ぎっくり腰専門

筋肉を鍛えてもなぜぎっくり腰が治らぬのですか?

筋肉が一杯あってもそれを日常生活に動員できなくては意味が無く・・・

努力家な腰痛持ちと、怠惰な腰痛持ちがいる。

はじめまして、豊島区にありますぎっくり腰専門整体院のアークスと申します。さて、本日は沢山いただくご相談の中でも「なんでこんなにも体を鍛えているのに慢性的なぎっくり腰になってしまうのか?」という質問にお答えして行きましょう。

私はこれまでに腰痛になられた患者様に日頃どのようなトレーニングを行っているのか質問をしたことがあります。

人によっては「私は運動が嫌いですからまったくやりません。」、「運動だけは死んでも嫌です。」とか自他共に認める運動嫌いだったりもします。また、「運動不足」であることをお相手様に宣告しますと、まるで死刑宣告を受けたように病気を諦めてしまわれる方もおられます。「私はこの病気から絶対になおりません。どうやって上手く付き合って行くかを考えたいと思います。」と涙を流して早々と白旗を掲げてしまわれるのです。

しかし、そういった方がおられる反面で「毎日ジムに通っているのですが・・・」と必死に腰痛を克服するためにトレーニングを重ねているのに治らぬと嘆かれる方もおられるのです。こういった方にその内容をお伺いしますと、結構なことを行っているのです。

そして、トレーニング動作のフォームチェックなどさせてもらっても非の打ち所の無いキレイなフォームですから、おそらく腰を痛めてしまうことにはつながりません。彼らも専門のトレーナーの指示の基でプロのテクニックの指導を受けているのです。

しかし、それにも関わらずぎっくり腰の痛みからまったく克服されずにおられるのです。「私は毎日2時間もトレーニングをしているのです。これでもまだ鍛え方が足りぬのでしょうか?」彼らは涙ぐんでこのように訴えられるわけです。

毎日2時間以上のトレーニングをしているのであれば筋力に問題があるわけでは無い

ここでご理解いただきたいことは、人間の適度な運動時間はどれほど長くても最長で2時間であるということです。

なぜならば、2時間を越えると、血液中のエネルギーが減少を始めるため、栄養補給や休養を途中で挟まなければ、運動効率が飛躍的に低下してしまうからです。また、筋力トレーニングの強度を支える、脳の運動野の興奮性が不足してくるため、急速に体が重く感じてきて走り続けることが困難になったり。トレーニング時間が長い割には能率が悪かったりするわけです。

さらには、この2時間を越えたあたりでそういった栄養補給や休養を挟まずにいれば最大で4時間後には糖新生と呼ばれる筋肉の分解現象が生じてしまうのです。栄養の摂取から消化吸収までのロスタイムを考慮すると、この2時間目でこういった補給を取り入れなくてはタイムラグの都合により糖新生(筋肉を分解してエネルギーを作り出すこと)の発生を防ぐことはできぬのです。

この糖新生を無視して運動を続けることによって、マラソン選手のようなガリガリの細マッチョ型の体型になってしまうのです。つまりは、運動に必要な筋肉だけを残してやせ衰えてしまうことになるわけです。これでは腰痛を防ぐために体を鍛えるのかそれともトレーニングのために体を鍛えるのか全く意味の異なる体型となってしまいます。

糖新生のお話はまた別のところでするとして、今回必要になるのはなぜそんなにも沢山運動を続けているのに腰痛が治らぬのかということです。

ここで大切なことは、この方は人体にとっての最適な運動処方量の限界値まで努力をされているということです。つまり、運動量の不足が問題となっているわけでは無いということをご理解いただくことが重要となってきます。(ただし、運動の過不足の判断には我々のような専門家の見解が必要です。自己判断では誤った見解に陥る可能性があります。)

腰痛になられた患者さまが周囲に助けを求めると、決まって「鍛え方が足りん!」、「精神が軟弱だ!」、「気合で何とかなる」と周囲は厳しく応対されるのですが、こういったケースもありますので、一概に「運動不足」と決め付けることは大きな間違いであるのです。

では、こんなにも一生懸命に努力しているのになぜ腰痛が克服できないのでしょうか?

そこで考えていただく必要があるのが腰痛を発生させるもともとの原因であるのです。

腰痛発生原因の3本柱を理解しよう。

腰痛を発生させてしまう原因には大きく分けると3つの要因が挙げられます。

  1. 肥満
  2. 筋力不足
  3. 日常姿勢

もともと標準的な体型をされている方でしたら1番の肥満要因はすでに除外できているはずでしょう。そしてこんなにもトレーニングを積まれているのですから当然のことながら筋力不足も否定できているはず。ということは残すところは日常姿勢を上げることができるわけです。

日常姿勢で絶対取ってはならぬ腰痛姿勢を取り続けることが慢性腰痛の原因

では、日常姿勢がなぜ腰痛を引き起こすのでしょうか?私たちは生まれながらにして親の動作を見よう見真似で特別な教育を受けずとも立ち上がり・歩くこと動作を獲得してゆきます。

この成長の過程で仮に、狼に拾われた子供は親は狼ですから、当然の言ながら見よう見真似をして立ち上がることができませんので、四つん這いで歩くことが普通だと認識します。

では、両親の立ち上がる姿勢が腰痛になり安い姿勢だったとしたらどうでしょうか?子供は当然のことながら腰痛になり安い立ち方を普通と認識するのではありませんでしょうか?

もちろん親と子供は完全な同じ遺伝子であるわけではありません。父方と母方の遺伝子を半分受け継いでいるわけですから。親が腰痛持ちでも子供は大丈夫な場合もありますし、その逆に親が無事でも子供は腰痛になることもあるのです。つまり、腰痛になり安い遺伝子が子供に引き継がれている場合は、腰痛姿勢と相まってぎっくり腰を引き起こしてしまいます。

腰痛を引き起こし安い姿勢が受動的脱力姿勢、通常の姿勢との違いとは・・・

では腰痛に陥り安い姿勢とはどのような姿勢なのでしょうか?それは簡単に一言で言えばダランとしただらしの無い姿勢と言えます。解剖学的に説明しますと『受動的脱力姿勢』という別の名で呼ぶこともできます。

まずは通常時の私たちの姿勢をご覧になっていただきましょう。

通常の姿勢では前傾している通常時の姿勢は、図のように様々な筋肉が協調して働いております。

◆通常時に協調して働く筋群

  • ①腹筋
  • ②腸腰筋
  • ③背筋
  • ④大殿筋
  • ⑤ハムストリングス
  • ⑥大腿四頭筋

これらの筋肉の協調によって骨盤が若干12度前傾した状態になるのが普通の姿勢であるとお考えになってください。

これに対して、『気を付け』の姿勢などで完全に体をビシッと真っ直ぐにした姿勢がが能動的硬直姿勢と呼ばれる以下の姿勢です。

能動的硬直姿勢では骨盤が水平

この、能動的硬直姿勢では骨盤の位置が完全に地面と平行(水平)に保たれます。姿勢が完全に真っ直ぐとなります。このときには、背筋や腸腰筋などよりももっとも体の外側にあるアウターマッスルの腹筋が緊張をします。また、お尻の筋肉やハムストリングスと呼ばれる太ももの後面の筋肉が活用されるのです。

そして、肝心な受動的脱力姿勢です。

受動的脱力姿勢では骨盤の前傾が強まる受動的脱力姿勢ではヘソを前方に突き出すようにしているのが特徴的な姿勢となります。この姿勢では骨盤の前傾が過剰になります。したがって、骨盤の前傾に伴って下部腰椎も前方に傾斜しますので、中間位置の腰椎部分の反りが非常に強くなってしまいます。

筋肉としましては、腹筋が殆ど活用されず背筋と腸腰筋、大腿四頭筋の筋力だけで立位姿勢を保つようになります。

受動的立位姿勢では腸腰筋と背筋の過度な緊張により合力が生じて腰部椎間板に過大な負担を強いる

慢性的な腰痛をお持ちであり、さらには筋力トレーニングも積極に行っているような表題の患者様のケースでは多くの場合でこの受動的脱力姿勢が見受けられます。ではなぜ受動的脱力姿勢が腰痛を引き起こすのかともうしますと、次の図をご覧になってください。この図は先程の受動的脱力姿勢の患者様の腰椎部分を拡大したものです。

受動的脱力姿勢は腸腰筋と背筋により椎間板が押しつぶされる

受動的立位姿勢では、腰椎の前方にある腸腰筋と、後方にある背筋が過度な緊張をして背骨を起立させております。すると腸腰筋と背筋の筋力の収縮力に合力が働くようになります。合力は図でいうところの緑色の太い矢印を表します。この合力が腰部椎間板にダイレクトに挟み込むようなストレスを加えるために腰部椎間板ヘルニアなどの慢性的な腰痛症を引き起こしてしまうわけです。

どんなに筋力が鍛えられていてもそれが日常に反映されなくては意味を成さず・・・

毎日トレーニングをしているのに腰痛が治らぬと嘆かれる方の多くで周囲から『鍛え方が足りないからだ!』と指摘を受けている方は大勢おられるのですが、実際のところの原因はこの受動的脱力姿勢を取り続けているために腰部椎間板に負担をかけているわけです。骨盤を真っ直ぐ支えて背骨をきちんと腹筋で起立させるだけの筋力を持ってはいるのですが、その充分に搭載された筋肉を腰痛の防止のために使えておらぬために腰痛を引き起こしていたわけです。

つまり、どれほど真面目に運動を行ったとしても鍛えた筋肉が日常生活に反映されなくては何も意味が無いと言えるのです。

慢性的な腰痛から脱却するためには、能動的な姿勢を意識することで、姿勢の概念を持つことが重要

では、これまでの状態から脱却するためにはどうしたら良いのでしょうか?そのためには、これまで以上に筋肉を鍛える必要はありません。能動的な姿勢を心がけて骨盤を真っ直ぐ保ち、背骨に合力が働かぬように心がけていただければ簡単に片付いてしまうのです。

多くの患者様に見受けられる、生まれて育つ過程で身についた間違った姿勢が普通であるという認識を正していただき、この能動的な立位姿勢を少しでも取り入れていただくことで正しい姿勢の概念を抱いていただくことができれば腰痛の無い暮らしへと近づくことができるのです。

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