ぎっくり腰専門 アークス整体院

きっかけの無いぎっくり腰

50代男性Yさん

結論:きっかけがないのは筋・筋膜性腰痛症が多い。心の興奮により悪化する。

50代の男性Yさんのぎっくり腰(写真はイメージです。)

ぎっくり腰を患ってしまったYさん、従来の重たい荷物を持ち上げて発生するぎっくり腰のイメージとは異なり、これといったきっかけのない腰の痛み方に不安を覚える。過度な不安が体を硬直させて痛みの悪化につながっているケース。筋筋膜性腰痛を患う患者には共通した手足の細さとそれに相反する寸胴な体型があげられてカブトムシのような外観をしている。筋膜リリース処置が有効となる。

ぎっくり腰の治療を題材としたフィクションコラムを作成しました。

  1. 男性Yさんの紹介Yさんは50代の男性で会社経営者、これまでに何回かのギックリ腰を経験したことはあるが別段腰の持病を持っているわけではない。
  2. ぎっくり腰体験談これといったきっかけなく発生したぎっくり腰、急激に腰に痛みが現れて身動きが困難になる。
  3. 発生のきっかけYさんのぎっくり腰の場合はこれといったきっかけがなく発生したため本人も過度に心配している。痛みの出方も急激に強くなるような特徴的な痛み方をしている。
  4. 問診:電話対応自分の身に起こったことが理解できておらず俯瞰しているYさん
  5. 既往歴・過去の腰痛の病歴きっかけがない腰の痛みが生じたときには過去の病歴を振り返ってみていただくことが大切です。
  6. ①心理的要因炎症そのものは軽微だけど、不安が強すぎたり、痛みに対しての過度な力みによる我慢を生じさせると痛みが強くなります。
  7. ②慢性痛もともと体に蓄積していた負担やストレスが一挙に噴出して表面化する。堤防が堰を切って決壊するように一挙に腰に痛みを起こすこともある。
  8. ③体重自分では腰に負担を掛けている自覚はないのですが、肥満症を患っているために腰に無意識に負担を掛けていることがあります。
  9. ④筋力不足筋肉が弱いと体重を支えきれないため腰を酷使する
  10. きっかけが無くても急激な痛み方をする理由普通に考えると徐々に痛みが蓄積してくるものだと思えるが、きっかけのないものでも急性発症するメカニズムがある。
  11. 急激な痛み方は2種類のものがある筋肉から由来する痛みが、きっかけのないものに関係する。
  12. 筋肉が急激な痛みを発する理由筋肉は反射的に収縮する仕組みを持っている。
  13. Yさんの見立て上記の内容と完全に符合するため筋・筋膜性腰痛が原因であると考えられる。
  14. 筋・筋膜性腰痛の共通点筋・筋膜性腰痛によるぎっくり腰を患う患者さんの共通点はカブトムシのような体型をしていること
  15. 出張整体に向かう対処可能なぎっくり腰であると判断できたため板橋区へと駆けつける。
  16. 所見しっかりと安静を保っているときには俯瞰した態度で話すことが出来るが、一旦腰の痛みに見舞われると激高して痛みを訴える。
  17. 検査右腰部の圧痛点を認める。臥位姿勢での徒手検査には異常はまったく見受けられない。体位変換や起立によって痛みが誘発されることから筋肉に力が強く込められる場面で痛みを発する筋・筋膜性腰痛であると特定できる。
  18. 原因Yさんのケースでは心理的な興奮による力みも影響した筋・筋膜性腰痛だろうと考えられます。
  19. Yさんの治療のポイント単なる筋・筋膜性腰痛ではなく心理的な影響も大きいため、最初から圧痛点を処置するのではなく時間を掛けて刺激に慣らしながら処置することが求められる。
  20. 筋筋膜性のぎっくり腰の治療筋・筋膜性腰痛によるぎっくり腰では、筋膜の区画内部に蓄積された発痛物質や炎症物質を除去するために区画を広げるための筋膜リリースが有効な治療法となる。
  21. 治療の結果整体治療によって立ちあがる動作をしたときや腰を動かしたときに起こる反射的なバーンという感じの筋攣縮は完全に鎮まった。
  22. アフター指導できるだけ腰の痛みが表面化する前に定期的にケアを受けることの重要性について指導

ぎっくり腰になったYさん50代

では最初にぎっくり腰を患ってしまったYさんについてご紹介させていただきましょう。Yさんは男性で50代の方です。見た感じの印象としては体重で100キログラムほどあるかもしれません。体型としては大柄な感じ。板橋区のマンションで過ごしてくつろいでいたところ3月の下旬ぐらいに風が吹き荒れる日の朝方にぎっくり腰を患ってしまいました。ぎっくり腰を患ったこと自体は初めてではありませんが、やはりこれといったきっかけなく腰が急激に痛くなってしまったことを不気味に思われており、そういった心配からストレスによる二次的な筋緊張がもたらされて症状が悪化しておりました。

ではYさんのぎっくり腰の体験談をお話して行きましょう。

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板橋区のYさんのぎっくり腰体験談

それはもうびっくりしましたよ。
ぎっくり腰になったのは勿論はじめてのことではありません。
10年前ぐらいにも何回か患っておりました。
やっぱりほら、ぎっくり腰ってなったときには注意するんですけど、当時はまだ40代でしたからね。何もしていなくてもすぐに良くなった。その後も何も症状が出なくなったからそれっきりまるで気にしていなかったんです。

そうしたらつい先日急にぎっくり腰になってしまって、今回はいつもと違ったんですね。
「あっこれはひょっとしたらまずいかも・・・・」
そう思ったんで、すぐに治療を受けようと出張整体で前から聞いていたアークス整体院さんに連絡したんです。
電話したのはぎっくり腰が起こってから2日後のことでした。

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ぎっくり腰のきっかけ:これといったきっかけがない

ぎっくり腰のきっかけに関してですが、私の場合はこれといったきっかけがとくになかったんです
いや~本当に困りましたよ。
ちょっと座って過ごしていたら急に腰の右の辺りがズシンと重たくなって、それから少しでも腰を動かすとビシッて腰に猛烈な痛みが走る。
ぎっくり腰ってほら、重たい物を持ち上げてなったり、引越し屋さんがなるイメージがありますよね。
荷物運び

私の場合は本当にそういった心当たりがないので、
色々とパソコンで検索してみたんですね。
そうしたらいくつか見つけたのはなんと
「きっかけがない痛みは内臓の病気」
とか
「心の問題だ」
とかもう出るわ出るわ・・・何が正しいのか分かりませんし、こういったときに下手に判断するよりも
やっぱり専門の人に見てもらう方が良い。そう思ったわけです。

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ぎっくり腰の問診:俯瞰した状態で痛みがあることを不思議に思う

ではYさんのお話はこれぐらいにしましょう。やはりぎっくり腰の問診では色々と患者さんとお話をするわけですが、実際には電話口でどういったやり取りをするべきなのか?どういった内容を重視するべきなのか?それほど話す内容には意味はありません。

電話口で私どもが気にするのは患者さんの心理面。今回のYさんの場合はどうにも自分の身に起こったぎっくり腰を受け入れることが出来ずに未だに理解不能な感じのどうも俯瞰した話し方、不思議に思いながらご相談されていることが印象的でした。

やっぱり大抵のぎっくり腰って
「グキッ」
と、何らかのきっかけがあって急激に腰が痛くなる。ところがそういった急激な負担の加わるきっかけがないにも関わらず同じように急に痛みが起こったら不思議に思うことも無理はありません。こういった疑問を抱えておりますと、やはり人は不安を感じる。不安がストレスとなって痛みに悪影響を与えることもあるでしょう。普通の人でしたら心が焦ってしまい酷く動揺するものです。
不安
Yさんの場合は表面的には分からないのですが、やはり内心ではそういった感情を押し殺しているのかもしれません。

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ぎっくり腰の既往歴・過去の病歴の聴取

こういった不安を事前に払拭することもやはり治療にとっては不可欠なことです。そこでYさんの既往歴や病歴についても聴取させていただいたわけです。するとやはりYさんにはそういった心当たりもないということ。例えば過去にヘルニアを患っているとか、ぎっくり腰も過去に数回やっているけど別段今回のものに関係するわけでもない。健康診断でもこれといった異常数値もない。

したがって、これらのことから何らかの基礎的な病気が背景となって引き起こされるような関連痛による腰痛の存在も一応は除外して考えることができたわけです。関連痛というのは例えば内臓の病気があってそれが原因して腰に痛みをもたらしてしまうようなもの。

有名なエピソードとしては某アスリートが腰の痛みを訴えて、幾つもの整形外科や病院、整体院を受診しているにも関わらず原因が分からないため、これといった精密検査を受けることなく場当たり的な腰のマッサージを受け続けたところ実は末期癌で、発見時には余命一週間の宣告を受けてしまい、そのまますぐに亡くなられたというお話もお聞きしたことがあります。

ところが今回の場合はそういった過去の病歴のようなものもありませんし、原因が不明なものはここ数日で発生したギックリ腰だけだったわけです。そしてぎっくり腰に関しても発生してから2日、まだ大それた精密検査を必要とするような段階ではありません。こういった精密検査の必要性はやはり民間療法では一般的に施術の効果を確かめながら一定の期間治療を続けても効果が見られないときに初めて勧めることが普通なので、この段階でそういった案内をするのは早計すぎます。

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きっかけの無いぎっくり腰①心理的な要因

では臨床上こういったYさんのようなきっかけのないぎっくり腰はどういったものがあるのか?精密検査は早計だと考えるわけですからもっと良くあるものは何なのか?これについてお話させていただきますと、やはり幾つかのものをあげることができます。

代表的なものは心理的要因でしょう。

恐怖心

皆さんも必ずご経験があると思いますが人はいろんなストレスに晒されると体を硬直させます。これは人間だけでなく動物にだって共通すること。
恐怖に怯える動物達
心理的に怖いと防御するために体を丸めてしまうものなんですね。
怖いと丸くなる
このときには体を酷くガチガチに緊張させます。余りにも恐怖心が強いと膀胱が収縮してお漏らしをすることもあるほど。こういった過度な体の力みによって全身の筋肉が硬直することで、最初は僅かな腰の痛みであっても痛みが悪化することもあるんですね。

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きっかけのないぎっくり腰②慢性痛の表面化

次にあげられるきっかけのないぎっくり腰としては慢性痛の表面化です。例えば日常生活を過ごしていれば誰しも少なからず体には負担を与えます。地球上の重力に逆らって暮らしていれば誰しもこの負担から逃れることは出来ません。こういった目に見えない軽いストレスであっても長年続くと確実に体にはダメージが蓄積されていきます。

ししおどし
「ししおどし」の岩が水滴によってやがて削られてしまうように僅かな負担が蓄積されてゆくことで少しずつ蝕まれて痛みを発することもあります。実際には腰痛を引き起こす患者様では圧倒的に慢性痛を患っている方が多いです。
氷山の一角

人が痛みを発するときには1回のダメージでグキッと痛めてしまうこともありますが、蓄積したダメージが氷山の一角のように表面化してくることもありますし、何らかのきっかけと共に一挙にそういったものが表出することもあるのです。

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きっかけの無いぎっくり腰③体重

次にあげられるきっかけのないぎっくり腰としては体重があげられます。

肥満体型

肥満症を患っている方の場合はどうしても体重が常に腰に加わり続けますので腰には荷重ストレスが加わり続けることになります。何もしているつもりはなくても腰の筋肉が出っ張ったお腹の重みを支え続けてそのうちに腰が痛くなってしまうことはあるでしょう。肥満症がありますと寝ている状態から立ちあがるとき、座っている状態から立ちあがるとき、動作の動き始めの負担が増加します。物体には慣性の法則と呼ばれるものがあり、一定の加速に乗るまでの動き始めにとても大きな力を要するのですが、質量が大きいほどに沢山の力を要しますのでそれだけ腰に負担を強いることになります。

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きっかけのないぎっくり腰④筋肉

次にきっかけのないぎっくり腰の原因としては筋肉があげられます。筋肉の発達した人はそう簡単に体は痛くなりません。ところが筋肉量が少ない人、自分の体重に見合った筋肉量が不足したときにも体を酷使してぎっくり腰を起こすことはあります。人は一般的に最大出力の30%を超える力を発揮し続けるとやがて筋肉の収縮によって筋肉の内部の血流が阻まれてしまって血流が停滞します。停滞するとそこに発痛物質や炎症物質が蓄積して痛みを生じてしまいます。

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きっかけのないぎっくり腰でも急激な痛み方をする理由

ではどうしてこのような仕組みで生じるぎっくり腰が急激に痛みを発生させるのでしょうか?その理由について考えてみましょう。もちろん心理的な要因は怖がってしまうことで急に体に力が入ってしまったり急な体内の過剰な反応を引き起こしてしまうことはなんとなくわかります。アレルギーだったり、蜂に刺されて急に体が腫れてしまうのと有る意味では近しいです。

しかし、筋肉が不足したり、肥満だったり、慢性痛の蓄積が痛みを急に起こすというのはどうしても納得行かないものがあるでしょう。

皆さんが思い浮かべる痛み方というのは徐々に痛みが増していく下図のような上昇ライン

痛みの経時的変化

ところが、腑に落ちない腰の痛み方というのは次のような上昇線です。

筋膜性腰痛症の痛み方:針状の疼痛

最初は静寂な状態なのに、腰に刺激が加わると発作的に針状の強烈な痛みが生じ、それ以上は痛くて行動が出来なくなる。動かなければもとの静寂な痛み方に戻る。こんな感じ。

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急激な痛み方は2種類のものがある、筋肉から由来する痛みが、きっかけのないものに関係する。

ではどうしてこういった急激な痛み方をするのか?そこにはいくつかの理由があると思ってください。

◆体が急激な痛みを発する仕組み

  1. 固い組織に炎症が起こる:骨と骨を繋ぐ靭帯という固い組織に炎症が起こると僅かに引っ張られるだけでも固い組織に力が集中するため強烈な痛みを生じます。
  2. 収縮する組織に炎症が起こる:筋肉のように収縮する組織に炎症が生じた場合も痛みを強く生じてしまうこともあります。
  3. 強すぎる侵害刺激がある。:例えば画鋲で突き刺すような強い刺激があると急激に傷みを生じます。

どうでしょうか?急激に痛みが発する仕組みというのは概ねこういったもの。仮に同じ強さで力が加わっても平たいものと尖ったものでは尖ったものの方が圧倒的に痛い、急激な痛みを発する。

ただし、先にも述べたとおりで今回はどちらかと言えばきっかけの伴わないものに限定しますので結果的には靭帯などの固い組織に起こる損傷は除外、強すぎる侵害刺激があるものも除外されます。したがって最後に残った収縮する筋肉から由来する炎症が何もきっかけの持たないものに関係してくるわけです。

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筋肉から由来するぎっくり腰が急激な痛みを生じる理由:筋・筋膜性腰痛

では上記の3つのうち、筋肉から由来する痛みがどうしてこれといったきっかけなく急激に痛みを生じるのか?これには色々と理由があります。それは筋肉は細かく観察すると筋線維という糸状の組織があたかもソウメンの入った袋にように束ねられております。筋肉が力を発揮するときにはこの筋線維が短縮をします。そして力を抜くと短縮した線維が緩む。

筋膜

この筋線維が激しく運動をしたり、弱って過度に酷使されるとやがて筋線維が炎症を起こすようになります。筋線維に炎症が生じると筋線維を取り囲んでいる筋膜が周囲にあり、この筋膜は本来摩擦を軽減する作用を果たすのですが、筋膜が区画を形成するため炎症物質や発痛物質がこの区画内部に蓄積してしまう。

すると筋肉が熱を持ってその部分が感覚過敏になります。ちょっとした触れるような刺激に過度に反応するようになるのです。

例えば筋肉に引っ張るような刺激、押すような刺激が加わると瞬間的に防御反射を起こしてしまうのですが、この防御反射が余りにも強く引き起こされると、筋肉が引き攣ってしまいます。引き攣ってロックしたように感じられるのでそのことがきっかけのない急激な腰の痛みとして認識されます。

こういった筋膜の区画の内部に蓄積された炎症物質や発痛物質から引き起こされる筋肉由来の急激な筋攣縮による痛みのことを筋・筋膜性腰痛と呼びます。

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Yさんのぎっくり腰の見立て:筋・筋膜性腰痛

では改めてお話するほどではないですが、今回の板橋区のYさんのぎっくり腰の見立ては何なのか?勿論電話口でお話をお聞きした段階なのでハッキリとしたことは言えませんが恐らくは筋・筋膜性腰痛の可能性があるだろうと考えさせられました。

一応振り返ってその根拠をお話しましょう。

◆他の疾患を否定する根拠

  1. 内科疾患・癌などの他の病気→既往歴・病歴などに問題がない。
  2. 腰椎椎間板ヘルニアなどの腰の病気→既往歴がない。
  3. 腰椎捻挫などの腰の怪我→きっかけがない。

◆筋・筋膜性腰痛の根拠

  1. 筋肉の衰え
  2. 肥満症
  3. 心理的な不安:通常ならば不安を感じる場面で俯瞰した態度、自分のことなのに他人事のように不思議がる。筋緊張を招く
  4. 筋攣縮に見られる針状の疼痛変化

やはり最後の針状の疼痛変化というのが筋・筋膜性腰痛の最大の特徴である圧痛点(トリガーポイント)であり、今回のYさんのぎっくり腰の原因はこれであるだろうと判断できたわけです。

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筋・筋膜性腰痛によるぎっくり腰の共通点:カブトムシ体型

ちなみに筋・筋膜性腰痛を患う患者さんは典型的な特徴があって、多くの場合は患者さんの体型を見てすぐに判断することができます。とても分かり易い体型の特徴をしているんですね。

どういった体型をしているのか?
それは胴体はずんぐりとしているのに、それに反して手足が細い。言うなれば昆虫、カブトムシ、カナブン、糞コロガシなどの体型にそっくりなんですね。

カブトムシ

本当は糞コロガシの方がしっくりと来るのですが差別的な表現に思えてしまうので敢えて格好良いカブトムシと表現させてもらっております。当然のことですが、今回のYさんもカブトムシ体型をしておりました。他にも患者さんの体型を見たときにこの体型をしていたらまず筋・筋膜性腰痛を疑ってみるべきです。手足が細くて胴体がズングリしていると細い手足が胴体を支える役を十分に果たしきれません。そのため胴体の筋肉が過度に働いて安定を保とうとするため腰の筋肉を酷使して痛めてしまうわけです。

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板橋区へとぎっくり腰の対処に向かう

ということで、今回の治療が当院の対処の範囲であると分かったためYさんのぎっくり腰の治療をお受けして板橋区へと駆けつけたのです。板橋区は比較的に範囲が狭いのですぐに移動することが出来ます。山の手通りを北に向かって直進して途中のドンキホーテのある熊野前交差点を左折し、ひたすら真っ直ぐに進むことでYさんのお住まいになられているマンションへと無事にたどり着くことができました。Yさんはとても大きなマンションにお住まいになられております。住所を確認して入口の前に行きます。すると住所は一致しているはずなのに事前にお聞きしていたマンション名と異なる表札が出ております。
「あれ?おかしい」
そこでもう一度ナビを打って、周辺を見てみることに。
するとこのマンションの一つ裏に道路を挟んでもう一棟のマンションがあるようです。これが今回のYさんのご依頼されたSマンションだったわけです。無事にたどり着いて呼び鈴を押します。

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ぎっくり腰の所見:痛みが一旦生じると激高するほど精神的に興奮する

こうして今回のご依頼人のYさんとお会いすることができました。
呼び鈴を押した後Yさんはお部屋の奥で
「入ってください!」
と叫ばれます。
声を掛けられてお部屋に入ります。
「お待たせしました。」
「本当に参りましたよ!もう痛いのなんのって・・・・」
「大変でしたね」
「さっきオートロックボタンを押そうとして立ち上がったんだけどもうバシーンって!死ぬかと思った・・・・」
酷く興奮しているようです。やはりお電話口では冷静に俯瞰した態度でお話することが出来ても実際に腰に痛みが走ると冷静には居られないようです。先ほどとは打って代わって精神的に興奮していることが分かります。
こういった精神的な興奮が体に過度な緊張を招いて痛みを悪化させるのでどうやら彼には心因性の要因が大きく関与していることが分かりました。

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ぎっくり腰の検査:右腰部の圧痛点、臥位での徒手検査での疼痛誘発が出来ず、体位変換で主に痛みを認めることから筋肉から由来する筋・筋膜性疼痛と特定する。

では続いてYさんのぎっくり腰の検査についてです。術前の電話口でもお話を色々とお聞きしましたが、やはりお会いしてからも幾つかのお話をお聞きしました。その後様々な診察を経て徒手検査に入って行きます。

徒手検査では主に右の腰部に圧痛点を認めその部位を手で押すと反射的な筋攣縮を認めます。

他にも寝転んだ状態で手足を動かしたりと色々と検査を続けます。臥位姿勢で体を動かしたときには特にこれと言った疼痛の誘発はされません。しかし、うつ伏せから仰向けになったり、立っている状態から寝転ぶときなどちょっとした体位変換のときに明らかに痛みを認めます。つまり、体重と言う著しい負荷を支えるときに強い筋肉の出力を求められますが、このときにだけ腰に痛みが現れるのです。筋肉を酷使する場面で痛みが強くなる、このことから筋・筋膜性腰痛だろうと判断したわけです。ちなみに、寝ているときに体を動かして痛みが誘発されないのは筋肉にそれほど力を入れなくても動作が成り立つからです。

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ぎっくり腰の原因:筋・筋膜性腰痛によるもの。

ということで今回のYさんのぎっくり腰の原因になるわけですが、最終的に私の治療前の考えでは上記のようなことから総合的に考えて筋・筋膜性腰痛だろうと判断したわけです。

筋・筋膜性腰痛によるぎっくり腰はぎっくり腰の全体の中では決して珍しいものではありません。チラホラと見かけるぐらい頻度が高いです。その旨をYさんにも説明させていただきました。そして彼も突如現れる腰の発作的な痛みがそういった筋攣縮から由来するものであることに納得してくださったのです。

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Yさんのぎっくり腰の治療のポイント:心理的な影響を考慮する。

では今回のギックリ腰の治療の内容について細かく触れる前に、Yさんの個別の治療のポイントについてです。Yさんは先にも述べたように痛みがないときには冷静で落ち着いていられるのですが一旦痛みを生じたときには興奮をコントロールできないほど激高される方、したがって僅かにでもYさんに過度に痛みを与えたり、患部を下手に刺激することは彼の心理面を逆撫でして症状を悪化させてしまうことは非を見るよりも明らか。したがって事前に十分な説明をし、彼に心理的な影響がある旨を了解していただき、慎重に時間を掛けて少しずつ刺激に慣らしながら圧痛点に対して処置することにご理解をいただいたのです。

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筋・筋膜性のぎっくり腰の治療:筋膜リリース

では次に筋・筋膜性のぎっくり腰であるYさんの具体的な治療の内容についてです。先ほども申したとおりで筋・筋膜性腰痛では筋肉の中の幾つかの区画された筋膜の内部に発痛物質が蓄積して痛みを生じます。発痛物質は一種の知覚過敏を引き起こします。したがって治療では如何にしてこの発痛物質や炎症物質を狭い区画の中に閉じ込められているのを速やかに除去するかが肝心です。

そこで大切になる治療法が筋膜リリースです。これは、区画を構成する筋膜に対して持続的な押圧刺激を加えることで局所的な筋膜に対しての末梢牽引を加える操作になります。操作された筋膜はやがて伸張されて、筋膜を構成するアミノ酸の一種が緩んで伸張されます。つまり筋膜の一部のアミノ酸が柔らかくなってビローンと伸びる。これによって筋膜内部の区画が拡張されるため、内部に蓄積されていた発痛物質が速やかに除去されるわけです。こういった治療法をYさんの治療で用いさせていただきました。

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ぎっくり腰治療の結果:治療の結果にご満足の声

こうして無事にYさんのぎっくり腰の整体を終えたわけです。
「じゃあYさん、立ち上がってみましょう。」
「どうやって立てばいいのかな?」
恐るおそる立ち上がろうとするYさん
「最初はうつ伏せになって四つんばいを目指してみましょう、そこからゆっくりと体を起こして立ち上がります。」
そしてうつ伏せからゆっくりと膝と股関節を支点に胴体を持ち上げて行きます。
「うん、大丈夫だ!」
先ほどまで痛みに耐えながら立つのも必死だったのですが大分スムーズに動けます。
やはり激痛によって心理的な影響を受けておりますので悪いところが取れてもすぐに力が戻って楽に立てるようになるわけではありません。多少の余韻はあります。
でもスムーズになった動きに満足してくれております。
「いや~かなり楽になったよ!!」
こうしてご満足の声を残して治療を終えたわけです。

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ぎっくり腰のアフター指導:症状が表面化する前に定期的に治療を受ける

「先生、ところで私の場合、中年太りをしているからぎっくり腰になったことは良く分かるんだ」
「まあ、そうでしょうね。」
「でもとてもこの歳から運動なんて出来ない。運動は苦手なんだよ」
「なるほど」
やっぱり運動が苦手で必要性は分かっていても取り組むことが出来ない方も大勢おられます。こういった方にアフター指導として
「散歩が良い」
「水中ウォーキングが良い 」
と意思を尊重せずに方法論だけを指導しても意味がありません。
「Yさん、体型は無理に運動をするような努力をして痩せるものではありません。日頃の食生活を見直していただいてお酒の飲む量を減らしたり、毎日通勤のときに駅まで歩くようにする。出来るだけエレベーターを使わない。こういった地道に出来ることに着手すれば良いのです。気長に取り組むものなので気負う必要はありません」
「オチョコ1杯のお酒を減らしてみる。気が向いたときに歩く、気になったときには休肝日を設ける。このぐらいの努力で十分なんですよ。」
「なるほど。でも当面のぎっくり腰の防止にはどうしたら良いのだろうか?」
「はい、やはり太っていることは腰に影響はあります。腰痛のリスクと常に隣り合わせなので、腰の不具合を自覚する前に可能な限り腰の日常的なケアを受けておくべきでしょう。」
こうしてYさんには日常ケアとして治療の必要性についてお話しさせていただきました。腰の症状が現れて
「これは大変だ!」
と思ってから治療を受けていたのではいつぎっくり腰になってもおかしくはありません。ひょっとすると自覚症状がないまま急に今回のように腰に激痛が現れることもあるでしょう。そのため症状があってもなくても定期的に治療を受ける。そして可能であれば連休に入るときにオーバーホールとして治療を受けること。仕事の過渡期に入る前にも治療を受けてぎっくり腰の防止につなげることが大切だということについてご説明差し上げました。体型を改善するのは長期的な取り組みが必要ですけど、こういったいつぎっくり腰に陥るのか分からない隣り合わせの危険性を回避するためには小まめなメンテナンスが欠かせないのです。

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こうして無事に板橋区のYさん宅でのぎっくり腰の治療も大成功の結果となりました。
最初は腰の痛みによって動くのも辛い。その辛さを受け入れられず興奮気味のYさんでしたが治療によってご満足されると顔からは笑顔がうかがえます。
「ありがとう。助かったよ。またお願いすると思う。」
こうしてYさんにご満足をいただいてぎっくり腰治療を無事に終えました。
やっぱり私達治療家にとって一番の報酬はこうした患者さんの喜んでくれる笑顔です。

希望の光

著作者:
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