の腰痛治療効果

膝や腰の痛みに効くスーパー銭湯は?

温泉後の体の痛み

ぎっくり腰の治りかけに温泉は?

お風呂の鎮痛の仕組み

お風呂の適応判断

お風呂の弊害

結論:患部に染みて痛みが悪化する人もいる。

温泉に入ると腰が痛くなる

お風呂のありがちな間違い

腰痛にスーパー銭湯は?

温泉に入ったら痛みが強くなりましたどうしてですか?

入浴で気をつけること

結論:強い痛みのときには入らない。

どうしてもお風呂に入りたいなら?

腰痛では部分浴にも気をつける

アイシング

結論:冷やすことは治療よりも鎮痛効果が期待できる

ぎっくり腰の時のアイシングの流れ

ぎっくり腰、冷やす効果

発生時のアイシングの目的

ぎっくり腰冷やす期間

間違ったケア

結論:楽なことは体にとって必ずしも正解ではない

ぎっくり腰で揉み返しになった

ケア

ぎっくり腰のケアで気をつけること

ぎっくり腰は揉んで治るのか

予防策

床に直接寝るのはぎっくり腰にとってどう?

ぎっくり腰の予防の重要性

ぎっくり腰の防止法

靴下だけでのフローリング生活はぎっくり腰を起こす

読書によるぎっくり腰の防止のコツ

ぎっくり腰の発生率を40%減らす方法は起床直後に気をつける

ぎっくり腰にならないための筋肉の使い方

動作をゆっくり行なうぎっくり腰防止法

ぎっくり腰にならない動きのワンポイント

ぎっくり腰防止に気をつけることはヘソ

しゃがむ動作で腰を温存

ぎっくり腰の慢性化を防止するための体の使い方

低いところに手を伸ばすときのぎっくり腰防止

靴下を脱ぐときにぎっくり腰になった

ストッキングを履いて起こるもの

ストッキングを履いて悪化

対応対処

「対応・対処」カテゴリーを区分しました。

急性期の腰痛対処①

急性期の腰痛対処②

急性期の腰痛対処③

医療機関の対処①

⑤2

ケア・予防

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腰痛対策②

コルセット

※最近更新しているブログです。
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