ぎっくり腰専門

犬のぎっくり腰はどうして起こるの?

ぎっくり腰が起こるのは近年の愛玩ブームによる。小型をつくるために股関節や足の発育不良な品種を選りすぐって交配させるため、股関節の未発達な子供が誕生する。未発達な股関節は代償的に腰部の負担を大きくするため、ぎっくり腰に陥りやすい。①股関節を鍛える、②腰を鍛える、③基礎体力を鍛える、ことが治療において必要となる。

一番の原因は愛玩ブームによるもの。

では、なぜこれがぎっくり腰になるのかと申しますと一番の原因は愛玩ブームによるものが一番大きいのではないかと思います。つまり、近年の社会的な背景が原因でぎっくり腰が起こっているのではないかと思うのです。

愛玩の特徴、小型で足が短い。

例えば近年では人気の呼び声が高いダックスフントなどの小型を参考にしていただきますと、非常に足が短く、胴が長いのが特徴ですよね。近年の愛玩は小型で足が短くてぬいぐるみぐらいの抱っこできるサイズが人気なのです。

なぜ小さいのか?

ところで、小型というものはなぜ小さくてかわいいのでしょうか?人間で器量の良い女性や男性がおりますが、そういったものはご両親の遺伝の影響は大きいです。

人為的に作り出しているから小さくてかわいい

小型はもともと小さいですが偶然生まれたものではありません。これは人間が意図的に品種改良して小さな品種を作り出しているのです。

小型の作り方

ではこういった品種改良をするときにはどうやって作っているのかと申しますと、それはお父さんとお母さんがもともと股関節の発育の悪い品種などを選りすぐって掛け合わせているのです。皆様のように動物を愛好される方が、短足で愛嬌がある姿を好むためそういった病的な股関節や足の長さがあっても、あえて発育の問題を持った品種を選んでそれを掛け合わせるのです。そうすることで生まれた子供は高い確率で両親よりももっと背の低い姿で生まれます。

足が短く股関節が未発達

このようなワンチャンたちは基本的には足が短く股関節が未発達です。ですから走るのも遅いですし、室内で飼うには好都合ですよね。散歩に連れて行ってもそれほど長い距離を歩かなくても運動不足になりにくいです。ですから忙しい現代人にはとても飼い易いと人気が根強いのかもしれません。

股関節が未発達故に、代償が発生しやすい。

ところが彼らは股関節が未発達であるため、歩くときにあまりにも股関節へ加わる負担が大きいのです。ですから普通の足の長さのワンチャンと異なり、歩行の代償が現れやすくなります

代償動作が最も現れやすいのが腰椎

ではどんなところで股関節の負担を代償するのかと申しますとそれが腰椎に当たるのです。残念ながら私はこの専門家ではありませんので図示したり、どの腰椎が変形したり、負担が集中しやすいのかアドバイスすることはできません。

しかし、股関節の動作を一番代償しやすいのは人間でもそうですが、腰椎なのです。以下の図は人間の図です。

股関節と腰椎の代償運動股関節の代償を腰椎で行う例を挙げますと、仰向けで寝転んだときに片足をAの方向に持ち上げて行きます。すると有る程度の角度が持ち上がると次第に腰椎がBの方向に動くことがわかります。最初は股関節が主に動くのですが、腰椎がその動きを補っているのです。このように腰椎の動きが随伴することで股関節を90度まで曲げることが可能になります。

人間以上に代償が働く

この場合、どうなのか分かりかねますが、理論上はこのような代償姿勢が働くはずです。彼らの場合は股関節が未熟なまま成長しますのでこの代償の働きはきっと人間以上に大きくなるはずでしょう。腰の負担が大きいためぎっくり腰になり易いのだと思っていただければ良いのではないかと思います。

特に腰の代償が大きいのは段差上り

そして、特に腰の代償が大きくなるのが階段やソファーなどの上に飛び乗ったりするときです。

小型と中型の段差のぼりの違い

小型の場合は左の図のように胴体を持ち上げて人間で言うところの両足立ちにならねば階段を上ることができません。このときには腰を強く反らしますので腰の負担が大きくなってぎっくり腰になり易いです。ところが中型の場合は足をヒョイと持ち上げれば段差を上ることができますのでそれほど腰を反らす必要がありません。ですから腰の負担が少なくてぎっくり腰になりにくいです。

対策には段差を埋めるのが良い。

ではこのような障害を取り除くためにはどうしたら良いのかと申しますと、いくつかのサイトを拝見したところ、『階段に登らぬようにケージの中に入れる』という回答がいくつかありましたが、これですと、バリヤフリーの観点と真逆の発想になります。ただでさえ、生活範囲が狭い彼らにとって日常生活のエリアを限定されてしまうことはとても苦痛なはずです。したがいまして、下記のように角材のようなものを設置することで段差を埋めるようにしてみてはいかがでしょうか?

段差を角材で埋めるこのように階段に四角い角材のようなものを置くことで段差を少なくすれば小型犬でもジャンプせずに上れるようになります。もちろん家によっては階段の傾斜がきつい場合などもありますのでご家庭にあった方法をお選びいただければ良いでしょう。

ソファーなどの前にも踏み台を用意しよう。

また、彼らも日中はソファーなどの上で寛ぎたくなるものです。こんなときにも飛び乗るようにせずとも済むように踏み台を用意しておくと楽に登ることができて腰を痛めずに済むはずでしょう。踏み台犬用このように踏み台を用意しておけば飛び上がらずにも乗ることができます。腰にも優しいです。

滑りやすいフローリングは足腰の負担が大きい

また、ワンちゃんというものは裸足で室内を歩き回りますので、肉球がクツの代わりですよね。しかし、肉球だとどうしてもフローリングだと滑ってしまい足元が安定しません。足元が不安定になるほど腰の負担が増加してしまうのです。

フローリングとマット安定の違い

図のAはフローリングの上に居る図、ツルツル滑ってしまいとても不安定そうです。これに対してBの場合はフローリングの上にマットを敷いております。足元が滑りませんのでバランスの保持に腰を使わず安定して立っていられます。ぎっくり腰の予防にも治療にも役に立つことでしょう。

また、床に敷くマットに関しましては絨毯のようなものでも宜しいのですが、彼らの大切な爪が布地に引っかかってしまい爪や指先の思わぬ怪我につながる恐れがありますので、コルクマットを用いていただければ指先を痛めるリスクは少なくできるはずです。マットのジョイント部分もできるだけ彼らの爪の引っかかることがないようにつなぎ目の目立たぬものを選びましょう。

外出の際にはペット用シューズも良い。

また、室内でマットを敷くのにどうしても抵抗がある場合や、屋外での安定性を補うという意味ではペット用のシューズを履いていただくことも良いと言えそうです。

治療の大原則は安静

やはり治療の大原則は安静となります。ぎっくり腰を受傷した当初は痛くてまったく動こうとしませんし、無理に動かそうとすると怒り出したりすることもあるかもしれませんが、それは仕方ありません。人間であればLIC処置(安静、冷却、圧迫)が応急処置の基本となりますが、言語を解さぬ彼らには安静だけしかできないのが現状だと思います。受傷してからしばらくはそっと静かに見守ってあげることが一番大切です。

治療法は3つの方法がある。

ぎっくり腰の急性期の症状が治まって日常に復帰できるようになったら徐々にリハビリを開始することになります。では、このような痛みの原因を改善するためにはどうしたら良いのかと申しますと3つの方法があるのではないかと推測します。それが以下の通りです。

  1. 股関節を鍛える、または負担を軽減する。
  2. 腰を鍛える、または負担を軽減する。
  3. 全身の基礎体力を鍛える。

①股関節を鍛える。負担を軽減する。

未成熟な股関節が原因で腰に負担を加えるのでしたら、何らかの方法で股関節のを鍛えたり、この部分に加わる負担を軽減することが必要です。例えば仰向けに寝かした状態で足を動かすような遊びをさせることができれば良いと思います。また、背中の高さまで水に浸かるようなプールで浮力で股関節の負担を軽減してみることも良いでしょう。もっとも恐れなければのことですが・・・、もしくは下図の牽引帯のような物を作成して腰を持ち上げて筋力を補助してあげることも良いのではないでしょうか?

牽引帯胴体にバンドを装着して紐をくくりつけて体を持ち上げて足の筋力を補助する。

②腰の方法についてはコメントは控えさせていただきます。

次に腰を鍛える方法や負担を軽減する方法ですが、これに関しては直接腰部に悪影響を与えてしまう可能性がありますのでコメントは控えたいと思います。

③全身の基礎体力を高める。

最後は全身の基礎体力の強化です。意外とこれがもっとも重要です。人間の体の痛みなどでもそうなのですが、体の痛みというものは必ずしも患部で作られるものではありません

基礎体力が低下すると体内で発痛成分が作られる。

基本的には基礎体力の低下によって体内で発痛成分が作られて体内を循環しているのです。

悪くなった関節に痛みが集まる。

ぎっくり腰などの痛みを発したときには悪くなっている関節部分に発痛成分が集まってきます。

基礎体力が充分にあれば痛みの影響は少なくなる。

ですから基礎体力が充分にある人が仮にぎっくり腰を起こしても体内の発痛成分の生成量が少なければそこまで痛みを感じずに済むのです。逆に体力が弱っていると発痛成分が沢山体内に満ち溢れておりますので腰部の関節にそういった悪いものが沢山集まってきて激痛をもたらしてしまいます。

基礎体力を養うために遊んで労ってあげましょう。

ということで基礎体力を高める方法ですが、基本的には人間ではありませんのでトレーニングをするようなことはありませんから、ボール遊びなど何らかの喜びそうな遊びをして楽しませてあげられると良いかもしれません。また、体調に合わせてエアコンで室温を調整したり、屋外で飼っているならば元気がないときにはお部屋の中で体を休ませてあげるなど体を労ってあげられると良いかと思います。優しく体をなでたりとマッサージをしてあげることも良いのではないかと思います。

(注意:今回お話した内容を実行して万が一事故などが起きましても一切責任を負いかねます。必ず掛かりつけの獣医師の指示にしたがって治療やリハビリを進めていってください。)

動物学的観点からみた腰痛

  1. ぎっくり腰は人類の宿命アクシデント(悲運)の一種と思われがちだが、普通の腰痛もぎっくり腰も何らかのキッカケがあり、それの程度の差の問題が両者の違いである。だれもがぎっくり腰を患う可能性があるため、若くて腰が健康なころからケアして行くことが求められる。
  2. なぜ人間だけぎっくり腰が起こるのか?立位を保つためにお尻が大きいのが人、加齢によってお尻が萎むから。
  3. なぜ腰が悪くなるのか?動物との違いすわり仕事の増加による下半身の機能低下に伴う骨盤の安定性の低下によるもの。骨盤を真っ直ぐ保持することが困難だから腰椎の負担が大きくなる。
  4. 猫はスルメを食べると腰を抜かすのか?猫は確かに腰を抜かす。決して安易にスルメを上げてはダメです。
  5. 猫は腰痛になり、犬は腰痛が治る散歩や世話いらずの猫は家の中で暮らしていても寂しさを紛らわしてくれます。そのため足腰の衰えを招き易い。犬は散歩に連れて行ったり世話が多いため足腰の鍛錬となります。
  6. 犬のぎっくり腰は何で起こるの?※注意:犬の治療はしません。

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