ぎっくり腰の前兆

赤信号

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  1. ぎっくり腰の前兆(前書き)多くの人にとってぎっくり腰の前兆を見極める方法として信号機のような単純な仕組みを求めるが、たった3色で示すことが出来るほど人体は単純ではない。色んなものを総合的に判断することが治療にとって大切です。調度良い塩梅の判断は現実には難しくどうしても大雑把か過敏になりがちなもの。
  2. ぎっくり腰基本事項:ぎっくり腰とはそもそもなんなのか?前兆をどうやって診察するべきなのか?という診察法について。間違った観点で判断しないためにも基本的な診察法を知ることが必要でしょう。
  3. 注意点:前兆をしっかりと判断するためには正しい診察法を知らないといけません。一言で言えば判断は全て専門家に委ねるべきです。

  4. 赤信号(レッドフラッグ)もうすでに手遅れになりつつある。そんなヤバイ症状をまとめます。人によってはぎっくり腰を発症していることがあります。
  5. 黄色信号(イエローフラッグ)かなり危険な状態です。無理はしない方が良いでしょう。
  6. 青信号(グリーンフラッグ)油断しているとヤバイです。気を抜かないようにしたいものです。
  7. ホワイトフラッグ時間があるときには少しずつ改善を目指しましょう。
  8. 最後に・・・・相当な情報量をご覧になって疲れたはずです。

ぎっくり腰基本事項

  1. ぎっくり腰の前兆についての考え方ぎっくり腰の前兆はレッドフラッグ(危険大兆候)にだけ囚われていたのでは根本的な対策とはならない。
  2. 前兆の診察法の考え方単純に「これに気をつけろ!」という項目を覚えようとすることには意味はありません。前兆をどうやって発見するべきなのかが分からなければ穿った視点から判断し、余計に大変なことになります。 つまりどういった前兆に気をつけるべきなのか?という考え方よりも正しい診察法を見につけることが本来の大切なポイントです。 人の体は信号機のように単純な表現で区別できるものではありません。 様々な情報から総合的に判断することが求められます。
    1. 望診(ぼうしん):漢方医学的な診察法:外見を観察することから外観から伝わる情報を判断する。
      1. 雰囲気から伝わる色
      2. 目の力の状態
      3. 舌や舌苔(ぜったい)の状態
    2. 聞診(ぶんしん)漢方医学では聞とは音や臭いのことを意味します。
    3. 問診自分で行うセルフチェックが目的なので、専門家との間でやり取りするような一般的な問診には触れておりません。
    4. 視診視診では本来皮膚の色調や目の結膜、口内の色調など細かなものを見ます。しかし、余りにも細かな話になるので敢えて姿勢だけを紹介します。本来の理想的な姿勢では背骨にS字のカーブが備わります。

    ◆ぎっくり腰の前兆となる異常姿勢

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    1. 反り腰立ち仕事をしている人に多く、体の背面の筋肉が酷使されておこるものが多い。
    2. フラット背骨が鉛直(まっすぐ)の柱のようになっている人、大きな衝撃に脆いです。
    3. C字型:腰が曲がる背骨が曲がった典型的なおばあさんに多い姿勢

    その他視診興味をお持ちになられる方だけざっと見てください。相当細かな話になります。細かなことに興味がある方だけご覧になってください。余りにも細かい話なのですが、それでも随分情報量を軽くしたつもりです。

  3. 打診:患部や体を叩くことで観察する方法
  4. 聴診:自分では出来ないので割愛します。概略すると肺・心臓・腹部臓器、血管の病変に特に重要です。腰痛は腰周りの筋肉の血流の循環不良によって起こりますからこれらの臓器の機能に異常があれば必然的に腰痛も起こりやすくなります。
  5. 触診 触診の目的や触診から得られる基本的な情報について
    1. 腹部触診お腹の痛みの中でも主に胃潰瘍や盲腸の痛みが腰痛に類似することがあります。
    2. 皮膚触診癌などの皮膚越しに触ったときの特徴について
    3. 筋肉の触診筋肉が萎んでいたり肥大したり、弾力を持っていたり、緊張状態などを判断します。
    4. 骨・関節触診関節部の腫れ、圧痛に気をつけよう。
  6. 生命兆候:血圧や脈拍、体温、呼吸数などが分からないとそもそもぎっくり腰の前兆どころか、健康な状態なのかすら判断が付きません。
  7. 理学検査上記の内容に当てはまらない診察項目で、特殊な装置を必要としない徒手検査や皮膚知覚検査や反射検査など簡単な装置と素手だけで行えるものについて。
  8. ぎっくり腰の症状のレベル:どこからがぎっくり腰という解釈が人によって異なる。少なくとも痛みがあれば無理をせず治療を受けましょう。
  9. 環境要因:一般的には低気圧や雨、雪、寒いときに起こることが多いとされます。しかし、意外にも寒さよりも寒暖の差が激しいときに起こります。それも暑いときから急に寒くなったり、急に冷え込んだりすると発生が増えます。

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ぎっくり腰の前兆

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「ぎっくり腰の前兆を知りたい!」
ついつい、何度も繰返してしまう。
毎年同じ時期になるとぎっくり腰に陥ってしまう。
キチンと治療院に通いたいけどついつい仕事が忙しくて行きそびれてしまう。
そして、機会を逃しているうちに本格的なぎっくり腰に陥ってしまい後悔する。
後悔
でも、本格的なケアをしたり、小まめにセルフケアをすることも難しい。
なぜなら忙しいから。時間が無いから。
せめてぎっくり腰の前兆を知ることで、やばくなったときにだけでも治療院に駆け込めるようにしたい。
そういったお役に立てればと思います。
ぎっくり腰の前兆としてイメージしたものはきっと信号機ではないでしょうか?
「赤信号になったらすぐに治療院に駆け込もう。」
でも人の体はそこまで単純ではありません。多くの方は歩行者の立場のときに信号無視をします。
お子さんがいるご家庭ではそういったことは出来るだけ慎みますが、無視をする背景には安全確認があります。
十分に安全確認が取れて危険がないことを判断できるときにはきっと多くの方が無視をするわけです。
信号機は危険の前兆として判断基準を明確にするため3色で統一します。
でも本当は3色でなくて10色ぐらいに分けるともっと臨機応変に物事がスムーズに運びます。
でも人によって価値観が異なります。体力だって異なります。教育水準だって異なります。
余りにも複雑だと余計に混乱します。色んな人が居るから判断基準を不合理があっても無理矢理に統一する。
だから無駄なときにはイライラする。
判断基準は色々とあります。ぎっくり腰の前兆は相当細かいです。
無理に判断基準を明確にしようとすると、実践に即していないために無駄に治療院に通ったり、まだ治療を受ける必要が無くても大事を取ることにもつながります。
また、そうとう酷くなっても働き続けてしまうこともあるでしょうし、普通の人なら大丈夫な程度の痛みであっても深刻な状態に陥る方もおられます。
判断をする人の価値観や考え方、捉え方によっても見解が分かれるはずです。
ある人は
「もうちょっとなら大丈夫」
と判断するかもしれませんし、別の人では
「いや、もう休もう」
と考えるかも知れません。大事を取って休めばその見返りとして時間を失います。対処の判断がギリギリになるほどぎっくり腰のリスクは高まります。つまり、信号機に例えれば
黄色ぐらいになってから治療院に駆け込みたい。では人体にとって黄色信号とはなんなのか?
残念ながらはっきりと
「これだ!」
とはないでしょう。
しかし、ある程度の予兆や前兆が早い段階から分かっていることもあります。それは信号機のように手前に差し掛かってから判断出来るようなものではなくぎっくり腰の発生の数日前、数ヶ月前、数年前、そして日常的に垣間見る前兆だってあるのです。

そういった様々なぎっくり腰の前兆症状についてまとめて行きます。このページでは出来るだけ判断基準を分かりやすくするために赤・黄・青色でぎっくり腰の前兆を分類していきます。しかし、あくまでも判断基準を分かりやすくするためだけであり、実際のぎっくり腰の防止に確実に役立つわけではありません。また、ときには過敏すぎると感じることもあるでしょう。でも、ぎっくり腰の治療や予防は端的に信号機のように判断できるものではないんですね。どうしても過敏すぎたり、雑すぎたりとどちらかに偏るものです。調度良い塩梅は臨機応変に判断するしかないんですね。

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ぎっくり腰の前兆〔レッドフラッグ〕すぐに治療を受けましょう。

  1. すでに腰が痛い

    すでに痛みが出始めている方は絶対注意。すでに赤信号に突入しております。痛くても無理すれば何とかなると言う方はすぐに身動きが取れないほどの強烈な痛みがはじまります。

    腰が痛い

  2. 数日間寝不足・睡眠不足が続いている

    睡眠不足

    睡眠不足のときにはギックリ腰にとくに陥り易いです。人は眠らないと神経が興奮したままリラックスが出来ません。
  3. 真っ直ぐ立てない

    真っ直ぐに立てない

    なんとか立ち上がって移動することが出来るけど体を真っ直ぐにすると腰に痛みが走りそう。骨盤がすでに大きく傾いていることが考えられます。壁に寄りかかって何とか歩けるような状態。

  4. 強い恐怖心・感情の動揺がある

    恐怖心

    恐怖心は体に緊張を招きます。緊張した体はコチコチに固まっておりますので些細な衝撃で呆気なく腰を痛めます。怒りに狂っているようなときや感情が浮き沈みしているときなどにも気をつけましょう。

  5. 足が攣る、足が痺れる

    足が攣る

    腰に過度な負担が蓄積しているときには、かばった歩き方をします。例えば右の腰が痛いときに左足に体重を預けて歩いたりと、偏った歩き方をすることで足がつり始めます。腰をかばいきれないため、やがてぎっくり腰が起こります。

  6. 側臥位(横向き寝)以外の寝方が出来ない。

    横向きに寝る

    仰向けやうつ伏せのような姿勢になることが出来ず、側臥位(横を向く)でないと寝れない人はすでに体の姿勢が大きく歪んでおります。一時的に仰向けやうつ伏せになるだけでも足先に痺れが出たり、腰が痛くなるような人はいつぎっくり腰に陥っても不思議ではありません。

  7. SLRテスト45度未満で太腿が突っ張り、さらに過度な運動をする。

    仰向けに寝転んだ状態で片足を持ち上げて行きます。このときに普通の柔軟性の方でしたら膝をまっすぐに伸ばしたまま股関節を90度曲げて足を垂直に持ち上げることができます。こういった片足を持ち上げるテストをSLRテストと呼びます。このときの動作は基本的には他人に行ってもらいます。太腿や膝裏が固くて突っ張ってしまい、45度以上持ち上げられないようなときには柔軟性が低すぎて、いつぎっくり腰になっても不思議ではありません。

    SLRテスト余りにも柔軟性が低すぎるときにはスポーツ大会や無理な肉体労働は避けるべきでしょう。引越しも業者さんに依頼するべきです。この柔軟性評価が低すぎるときには腰を前方に屈めるような動作には特に注意しましょう。

  8. FNSテストで股関節が反らない。膝曲げテストで踵がお尻に付かない。

    FNSテスト

    次にFNSテストを実施します。うつ伏せに寝転んでもらった状態から股関節を反らします。動作は全てパートナーに行ってもらいます。自分で行うと体に力が入って正確な判断ができません。このときに本来ならば股関節が20度反るはずです。ところが股関節がほとんど反らなかったり、腰だけが反ってしまうようなケースでは股関節が固すぎることが考えられます。この場合はぎっくり腰を起こしやすいです。しゃがんだ状態から立ち上がるときにとくに気をつけましょう。また、無理に腰を反らす動作にも気をつけたいものです。

    そして、膝曲げテストを実施します。うつ伏せのまま膝を曲げて踵をお尻に近づけてゆきます。このときの動作もパートナーに行ってもらいます。自分ではどんなに柔軟性が高い人でも150度までしか曲がりません。パートナーが力を加えることで完全に踵がお尻にくっ付くところまで曲げられます。このときに膝が十分に曲がりきらず150度ぐらいまでしか曲げられないときにはぎっくり腰の発生リスクがとても高いです。理論上は90度まで膝が曲がれば何とか日常生活を過ごせるのですが、曲がらない人では丸っきり膝が曲がりません。また、無理に膝を曲げようとすると、膝が曲がらずにお尻が浮き上がる「尻上がり現象」を起こすことがあります。

    膝曲げテスト

    こういった尻上がり現象を見る人や膝が曲がらない人は腰を反らす動作には特に注意しましょう。

  9. 病み上がりや体力が消耗している。

    病み上がり

    風邪を引いて数日間寝込んでいたときや、運動やレジャーなどで体力を使い果たしているときには体がコチコチに固まっております。こういったときには日頃何気なくこなすことが出来るような動作であっても体の可動域(自由に動ける関節の動く範囲)が狭まっているため腰の動作が制限されてぎっくり腰に陥り易いです。ぎっくり腰の直接の発生原因ではありませんが、かなり多くの方が土日のレジャーで体力を消耗し、月曜日の勤務中にぎっくり腰に陥っているので注意が必要でしょう。

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ぎっくり腰前兆:〔イエローフラッグ〕一般的な腰痛全般に関連すること。出来るだけ気をつけて!

  1. ストレス反応が体に現れている。

    ストレス

    イライラしたり、精神的な動揺が続いたり、感情が不安定な状態が続くと体内を調整している自律神経と呼ばれる調節中枢が疲弊して変調を来たしてきます。こういった状態が長期に渡って続くと多彩なストレス症状を引き起こします。大抵は日頃酷使している場所にストレス反応を見ます。例えばお酒を飲む人では肝臓を患ってお腹が痛くなったり、過食でストレスを発散する人は胃もたれを起こしたり、ストレスによって胃潰瘍が現れることもありますし、円形脱毛症(ハゲ)、腎臓にストレスが加わることで、多尿、乏尿、血尿、目がかすんだり、口内炎が出来たり、歯肉炎が生じたり、皮膚に痒みが出来たりすることもあるでしょう。主には粘膜で覆われた組織に自覚症状が早期に現れやすいです。足が痒くなったりと心臓から遠く離れた場所の皮膚に痒みや皮膚トラブル、アレルギー反応を起こすこともあるでしょう。男性では勃起不能などの症状を見ることもあり、多くのものにストレス反応が関係しております。多くの症状がストレス反応によって引き起こされており、今現在持病をお持ちになられる方で、皮膚科や内科など長期に渡って治療を受け続けている方で、ストレスケアによって症状が沈静する方は総じてストレス反応によって体が蝕まれていることを意味します。こういったストレス反応が体の機能を蝕んだときにぎっくり腰に陥りやすくなります。こういった方では残念ですが、通院そのものよりも日常生活のストレスの原因を確かめていただき、少しでもストレスを生じない工夫をすることが大切です。例えば勤務日数を減らしてもらったり、勤務時間を短縮してもらったり、余りにも精神的に過酷な職場でしたら配置を代えてもらう。通勤時間の長さがストレスになるなら会社の近所に引っ越すなど辛い判断ですが取捨選択をしなければ根本的な改善とはなりません。また、周囲の理解を得ることで生活レベルそのものを見直す必要があります。例えば毎月家賃に15万円ぐらい掛かっており、生活が厳しいならもっと安い家賃の場所を求めるなども工夫の一つでしょう。

  2. 腰の不調を自覚している。

    腰が不安

    次に上げられるものは腰の不調です。例えば低い場所にしゃがみ込むのが困難だったり、腰の固さ、腰の重さ、腰のダルさ、腰の不安感、腰の疲労感、腰が苦しいなど、痛みはないけど明らかに不調を実感しているときにはぎっくり腰のリスクは相当高いものだと思って良いでしょう。こういった方が無理にゴルフをすればきっと腰を痛めてしまうでしょう。

  3. 筋緊張の増加・力み

    忙しい

    体の筋肉は疲労するほど固くなる特徴があります。また、精神的な興奮や感情の高ぶりがあるときにも筋肉に緊張を生じます。また、日頃安楽な生活をしている人が慣れない運動をしたときには筋肉を司る運動神経が過度に興奮して緊張を招くことがあります。筋肉が緊張を増加すると体の動きの抵抗となりますので不意に腰を動かしたときにぎっくり腰に陥りやすくなります。また、日頃から体が固くてレッドフラッグで述べたSLRテストやFNSテストをしたときに術者の手に抵抗感を強く感じるようなケースではぎっくり腰に陥るリスクがあると言えます。力みを生じて無駄に体に力が入っていると疲れやすいですし、体が固いと運動効率も悪くなります。

  4. 精神状態が安定しておらず、物事に対しての集中力が欠如している。悩みにより仕事が手に付かない

    集中力を欠く

    悩み事を抱えていたり、物事に集中力を発揮できない状態にあると、腰に力を入れるべき場面で力が入っていないため容易く腰を痛めます。集中力を欠いている場面では腰の負担のある動作や不意に体を動かしたりすることには注意が必要です。深呼吸をして気持ちを落ち着かせてから動作をするように心がけましょう。

  5. 長時間の固定姿勢から急な動作

    飛行機で座りっぱなし

    長時間の飛行機のフライトや、長距離の電車や車での移動、デスクワークで一日中座り続けるなどジッと固定姿勢で過ごしておりますと体が固まってしまいます。このときには主に筋肉よりも関節が固まります。腰の関節が固まっているときに無理に腰を動かしたりすると腰をグキッと痛めてしまいます。可能な限り連続で座り続けずに時折立ち上がって軽い運動をするようにしましょう。少なくとも急に激しい動作をすると腰の関節に負担が集中するので運動前に軽い体操を取り入れるようにすることが必要です。

  6. 慣れない激しい運動をする。

    引越し

    体力の無い方が引越しや大掃除、子供の運動会の綱引きなど日頃慣れない激しい運動をすると腰を痛めます。作業を何日かに分散したり、急な綱引きや体を使う行事はほどほどに取り組む姿勢が大切です。

  7. 花粉症や寒さによるクシャミ

    花粉症

    意外なことですが、花粉症のシーズンや寒さの厳しいクシャミを連発するシーズンにもぎっくり腰を起こしやすいです。寒さや花粉が鼻の粘膜を刺激して鼻水を出したり、クシャミを引き起こしますからね。くしゃみは全身運動で、瞬間的に力を発するとその衝撃が骨を伝わって腰に響きます。腰に響いた衝撃によってピキッと腰を痛めることがあります。腰が元々弱い方は花粉症シーズンにはキチンと鼻の治療を受ける。そして、冷たい空気や花粉が鼻粘膜を刺激しないようにマスクで顔を保護するようにすると効果的です。風邪やインフルエンザなどでもクシャミを発生させますので気をつけましょう。そして、寒暖差の激しいときにも鼻粘膜が過度に反応してクシャミは起こります。温かい場所から急に寒いところに行くときにもクシャミのことを忘れないようにしましょう。また、手洗いやうがい、適度な水分補給によって喉に潤いを与えることも効果的です。

  8. 寒さによる体の緊張

    体が寒くて緊張する

    続いて寒さによる体の緊張が上げられます。とくに寒暖差が激しいときには緊張が強まります。この辺は詳しく各論でお話しておりますので環境要因をご覧になってください。

ということでイエローフラッグについてでした。今後追記するときにはレッドやイエロー、グリーンなどやはり、色んなことがある中で優先順位をハッキリさせることは大切なので数ばかりを増やすことは出来るだけしないように考えておりますが、いま思いつく限りのことを記させていただきました。

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ぎっくり腰前兆:〔グリーンフラッグ〕:油断大敵、ギックリ腰以外の病気にも気を配ろう。一般的な健康のバロメーターについて

  1. 体調に不安がある。
    1. 体温・脈拍・血圧・呼吸数が安定しない。(詳細は生命兆候へ)
    2. 喉が渇く、ツバが水っぽい
    3. 眠れない、どれだけ寝ても寝足りない
    4. 便通(便秘、下痢)
    5. 食欲不振、食欲亢進
    6. 尿量がいつもよりも少ない、多い
    7. 寒気がする、体が火照る
    8. 月経痛がいつもより酷い
    9. 汗を良くかく、汗をほとんどかかない
  2. 体の運動機能障害
    1. 体が固い
    2. 動きが悪い:例えば普段スムーズに出来ている動作が出来なくなったなどがあればぎっくり腰の前兆が考えられます。
    3. 体力が無い
  3. 感情が不安定(気分のおちこみ、イライラ、ソワソワなど)
  4. 声の様子(大きくハキハキしている、弱々しくて小さい)

グリーンフラッグのポイントとしてはこれと言った腰の痛みに直接結び付くものではないけど「自覚症状がある」もの。万全なコンディションではないと実感できるものが上げられます。知らずしてぎっくり腰に陥ってしまうことは仕方ありませんが、自分で日頃気づいていることぐらいは何とかしたいものです。

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ぎっくり腰前兆:〔ホワイトフラッグ〕直ちに関係しないけどいつの日かぎっくり腰を引き起こすよ。

  1. 爪の状態〔つめが薄い、へこんでいる、ピンク色が失われている。ピンク色が濃くなっている。〕
  2. 体格〔痩せ・肥満〕
  3. 姿勢異常〔O脚、猫背、腰が曲がっている、反り腰、ストレートネック〕
  4. ぎっくり腰基本事項〕の各種診察法で紹介した内容

ホワイトフラッグに関しては自覚症状がなく、日常生活に何も支障はないけれど、他覚所見(専門家が診察することで分かる異常所見)全般が上げられます。グリーンフラッグを起こさないためには出来るだけホワイトフラッグに着目することが大切でしょう。

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ぎっくり腰の前兆についての考え方

ぎっくり腰の前兆についてまとめて行きたいと思います。しかし、何をおいても考え方が重要ですよね。知らないことを知ることで新しいことを吸収することも大切ですが、情報は増えれば増えるほど混乱します。「下手な考え休むに似たり」という格言もあるぐらいです。増えた情報によって何をすれば良いのか分からなくなり大切なことを見失ってしまってはなりません。

では何を重視するべきなのか?
それは物事に優先順位をつけること。
そして大切なことをしっかりと把握すること。

でも、忘れてはいけません。優先順位の高いことだけを実施していればぎっくり腰を防げるというわけではないんですね。今回ぎっくり腰の前兆を4段階カラー分けをしてご紹介しますが、以下の通りだと思ってください。

  1. レッドカラー:ぎっくり腰に陥る直前、もしくはすでに軽度のぎっくりに陥っている。
  2. イエローカラー:一般的な腰痛疾患に共通すること。関連すること。腰痛の一般論からみた気をつけたいこと
  3. グリーンカラー:腰痛ではなく、健康や体調管理の一般論として気をつけるべきこと
  4. ホワイトカラー:病気や怪我ではないけど意識的に努力して改善をめざすべきこと。長期的に取り組むべき課題

こういった4階層に分けてご紹介するわけですが、もっとも身近な前兆であるホワイトカラーをいかに改善に努めるのかが、根本的なぎっくり腰の対策です。ホワイトカラーに陥らないように万全な状態を管理できることが理想なんですね。病気や怪我は陥ってから何とかしようと思って何とかなるものではありません。例えば癌だって陥らないように努力することはできます。でも多くの方はそれをしない。だから、発病して生死をさまよう。治療方法だって手術や放射線、投薬などのお医者さんにしかできない治療法ばかり。でもすがることしかできないわけです。

だからこそ、セルフケアの範囲で努められるホワイトカラーに着手することが必要です。当然のことですがイエローやレッドになってからホワイトカラーのケアをしたって手遅れ。

ぎっくり腰の患者さんはいつだってそう。レッドになってから慌てて通院する。そしてグリーンに戻ったらすぐにもとの不摂生、無理な生活に復帰する。痛いときには腰の痛みを思い出して必死になるのですが、痛みが治まればすぐに悪い生活に戻る。そして、毎年同じ時期になるとぎっくり腰に陥り年々症状が重症化していくのです。ぎっくり腰に陥らないためには先ず考え方がとても重要なのだということが言えます。表面化した現象に囚われるのではなく、水面下で起こっている事に注意をしてみることが大切でしょう。

氷山の一角
大部分の方がお考えになられるぎっくり腰の前兆とは正に「氷山の一角」だけを意味している。水面下に広がる沢山の不調の原因に目を向けることが必要でしょう。

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前兆判断の注意点:判断は基礎医学の土台が必要。

診察法を学ぶためには基礎医学の知識が必要です。そして、基礎医学を学ぶためには高校卒業程度の基礎学力を要します。

ぎっくり腰の判断は診察法、基礎医学、基礎学力が土台に必要
基礎学力→基礎医学→診察法→ぎっくり腰のケース判断〕が本来のあるべき姿であり、皆さんが願う信号機の色を見極めるぐらい簡単なレベルを求めることは土台無理があります。

広範囲に渡る知識が求められるため、ここではどう頑張っても大まかにしか説明することは出来ないものだと思ってください。結論するなら「専門家に委ねろ!」と言う回答になります。

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ぎっくり腰の前兆診察法の考え方

診察
次に、ぎっくり腰の前兆の診察法の考え方についてです。具体的な診察法をご紹介するまえに、なぜ考え方が大切なのかについてふれましょう。ちなみに「診察」という表現は便宜上用いているものであり、皆さんが「診察」という表現を用いて他人を診察すると違法になりますから注意してください。この表現を使わないとどうしても遠まわしの表現になるので「はて?」と混乱を招きます。したがって止むを得ず使っております。ここでは考え方を発表しているだけなので診察には該当しません。

やはり、以下に様々な前兆を紹介するわけですが、それをどのように判断するべきなのか?という診察法が分かっていなければ、個人の主観によって穿った視点で物事を判断してしまいがちです。

とくに腰痛に限らず「神経症(ストレス性疾患)」を患っている方の場合ですと、どのような病気も自分に当てはまっていると勘違いしやすいです。こういった自分のことを言われているように思えてしまうことを心理学的には「バーナム効果」と呼びます。バーナム効果によってまったく関係の無いことでも
「私のことだ!」
と感じてしまうことがあるんですね。バーナム効果は色んな場面で見受けられます。例えば
「あなたは几帳面ですか?」
と聞かれれば誰だって
「うん、そうそう。」
と思えますし
「あなたは大雑把ですよね」
と言われれば
「確かに当たっている」
と感じてしまいます。
疑心暗鬼な状態になるとどんなものでも「そうだ」と感じてしまうものなんですね。
不安による緊張
「消防車のサイレンだ!」
「まずい、家が燃えているのでは」
「早く帰らないと妻が大変なことに・・・・」
家が火災
サイレンが聞こえるとなんとなく不安を覚えるのは誰しもあることです。
痩せていても太っていると感じたり、太っているのに「まだ大丈夫」と感じたり、要するには、そのときの心境や心理状態、感情状態、脳の元気さなどが判断に影響を与えてしまうのです。こういった感じ方や主観に流されてしまいますと判断を誤ってしまいます。必要のないセルフケアに時間を割いてしまい、存分にストレス発散ができなくて逆に疲れてしまったり、精神状態が興奮していることで明らかに前兆が出ているにも関わらずそれを見落としてしまうこともあるでしょう。だから診察法を見につけることが必要となるのです。

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ぎっくり腰の前兆診察法①望診

では具体的な前兆の診察法ですが、普通診察というと体に聴診器を当てたりするような場面を思い浮かべるはず。

診察

ところがこういった体に直接触れるようなものだけが診察ではありません。実際には診察室に患者さんが入室したり、私ども整体師のところに電話相談をしたときから診察は始まっております。それだけ沢山の情報が患者さんから発信されているんですね。

つまり、患者さんの雰囲気などから感じ取れる情報がとても重要になり、これを望診と呼びます。目視で伝わる内容をピックアップして視診と表現することもありますし、診察室に入ってきたときの歩き方の異常を歩行理学検査とも呼ぶことが出来ますし、電話でのやり取りも問診と呼ぶことも出来ますし、望診には様々な要素が含まれます。強いてあげると患者様の雰囲気のようなものを感じ取ることが望診と呼ぶことが出来るでしょう。

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望診①色:雰囲気を感じ取り、インスピレーションから一瞬で判断できる。

この雰囲気を漢方医学では色に表現することもあります。
色

  1. :冷えにより気や血の流れが滞っている
  2. :体内に熱がこもっている
  3. 黄色:漢方でいう脾の働きが悪く、水の代謝が低下している
  4. :気と血が不足している
  5. 黒:漢方でいう腎の働きが悪く、水が溜まった状態、血の流れが滞る

血とか気とか腎とか脾とか詳しい話は別として、怒っていると赤、気分が沈んでいると青、どんよりしていると黒、力尽きて灰のようになっていると白、肉体的な不調があると顔が土色になり黄くなります。こういったインスピレーションで感じ取ることができる患者さんの雰囲気を、色として表現することは患者様の病態を判断する上ではとても重要なことです。もちろん完全な赤や青、黒というわけではありません。いろんな色がパレットの上で交じり合うように変化をつけますので100人いたら100通りの色が出来上がるのです。

例えば電話口で大声で話す人は、赤が瞬間的に浮かび上がります。すると興奮している。心理的な影響がとても大きいのではないだろうか?病院を何件も受診してたらいまわしに合ったのではないだろうか?と背景にあるストレスの存在を疑うことができます。ぎっくり腰では赤色の人や黄色の人がどちらかと言えば多いです。また黒の方も以外に多いですね。やはりぎっくり腰では「ギクッ」という何らかのきっかけを持っていることが大部分です。そのため青や白だときっかけとなる受傷動作を取るパワーがありませんから必然的に発生が少なくなるのでしょう。

また、患者さんから黒という何色にも染まらないダーク色を連想したときには、その背景にはきっと大切な人の不幸が合ったはずです。望診はつかみどころがないもので学問として体系化されてはおりません。しかし、その人の持っている雰囲気はぎっくり腰の原因を判断する上ではとても重要な役割を持っております。とくに私ども整体師はぎっくり腰治療では、患者様との僅かな接遇の中から状況を判断しないとなりませんのでこういった情報はとても重要なんですね。

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望診②目の状態

さらには望診では患者さんの目の状態もとても重要。

目

「目は口ほどに物を言う」という格言もありますからね。
笑顔

ニッコリとした目をしていれば元気だと一目で分かります。

でも漢方医学ではこういった目の状態を3つに分類しているんです。

  1. 得神(とくしん):目に力がある躁
  2. 失神(しっしん):目の力がない目にクマが出来る
  3. 仮神(かしん):変化が大きい、本当は元気がないけど無理矢理元気を出している仮神

ぎっくり腰では当然のことですが得心の患者様なんて皆無です。大体が失神か仮神のどちらか。でも失神のときには元気を出す気力も湧かない。だからぎっくり腰のきっかけとなる大きな動作を取ることがそもそも少ないです。つまり、大方のぎっくり腰は仮神なんですね。将来に不安を抱いていたり、会社の人間関係に不満を感じていたり、夫婦関係に不満があったり、満たされない思いがある。

人は辛いとき、苦しいとき心傷ついたときには心理学で言うところの「防衛機制」というものが働いて、映画を見たり、散歩をしたり、何かしらの気分転換を図ろうとします。防衛機制が辛い状況であっても負けないように笑顔を作る。別のことを考えて無理に元気になろうとする。これが仮神。

でも仮神によって一時的に奮い立たせているけど、ふとあのときのことを思い浮かべてしまう。

浮気現場
信じられなかった・・・
許せなかった・・・
そう、信じていたからこそ傷ついてしまった・・・
フと思い出すと辛くなってしまう。
だからこそ仮神は浮き沈みが激しいのです。辛かったことが何度もフラッシュバックする。忘れようと思っても忘れられない・・・。根本的に忘れるためには新しい恋をするしかない。

でも考えてみると、生きていて楽しいことなんてないんです。自分で楽しくしようとしなければ楽しくはならない。だから防衛機制が仮神をもたらしているわけです。表面的には笑っているように見えるのですが、明らかに色から伝わる違和感、考えと行動が一致していないなど変わった兆候が見受けられるものなんですね。

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望診③舌診

さらに望診の有効な手がかりとして舌診を上げることができます。ぎっくり腰は腰が痛くなって生じるものですが、痛くなる理由も様々。単に重たい物を持っただけの条件で引き起こされてしまうような単純なものではないんですね。例えば日頃からお酒を飲みすぎており、内臓が酷使されてしまい体調が悪くなっていたり、疲れやすくなっていたりと不調は決して腰だけの問題ではありません。

そういった腰の不調があったときにグキッと腰を捻るという条件が重なることでぎっくり腰は引き起こされます。ところが、内臓の働きは決して外見から分かるものではありません。多くの場合相当症状が進行して、表面化した自覚症状が現れることには手遅れになっていることの方が多いぐらいです。

ではそんな内臓機能などの不調をどうやって判断するべきなのか?それが舌診となります。舌は内臓の状態を密接に表します。下手な内科検診や血液検査よりも有効なことだってあるぐらい。

舌診も奥が深く、説明すると長く複雑な話となりますので、皆さんは健康な舌がどういった状態なのかを把握し、健康な状態に該当しないときにはすぐに専門家を受診するようにすれば間違いないでしょう。ただし、本来ならば何千人、何万人という患者さんの舌を見ないと経験として僅かな不調を見つけ出すことは不可能です。あくまでも目安程度のものだと思っていただき、これに該当するかしないかは別として体調に不安が有る方は専門家を受診するべきです。一目で分かるぐらいの不調を発見するぐらいのことしかできないでしょう。

舌診

健康な舌は一般的には淡い紅色をしております。そして、表面に白い舌苔(ぜったい)が多います。舌苔が厚過ぎたり、テカテカしていたり、舌の形がトゲトゲしていたり、舌が痩せていたり、赤色が濃くなったり、薄くなったり、斑点が出来ているなど少しでも代わっているところがあれば専門家を受診しましょう。

ぎっくり腰の患者さんでは一般的に腰の炎症が強い患者さんほど色が赤味をおび、心理的な要因や神経症などが背景にあるときには白色を帯びてくる傾向があります。

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聞診:声や臭いなど

聞診(ぶんしん)を用いることもぎっくり腰の前兆を見極める上では重要になってきます。聞診とは漢方医学では臭いだったり声のトーン、音を意味します。

やはり患者さん声から伝わる情報はとても大きいです。大きな声でハキハキしゃべる患者さんは一種の神経症を患っていることがありますし、会話をすると臭気が分かる方もおられます。

◆ぎっくり腰の患者さんの前兆として音から分かる変化

  1. 声が大きい、高い、強い、早口もしくは小さい、弱い、低い
  2. 呼吸音が大きく、粗く、音が高い、

やはり患者さんの声で心理状態が良く現れております。平常心でいるときにぎっくり腰に陥ることは少ないです。

◆ぎっくり腰の前兆で見られる臭いの変化(口臭、体臭、痰や大小便、おりもの、うみなどの排泄物の臭い)

  1. こげくさい:漢方でいう心の不調
  2. こうばしい:漢方で言う脾の変調
  3. くさった臭い:漢方でいう腎の変調
  4. 生臭い:漢方の肺の変調
  5. あぶらくさい:漢方の肝の変調

これに関しては通常はほぼ無臭だということ。臭いが気になる方は早めに専門家に相談することが大切だと言えます。一般的に悪臭がするときには体の働きが過剰になっている。そして、生臭い臭いは体の働きが停滞していると思っていただくと良いでしょう。魚の臭いのように死んだものから発する臭いに近いのが機能停滞によってもたらされているものなんですね。

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問診

次に上げられるものは問診です。前兆を確かめるためにはとても重要なものであり、「腰痛の治療は問診に尽きる」という格言があるほどです。ただし、問診は専門家と患者さんとの間でやり取りをして原因を調べるものであり、ここでは患者さん自身がセルフチェックでぎっくり腰の状態を早期に見極めることが目的なのでそういった専門家とのやり取りで用いるような5W1Hに沿った一般的な問診をする必要はありません。治療家の先生で問診の仕方を学びたい方は個別にセミナーを活用しましょう。

では、ここで大切なことをいくつか上げましょう。

◆痛みの種類

  1. 刺すような痛み:鋭い痛みは太い神経を障害してます。
  2. 鈍い痛み:鈍い痛みは細い神経を障害してます。
  3. 張った感じの痛み:筋肉を使いすぎたときに見られる。
  4. 重だるい痛み:使いすぎた筋肉の張りが取れたけどエネルギー切れから立ち直っていない
  5. 冷たい痛み:寒さによる神経障害などが関係していることもあります。
  6. 熱い痛み:筋肉を使いすぎたときなど炎症反応が起こっている。

◆痛む場所

  1. 触れると気持良い:全般的な筋肉のコリからもたらされるもの。
  2. 触れると痛みが酷くなる:炎症が強い、もしくは心理的な恐怖心が高まっている。

◆その他

  1. ストレスで悪化:心理的な要因による腰痛の可能性がある。
  2. 月経異常など

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視診

続いて視診です。先に述べた望診と重複しておりますが、望診は東洋医学、視診は西洋医学的な考え方によります。この視診は細かな話になり、専門性の高い説明が必要になります。例えば皮膚の色調一つを上げても多岐に渡り皆さんが全て覚えることはできません。また、病院のお医者さんが洋服をめくって腰の状態を見たりしますが、一般人が外観から皮膚を見ただけでぎっくり腰の判断となるようなものはまず見つけることはできません。せいぜい青タンが出来ていたりという内出血の跡がないかぐらい見るようにすれば十分です。あとは先に述べた色を手がかりにして顔色などを判断してみることが有効。でも専門家にとっては最も基本的で尚且つ簡単に実施できます。一応視診についてざっとぎっくり腰と関係するものについて触れますがこの辺は見なくても別段問題はありません。

大まかなものとして姿勢についてお話しましょう。

どういった姿勢を取っているのかで腰痛に陥り易い状態が判断できることもあります。

◆腰痛と関係する姿勢

  1. 健康な立位姿勢

    重心線

    健康な人の姿勢では重心線(前後のバランスがつりあうところ)が耳たぶ、肩先の出っ張った肩峰という部分、そして股関節の横にある突起の大転子、膝関節のお皿の裏、外くるぶしの5センチ前を通ります。
    このときには背骨に自然なS字のカーブが出来ます。ところが姿勢に異常があると次の図のような変化が見られます。
    背骨のカーブ
    一番左のS字のカーブを描く背骨が本来の状態なのですが、反り腰を呈したり、背骨がフラットになっていたり、背骨全体が丸くてC字型になっていればぎっくり腰に陥り易い前兆です。お友達やご家族の方に見てもらうと分かり易いです。

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ぎっくり腰の前兆となる異常姿勢①反り腰

では一つ目のぎっくり腰の前兆となる異常姿勢としてはやはり反り腰を上げることができます。反り腰は腰が後方に大きく反り返る病態のこと。

反り腰

腰が大きく後方に反り返ることで、骨盤が前方に傾いたり、首がストレートになったりすることもあります。反り腰は一般的には立ち仕事をされる方や、ご家庭の主婦、肉体労働に従事される方に多いとされます。比較的に痩せ型の体型で若い方にも多いです。理由としては体の背面の筋肉を酷使していることが多いです。したがって体の背面の筋肉を良くストレッチすることが良いでしょう。不意に腰を屈めるような動作中腰には特に注意したいものです。

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ぎっくり腰の前兆となる異常姿勢②フラット型

次に上げられるものがフラット型です。

背骨のカーブが失われて一直線の状態になるのがフラット型。フラット型は背骨が老化によって少しずつ短くなって長さが縮むことでカーブが失われてしまいます。60代以降や、若い女性のように筋肉の少ない痩せ型に多いです。

フラット
多くのフラット型の患者さんは、仕事をお持ちになられなかったり、体を使わないオフィスワークだったりするので比較的に筋肉を酷使して生じるタイプのぎっくり腰は少ないです。

ところがちょっとした段差を踏外したり、背骨に垂直に圧力が加わるような刺激がもたらされることで腰を痛めてしまうことが多いです。
一直線の背骨
本来背骨がS字だとカーブが衝撃を吸収するスプリングとして働いてくれます。ところが一直線のフラットな状態になりますと、頭蓋骨と背骨の上端、背骨の下端と骨盤の境目に強烈な力が働きます。こういった衝撃力が働いたときに些細な刺激でもぎっくり腰に陥ることがあります。足を踏外したり、尻餅をついたりしないことは勿論ですが意外にもクシャミなどの発作的に生じた刺激でもぎっくり腰が引き起こされることがありますので注意したいものです。

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ぎっくり腰の前兆となる異常姿勢③C字型

そして最後に典型的なぎっくり腰の前兆となる異常姿勢がC字型です。

C字上の背骨

高齢のおばあさんに多い姿勢。骨盤が後ろに傾いて、背骨全体が撓んだ釣竿のようになっております。真っ直ぐ立つとC字状になるわけですが、さらに腰が曲がってくるとシルバーカーに寄りかからないと歩くことも出来なくなります。

このようなC字状の異常姿勢を持っているときに注意したいぎっくり腰は不意に腰を後ろに反らす動作です。日頃腰が曲がっている方は後ろに尻餅を付くようにして倒れやすく、後ろに安定を失い易いです。そのため体の前面の筋肉が絶えず働いております。この体の前面の筋肉が硬直することで腰が曲がったまま固定されてしまうのです。そのため不意に腰を後ろに反らさないようにする。でも日頃のストレッチなどのケアでは出来るだけ丸くなった背骨を後ろに反らして柔らかくする。けれども余りにも腰骨が弱って骨粗しょう症を起こしている方では腰を反らす動作は骨折の危険があるので気をつけるようにしましょう。

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ぎっくり腰の前兆を知るためのその他視診

◆体型

  1. 痩せ型:痩せていると重心が高くなるため不安定です。腰の筋肉が安定を保つために常に働き続けております。不意に腰を曲げたりすることでぎっくり腰を起こす可能性が高いです。 また、癌患者や肺の病気の末期では高度の痩せを見ることがあり目が窪んだり頬が窪んだりするヒポクラテス顔貌がみられます。こういった患者さんでは極度のぎっくり腰を頻繁に患い、末期になると毎日マッサージに通って痛みを堪えないと過ごせなくなっていることもあります。毎日マッサージに通わないといけないぐらいの腰痛をお持ちになられる方は一度精密検査を受けるべきでしょう。
  2. 肥満型:重心が低いため止まっているときの安定には優れます。しかし、重くて動くのがしんどいため動的安定性(自転車が進むと安定する仕組み)に乏しいです。よろけてぎっくり腰になるのに気をつけた方が良いでしょう。
  3. 高身長:身長が高いほど重心が高くなって不安定です。腰の筋肉を酷使して腰痛に陥り易いです。また、身長が高い故にしゃがみこむ動作でぎっくり腰になることが多いので気をつけましょう。
  4. 低身長:身長が低い人は全般的に高いところに手を延ばそうとして腰を強く反らしてぎっくり腰になることが多いです。不意に腰を強く反らさないようにしたいものです。
  5. 手足が長く指が長い:マルファン症候群という先天性疾患を患っていることがあります。心臓疾患を患っていることがあり、心臓機能の低下がぎっくり腰を招くこともあるでしょう。
  6. クレッチマーの体型と性格分類
    1. 肥満型:循環気質(全般的に温厚で快活と沈うつが混在します。楽観的で深く物事を考えずに行動するためたびたび失敗し、その度に沈うつとなります。また回復すると快活となり、繰返す。)→急激な動作で腰を痛めるタイプのぎっくり腰が多い。歩行中につまづいたり、よろけたり、腰をふいに屈めてぎっくり腰にならないように注意しましょう。
    2. 痩せ型:分裂気質(非社交的で控え目、しかし感情の浮き沈みの差が激しく、怒りの感情をときとして爆発させることがあります。)→心因性疾患、ストレス性のぎっくり腰を患いやすい。脳機能が通常の痛みを何倍にも増幅させて過剰な痛みを感じる。日常労務に伴う些細な痛みやコンディション不良であっても心の囚われを生じてしまう。痛みに執着しすぎていることが多い。一見すると気弱そうに見えるが、心理学でいう過剰な防衛機制によって攻撃的な側面が際立つこともある。感情のコントロールが効かなくなることを恐れて他人との交流を断ってしまいやすい。
    3. 闘士型(筋肉型):粘着気質、粘り強く几帳面だが融通が利かないため他人との衝突を起こしやすい。気が付かないうちに孤立していることがあります。職場では辛い仕事を割り当てられることも多いです。部下には欲しいけど上司には嫌だと感じることもあるでしょう。オーバーワークから由来するぎっくり腰が比較的に多く、ゴルフやスポーツのやりすぎには注意しましょう。

◆その他姿勢

  1. 側弯姿勢 :姿勢の中でも腰痛をすでに発症している患者や、ぎっくり腰の発生に大きく関係するもの。幾つかの種類の側弯があります。
    1. 回避性側弯:腰椎椎間板ヘルニアなどで脱出した腰のヘルニアに刺激を与えないようにするために反対側に体を傾けて側弯を強めるもの。
    2. 防御性側弯:右腰部の痛みがあるときにわざと体重を患部側に預けて、患部の周辺の筋肉を硬直させることで、痛みを筋肉の緊張によって紛らわそうとすることで生じる側弯。疼痛を紛らわす作用が強いだけに安易にとってしまうが筋肉が凝り固まって余計に症状が悪化する。慢性的なぎっくり腰患者にもかなりの頻度で間違った防御性側弯を取っている患者がいる。
    3. 側弯症:腰痛疾患とは関係しないものでいわゆる特発性側弯症と呼ばれるものだったり、病的なものとして扱われる側弯。痩せ型の女性におじぎしてもらい左右の肋骨の高さを比較するリブハンプ試験をするとそこそこの頻度で側弯を見ます。筋肉の少ない痩せ型のものほど力を補うために斜めに構える傾向があり、片足に体重を預けて立っていることがあるのです。斜めに構えると胴体の筋肉に短縮差を生じて側弯を来たします。運動療法で筋肉量を増やすことで側弯が改善する事例は幾つかの文献で確認されます。力がもともと弱いため神経症由来のぎっくり腰や、患部を損傷するぎっくり腰などを起こしやすいです。
  2. エビ姿勢:胆石症や尿管結石の患者では前方に体を屈めてテーブルに寄りかかるようにして腰をエビのように丸くします。極端に体を丸めることが典型的な特徴。お腹の筋肉を緊張させることで内臓痛を紛らわそうとする防御反射がみられます。同じ腰の痛みを訴えるのですが明らかにぎっくり腰患者とは異なります。
  3. 起座位:椅子に腰掛けたり、ベッド上で丸めた布団に寄りかかったりと、前方に寄りかかろうとする姿勢を見せるときには呼吸器疾患や肺疾患、心臓疾患などが背景にあることがあります。肺や心臓が弱っていると寝転んで静脈血が肺や心臓に滞留することで臓器の負担が増えるからです。腰痛をお持ちになられる方には心臓病や心筋梗塞の患者さんが少なくありません。心臓が弱まると腰の筋肉に循環させる血液量が減少するため必然的にぎっくり腰が起こりやすくなるからです。
  4. 後弓反張:腰が過剰に後ろに反り返った弓反り姿勢。髄膜炎などから由来します。健常者にも反り腰を見ることがありますが、髄膜炎などから由来する後弓反張とは明らかにレベルが異なります。仰向けになっても背中が反ったまま浮いてしまうなど「えっ!」と驚くぐらいのレベルですね。

意識状態:一般的に意識状態はストレス性腰痛に大きく関係します。意識がハッキリしない方が重たいものを持ち上げてぎっくり腰になることはまずありえません。これも細かな内容となるので、大まかに言えば意識がはっきりしているのか?それともボンヤリしているのか?きちんとした受け答えが出来るのかなどがポイントになるでしょう。お酒を飲んでいる方が酔っ払っているときに転倒したり、腰を怪我しており、そのときの記憶が残っていないことも稀にあります。また、意識状態が落ちていると痛みや不安が大きくなってしまい妄想が痛みを大きくすることもあります。

感情状態:感情の状態もやはりぎっくり腰には大きく関係します。以下のような感情状態が上げられます。

  1. 不安:呼吸困難、胸が苦しい、冷汗をかく、オシッコに何度も行きたくなる、不眠、心臓がバクバクするなどの多彩な自律神経症状を伴います。精神が次第に蝕まれることでやがてストレス性のぎっくり腰に陥ることもあるでしょう。不安が脳の正常な働きを障害して、些細な刺激であっても強烈に痛みを感じたり、触れる程度の刺激に恐怖することもあります。
  2. 抑うつ状態:気分が沈みがちで絶望感や自責感に苛まれます。

    気分が沈む、鬱

    やはり現代社会はストレス社会です。どんなに努力をしても結果が伴わないときには気分が沈んだまま気持が滅入ってしまうことがあります。お酒を飲んで無理矢理そういった気分を忘れて過ごされている方は多く、些細なこと心配するためそのうちに不安状態に陥って自律神経失調などからぎっくり腰を招くことがあるでしょう。

  3. 躁状態:気分が高揚し、外界の状態を無視して感情を表します。

    嬉しい
    一見すると元気が満ち溢れているように見えるのですが、車で言えばアクセルを命一杯吹かしている状態。いつまでも持続することはありません。空回りして心傷ついたり、ミスや失敗も多いです。

  4. 多幸感:誇張された爽快気分、行動の促進を伴わない。

不随意運動:自分の意図と関係しない運動のことぎっくり腰と関係の深いものだけを上げて行きましょう。神経系の疾患で見られることが多いです。

  1. 振戦:ノイローゼや神経症患者、アルコール中毒では指先がプルプルと震えてしまうことがあります。
  2. 麻痺
    1. 中枢性麻痺:筋肉が緊張して、腱反射(膝をたたくとポンと膝が伸びるような現象)が過剰になる。脳や脊髄が関係して痛みが起こっているときに見られる。
    2. 末梢性麻痺:筋肉の緊張が減退し、腱反射が減弱、消失する。神経損傷などが起こっていると見られる。例えばヘルニアで腰の神経が障害されることで足の腱反射が消失したり、筋肉に力が入らなくなることもあります。
  3. 運動失調:幾つもの筋肉が調和を保ちながら運動を成り立たせているのですが、調和がなりたたなくなることで力が弱まったり運動が出来なくなること。慢性腰痛をお持ちになられる方や高齢者にはかなりの頻度で見られ、筋肉量そのものは年齢相応なのに運動失調により満足に歩けなくなってしまいます。運動失調を患っているとどうなるのかというと安定を損なうため、常に足腰の筋肉が過剰に働くわけです。足腰の筋肉が沢山働いて安定を保とうとします。すると酷使された腰周りの筋肉が痛みを発したり、過剰に働いている筋肉が循環不良を起こして痛みにつながることもあるでしょう。
    1. 脊髄性運動失調:片足立ちになったときに目を開いていればバランスを保てるもの。目を閉じるとバランスが保てず倒れてしまう。
    2. 小脳性運動失調:運動を統合する小脳が障害されることで生じるもの。目を開けていてもふらつきます。

◆異常歩行

  1. 逃避跛行(はこう):痛いときの典型的な歩き方、左半身の腰部に痛みがあったなら左足に体重を掛けるときには慎重に体重を掛けて行きます。そして、右足で踏み込むときは素早く力強くなります。
  2. 間欠性跛行:しばらく歩いているとそれ以上歩けなくなる状態。しゃがみ込んで休めばまたしばらく歩けるようになるものが腰部脊柱管狭窄症の典型的な特徴であるとされ、姿勢に関係なく止まってじっとしていれば再び歩けるようになるものが足の動脈硬化症による循環障害だとされます。しかし、実際の患者さんでは病院では「腰部脊柱管狭窄症」だと診断を受けているのですが、単に腰が弱って長時間歩き続けられないもの、起立して背骨をS字にすると筋肉が疲れてしまって背骨を支えきれず足腰に痛みが出るけどC字にすることで腰椎を煙突状に真っ直ぐに配列すると腰の筋肉が休まって痛みが和らぐようなケースもあります。
  3. トレンデレンブルグ歩行

    歩くときに、右足が地面について左足が浮いている場面があったなら、骨盤の右側が下がってきてしまう現象のこと。地面についている足のことを立脚側、地面から浮いている足を遊脚側と呼びますが遊脚側のお尻が落っこちてしまい客観的にみたときに胴体が大きく左右に揺れるようにしております。肩が左右に揺れるようにも見えます。

    普通の歩行とトレンデレンブルグ歩行
    健常者の骨盤は片足立ちになったときでも水平に保たれます。トレンデレンブルグ歩行では遊脚側に骨盤が傾いて水平を保てません。このような歩行異常は一般的には先天性股関節脱臼や中殿筋麻痺患者に多く見られると言いますが、単に座りすぎによるお尻の筋肉の衰えを持っている人や内転筋の過度な拘縮(内腿の筋肉が酷く固まっている人)などに見ることもあります。

  4. 失調性歩行:
    1. 脊髄性の運動失調から由来する歩行では足元を目でしっかりと確かめながら一歩づつユックリと足を高く上げて確かめながら歩きます。
    2. 小脳性の運動失調の場合は千鳥足となり、患部側によろめく酩酊歩行を呈します。
  5. 麻痺性歩行:足先が遊脚時に垂れ落ちてしまう尖足を引き起こす、腓骨神経麻痺(前脛骨筋マヒ)が有名です。ニワトリが歩くような姿から鶏歩(けいほ)とも呼ばれます。腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などが足に巡る坐骨神経を障害することで鶏歩を呈することもあります。

    鶏
    by:BONGURI

  6. アヒル歩行:ときおり鶏歩と混同されやすいです。また、ドナルドダックがお尻をプリプリ振りながら歩く姿を想像されることでしょう。しかし、実際のアヒル歩行は歩くときに股関節を固定したまま骨盤ごと体を回転させるようにして足を踏み出します。中高年の方で股関節の手術をされる方は結構な頻度でおられますが、股関節固定術という術式を用いたときにはとくに際立ちます。足の筋肉が衰えてしまって足が棒立ちになってくるとこのような歩行に陥ります。太腿前面の大腿四頭筋が弱って短縮化を起こして骨盤を前方に牽引するため腰が前方に反り返ってしまいます。

    大腿四頭筋の緊張による骨盤前傾と反り腰

    図は体を側面から見ている状態です。骨盤の下部にある大腿四頭筋が衰えて酷使されると短縮します。すると骨盤を下方に牽引することで腰椎が前方凸を強めてしまうのです。前方凸が強まった腰椎は反り腰になるため、腰を痛めやすいです。

◆皮膚の色調

  1. 蒼白:貧血、血流の循環不良、不安感が強くなったときにも見られます。ストレス性の腰痛にはたびたび蒼白な患者さんが見受けられることがあります。
  2. チアノーゼ:皮膚が暗紫赤色となる。心臓や循環器系由来の疾患、血液異常など当然のことですが腰痛を招き易いです。
  3. 黄疸:血液中のビリルビンという成分の濃度が高くなると起こります。肝臓や胆嚢などの臓器から由来するものもありますし、溶血性貧血と呼ばれる病気でも見られることがあります。要するには血液の状態が良くありませんよ。ということ。
  4. 紅潮:興奮状態、発熱しているなど

◆皮膚の性状

  1. 浮腫:むくみ。皮下組織に水が溜まった状態。むくみは二種類
    1. 全身性のむくみ:心臓・腎臓・肝臓・栄養不良、貧血、内分泌疾患→要するには全身を巡る血流が悪くなったり血液成分そのものの栄養状態が悪くなると起こるります。
    2. 局所性のむくみ:ぎっくり腰を起こしたときに患部を損傷していたりすると患部が部分的にむくみます。炎症箇所に見られるむくみです。

◆体毛の異常:精神的な緊張や精神的打撃によって白髪や円形脱毛症などに陥ることもあります。余りにも過酷なスポーツトレーニングをしていたり、脱毛や白髪になるレベルの受験勉強や仕事の追い込みをしている場合は心身を疲弊させている恐れがあります。当然のことながらストレス性腰痛を招くリスクはとても高いです。

  1. 脱毛
  2. 白髪

◆関節リウマチによる手の変形:腰の痛みを訴える患者さんで手の指などに大きく変形を来たしているときには関節リウマチが原因のこともありますので注意が必要

  1. スワンネック変形:指が白鳥のクビのようにうねる
  2. ボタン穴変形:中指がグネンと折れ曲がる
  3. 手指尺側偏移:人差し指から小指までの4本がグネンと小指側に偏移して歪んでいる

◆足の変形

  1. エックス脚:女性に多い。内転筋が固まってしまったり、お尻の筋肉の衰えによって陥ることがあります。膝が曲がることでもたらされる外反膝と呼ばれるものもあり、クル病、骨軟化症という病気で起こります。
  2. O脚:男性に多い。内転筋が衰えることでO脚になったり、お尻の筋肉を酷使することで陥ることもあります。主に膝下が曲がることでO脚を呈するものでは内反膝と呼ばれます。クル病、骨軟化症という病気で起こります。
  3. 踵足:脛骨神経という脛の裏側を通る神経が障害されて起こるもの。ふくらはぎの筋肉を働かせてつま先を地面方向へと動かす底屈が困難になるため、常に足首を反らします。
  4. 内反足:足刀(足の小指側)を地面につけて歩きます。O脚の患者に多い歩き方です。
  5. 外反足:足の内側の側面(足の親指側)を地面につけて歩きます。エックス脚の患者に多い歩き方です。
  6. 扁平足:足の外反が強くなると見られることがあります。また足の踏ん張る力が落ちても足裏のアーチが落ち込んで扁平側になることがあります。扁平側になると歩くときの着地の足裏のバネで吸収してくれないため腰に衝撃が直撃してぎっくり腰のリスクが高まります。
  7. 凹足:足の土踏まずが高くなりすぎたもの。内反足が酷くなると生じます。
  8. 外反母趾:足の外反が強くなるときに見られることがあります。

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打診

打診とは、患部を軽く叩くことでその音や痛みの出方、響くような感覚がないか?などを調べる方法です。ぎっくり腰の治療では基本的には骨折との判断のために必要となりますが、骨折しているときには患部以外のところに刺激を与えると、その衝撃が骨を伝わって患部にまで響くことがあります。こういった骨を伝わって力が送り届けられることを介達力と呼びます。主には肋骨や腰椎を掌でポーンと叩いてみたり、重ねた指をあてて術者の手越しに力を伝えたりと患部に対して響くような刺激があれば骨折を疑うことができます。

しかし、この打診によって得られる響くような感覚は患者さんの精神状態によって大きく作用を受けます。ストレス性のぎっくり腰の場合ですと僅かに触れる程度の刺激であったとしても過敏になりすぎており、
「痛い!」
と叫び声を上げることもあるでしょう。打診をするときには患者さんの精神状態には十分に気をつける。そして、強引にならないように愛護的に力を加えて体の状態を見ることが大切です。また、機械的にポンポンと叩くのではなく、最初はとても弱い刺激、それこそ触れる程度の刺激から段階的に強くするように心がけることが大切でしょう。

また、自分で叩くときには骨折などの判断には役に立ちません。この場合は日頃の音を聞いておくことでちょっとした違いに注意をすることが大切です。では打診の音についていくつか紹介しましょう。

◆打診の音

  1. 濁音:実質臓器、肝臓や心臓などの空気が少ない臓器や大腿部などの中身の詰まったところを叩く音、高く短い小さな音、炎症や腫れが強くなると音が更に小さくなる。
  2. 鼓音:胃や腸管などの空気が存在する場所の音、高くてポンポンという音、弱く打診をした方が分かり易い。例えば消化器系の病気から腰痛が引き起こされているときには、打診したときに腸管に内容物が溜まっていれば音が濁ります。腹水が溜まっていると濁音へと変化し、寝転んだときに濁音の範囲が広がります。
  3. 清音:健康な肺を叩いたときのポーンというふり幅の高い音。叩いたときに置いた手に振動が伝わります。肺気腫などタバコの吸いすぎにより肺が萎んでいたり、呼吸器系の病気、肺炎などによって酸素運搬が不十分になっても腰痛は起こます。そういったときには顔面や皮膚の色と共に打診によって肺周辺(肺野)の音を確かめます。一般的に病的な肺では音が濁ります。

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触診

ではここから触診についてです。触診も奥がとても深いです。触診から得られる情報はとても多いです。例えば以下のものがあげられます。

◆触診から分かること

  1. :触ったときに熱を感じることが出来るときには風邪による発熱や、患部に著しい炎症が生じていることもあるでしょう。
  2. 緊張:触ったときの固さがあるときにはその部分の筋肉が収縮したまま伸張できなくなっていることもあります。固さが血管を圧迫することで血流の循環を妨げて疲労を抜け難くします。また、緊張が腰の動作を妨げてぎっくり腰の発生を高めます。
  3. 弛緩:精神的なショックを受けたり、気分が沈んでいたり、放心状態のときには力がはいらなくなります。寝起きの意識がハッキリとしていないときにも力が抜けております。こういったときには腰にしっかりと力が入っていないため、ふいに腰を屈めたりすることでグキッと腰を痛めてしまうこともあります。
  4. 圧痛:自覚症状には乏しいのですが、指で押されたりしたときに感じられる症状。心地よい感覚を呈するときもあれば、不快な感覚を呈することもあります。体の深層が知覚過敏になっている状態
  5. 知覚過敏:精神状態が安定していないときに見受けられることがあります。また、触られる刺激に慣れていない人、炎症や発痛物質によって知覚が過剰になったり、脳機能が低下しているときにも知覚過敏に陥ることがあります。そのため整体治療などでは軽擦法(けいさつほう)という術式を最初に用いることで患者が知覚過敏に陥っていないかを判断します。

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腹部触診

では触診でははじめに腹部触診についてお話ししましょう。ぎっくり腰では胴体の裏面の腰が痛くなるわけですがこのときには気をつけるべきものがあり、それが関連痛です。つまり、腰が痛いのだけど、腰以外の臓器、お腹や下腹部の臓器が病気を患っても腰が痛く感じてしまうことがあるのです。

内臓の痛みはとてもアバウトなもので、出所がはっきりと分かりません。つかみどころがない痛み方をします。その発生確率は僅かなものなので無視しても良いぐらいですが、やはり持病をお持ちになられる方などでは気をつけるべきでしょう。内臓の異常があるときには腹部触診によって異常を見ることがあります。また、内臓から関連する腰の痛みの場合は精神状態が安定しているにも関わらず寝転んで腰が痛くなったりする傾向があります。どのような体位をとっても腰に痛みが見られるときには腹部触診を平行して行うことが大切でしょう。

では全て覚えることは無理なので、腹部触診の中でも胃潰瘍と虫垂炎(盲腸)を把握しましょう。また他のお腹の臓器の病気ではお腹の筋肉がカチカチの板のように強張ってしまうようなケースも見受けられます

  1. 胃潰瘍:第12胸椎棘突起(みぞおちぐらいの高さ)の腰骨の後方に突き出した突起から、主に左側3センチぐらいのところに圧痛が現れます。胃潰瘍の場合はストレス性の患者さんのことが多くやはり先に述べたクレッチマー分類で言う所の痩せ型に見られる傾向が多いです。
  2. 虫垂炎:マックバーネ点(右上前腸骨棘〔骨盤の右側の前方に突き出した突起〕とヘソを結ぶ線のうち、右上前腸骨棘から5センチの場所)

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皮膚触診

次に皮膚の触診です。皮膚そのものや皮下組織に悪いところがあると触診から判断できることがあります。以下の内容が皮膚触診で分かります。

  1. 腫瘤(できものやコブ)のサイズ
  2. 表面の性状:良性は滑らか、悪性腫瘍は凹凸
  3. 固さ:悪性腫瘍では固い
  4. 圧痛
  5. 可動性:悪性腫瘍だと周辺組織と癒着し可動性が悪い

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筋肉触診

次に筋肉の触診です。筋肉触診では左右差を比較して行きます。

以下のようなものに気をつけます。

  1. 筋萎縮:筋肉が萎んでいるもの。触ったときに柔らかくて、力を入れても固くならない。神経や筋肉の病気のことが考えられますし、単純に加齢によって衰えたときにも筋萎縮が起こることもあります。
  2. 仮性肥大:筋肉の病気が起こることで一見すると筋肉が発達してモリモリのように見えるのですが、実際には脂肪が主体のゴムのような状態。触ると弾力性がある。
  3. 代償性肥大:怪我をして例えば右手が使えなくなると、左手が右手の働きを補うため異常に発達します。大抵は多くの方が利き手の関係で右半身の筋肉が優位に発達してます。筋肉の左右差が大きくなっていると触感が大きくことなります。ぎっくり腰では典型的に左右差を見ることがあり、日常生活で片側の半身に過度に力みを生じさせる傾向があります。例えば体に刺激が加わったときに咄嗟に右手を握り締めたり。クセがついており、刺激に対して過度に反応する部位がひとつや二つあるものです。そういった方では代償性肥大を見ることがあります。
  4. 筋緊張(筋トーヌス):体を脱力させたときに無意識にある程度筋肉は固くなって完全には脱力できません。このときの筋肉の固さのことを筋トーヌスと呼びます。筋トーヌスには亢進と低下の2種類があります。

    ◆筋トーヌス亢進(過剰)

    1. けい直:折りたたみナイフのように動かしたときに最初は抵抗感があるけどある程度まで動かすと抵抗感が消える。脊髄や脳の運動支配が障害されている。神経支配が一時的に届いていない。関節を曲げる筋肉と伸ばす筋肉のどちらか一方が障害を受けている。
    2. 硬直:関節を曲げる筋肉と伸ばす筋肉がどちらも障害されている。関節を曲げ伸ばししたときに最初から最後まで抵抗感がある。脳や脊髄の神経の調整が上手く行かないときに見られる。ぎっくり腰では一部の恐怖症患者でも見ることがあります。

    筋トーヌス低下:体がブランブランする状態。運動を調整する小脳の疾患、放心状態、精神的なダメージを受けたときなどに見ることがあります。眠っているときのように体が脱力しています。また、脊髄の病気でもみられます。

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骨・関節触診

次に骨や関節部の触診方法についてです。やはり腰痛では関節部から由来する痛みもありますし、ご高齢者では骨粗しょう症によって腰骨が骨折し易いです。したがってそういった前兆も判断できる必要があります。僅かなヒビ程度で早期発見できれば大事に至らないのに、軽い痛みだからと我慢しているうちに骨折が広がって悪化を辿ることも考えられますからね。では具体的には以下のものについて気をつけましょう。言うまでもありませんが、人の骨格の本来の状態が分かっていなければその判断は出来ません。正しい骨の状態が分かっていないのに骨が良いか悪いか?関節が良いか悪いかなど判断できるはずがありませんよね。これを言い出してしまうと最初から話が詰んでしまうので、敢えて出来る範囲で概要を伝えて行きたいと思います。恐らくは大部分の方は骨の名称すら満足に知らないはずです。では以下にまとめてゆきましょう。

◆骨・関節触診:基本的には表面の組織から順番に触れて確かめます。そして最後に骨の感触を確かめたりします。関節部の検査事項では主に腫れに注意をします。他にもいくつか見るべきものがあります。

  1. 骨折固有症状
    1. 局所の痛み:腰だけが部分的に痛い。1箇所が部分的に痛いなど、色んな所に痛みがあるときには骨折を否定できる。
    2. 機能障害:痛くて動かせない。力が入らない
    3. 骨の変形:折れて曲がっている
    4. 異常な動き:折れたところがグネグネと変な動きを見せる。
    5. 軋轢音:折れたところから伝わる骨同士がずれる音。ずれる「ズリ」っという違和感
  2. 関節炎・腫れ・圧痛など
    1. 関節液貯留:腫れが強いと関節部のくぼみが消える
    2. 関節運動制限:体を動かしたときに固くて丸っきり動かせなかったり、動きに抵抗感があったり、関節が緩んでいたり、動かしたときの痛みや、グニグニとかポキポキという音をしないか?

他にもぎっくり腰に関係する触診としては胸部の触診があります。呼吸に伴う痛みや心臓の拍動の触診などが腰痛の手がかりとなることもあります。例えば体が衰弱して腰に痛みを来たす方では心臓の拍動が弱まっていることもありますし、体の興奮状態が痛みを強くするときには拍動が強まっていることもあるでしょう。

そして、呼吸時に腰の痛みが増強されるケースでは肋骨骨折を患っていることもありますし、胸郭を補強している筋肉が原因で背中の痛みを来たしているときにも呼吸が苦しくなるような症状を示すことがあります。

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生命兆候

次に生命兆候についてです。要するには呼吸数や脈拍数、体温などが正常なのかを知ることが大切です。皆さんはぎっくり腰の前兆を判断したいわけですから当然のことながら普通の人の健康な状態。ニュートラルな状態を知っていなくては何をもって
「やばい!」
と判断するのか意味がないものとなってしまいますよね。でも意外にもこういったことって知られていないもの。前兆を把握する以前に生命を最低限維持していく状態を把握しないとなりません。では以下に生命兆候についてです。

◆生命兆候

  1. 体温:通常は36度~37度、午前2時~4時がもっとも低く、午後2時~6時ごろが最も高い
  2. 血圧:通常は収縮期血圧120mmhg、拡張期血圧80mmhg
  3. 正常脈拍数:毎分65~85回
  4. 呼吸数:1分間に16回~20回

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理学検査

ということで様々な診察法について触れてきたわけですが、まだまだ十分な判断材料ではありません。腰痛に特有に関係する細かな検査をしていくことになります。次に行うものは理学検査です。先に述べた問診や触診などの名前の付いた診察法も本来含めて病院や治療院で行なわれる全てのやり取りが厳密な意味では理学検査に該当するのですが、そういった個別の名前のついた診察ではなくて、主に徒手や簡単な道具を用いるだけで行える検査を治療院などでは理学検査と呼びます。したがって病院でいうレントゲンや血液検査も理学検査に含まれます。筋力測定のようなものも含まれるでしょう。ここでは代表的なものを紹介します。

知覚検査:知覚には様々なものがありますが主には表在知覚(痛み、温度、触覚)など比較的体の浅い所で感じ取ることができるもの、深部知覚〔位置覚(関節が度の程度曲がっているのか?)、振動覚(体の揺れや重力に逆らったり、回転したときの感覚など)、深部痛覚(体の深い所の痛み)、細かな話は割愛しますが複合知覚というものもあります。

  1. 表在知覚検査:筆やはけなどの柔らかいもので体の表面を軽く刺激して感覚の程度が他と較べて異常なところがないかを調べる。
  2. 深部知覚検査
    1. 位置覚:術者が患者の体をいろんな方向に動かして関節がどちらに動いたかを当ててもらう。
    2. 振動覚:音叉を体の骨の突出しているところに当てて振動している時間の長さから振動覚を見る。
    3. 深部痛覚:体の深い所を圧迫して痛みの有無を見る。
  3. 複合知覚:専門性が高すぎるので割愛します。

反射検査:ゴムハンマーなどで筋肉に備わる腱を叩くとその筋肉がピョンと反射的に収縮します。この反応を色んな体の部位で見ることでどんな病気との関連があるのかをその筋肉を支配している神経から割り出すことができます。

多岐に渡るものがあり、身近な例を挙げると膝頭をポンと叩くとピョンと膝が伸びる膝蓋腱反射などがあります。ここれも相当量の情報になるため割愛したいと思います。ここまで自分で出来るようになる必要はありません。

◆徒手検査:これも複雑な話になりますので興味のある方は〔腰痛の検査〕を参考にしてください。全てを読んで覚えても無駄な知識となるので皆さんの必要なものだけ覚えていただいた方が無駄がありません。

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ぎっくり腰の症状のレベル

次にぎっくり腰の症状のレベルについてです。これに関しては一概に「これが重症」とはありません。かなり酷い痛みを訴える方でも自由に日常を過ごしている方もおられますし、患部の状態そのものは異常が軽くても日常生活が大幅に障害されてしまうケースもあります。

したがって一般的には二種類のケースから症状を判断します。それが以下です。

  1. 痛みの度合い
  2. 日常生活の障害度

以下に色々とご紹介するのですが、慢性腰痛をお持ちになられる方では一般的に痛みの度合いそのものは大したことはないけど、日常生活の障害度が著しく大きいということが言われております。つまり、いつまでもしぶとくチクチクと続く苦しみによって心病んでしまい日常がままならなくなってしまうわけです。これに対してぎっくり腰や急性の腰の痛みの場合はどちらかと言えば痛みが強くて身動きが一時的に取れなくなりますが、総じて治りが良いので日常生活の障害は数週間もすれば完全になくなります。

痛みの度合いに関しては様々な評価基準がありますが、定規などを使って、0~10の目盛りをつけて、自分で思う最大の痛みを10として、何段階にあるのか?という評価をするVAS法(ビジュアルアナログスケール)や顔の泣き顔や表情の度合いから痛みのレベルを評価するFS法(フェイススケール)と呼ばれるものを用いることが一般的です。

また、日常生活の障害のレベルに関しては日常生活が可能か?仕事や学校などの社会生活が可能か?などが考慮されます。若い方では仕事に行かなければ生活が成り立ちませんから日常生活の障害度は一般的に高くなり、高齢者では仕事を持たないため生活の障害は少ないことが多いです。

どこからがぎっくり腰なのかという定義にハッキリしたものはありませんが、そもそも「ぎっくり腰」という病名は医学的には存在せず、急性に発生した腰の痛みのことを全てぎっくり腰と読んでおります。判断基準は人それぞれ異なりますが、少なくとも痛みが出ていたらそれはすでにぎっくり腰だと思っていただいて良いでしょう。さらには
「これからもう出そうだ!」
という状態もやはりぎっくり腰だと思って治療を速やかに受けるべきでしょう。

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環境要因

次に上げられるものは環境要因です。人の体には恒常性(ホメオスターシス)という機能が備わっており、熱さや寒さなどいろんな環境に見舞われても常に一定の体内の環境に保とうとする仕組みが備わっております。冬場であっても夏場でも常に体内は一定の環境。つまり、一定の環境に整えるためには寒いときにはエネルギーをガンガン燃やして熱をつくり、寒くなったときには汗を大量に欠くことで体内の熱を放散しようとします。他にも湿度や気圧などもあります。

特に気をつけていただきたいのは急激に気温が下がるようなときですね。ぎっくり腰では主に暑いときから急に寒くなったとき、朝方の気温の冷え込む時間帯に多いです。雪が降り積もるような日や冷え込む日、天気の悪い日には気温が急に低下しますのでそういった状況にはエアコンで室温を保ようにしたいものです。急激に冷えたときには体がビックリして反射的に過剰に筋肉に力みが生じてしまい、足腰に痛みが起こりやすいです。

参考までに御伝えしますと〔夏場の最適な環境:25~28度、湿度55%~65%〕、〔冬場の最適な環境は18度~22度、湿度45~60%〕だとされます。

また、急激に熱いお風呂に入ったり、冷たいお風呂に入ることも避けた方が良いでしょう。水温で16度~40度までに留めます。16度以下、40度以上の温度になると筋肉がビックリして反射的に緊張をし、ぎっくり腰を引き起こすことがありますので適温に気をつけたいものです。また、天気予報を確認することで急に冷え込むようでしたらぎっくり腰の前兆ですから上着を持参したりポケットカイロなどの寒さ対策を検討したりすることも大切ですよ。

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最後に・・・・治療とは親子のコミュニケーションに近しい

夕日
by:tibchris

「お父さん、あの鳥さんはなんて言うの?」
「あれかい、カモメだよ」
「カモメさんはどこに行くの?」
「さあ、どこだろうね。でも夕日が綺麗だから、ずっとああして飛んでいるんだろうね。」
「ふ~ん、そうなんだ。」
私達は小さい頃、両親からとても多くのことを学びました。
その量は言い表せないぐらいの数多くのことです。
トイレでのおしりの拭き方、
お洋服の着替え方
歩き方
言葉
お箸の使い方、
おこづかいの使い方、
学校の行き方などなど
小さなことは書ききれないぐらいです。
でも些細なことかもしれないけど教えられなければ覚えることはありません。
お父さんやお母さんは本当に一生懸命に色んなことを教えてくれました。
生きて行くために必要なこと、
社会で他人と協力して行くために必要なこと。
色んなことを学んでようやく大人になることができます。
ぎっくり腰の治療もある意味ではそれに近しいぐらいの圧倒的な量を学ぶ必要があります
例えると外国で生活しようと考える方はその国の言葉や文化、習慣、法律などを学ばないとなりません。
分からないことは全てガイドさんに任せて、簡単な言葉だけ話せれば良いだろうという短期間の旅行のようには行きません。国内で過ごしているときのような勝手は通用しません。
知らなかったでは通用しないのが世間のルールです。知らない人に手加減をしないのが世の中。
他人に優しい人は困っていれば助けてくれます。
でも、他人に厳しい人は困っている人を付けねらっています。
レジでお釣りの計算が間違っていても決して教えてくれません。
ぎっくり腰の知識は1日や2日で学べるものではありません。
私達は子供時代に多くのものをとても長い時間をかけて学びました。
ぎっくり腰もそれと同じです。ところが残念なことにギックリ腰の場合は両親から学ぶ機会がありません。子供時代には必要の無い知識、大人になって腰痛が慢性化する頃には両親がこの世を去っていることも多いぐらいでしょう。だからぎっくり腰の対策の知識は一世代限りのものとなり、次世代に受け継がれない。次世代に受け継ぐことのできない知識だからこそ腰痛やぎっくり腰がこの世からなくならないのです。

ぎっくり腰は親から学ぶことが出来ないからこそ、自分で本を読んだり他人の話を聞いてその圧倒的な量を学んで行く必要があるのです。圧倒的な情報量があるからこそさまざまな場面にぎっくり腰の前兆を判断できるようになるのです。

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※参考文献:一般臨床医学 改訂第2版 社団法人 全国柔道整復学校協会 監修:奈良 信雄・吉澤 晴之・椎名 晋一 医歯薬出版株式会社 2009年出版

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ぎっくり腰の前兆

結論:前兆は単純ではない。

  1. ぎっくり腰の寸前足腰の突っ張り感や動きの窮屈さを感じたときには、早めに横になって休む
  2. ぎっくり腰、ピリッと痛みがある。なぜ?ピリッと出所のハッキリする明瞭な痛みの多くは筋肉が攣ったときに起こるものが多いです。
  3. ぎっくり腰の前兆ぎっくり腰の前兆について色々とまとめて行きます。ぎっくり腰に陥る前に早めに対処しましょう。
  4. こむら返りはギックリ腰の前ぶれ気をつけるべきものがこむら返り、全ての不調のバロメーターの一つであるが体力の消耗やエネルギー不足や疲労の蓄積を意味する。
  5. ぎっくり腰の前触れ・腰が布団から浮いている①下肢の前方筋群、②後方筋群、③脊柱起立筋、④胸椎回旋筋群などが関係する。
  6. 坐骨神経痛の前兆でお尻が痛くなる。改善は?手早く痛みを抑えるのでしたら骨盤コルセットを巻きましょう。
  7. なりやすい人どんな人がぎっくり腰になりやすいのか?その人物像について
  8. 前触れの改善方法慢性的な疲労が関係しており、すでに痛みの出ている人の治療とは異なる。慢性疲労であれば有効な対策は温熱療法、電気治療、マッサージ、ストレッチが良い。
  9. 何の前触れもなくなってしまう発生原因と、腰に負担が掛かりやすい姿勢を理解することで気をつけることが良いでしょう。
  10. 靴下の履き易さとの関係体が固い人ほど腰を患いやすい。立位体前屈の目安となる下肢伸展挙上テストについて
  11. 自営業者です。ぎっくり腰の前触れって何?前触れは、慢性疲労症状である。体が疲れてやばくなる前に整体を受けるなどし、適切な疲労ケアを行いましょう。
  12. 関節負担によるぎっくり腰の予兆関節が竹の節のように肥大化している場合は関節負担が大きく劣化が進んでいることを意味する。
  13. ぎっくり腰に陥り易い予兆とその対策法末端の冷えがあると、腰が熱を作ろうと頑張ってぎっくり腰を起こす。靴下を履く。運動で基礎体力をつける。
  14. ぎっくり腰が起こる体の緊張を早期発見するには指床間距離で手首が床につくかを目安とする。

急性期の腰痛対処

結論:ぎっくり腰中は安静にする。動くと悪化する。

「まとめ」ページを、「リスト」にしました。

ぎっくり腰の前兆

初期の経過観察

緊急判断

急性期症状

急性期経過

対処

問診

応急処置

緩和処置急性期

患者の周囲の人の対応

ぎっくり腰の動き方

間違った対処

どうしても動きたいときには?

安静

トイレ・排泄(受傷早期・受傷原因)

対応対処

「対応・対処」カテゴリーを11個に区分しました。

急性期の腰痛判断

急性期の腰痛対処

慢性期判断、検査

医療機関の対処

一般的対処A早期ケア・間違ったケア

一般的対処B慢性期

食事・栄養

手技対処

腰痛対策

道具での対処A(固定法)

道具での対処B(生活補助)

最新情報

腰の病気は多くが同じ

坐骨神経痛に効く薬局のシップ名は?

柔道は筋トレで強くなるか?

金魚運動でヘルニアが治った人はいますか?

冷たい風に吹かれると腰から太ももの裏が痛い

13歳尾てい骨が突出している

ステッパーは体に悪いか?

子供がお尻を強打長くかかっている

腰を痛めて吐き続ける

太ももが締め付けられて痛い

股関節石灰にジグリングは効果ある?

坐骨神経痛に足踏みは効果あるか?

腰痛にジグリング治療は?

上を向いて寝るとお尻の真ん中が痛い

力仕事の腰痛対策の限界

ぎっくり腰で足が麻痺した

胸腰筋膜がパンパンで凝る

ぎっくり腰になって3週間後、ゴルフは大丈夫か?

ほとんど治りかけた腰、仕事でまた痛くなった

腰痛持ちに軽作業は?

腰の負担が少ない仕事って何?

ヘルニアで働けない。生活保護は?

膝裏を伸ばす方法は?

ぎっくり腰の看病は?

モーラステープで腰の痛みが悪化する原因

ぎっくり腰のあと、抱っこはいつからいいの?

腰痛持ちは立ち仕事は止めるべきか?

足のすね鈍器で殴られたような痛み

まっすぐ寝ると足がしびれた感じがする

ぎっくり腰の前兆

結論:前兆は単純ではない。

ぎっくり腰の寸前

ぎっくり腰、ピリッと痛みがある。なぜ?

ぎっくり腰の前兆

こむら返りはギックリ腰の前ぶれ

ぎっくり腰の前触れ・腰が布団から浮いている

坐骨神経痛の前兆でお尻が痛くなる。改善は?

なりやすい人

前触れの改善方法

何の前触れもなくなってしまう

靴下の履き易さとの関係

自営業者です。ぎっくり腰の前触れって何?

関節負担によるぎっくり腰の予兆

ぎっくり腰に陥り易い予兆とその対策法

ぎっくり腰が起こる体の緊張を早期発見するには

急性期の腰痛対処

「まとめ」ページを、「リスト」にしました。

ぎっくり腰の前兆

初期の経過観察

緊急判断

急性期症状

急性期経過

対処

問診

応急処置

緩和処置急性期

患者の周囲の人の対応

ぎっくり腰の動き方

間違った対処

どうしても動きたいときには?

安静

トイレ・排泄(受傷早期・受傷原因)

対応対処

「対応・対処」カテゴリーを11個に区分しました。

急性期の腰痛判断

急性期の腰痛対処

慢性期判断、検査

医療機関の対処

一般的対処A早期ケア・間違ったケア

一般的対処B慢性期

食事・栄養

手技対処

腰痛対策

道具での対処A(固定法)

道具での対処B(生活補助)