ぎっくり腰専門

最も緊急性のあるぎっくり腰

①痛みが強烈過ぎる。②どんな姿勢でも痛い、③症状が時間経過によって悪化する。
=危険すぎる・救急車

「どうせぎっくり腰だろう。・・・」安易な判断が命取り

ぎっくり腰と言えば突然腰が痛くなるのだから、放置しておればいつかは治ってしまう。多くの方はそのようにお考えになられることでしょう。しかし、中にはそのようにお考えになられてしたために医療機関を受診するのが遅れてしまい命に関わる事態になることもあります。痛みが我慢できなくなってから慌てて受診したのだけれども生憎手遅れになってしまったという怖いケースもあるのです。

そこで今日は皆様にぎっくり腰と似たような症状を来し、さらには命に関わる疾患ということで、解離性大動脈瘤(大動脈解離)についてお話させていただきましょう。

まずはこの病気がどのような病気なのかともうしますと下の図をご覧になってください。

解離性大動脈瘤この図はお腹の中の動脈だけを正面から見ている図です。心臓から出た一本の太い動脈がすぐにUターンしてお腹の方に分布しておりますよね。そして、途中で赤い斜線のエリアが現れます。この斜線が大動脈に出来たコブだと思ってください。

ではなぜこのようなコブが出来てしまうのかともうしますと、次の写真をご覧になっていただきますと、Aの位置での水平の断面図となります。

剥離した中膜通常の大動脈と申しますのは3層構造になっておりまして、最も内側に内膜と呼ばれる薄い細胞の層があって、その外側に中膜という筋肉でできた層があります。そして、もっとも外側に外膜というコラーゲンで構成された膜が覆います。この3層の構造が通常の姿であるのです。ところが動脈硬化症などの病気をお持ちの方ですと、これらの動脈が固く変性しておりますので、筋層の中膜の部分がはがれて、そこにポケットのような隙間ができてしまうのです。そこに血液がたまってしまうことでコブが作り上げられてしまいます。

このコブが時としてお腹が引き裂かれるような痛みを発するのです。この痛みは通常のぎっくり腰のように寝転がったりすれば収まるようなものではありません。どんな姿勢を取ってもそれが強く痛んでしまい、居ても経ってもいられません。そして、ときに引き裂かれた部分の血液がどんどんと溜まって行くことで剥離箇所が広がって行くこともあるのです。そして、酷い場合にはお腹よりももっと高い、最初の写真のBの位置まで剥離箇所が広がって行くのです。

ちなみにBの箇所まで症状が進行したときの水平断をご覧になっていただきますと、

大動脈瘤、進行した症例

どうでしょうかこのようにはがれたコブが大きく広がっておりますよね。この状態からもしこの中膜の部分が破裂でもしたら大量の出血によってすぐにでも意識を失ってしまい1時間も持たずに絶命してしまいます。したがいまして、このような可能性もあることを知っておく必要があるのです。

最も注意すべきこと安静にしていても激痛がある。

通常のぎっくり腰は腰部の捻挫や神経の局所的な絞扼であったりと、局所の血流が断たれていたりすることが原因の一つとしてあげられますので、動作に伴って痛みが出ることが特徴です。腰を回すと痛かったり、腰を曲げ伸ばしすると痛かったりするわけです。ところが、このタイプというのは何をしても痛みがあるわけです。痛みが姿勢によって増減することはありませんがその代わりにどんなに安静にしても痛みが出ます。

時間経過によって症状が悪化する。

通常の腰部の損傷であれば、安静にしていれば症状が悪化するということは殆どありません。ただし、同じ姿勢でいることで筋肉が固くなったり、関節の運動が阻害されて血流が悪化することはあるでしょう。したがいまして、多少の痛みの増減がありますが、そこまでハッキリと「悪化した」と分かるレベルではありません。

ところが解離性大動脈瘤はぎっくり腰とは異なり、中膜の瘤が徐々に広がって行きますので、痛みの度合いが次第に強くなります。

急激な血圧の低下があるならば迷わずに救急車を呼びましょう。

万が一瘤が破裂して大出血が起こりますと、一瞬にして腹部に溜まった血液がこぼれて行き、血圧が低下します。こうなってしまいますと、脳に送り込まれる血液がなくなりますのですぐに手術を受けなくては命を落としてしまいます。この状況になりますと、ご本人だけで周囲に助けを求めることができませんので、こうなる前に救急機関に連絡せねばなりません。また、周囲から見たときには助けを求めているようには見えず、眠っているようにしか見えなかったりしますので、早めの対応が重要となるでしょう。

あまりに強い痛みがあればすぐに専門医を受診しよう。

通常であればぎっくり腰などであれば痛くても我慢するぐらいはできます。「ぎゃあ!」と叫び声を上げることはあっても救急連絡したときなどに自分の状態を説明できぬことなどはありません。ところがこの病気の場合ですと

「とにかく大変なんだ!今すぐに来てくれ!住所は〇×だから!」
と細かい事情の説明を抜きに大急ぎで連絡をされますので、こういった場合はおそらくこれだろうと疑って救急車の出動を提案させていただくようにしているのです。

救急車

  1. なぜ救急車を呼んではならないのか?救急車はタクシーとは異なるから。患者の優先順位があり、カラーフラッグでは赤~黄色までが優先的に乗車可能
  2. ぎっくり腰では救急車は呼べないぎっくり腰は程度の大小はあるが安静にして時間が経てば多くのものは改善する。
  3. どうしてこんなに痛くて重症なのに救急車を呼んではダメなの? 優先順位があり、重症(ただちに処置しなければ死ぬ人)や中等症(長時間持ちこたえられるけれども生命に危険がある人)が優先
  4. 最も緊急性のあるものについて命に関わるものも中にはあります。
  5. 救急車は?救急車を利用しないもの。命に関わる人が利用するもの。タクシーの代わりに呼ぶと迷惑となってしまう。どうしても急いで治療を受けたいならば民間治療を受診しましょう。
  6. ぎっくり腰の救急車は?救急車を呼ぶのは他に手段がない命に関わる人のみ

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急性期の腰痛対処●前兆、●受傷早期の経過判断、●対処、●問診、●応急処置、●緩和処置急性期、●周囲の人の対応、●動き方、●間違った対処、●安静、●トイレ排泄

慢性期判断、検査●中期的な判断、●長期的な判断、●セルフチェック法、●腰痛の検査データ、●評価法・検査、●腰痛検査の流れ

医療機関の対処●救急車、●病院、●医者、●レントゲン・MRI・画像検査、手術(●ヘルニア、●坐骨神経痛、●失敗、●その他)、●湿布・貼り薬・外用薬、●飲み薬・内用薬・内服薬・座薬、●注射、●トリガーポイント、

一般的対処緩和処置(●慢性期)、●アイシング・冷やす療法、●温熱療法、お風呂(●腰痛治療効果、●お風呂の弊害、●入浴で気をつけること)、●慢性腰痛ケア、●ぎっくり腰ケア、●間違ったケア、

食事・栄養●食事・栄養で短期的な効果のあるもの、●食事による長期的な腰痛対策、●ダイエットと食事、●サプリメント・プロテイン、●カルシウム、●お酒、●たばこ

手技対処●手技療法、●マッサージ、●マッサージの疑問、●間違ったマッサージ

腰痛対策●作業場面での腰痛対策、●一般防止策、●生活場面での腰痛対策、●腰痛対策の体の使い方、●着替え、●トイレ・排泄

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