ぎっくり腰専門

腰が曲がらない方法

誰もが抱く腰が曲がる悩み、何が嫌なのかというと高齢者のような衰えた外観である。しかし、平均寿命が長く衛生水準の高い日本特有の悩みである。意識→筋肉→関節→神経→骨、と腰が曲がるのにはステージがあるためステージに対応した処置をする。毎日を楽しくハツラツと過ごすことが老化を防止するポイント

腰が曲がらない方法について

腰が曲がる

腰が曲がらない方法』についてお話させていただきたいと思います。

多くの方が悩む腰曲がり

おそらくは多くの方が腰の曲がってしまうお悩みにお困りのことではございませんでしょうか?

最大の悩みは高齢者になったという実感

なぜ腰が曲がると悩んでしまうのかと申しますといろいろと人それぞれ考え方は異なるものですが、腰が痛くなってしまったり、歩くのが困難になってしまったり、つまづきやすくなってしまったりなど様々な弊害があると思いますが、最もお困りになられてしまう理由はやはり自分が高齢者になってしまったような実感を抱いてしまうからだと思います。

諸外国は日本ほど腰の曲がった人はいない。

では、私たちはどうして腰が曲がってしまうのでしょうか?そもそもなぜ腰は曲がるのでしょうか?それについてお話させていただきたいと思います。

私たちは腰の曲がった人をイメージしたときに、おじいさんやおばあさんをイメージすることでしょう。もちろん諸外国でも同じようにご高齢者をイメージされるのですが、日本ほど腰が曲がった人は多くありません。それはなぜでしょうか?

①日本人の平均寿命が長いから、諸外国はそこまで生きることができないため。

諸外国の場合は日本ほど腰の曲がった人はおりません。なぜならばその理由の一つに平均寿命が関係しております。日本は先進国になりますので少産少死なのですが、発展途上国では多産多死となることがほとんどなのです。つまり年老いる前に多くの方がお亡くなりになられているので腰の曲がったご高齢者を見かける機会が少ないわけです。

衛生水準の低い国では腰が曲がる前に病死する。

衛生水準の低い国では、50歳ぐらいになって体力が衰えると皆が例外なく感染症や肺炎などの病気をわずらって病死による最後を迎えるのです。日本ならば死ぬことのないようなインフルエンザや蚊が媒介するような簡単な病気でお亡くなりになられる方がほとんどといっても良いでしょう。したがいまして、先進国の中でもとりわけ日本が腰の曲がっている人が多いのはその土台となる高齢者人口が多いからであるといえるわけです。

②生活習慣によるもの

そして、日本に腰が曲がったご高齢者が多い理由の2つめはその生活習慣が関係しております。

国土が狭い故に正座や胡坐で過ごす

日本は国土が狭いので畳などで正座や胡坐をしたりと狭いスペースを有効に利用してすごしておりますので諸外国と比べて日常で低い姿勢をとることが多いのです。

低い姿勢で過ごすと腰が曲がる。

そのため、低い姿勢になることで背中が丸くなりやすく腰がまがってしまうことが考えられます。これに対して国土の広い国々では部屋のスペースに余裕があるため床ではなく椅子などに腰掛けることです。したがいまして、日本よりも姿勢を高く保てますのでその分だけ腰を丸める必要が少なく、背筋がまっすぐに過ごされている方が大勢おられるのです。

腰が曲がるメカニズムについて 意識→筋力→関節→神経→骨と腰が曲がる原因は変化する。

では、次に腰が曲がってしまうメカニズムについて触れて行きたいと思います。多くの場合は意識から始まり、筋力差が生じ、そこから関節の歪みを起こし、神経に痛みを生じるようになり、最後には骨が悪くなって行くのです。。

①最初は意識的な部分から生じる

皆様も、デスクワークや勉強などをしていたときに気がつくと背中が丸くなっていたことがあると思います。

猫背

ご家族の方から注意を受けて初めて気がついたりすることもあると思いますが、テレビを眺めていたりゲームをしたり、ついつい仕事に夢中になっていると意識が姿勢に向けられなくなってしまい、目先のことにとらわれているうちに背中が丸くなってしまうのです。逆に言えばそれだけ集中力が高まっているとも言えます。少々体が疲れても集中して気がつかぬぐらいが良い仕事でもあるといえます。一般的に年齢の増加とともに神経を尖らせる作業に当たる機会が増えますので、やはり意識がそこに向けられなくなってしまうわけです。

責任重大な仕事ほど高い集中力が求められ、意識が姿勢に向けられなくなる。

意識という部分はどうしてもやむを得ぬ部分はあると思います。私たちは両親に養われている間は自分だけを基準に物事を考えていれば良かったのですが、さまざまな人生経験を積む中で奥様やご主人、ご両親の介護、子育てなど責任がどんどん増えて行きます。そういった責任を果たすためにはやはりそれなりの高い集中力の求められる責任重大な仕事に就かねば家族を安定的に養うことは難しいのです。

無意識に腰の筋肉が酷使される

このような腰の曲がった前傾した姿勢をとっていると背中や腰の筋肉の疲労でようやく『あぁ~疲れた!』と初めて体を伸ばして姿勢を正そうとすることでしょう。こうして意識的な側面から次第に背中や腰の筋肉が無意識で酷使される生活が続けてしまうわけです。

②筋肉の短縮差が生じ始める。

最初のうちは意識的に腰が曲がっていただけだったのですが、常に無意識に前傾姿勢をとり続けていると次第に筋肉に短縮差が生じるようになります。

筋肉には筋膜がある。

私たちの筋肉というものは筋膜という組織で包まれているのです。

筋膜筋肉は最外層を筋上膜、内層を筋周膜、最内層を筋内膜という三つの筋膜の層で境界を区分して収縮のときの摩擦を軽減しております。

筋膜はゼラチン質だからゼリーのように短縮差を生じたまま固まる

この筋膜という組織はゼラチン質で構成されているため、偏った筋肉の使用をしていると次第に型枠にはまったゼリーのように偏った形のまま短縮差が生じて固まってしまうのです。

腹筋が緩んで、背筋が短縮したままになる。

腰の曲がった姿勢図は人の腰部の模式図です。実際の背骨はもっと沢山ありますが、簡略化してたった4つにしてあります。すると、常に腰が曲がった状態を取り続けておりますと背筋が常に緊張して短縮化を生じます。また、腹筋は緩んでしまい収縮する力を失ってしまいます。腰の前後でこのような短縮差を生じてしまうわけです。

筋肉の短縮差により本来の姿勢に戻らなくなる。

次第に自分で体をまっすぐにしようと思っても筋肉が強張っているため本来の姿勢にできなくなってしまうのです。インターネットなどで様々なコメントを拝見させていただきますと
『どうしたら猫背が治るの?』
とか
『なんで腰が曲がってしまうの?』
などという意見がありますが、傍から見ていると
『そんなの姿勢をまっすぐにすれば良いのでしょう?』
と単純に思えてしまうのです。

筋肉の短縮差は意識レベルを通りこしている。

こういった意見を述べられる方の場合はすでに意識レベルを通り越して筋肉の短縮差を生じるレベルにまで症状が進んでいることを物語っているわけです。したがってどんなに自分で意識してもまっすぐの姿勢にすることができないわけです。

③関節構造体の変形が生じ始める

こういった筋肉の短縮差が生じた状態をさらに放置して症状が進行し続けると次第に関節構造体にまで変形が現れ始めます。

関節構成体の腱・靭帯などもゼラチン質で出来ている。

関節を構成するものにはさまざまなものがございますので以下の図をご覧になってくださいませ。

関節構成体図でいうところの腱、靭帯、関節包、さらには背骨の隙間に存在する椎間板などは筋膜と同様でゼラチン質で構成されております。

椎間板

ゼラチン質だから固定化しやすい

ゼラチン質だからこそゼリーのように同じ形状であり続けると固定化されてしまうわけです。

次第に関節構成体で短縮差が生じる

すると以下のように背骨の前方の靭帯と、後方の靭帯で関節構成体の短縮差が生じ始めてしまうのです。

短縮差筋肉の短縮差は緊張側が短縮を起こしましたが、靭帯や関節構成体の短縮では弛緩側が短縮を生じます。

関節構成体の短縮により腰を伸ばせなくなる。

したがいまして、腰を前方に屈めると背筋が短縮を起こして曲げられず、後方に反らそうとすると前方の靭帯が短縮を起こしておりますので腰が曲がったまま伸ばせなくなるのです。

④関節構成体の椎間板が飛び出して腰の神経を障害するようになる。

椎間板の突出関節構成体が変形を呈するようになりますと、背骨が常に同じ形状のまま過ごしておりますから次第に背骨の間に存在する椎間板体重の圧力によって押しつぶされてつぶされた部分が飛び出して背骨の内部に飛び出す腰部脊柱管狭窄症や背骨の外に飛び出す腰椎椎間板ヘルニアを呈するようになります。すると図のように飛び出した椎間板が背骨の周囲の神経を刺激して痛みを引き起こしてしまったり、曲がった腰を伸ばそうとしたときに椎間板が動きを妨げてしまい激痛を発するようになるため背骨をまっすぐにすることができなくなってしまうのです。

⑤背骨の変形を呈してたとえ痛みを我慢してもまっすぐにできなくなる。

そして、神経が障害されて激痛が発するようになりますと、背骨をまっすぐにするたびに飛び出した椎間板が腰部の神経を刺激しますので腰を伸ばせない状態で日常を過ごすようになってしまうのです。

そして背骨が曲がった姿勢をさらにとり続けるとどうなるのかと申しますと今度は背骨に加わる荷重のバランスが変化してきてしまいます。

腰椎の荷重の比率通常ならば私たちの背骨というものはまっすぐの状態になっているときには背骨の前方部分に7割、そして後方に3割の7:3の比重でバランスを保っているのですが、前傾姿勢になりますと後方の比重が軽くなり、前方の比重が重くなります。このときには9:1や10:0など明らかに偏った背骨の荷重バランスが生じるようになります。

すると以下のように

腰椎の変形本来黒色のラインの背骨が、赤色のラインの楔状(くさび状)の形に変形を呈してしまうのです。

では、なぜくさび状に変形するのかと申しますと、荷重が加わっている部分で骨の吸収と添加が行われているからです。

腰椎の荷重のカルシウムの沈着体重が過剰に加わると骨に圧力が加わります。この圧力の加わった部分にダメージ修復のためにカルシウム(Ca)が集まってくるのです。荷重がダイレクトに加わっている部分は残念ながら破壊されるスピードの方が早く、骨の縁側は骨が強化されるスピードが速いため、骨の縁の部分に骨増殖(骨硬化)が生じ、その部位の骨がだんだんと棘のように飛び出して骨棘を呈してしまうわけです。

骨棘骨棘の作られた背骨です。棘が背骨周囲の神経を直接的に刺激しますので、永続的に腰をまっすぐに伸ばすことができなくなります

では、腰が曲がらぬためにはどうしたら良いのか?意識を変える→筋肉の偏った使用をなくす。→関節を正常に保つ→神経を良好に保つ→骨を丈夫に保つ。

では、どうしたらこのような腰の曲がる状態を防止することができるのか?と申しますと、やはり発生機序にのっとって順番に意識→筋肉→関節→神経→骨とアプローチして行く必要性があるのです。

①腰曲がりを防止する方法、意識を保つこと。意識をとして習慣化すること。矯正具を活用しよう。

やはり、腰が曲がり始めてしまうのは最初に意識から始まります。仕事や家事、育児に熱中しすぎるあまりにどうしても姿勢に意識が向けられなくなって無意識の中で姿勢を崩してしまっているのです。したがいましてこの段階では意識をできるだけ保つように努力する必要があります。

しかし、いくらなんでも仕事中常に姿勢を気にしていたら仕事の集中力に支障を来たしてしまいますよね。したがいまして意識せずともそれを実施しつづけられるように努める必要があるわけです。ではどうしたら無意識でも綺麗な姿勢を保てるのでしょうか?

たとえば皆様は『貧乏ゆすり』や『ぎっちょ』などのような癖を持っていらっしゃる方はおらぬと思いますが、幼いころにお母さんから厳しく躾を受けていることを思い出すでしょう。皆様が当然のように右利きで文字を書いたりお箸を使いこなしたりするのもいちいち意識せずとも日常的に習慣化されており無意識のうちに実行しているはずです。では、なぜそんなことができるのでしょうか?それがなのです。癖というものは皆様の行動習慣が日常的に定着してしまっていることを意味しております。この状態に持って行くことができれば無意識でも綺麗な姿勢を保つことができますので、お仕事の集中力を乱さずに済むことでしょう。

ではどうやったら癖として綺麗な姿勢を習慣化できるのか?と申しますとそれの良い方法が矯正具であるのです。

矯正具このような矯正具を使っていただき無意識で癖になるまで姿勢を矯正していただくことができれば無理なく仕事の能率なども下げることなく簡単に綺麗な姿勢を身につけることが可能になります。

②筋肉の偏った使用を無くす。補助サポーターで過度な負担をサポートする。

ということで次に行っていただくことが筋肉に対してのアプローチです。皆様は日常的に赤ちゃんの抱っこや、お買い物での荷物運び、家のお掃除や炊事などの家事労務だったり、お仕事などに精を出しておりますが、そういったときに明らかに体に偏った負担をかけてしまうものです。特に腰が丸く曲がってしまうものをあげますと代表的なものは中腰の姿勢になって行う作業です。

中腰姿勢草刈や掃除、炊事、育児、農業、土木などありとあらゆる仕事で中腰になるはずです。このような中腰になったときには常に腰に偏った筋力負担が生じますので長年同じ姿勢をとり続けると次第に腰の筋肉に短縮差が生じるようになってしまいます。

したがいましてここでおすすめするのは、短縮差を防止するための以下のような中腰補助サポートウェアを着用していただくことです。

中腰動作補助コルセット近年では介護や物流、家事、農業など幅広い職種で導入されているサポートウェアになります。腰を屈めたときの背筋の負担を軽減してくれる働きがありますので筋肉の短縮差の発生を大幅に防止してくれることでしょう。

③関節構成体の状態を適切に保つためには小マメなリポジショニング

では次に関節構成体の変形を招かぬためにはどうしたら良いのかと申しますと私たちの体というものは腰が曲がった状態になりますと、以下のような図の姿勢に変形してしまいます。

腰曲がり姿勢頚椎が後方凸、胸椎も後方凸、腰椎も後方凸、骨盤も後方凸、このような姿勢になります。

ところが本来はこのような形状をしているのです。

自然な背骨の彎曲頚椎が前方凸、胸椎が後方凸、腰椎が前方凸、仙椎後方凸

この頚椎と腰椎の彎曲が完全に失われてしまっていると背骨の関節が固まってしまい自由に動かすことができません。したがいまして、本来の背骨の関節の形状を復元させるわけです。これを復元させる動作のことをリポジショニングと呼ぶのです。(注意:以下にリポジショニングの方法を掲載いたしますが、骨粗鬆症や変形性脊椎症、椎間板ヘルニアなど背骨や腰の病気をお持ちの方は興味本位で絶対に行わぬようにしてください。また、ご自身の健康状態が適切かを掛かりつけ医に十分に相談の上で安全を確かめて実施してください。)

では簡単にリポジショニングの方法をご説明いたしますと、

リポジショニングこのように両手を腰にあてて、前方に曲がった腰をゆっくりと後方に反らして行くわけです。このときに頚椎も前彎曲をさせるように後方に反らします。そして40秒間じっくりと腰を反らしたら再びゆっくりと元に戻します。これを前傾姿勢が続くときには1時間に1回の頻度で実施するようにします。こうすることで関節が固まってしまうことを防止することが可能になるわけです。

これも立った状態で行いますとどうしても余分な力が入ってしまい関節が伸ばせません。ストレッチポールなどを用いていただくとより背骨を動かす効果が高まります。

ストレッチポール

ストレッチポールを使った体操このようなストレッチポールを利用していただき、図のように背中の下や太腿の前面でゴロゴロと体を伸ばして転がっていただければ力を脱力した状態で関節を動かすことができますので関節が固まることを防止することにつながります。

④神経を良好に保つ方法、温熱療法による血行促進

では次に、腰の神経を良好に保つ方法についてお話させていただきたいと思います。寒い時期になると坐骨神経痛や関節の痛みが起こってしまったりすることは皆様も良くご存知だと思います。しかし、関節が痛くなってしまいますが、多くの場合は関節構成体には構造上の異常が無いこともあります。これはどうして痛みが出るのかと申しますと、多くの場合が血流が悪化することで患部の神経の促通が妨げられてしまうことで生じるのです。

私たちの体というものは神経に対して常に必要な血液が供給されていなくては正常な神経の働き保つことはできません。ところが、血行が悪くなると神経の働きが障害されてしまいますので、それによって痛みを引き起こしたり、血管を拡張させるために発痛物質が働き出してしまったりするのです。こういった関節の痛みが体の正常な働きを妨げると体を動かせなくなり、次第に腰部の筋力が衰えて本格的に背骨が曲がってしまうわけです。

そして、正常な血行を保つために不可欠なのが温熱療法なのです。皆様もお風呂に入ったり暖かいコタツに入ったりすると体がヌクヌクして元気になって痛みが軽くなることがありますよね。暖めることは神経痛などの痛みを軽減してくれますので、腰が曲がるのを防いでくれるのです。

温熱療法腹巻やコタツ、ストーブ、ヒートテック、温泉(入浴剤)など体をあたためて過ごすことは手軽にできることでしょう。

ヒートテックカラーバリエーション豊富なヒートテックは、発熱吸湿素材といって、皮膚からわずかににじみ出る汗を吸収するときの水素原子の動く力を利用して発熱し、保温だけでなく加温にも効果が期待できます。

暖めることは神経促通だけでなく、全身の体の強張りを取り除くことにもつながる。なぜなら体の多くはゼラチン質でできているから。

温めることのメリットは神経促通だけではありません。体のあらゆる構成要素にゼラチン質が使われております。先ほどは型枠にはまったように同じ姿勢が続くとゼリーのように固まってしまうことをあげましたが、やはりゼリーと同じく熱を加えて温めるとゼリーがドロドロに溶けるようにお体の強張りも解消されるのです。神経痛が寒い時期に増えるのも寒さによって急激に体のこわばりが生み出されることでもあるからです。背中が丸く曲がった人でも温熱作用をしっかりと加えることで歪んだ関節構成体に柔軟性が蘇ってまっすぐの状態に戻るようになるのです。

⑤骨を強化するためには運動療法が有効となる。骨が丈夫になるメカニズムを知ろう!

ということで、次は骨を丈夫にする方法について述べさせていただきますが、骨を強化するためにはやはり運動が大切になります。骨が丈夫になるメカニズムを述べますと

背骨の強くなるメカニズム骨というものは右のようにたわんだ状態になりますと伸張側のAと圧迫側のBが生じます。この圧迫側にはカルシウムが集まって来て骨が丈夫になり、常に伸張されている側は骨が削りとられて骨吸収現象が生じます。(骨からカルシウムが吸収されて血液中に流出してしまう。)

ではなぜ、このようなことが生じるのかと申しますと、

プラスイオンとマイナスイオンたとえばこの図の上段のように体重と地面からの圧力によってはさまれているときにはプラスイオンが生じるのですが、そこから解放されて下段のように元に戻ろうと押し返すときにマイナスイオンが発生するのです。このマイナスイオンにプラスイオンであるカルシウムが引き込まれてカルシウムが骨にくっついて丈夫になるということなのです。

先ほどの伸張側と圧迫側の例のように骨に押し返す力が働かない側というのは削りとられてしまいますので常にバランスよく骨の片側にだけ体重の圧力が偏らぬようにすることが必要となるのです。

腰曲がりつまり、この図のように背中を丸めていると、体重の圧力のバランスが偏ってしまい、背中側は骨が弱くなり、お腹側は骨が過剰に硬くなってしまいガタガタの背骨になってしまうのです。背骨をまっすぐの状態で運動することができれば理想的でしょう。

そのために良いのがウォーキングや自転車などのご自身の体力レベルに見合った運動になります。どんなに骨が曲がった人でも適切な運動を継続的に続けることでやがて背骨はまっすぐに形成されていきます。

継続的に安定した環境で運動を実施するためには室内運動器具が必須!

そして、私が特におすすめするのは室内運動器具です。屋外でも運動をすることはできますが、どうしても以下のようなデメリットが出てしまいます。

◆屋外運動のデメリット

  1. 天候に左右される。雨や雪などになるとどうしても運動から足が遠のきます。
  2. 季節や気候の影響を受ける。冬場や真夏など気候条件が厳しいときにはやはり運動から足が遠のいてしまいます。
  3. 交通などの問題
  4. 信号機などでいちいち立ち止まる。個人的にはとても鬱陶しく思えるのが信号待ちです。せっかくペースアップして走っているのに信号機でとまっているとペースダウンしてしまいます。
  5. 靴が磨り減る。
  6. 治安の問題
  7. アスファルト:アスファルトというものはもともと車が道を走るためにつくられたものです。人が歩いたり走ったりすることを想定したものではありません。したがいまして膝や股関節、足を痛める可能性が高いです。
  8. 夜間は危ない。:女性やご高齢者が夜道を一人歩きしたり、夜間にマラソンをしたりするのはとても危険です。
  9. 地域住民への配慮:マナーを守って運動しなければ地域住民から目をつけられて嫌われてしまいます。

やはり、プロスポーツ選手などでも季節によってはオフシーズンを定めるなどして辛いシーズンのトレーニングをできるだけ避けるようにしているのですから、私たち一般人が最初から屋外で運動をすることは安全上好ましくありません。

室内で安全に、効率的に、そしてテレビなどを見ながら鍛えることができるエアロバイクを最もお勧めしたいと思います。エアロバイクは全身運動になりますから、転倒の危険性もなくまた腰掛けて鍛えられますので膝や足首にも優しくとてもおすすめですよ。

エアロバイク特集

実際に腰が曲がってしまったときの対処法はそれぞれのステージに合った方法を選ぶこと。

では、実際に腰が曲がってしまった人はどうしたら良いのかについて述べさせていただきますと、やはりその人のステージにあった方法をお選びになっていただくことが必要になります。

つまり、骨自体が完全に歪んでいるのでしたら運動療法や温熱療法によって体の骨を形成していくことが必要になりますし、関節の強張りを生じている人は温熱療法とともにリポジショニング、筋肉の短縮差を生じているのでしたら短縮差が生じぬように姿勢を正していただいたり補強コルセットで筋力を補う。そして意識レベルを正す。このように取り組んでいただければよろしいかと思います。

腰が曲がらない良い姿勢とは?アゴを引いて胸をはってお腹を固める。その他は立位や座位によって異なる。

では、次に腰が曲がらない良い姿勢について述べさせていただきたいと思います。腰が曲がっているとみっともない。しかし、そもそもどういう姿勢をとることが良いのか?それは多くの方が不明だと思います。では良い姿勢に共通することから述べますとやはりアゴを引いて、胸を張ってお腹を固めることです。その他は立位と座位によってそれぞれ異なってきます。

立位の良い姿勢について

立位姿勢

  1. アゴを引く(アゴを引くとは頭の位置全体を後方に動かすことを意味します。決してアゴを下に落とすことではありません。)
  2. 胸を張る
  3. お腹を固める(お腹を上下に伸ばすイメージ)
  4. お尻を締める
  5. 膝をまっすぐに伸ばす。
  6. 親指に体重を乗せる。

これらをイメージしていただければ良いでしょう。立っているときというのは自然と沢山の筋肉が動員されますのでちょっと意識していただければ自然と綺麗な姿勢が保たれます。

座位の良い姿勢

座位姿勢

  1. アゴを引く
  2. 胸を張る
  3. お腹を固める(上下に伸ばす)
  4. 股関節90度(股を閉じる)
  5. 膝関節90度
  6. 足裏が床面にしっかりと付く
  7. 背もたれの角度は120度(120度にならぬ直角の椅子の場合は背中にパットを入れるなどして調整しましょう。)
  8. 腰掛けているときには坐骨結節に体重を乗せる。

そして、座位においてもっとも勘違いしやすいのは体重を乗せる場所です。

坐骨結節と尾骨(仙骨)図のように骨盤があったとすると、骨盤の下側に骨の出っ張りがあり、その突起のことを坐骨結節と呼びます。通常は綺麗に腰掛けたときには坐骨結節が座面にあたります。したがいまして坐骨結節に体重が乗るようにします。

坐骨座り坐骨結節に体重がのると自然と骨盤がまっすぐに立ちます。

ところが何の勘違いがあるのか?一部の方は上図の尾骨(仙骨)に体重を乗せてしまうのです。尾骨は坐骨結節よりも高い位置にありますので尾骨(仙骨)に体重を預けた場合は自然と骨盤が後ろに倒れてしまい、背中が丸くなってしまうのです。このような座り方のことを通称で仙骨座りと呼ぶわけです。普段から仙骨座りにならぬように注意する必要があります。

仙骨座り

お尻や背中の座面の圧迫は腰の血行を障害してしまいますので長時間座っているとどうしても疲れてしまい、坐骨座り(坐骨結節に体重を乗せている状態)から気が付くと仙骨座りになってしまいます。

したがいまして座面の圧迫を解消するために、座面にトランポリンのようなメッシュ素材を採用した以下のような椅子をご利用していただくことも血行を良好に保つために有効です。

メッシュ素材の椅子

良い姿勢を保つために注意していただきたいことが日常習慣

そして、もう一つ注意していただきたいことが日常の姿勢であるのです。皆様は日常でこのような姿勢を無意識でとっていたりすることはございませんか?

骨立ち

手足を杖のように使う

寄りかかり、休め、足組

  1. 頬杖
  2. テーブルに肘を載せる
  3. テーブルに手を付いて立ち上がる
  4. 背もたれに極端に寄りかかる。
  5. 椅子から立ち上がるときに座面に手を付く
  6. 肘掛に寄りかかる。
  7. 寝姿勢から起き上がるときに腹筋の力を使わずに手の力で起き上がろうとする。
  8. 立ち上がるときに手で膝を押して膝を固定する。
  9. 床に腰掛けるときに膝の上に脇を乗せる。
  10. 胡坐で座ったときに膝の上に手を乗せる。
  11. 寝転んだときに立て肘をする。
  12. 起き上がるのが面倒だからとついつい四つんばいのままテレビのリモコンをとる。
  13. 歩くときに手すりにつかまる。
  14. 床から立ち上がるときに手で床を押す。
  15. 壁に寄りかかる
  16. 足を前後にし、休めの姿勢をとる。
  17. 足を組んで膝の上に肘を乗せる。

いかがでしょうか?こういった姿勢というものは腕など体の骨を杖のように用いる動作(通称『骨立ち』)ですから背筋や胴体の力をすごい勢いで衰えさせてしまいます。日ごろから杖に頼らぬ生活をこころがけできるだけ筋肉の力で体を保持するように心がけていただきますと胴体の力が強化されますので腰が曲がらずに済むことでしょう。

加齢による体の衰弱もあるがもっとも大きいのは気持ち、元気や気力、毎日楽しくお過ごしになることが大切。

これまでどうやったら腰が曲がるのを防止できるかということについて述べさせていただきましたが、やはりどうしても加齢による肉体の衰えは関係しております。もっとも大きく関係しているのは脳細胞の減少です。私たちの脳細胞というのは生まれたときから少しずつ休むことなく死滅して減少しております。ご高齢者になって認知症になったりするのもほとんどはこういった脳細胞の死滅によるものであるのです。これは我々が生命を持って生まれてきた以上はどうしても避けられるものではありません。しかし、近年の研究では毎日元気ハツラツに楽しくお過ごしになられている方、ご家族と楽しく会話をされて過ごされている方というのは統計的に、孤立してお過ごしになられている方よりも10年以上長生きする傾向が明らかになっております。皆様がたとえご高齢になってもニコニコと楽しく過ごすことができればきっと脳細胞死滅もできる限り少なくできることでしょう。どうか毎日を張り合いを持って過ごしていただければと思います。

笑顔で元気ハツラツ

腰が曲がらぬことは、長年に渡って取り組む大きな課題である。

それではここまでご覧になってくださいまして誠にありがとうございました。こういった腰が曲がった状態を正すことというものは長年の習慣によってもたらされているものですからすぐに改善されるものではありません。しかし、地道に年月をかけて取り組んでいただければきっと腰が曲がらずに済みますし、今現在腰が曲がっている方もいずれまっすぐに改善されて行きます。皆様が一生懸命に自分の身もかえりみずに努力してきた証でもあるのです。実るほど頭を垂らす稲穂のようなものなのかもしれませんね。

稲穂

それでは最後までご覧になってくださいまして誠にありがとうございました。

ただ単に腰が曲がる

  1. 腰が曲がる高齢者が腰が曲がってしまう原因、対策などについてまとめます。
  2. お年寄りのような腰の曲がった姿勢にならないためには?腰が曲がってしまうのは高齢者だからではなく、骨粗しょう症によって骨が脆くなり骨棘ができて痛みを回避するために腰を曲げる。早期の対処が必要
  3. 腰が曲がったおばあさんの手術腰が曲がったら手術をしたほうが良いのか?という質問について。高齢者では手術に耐える体力の問題があるのでオススメはできない。
  4. 腰が曲がった悩み多くの悩みは①痛み、②行動困難であるが稀に外観の変化についてお困りになられることもある。
  5. 寝たきりになると腰が曲がらない腰が曲がると将来寝たきりになると思い込むものだが、実際には曲がっても寝たきりにはならない。むしろ真っ直ぐでも腰が痛いと寝たきりになる。寝たきりでいることで腰は真っ直ぐの状態から曲げることができなくなる。
  6. 腰が極端に曲がってしまった年寄りが防止に気をつけること 同じ姿勢を取り続けることの防止、有酸素運動、適切なストレスケア、曲がった腰を無理に起こすのは危ないので絶対に止めよう。
  7. 腰が曲がる人と曲がらない人の違い筋肉が衰えて背筋が曲がると解釈している方が圧倒的に多いが、以外にも重心が関係する。
  8. 腰曲がり対策腰が曲がる原因は年をとって腰が弱くなるからではなく、踏ん張る力が落ちて安定を保てず低く構えるから。
  9. 高齢者の姿勢矯正・曲がった腰の改善加齢のせいで地蔵のように座ったまま動かなくなることが多くの曲がった腰の理由、座り方の工夫次第で・・・
  10. 歳を取っても腰は曲がらない腰が曲がるというが実際に曲がっているのは腰椎ではなく胸椎、すなわち背中が曲がっているという表現が正しい。むしろ腰椎はストレートに配列される。
  11. 腰が曲がらない方法意識→筋肉→関節→神経→骨、と腰が曲がるのにはステージがあるためステージに対応した処置をする。
  12. 腰が曲がる人と曲がらない人。意識の問題が大きく、綺麗な姿勢は毎日の意識によって、無意識下に定着し培われる。
  13. 歩いていると腰が曲がってくる目線が低くなってうつむいてしまい、バランス保持にお尻を後方に突き出すから。
  14. 腰が曲がってしまうのですが?筋肉を付けて姿勢を支える力を鍛えると良い。
  15. コタツは腰が曲がるのか?胡坐や正座などで腰掛ける姿勢をとるため膝やお尻の圧迫を回避するために上半身を前傾し、上面に体重を預けて寄りかかって腰を丸めます。

姿勢

腰が曲がる腰曲がり(●腰曲がりと腰痛、●腰が曲がる日常生活の弊害、●ただ単に腰が曲がる)、●前傾姿勢・背中を丸める・前屈み、●中腰

立位姿勢●立位姿勢での腰痛、●立位姿勢の腰痛の対策、●側弯・くの字姿勢、●反り腰《腰痛、●原因、●対策、●その他》●その他立位姿勢、

背骨の彎曲した姿勢●背骨の彎曲・カーブ、●円背姿勢、●猫背と腰痛、●猫背〕

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