ぎっくり腰専門

大腿筋膜の硬縮によるぎっくり腰

人体は筋膜と呼ばれる結合組織の膜に完全にスッポリと包み込まれている。

大腿筋膜型のぎっくり腰が発生

大腿筋膜の硬縮によるぎっくり腰について触れて行きましょう。

ぎっくり腰のタイプはさまざまな物があります。骨を主訴とするもの、関節を主訴とするもの、筋肉を主訴とするもの、そして、今回お伝えする筋膜という組織が原因となるもの、それぞれ何が原因であるかを正しく見極めることが治療においては重要となります。これが正しく見極められませんと疼痛は解消されませんし、患者様の皆様にとってもどうしたらよいかは分からないものとなります。

では本題に駒を進めましょう。

人体は、全身タイツを着込むように筋膜に包まれている

まず今回の大腿筋膜というものは何なのかと申しますと?太ももの周囲を覆っている筋膜という組織です。太ももの骨や筋肉などは全てこの筋膜の中に納まっているのです。筋膜というのは、魚肉ソーセージを包み込んでいるビニールのような存在だと思っていただければ分かり安いと思います。

膠原線維でできた筋膜は、冷やされたときの体位のまま固まる。

この組織は膠原線維と呼ばれる、膠(コラーゲン)で構成されているのです。コラーゲンはゼリーを作るときのゼラチンとほとんど同じ構成成分です。したがって、急激に冷やされればこの組織が固まって柔軟性が失われ、強張ってしまうわけです。なんだかゼリーを作るときを思い出して楽しい気分になりますよね。可愛いハートマークの型枠の中にゼラチンを流し込んで冷やせばハート型になりますし、星型の型枠ならば星、と縦横無尽に型枠の形にピッタリと変形してしまうのです。これと同様に人体を包みこんでいる筋膜も立位姿勢のときに固まれば立位のまま硬縮が完成し、座位姿勢のときに完成すれば座位のまま強張ってしまいます。

大腿筋膜の硬縮によるぎっくり腰は梅雨時に多い

大腿筋膜型のぎっくり腰というのは梅雨時に発生頻度が多くなります。というのも別に大腿筋膜にこだわった話ではありませんが、全ての筋膜は冷やせば固まりますので、急激に大雨が降ったりして気温が下がると、筋膜も冷やされて固まってしまうのです。当然のことながら雪が積もっても固まります。炎天下に雨が降っても固まります。要するには気温の急激な低下があれば固まってしまうのです。

臨床症例:立位姿勢のままゼリー化した中年女性の症例

「すいません、ぎっくり腰になってしまったようです。」
大雨が降った翌日のことです。昼過ぎに60代ぐらいの女性からご連絡をいただきました。
「おや!何か重たい物をもたれたのですか?」
私は事前の検索履歴からこの方がぎっくり腰であることはすでに承知しておりましたが、便宜上このように質問をさせていただきました。
おそらくは立ち上がるときに痛みが出るか?もしくはしゃがみ込むときに痛みがでるかのどちらかのゼリーちゃんでしょう。昼時に連絡をいただいたということは立位であることは濃厚。
私は、座り込んで固まったゼリーと、立ち上がったまま固まったゼリーを思い浮かべるのでした。

「そ・・それがイスに腰掛けようとしたら腰がギクッとなったのです。」

どうやら大当たりですね。立ったまま筋膜がゼリー化して固まってしまい、固まったまま腰掛けようとしたために腰を損傷したようです。

「なるほど、大変でしたね。なんとか対処できそうなのでこれからそちらへと向わせていただきます。」

ということで、その地域へと出張してぎっくり腰の施術を行ったのです。

立位姿勢での大腿筋膜の硬縮により、膝関節の屈曲制限を呈する。その代償による中腰姿勢で腰部に剪断力が発生。

この方の施術はすぐに終わりました。そして、見違えるように症状は改善されました。しかし、私はこの方から電話連絡が入る前から9割型の症状の推測がついており、治療法についても完全に見えておりました。

立位姿勢で硬縮が発生しているので、膝関節が伸展したまま硬縮を起こしており、膝が充分に屈曲できず、かならず上体を前傾させるだろう。この上体の前傾によって腰部にストレスが加わり、下部腰椎を負傷した・・・・とまあこんなわけです。したがってこれらの部分の可動域を高めることで完全に疼痛は解消されたわけです。

普段から体を冷やさぬように保温に努め、無理な運動をせぬように過ごすことが大事。

では、このタイプのぎっくり腰の防止方法をご説明いたしますと、やはり、日頃から体を冷やさぬように保温につとめていただくことが大切です。軽装のまま眠ってしまったり、熱伝導率の大きいフローリングや、皮製のソファーなどに寝そべって過ごしたり、布団を掛けずに地肌を直接に空気中に曝したりすることで筋膜が固まりやすくなりますので注意が必要です。また、日頃運動不足な方が早朝や夜間の気温の寒い時間帯に外を出歩いたりすることで筋膜が冷やされてしまいます。したがいまして、できるだけ日中の温かい時間帯に外出を済ませるようにすることが大切でしょう。また、体が硬いと自覚されている方はできるだけ無理な運動をされずに、優しい運動を行うようにすることが大切です。

筋肉全般:腰痛と関係しない筋肉論

  1. 筋肉とゴムの関係体は動かさずにいるとゴムが硬くなって伸び縮みできぬようになることと同じく、弾力性や機動性を失ってしまう。適度に動かし、ストレッチを行い充分な伸張性を保持しよう。
  2. 乳酸が筋肉に与える影響筋肉がパンパンになるほどスポーツで体を酷使して放ったらかすと筋肉が痩せてしまう。
  3. 筋肉が付かない体質はない筋トレを頑張ってもただ疲れるだけの人なんていない。筋肉は女性でも鍛えれば付く。やり方を間違っていることが多い。
  4. 体の筋力を弱めるもの筋力を弱めてしまうものには加齢・遺伝など様々なものがありますが、その1つにあげられるのが生活習慣です。
  5. 男性に腰痛多いのは筋肉の水分量筋肉量が女性よりも多く、バランス保持の妨げとなる水分を余計に持っているから。女性は男性より5%ほど水分が少なく安定性が良い。関節の硬さや肉体労働の頻度なども関係する
  6. 縫工筋股関節を屈曲・外転・外旋させ、膝を曲げる。骨盤を前傾させて反り腰姿勢を作ったり、骨盤補正による負担を増加させてお尻に不具合を生じさせる。
  7. 後頭下筋群と目の連動運動から、ストレートネックを防止し、リスクを減らそう。
  8. 筋肉が落ちる原因加齢、季節、栄養など様々なものがあるが火事場の馬鹿力など筋力は変化の度合いが大きい
  9. 筋肉の痛みの種類筋肉が原因となる痛みには様々な種類があって筋肉の炎症によるもの、筋肉の攣縮によるもの、肉離れなどによるものなどがあります。
  10. 大腿筋膜の硬縮人体は筋膜と呼ばれる結合組織の膜に完全にスッポリと包み込まれている。
  11. 固定筋と安定筋の重要性腹筋や背筋を鍛えるだけでは不安定であり十分な力を発揮するためには足もとの安定を図る安定筋と関節を固定する固定筋を鍛えよう。立ち上がる時間を増やすことが良い。
  12. 何もしていないのに筋肉痛筋肉は静止性収縮(等尺性収縮)によって疲労が加速され、脆弱化することで痛みが発生する。

原因別

きっかけ①スポーツ、②生活場面、③交通事故・怪我、④家事労務、⑤クシャミ、⑥共通

腰痛メカニズム●原因概要、●腰痛メカニズム、●筋肉メカニクス、●ボディーメカニクス

ヘルニアヘルニア(●新説、●過去説、●運動、●きっかけ、●気をつけたいこと、●症状、●対応、)

椎間板、腰部脊柱管狭窄症椎間板(●腰痛と椎間板、●腰部椎間板)、腰部脊柱管狭窄症(●狭窄症、●症状、●対応)

坐骨神経痛①●坐骨神経痛、●筋トレ・運動、●筋肉、●判別が必要な病気、●股関節疾患の判別、●仙腸関節障害との関係

坐骨神経痛②●兆候、●一般症状、 ●随伴症状(坐骨神経痛だけの特有のものでない症状)、●対応、●セルフケア、●生活習慣、●医療機関の実情

持上げ動作●きっかけ、●持ち上げ・持ち運び、●持上げる方法、●無理のある考え方、●考え方、●持上げる仕事、 ●抱っこ腰痛)

力学・体型●力学、●慣性、●偏り、●やせ型の力学的要因、●痩せ型、●肥満・●その他体型

筋肉(総論)●筋肉と腰痛、●深層筋、●筋肉全般(腰痛と関係しないもの)、●筋肉量、●腰部筋群

筋肉(個別筋)●背筋、●下後鋸筋、●多裂筋、●腰方形筋、●腸腰筋、●大腿四頭筋、●ハムストリングス、●中殿筋・臀部筋、●腹筋、●高齢者と腹筋

内科●内科・内臓、●心臓・血管・脈管系、●胃腸、●糖尿病・血糖、●自律神経(交感神経・副交感神経)、●呼吸器系、●風邪・感染症、●遺伝、●その他原因、●原因が分からない

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